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金融・コンサル業界情報

PMBOK (Project Management Body of Knowledge)とは

Project Management Body of Knowledge(ピンボック、プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)

PMBOK(ピンボック)とは、プロジェクトマネジメントに関する知識(ナレッジ)、スキル、ツール、技法、メソドロジー、ベストプラクティスなどをまとめたノウハウ集です。

ガイドラインとして事実上の標準であり、国際基準で、プロジェクトマネジメントに携わるプロフェショナルの共通認識、共通言語です。

さらに、PMBOK(ピンボック)は、ITプロジェクトに限定されず、業界横断的で汎用的な知識体系でもあり、建設、製造、ソフトウェア開発などを含む幅広いプロジェクトに適用されます。

PMBOK(ピンボック)には、認定資格試験制度があります。研修機関やPMBOK(ピンボック)関連書籍を活用して勉強し、認定試験に合格すればプロジェクトマネジメントスキルの国際資格保持者として評価されます。

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プロジェクトマネジメントのガイドライン:PMBOK(ピンボック)の生立と経緯とは

プロジェクトマネジメントガイドラインであるPMBOK(ピンボック)(A guide of the Project management body of knowledge)の原型 は、1987年に米国PMIから、プロジェクトマネジメントのホワイトペーパーとして出版されたのが最初とされます pmbok PMI(Project Management Institute、プロジェクトマネジメント協会)は、1969年にプロジェクトマネジメントの標準化を趣旨に設立された組織でプロジェクトマネジメントガイドであるPMBOK(ピンボック)の国際的な普及に尽力してきています。 現在、PMI(Project Management Institute)は、アメリカに本部を置く非営利団体で、日本でも1998年にPMI日本支部(PMIJ)が設置されました。

pmbok 出版物としては、1996年にPMBOK初版、2000年にPMBOK第2版、2004年に、大幅な変更を加えたPMBOK第3版が出版されました。さらに、2008年12月31日にはPMBOK第4版の英語版が出版され、他の言語版は2009年の後半に出版されています。最新版は、2013年1月にPMBOK第5版(英語版)が出版されました。 PMBOK(ピンボック)ガイドの翻訳言語は、英語版のほか、アラビア語・中国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・スペイン語で発行。最新のPMBOK第5版(英語版)は2013年1月に発行(日本語版は、2014年2月に発行)。

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PMBOK(ピンボック)の基本概念とは:「標準として/ノウハウ集として/プロセス視点として」

  • 1)統一という価値:

    pmbok PMBOK(ピンボック)は、用語統一、プロセスの定義などを行い、プロジェクトマネジメントの概念を世界標準のガイドとして体系化していることに価値があります。プロジェクトマネジメントといってもコスト管理、リスク管理、プログラム開発・品質管理から、スケジュールや人材管理まで幅広くとらえられますが、PMBOK(ピンボック)は、何について問題・課題がありどうしたらよいかを検討するためのコミュニケーション基盤となります。 また、標準という観点でPMBOK(ピンボック)は、IT領域だけでなく様々な業界へと適用分野を広げた標準のガイドラインになります。システム開発だけでなく公共事業や製造業のプロジェクトにも汎用性があります。

  • 2)ノウハウ集としての価値:

    PMBOK(ピンボック)は、世界中のいろいろな業界のプロジェクトマネジメントのベストプラクティスを整理された形でノウハウガイドとしています。プロジェクトマネジャーや取り巻くステークホルダーなどプロフェショナルが、プロジェクトマネジメントのフレームワークを実践するときの有効なガイドラインとなります。

  • 3)プロセス視点での価値:

    pmbok PMBOK(ピンボック)のもう一つの価値は、構成をプロセスベースの体系とし、細分化されたプロセス(手順、技法など)ガイドを参考にしながら実施することで目的を実現するアプローチと対応していることです。このアプローチは、ITIL、ISO 9000、CMMI、ISO21500など、他のマネジメント標準と連携しています。

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知識エリア(プロセス群とマネジメント領域)に整理されたPMBOK(ピンボック)の体系内容とは

PMBOK(ピンボック)ガイドの体系は、5つのプロセス群(横軸)「立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、終結」と、10の知識エリア/マネジメント領域(縦軸)「統合、スコープ、タイム、コスト、品質、人的資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダー」で、ノウハウを整理分類しています。

さらに、プロセス記述(ノウハウ)内容については、インプット、ツールと技法、アウトプットの3つのパートで整理されるようにしています。

pmbok

(PMBOK(ピンボック)ガイドの「プロジェクトマネジメント・プロセス群と知識エリアのマッピング」から引用) プロセス群とマネジメント領域にマトリクス区分される知識エリアのグリッドボックスにノウハウが記述され、そのノウハウは、プロセスのインプット、利用するルールや技法およびアウトプットで構成されます。

上記表のグリッド上の数値(4.1など)は各プロセスのノウハウ説明を表していて、たとえば、4,1であれば、PMBOK第四章プロジェクト統合マネジメントの「4.1―プロジェクト憲章の作成」、4.2では「同章の4.2-プロジェクトマネジメント計画書の作成」というように具体的記述がなされています。(詳しく知りたい方は、PMBOK® Guide5th Edなどを参照ください。)

