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経営参謀が明かす論理思考と発想の技術 (知力アップ講座)(後 正武 (著))

経営参謀が明かす論理思考と発想の技術 (知力アップ講座)

株式会社コトラ

後 正武 (著)
出版社: プレジデント社 (1998/12)

ハーバードMBA、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイン・アンド・カンパニー取締役副社長を経て独立した著者による、論理思考の指南書。論理思考と問題解決の技術としてロジックツリー、MECE、イシューツリー、更に発想法を解説している。
少し古い本であるので取り上げられる話題は時代を感じさせるものもあるが、演習を通じて著者が提唱する論理の五原則が身に付く構成になっている。
演習のための具体例は企業の海外進出や経営戦略立案などビジネス分野にとどまらず、「鳶はどうやって獲物をとらえているか」など自然科学の分野からも引き出されており、著者の幅広い教養に触れることができる。
演習の数としてはそれ程多くないので、更に演習したい人は渡辺パコ (著)「論理力を鍛えるトレーニングブック」やバーバラ ミント (著)「考える技術・書く技術 ワークブック」などで引き続きトレーニングするのが良い。

第1章の自民党総裁選や日本企業のヨーロッパ進出の例、第3章の割りばし論争の例は、私達の周囲でどれほど論理的でない言説がまかり通っているかを改めて知るための良い例となっている。そういった例を取り掛かりとして、どうしたら論理的に物事を考え、正しい結論を導くことができるかについて必要性を強く感じながら学ぶことができる。

第2章はピラミッド構造、ロジックツリーの作り方を解説する。
ピラミッド構造を組み立てるための「MECE」などの原則を「論理の五原則」として簡潔かつ明瞭に示している。枠組みによるMECEの例として挙げられている、心理学者クレッチマーによる人間の性格分類の話が興味深い。第4章はイシュー(争点)とは何か、イシューツリーとは何かの説明である。未解決の問題を論理的に分析し、解決するための枠組みについて学ぶ。

本書の特徴は、論理思考のツールの紹介だけでなく、発想の技術についても説明されている点である。
第5章において「それまでの事例や概念にとらわれない」「一次情報(現場の情報)にあたる」「集中した後、考えを発酵させる時間を持つ」など発想のコツを複数挙げているが、中でもカードを使うテクニックはあまり類書で紹介されていないテクニックだろう。

▽ プレジデント社
「経営参謀が明かす論理思考と発想の技術 (知力アップ講座)」
後 正武 (著)

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