【PwCコンサルティング】現役コンサルタントによるプロジェクト事例のご紹介 クラウドトランスフォーメーション・コンサルタント Vol.3

ゲストのご経歴

PwCコンサルティング合同会社
ET-CT
Associate

佐藤 礼菜様

[ 経歴 ]
Web系ベンチャー企業に入社し、アプリケーション開発に従事。4年ほど勤務し、エンジニアとして従事する傍ら、クライアントとの要件定義や運用保守等も担当。
2020年にPwCコンサルティング合同会社に転職。入社後はAssociateとして従事し、主にシステム開発のPMOとしてクライアントの支援を担当。

インタビュアー

株式会社コトラ
Partner

奈良 慎太郎 

[ 経歴 ]
青山学院大学卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。製造業企業に対して複数コンサルティング業務を経験。2018年に株式会社コトラへ入社。ヘッドハンターとしてコンサルティングファームや金融機関・ファイナンス企業を担当する一方で社内新規事業立案に従事。(2019・2020・2021年コトラNo1ヘッドハンター)2022年7月よりパートナー就任。

[ 担当業界 ]
戦略コンサルティングファーム、M&Aコンサルティングファーム、ITコンサルティングファーム、ファンド投資先若手ポジション、その他外資系企業

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Webアプリケーションエンジニアからテクノロジーコンサルタントに転身

奈良:
これまでのご経歴についてお聞かせください。

佐藤様:
PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)に2020年7月というコロナ禍に入社しました。入社研修をオンラインで受講後、テクノロジーコンサルティングという部門のテクノロジーアドバイザリーサービスのチームに加入し、入社当初よりフルリモートで勤務しておりました。このチームで、主にシステム開発のPMOとしてクライアントの支援をしており、2年の在籍期間で3つのプロジェクトを経験しました。そして今年の7月からはエンタープライズトランスフォーメーションという部門のクラウドトランスフォーメーションのチームに所属しています。

前職は、従業員120名程度のWeb系のベンチャー企業で新卒入社から4年強、Webアプリケーションエンジニアとして、主に旅行商材やECサイトの商品を検索するWebのアプリケーション開発に従事していました。当時はエンジニアとして従事する傍ら、クライアントとの要件定義や運用保守等もしていたこともあります。

Webアプリケーションエンジニアからテクノロジーコンサルタントに転身しましたが、参画したプロジェクトが開発現場に近い支援だったため仕事へのキャッチアップはスムーズでした。一方で、PMO業務のノウハウに関しては、PwCコンサルティング入社後に多くの先輩方に教えていただき、今に至ります。

PwCコンサルティングでのプロジェクト事例

奈良:
今まで携わったプロジェクトについて教えて下さい。
また、どのようなところにやりがいを感じましたか?

佐藤様:
最初に参画したプロジェクトは、社内のシステム開発のプロジェクトでした。
具体的には、コロナ禍での在宅勤務に伴う、社内の出勤管理のWebアプリケーションを開発しておりました。役割としては、主なステークホルダーである人事部門に要件ヒアリングをし、要件定義を推進しました。

完全に内製のプロジェクトで、PwCコンサルティング内の他の部門に所属しているメンバーと進めていました。開発者は3名、要件定義のメンバーが約3名、マネージャーが1名の体制で3~4ヵ月の間プロジェクトに従事しました。このプロジェクトでは、社内の他の部門の方々と協働することが求められたため、入社したばかりの私にとって社内のコネクションを作るのに非常に有意義な経験でした。

2つ目のプロジェクトでは、自動車メーカーのクライアント向けに約半年間、プロダクト開発支援を行いました。
インターネット経由で車の操作や状態の確認ができるスマートフォン向けアプリの開発で、海外でも利用できることを視野に入れていたため、関係者が数十名となる大規模プロジェクトでした。

このプロジェクトでは、特に本開発のオフショアベンダー選定の取り組みが印象に残っています。本開発前にPoCという形でアジャイルのスクラム開発を導入し、複数のオフショアベンダーに同じアプリの開発依頼をし、1週間ごとのスプリントを回してみました。最終的なアウトプットとスプリント期間中の動きを見て、本開発のオフショアベンダーを選定しました。

PoC終了後、実際の開発が始まるフェーズでは、フレキシブルにメンテナンスができるようなオンラインツールを用いた設計書の標準化の取り組みを進めていきました。このプロジェクトでは、スクラム開発の導入など、私が前職で経験した失敗や成功をもとにクライアントへ有用なアドバイスができたこと、またクライアントもこの新しい取り組みに満足してくださったことなど、コンサルタントとして価値あるものを提供できたことを強く感じることができました。

3つ目は現在参画しているプロジェクトで、小売業界のクライアント向けにシステム開発プロジェクト支援として1年以上従事しています。
このプロジェクトではPMOとして、要件定義や全体のリリースまでの推進、DX部門の開発プロセスの標準化の支援をしています。プロジェクト規模はエンドユーザー向けのシステム開発も合わせると100名程度になります。このプロジェクトでは、関係者の多くが私たちの直接のクライアントではなく、さまざまなベンダーからの参画者のため、利害関係が対立する中で全関係者を巻き込んで推進していくことの難しさを感じています。その状況下において、PwCコンサルティングがリーダーシップを取りプロジェクトを推進することで、クライアントから感謝の言葉をいただく機会も多く、うれしく思うことも多々あります。

コンサル業界のワークライフバランスは?