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ガイドラインとしてのPMBOK(ピンボック)の適用と活用とは

pmbok PMBOK(ピンボック)はあくまでも、ノウハウ集(ガイド)ですので、そのまま従えば問題が解決されたり、高品質なプロジェクトマネジメントができるというマニュアルのような物ではありません。また、ルール(規制)のように「従わなければならない」というものでもありません。企業や組織の置かれた環境や抱える問題・課題に応じて、PMBOK(ピンボック)ガイドの最適対応を検討する必要があります。

ITIL(アイティル)にしてもCOBIT(コビット)にしても同様ですが、あくまでガイドラインであり、PMBOK(ピンボック)のプロセスと知識エリアを十分理解した上で、効果的な適用を行う問題解決スキル(知識、経験やツール活用力、適切に行おうとする倫理観など)が必要となります。

また、PMBOK(ピンボック)でいうプロジェクトマネジメントは、単体のプロジェクトを前提にしています。いくつものプロジェクトを束ねてマネジメントを行う場合には、プロジェクトとは別に定義される「プログラムマネジメント」や「ポートフォリオマネジメント」との関係性を強く検討に入れる必要があります。

さらに、PMBOK(ピンボック)はITILのようなシステム開発からITサービス提供(保守運用)に渡っての視点ではなく、プロジェクトを「有期性のある業務」と置いています。従って、継続的な保守運用関連については、別途検討対応する必要があります。

PMBOK(ピンボック)の活用場面としての第一は、プロジェクトマネジメント教育カリキュラムの策定シーンです。ノウハウ集としてプロジェクトマネジメント(プロセス管理、リスク管理など)の学び、理解にとても効果的です。

また、プロジェクトマネジメント上の問題解決策、強化策を考える場合にも、PMBOK(ピンボック)体系で網羅性を確認し、ノウハウ集で具体的対策検討のアイデアが得られます。

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PMIが認定するPMBOK(ピンボック)のPMP資格とは

PMP(Project Management Professional)とは、PMI本部が認定するプロジェクトマネジメントPMBOK(ピンボック)の国際資格です。

PMIが認定する資格試験制度には、PMPだけでなく、下記のような認定試験(資格)があります。

・PMP®:プロジェクトマネジメント・プロフェショナル

・CAPM®:プロジェクトマネジメント認定アソシエート

・PgMP®:プログラムマネジメント・プロフェショナル

・PMI-ACP(SM):PMIアジャイル認定実務者

・PMI-RMP®:PMIリスクマネジメント・プロフェショナル

・PMI-SP®:PMIスケジューリング・プロフェショナル

日本でもPMP試験は、PMBOK(ピンボック)ガイドにもとづいて資格試験が実施されており、プロジェクトマネジメントに関する一定水準のスキルを有することをPMIが資格認定します。

pmbok PMP資格は、知識(ナレッジ)だけでなく、実務経験などから得た内容も重視されており、資格維持のためには定期的にCCR(Continuing Certification Requirements:継続認定要件)の研修プログラムの履行が義務付けされています。すでにPMP資格を取得した方は、PDU(Professional Development Unit )という研修単位を取得・履行したことを報告して資格を維持します。

従って、PMP認定資格を持つということは、日ごろから実務でPMBOK(ピンボック)を活用してプロジェクトマネジメントに関わっていて、定期的にPMP研修を受けているスキル人材として評価されることになります。

企業にとって、プロジェクトは継続的な日常業務とはちがい、新たなチャレンジであり、今までにない経験を踏まなければならないケースが多々あります。このような環境の中では、品質・コスト・納期期日はもとより人材管理やリスク管理など多くの問題・課題を抱えます。PMP認定資格保有者は、このような問題にたいして経験知を持ち、ノウハウ適用することができる人材として評価されることになります。転職などの際にも、評価される資格です。

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PMIが認定するPMBOK(ピンボック)のPMP資格をとるための勉強とは

日本でも、PMP®資格試験の研修講座は定期的に教育研修機関によって行われており、受検のための対策研修講座に参加することが可能です。

受験資格として、PMIの会員である必要はありませんが、以下の条件を満たしていなければ、受験できません。

1)プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験

2)35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講

受検資格を得るという点では、多少、難易度が高いですが、研修機関(PMI認定教育プロバイダー(Registered Education Provider))では、「35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講」による受験資格獲得ができる会社もあり、実務経験を補足することが可能となります。

もちろん、プロジェクトマネジメントでの指揮・監督経験のある方は、PMBOK(ピンボック)に関する書籍(教科書、試験問題集など)やPMPベンダーがサイトで行うWeb試験問題などの利用で、自ら勉強し認定試験にチャレンジされることも可能です。

ITコンサルタントとして、プロジェクトマネジメントにかかわり、企業の問題・課題を解決に貢献したい方にとっては、実務上はもちろん、就職・転職の際にも価値のある資格といえます。

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商標・著作権について:PMBOK®、PMP®、 CAPM®、PgMP®、PMI-ACP(SM)、PMI-RMP®、PMI-SP®PMI®は、米国プロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute、(PMI) の登録商標です。
参考資料について:A Guide to the Project Management Body of Knowledge (PMBOK® Guide)—Fifth Ed. (JAPANESE TRANSLATION) (Pmbok Guide)-PMI、図解入門よくわかる最新PMBOK第5版の基本 (How‐nual Visual Guide Book)鈴木 安而、PMI日本支部Webサイト、 WikipediaのPMBOK(ピンボック)の項

 

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