奈良:
PwCコンサルティング入社後のカルチャーのギャップはありましたか?
ワークライフバランスなどについてもお聞かせ下さい。

佐藤様:
いい意味で働きやすく驚きました。コンサル業界は朝早くから夜遅くまで働き、資料を作成をしてマネージャーにレビューをしてもらうイメージがありました。しかし、私が入社後の2年間で会社自体も職員の働き方をより良くしていこうと変化してきており、良い意味で想像していたものとは全く違う働き方をしています。

奈良:
どのような方にジョインしてほしいですか?
また、どのような方が活躍できるのでしょうか。

佐藤様:
顧客からも新しいことを取り入れたいというニーズを感じるので、新しいことをスタートアップで経験してきた方、ベンチャーなどで実務経験がある方は技術的に活躍できるのではと思います。

またソフト面では、PwCはチームワークを築ける方が多いので、仲間と協働でものごとを進めていける方のほうが合っていると思います。そして、困ったときは抱え込まず、チーム内で業務の適任者を見極めて依頼できるような方を歓迎します。

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PwCコンサルティング合同会社
ET-CTにご興味がある方へ

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■求人:
クラウドトランスフォーメーション・コンサルタント

■仕事内容:
▼役割
クラウドトランスフォーメーションチームでは、VUCAの時代における企業の俊敏性と弾力性を高めることを目的として、アジャイルとクラウドの知見を軸に、クライアントが抱える既存ITの問題から、組織・人材、プロセス、文化に至る変革支援を実施いたします。

▼主なサービスメニュー
(1)ITモダナイゼーション(Legacy Transformation)
DXの土台となる基幹システムに対して、業務からITまで全体の整合性を持ったアーキテクチャ、およびオペレーティングモデル構想・計画策定を支援します。
また、上記構想を実現していくためのガバナンス構築やCoE化を支援します。

(2)Agile Transformation
DX実現のために課題となる、企業の俊敏性向上(組織のアジャイル化)に向けて、伴走型でのトライアル&エラーで成功体験を作りながら、自社独自のアジャイル文化醸成とビジネス貢献を支援します。
具体的には、ハンズオンを含むデジタル人材育成や組織変革推進支援、利用者視点での新規サービス創出支援などを実施します。

(3)FDX(Factory Digital Transformation)
ユーザの潜在的な要件を抽出するために、データ分析と活用を駆使して仮説を構築し、実際に開発しながらアプリに触れてもらうことで、より早期にビジネス課題解決を支援していきます。

(4)Cloud Platform Engineering
企業のクラウド活用によるビジネス価値創出に向けて、マルチクラウドベンダー視点でのクラウド移行戦略、およびPwCグローバルナレッジに基づく専門知見を活かした技術支援を実施します。

▼担当業界
特定の業界に閉じず、幅広い業界に対して、コンサルティングサービスを提供しています
(例:製造、自動車、電機、通信、金融、小売、公共、医薬)

■必要スキル:
▼必須要件(下記いずれかに当てはまる方)
・コンサルティングファーム、Sier、クラウドベンダーにて、システム導入に関わるプロジェクトデリバリ経験
・事業会社、メガベンチャーにおいてDXに関わるプロジェクトの実務経験

▼歓迎要件
・ERPパッケージやクラウドを活用した、企業全体のアプリケーション・アーキテクチャ策定支援をリードした経験
・システムのデータモデリングやデータ連携ソリューションに関わる実務経験
・ユーザ視点でのUI統合(例:ServiceNow, Outsystems等による)に関する実務経験
・事業会社における組織のアジャイル変革とそれに絡むチェンジマネジメントの実務経験
・プロダクトオーナーやスクラムマスターとして、アジャイル手法を用いてプロジェクトをリードした経験
・最新テクノロジー(AI、クラウド、IoT等)を利用したデータ活用や、システム設計・実装をリードした経験
・優れたコミュニケーション能力、ファシリテーション能力、およびプレゼンテーション能力
・グローバルのコンサルタントと協業できるビジネスレベルの英語力

▼求める人物像
・既存の成功体験にとらわれず、新しい分野にも果敢に取り組み、リーダーシップを発揮できる方
・クライアントの課題解決に向け、社内外のリソースを有効活用し、柔軟かつスピーディに動ける方
・技術トレンドの感度が高く、積極的かつ自発的にスキルアップし、アウトプットにつなげられる方
・将来に向けて自分自身の活躍のフィールドを最大限広げたい方

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)