スパークス・アセット・マネジメント 企業インタビュー

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スパークス・アセット・マネジメント株式会社 リテールBDマーケティング部ヴァイスプレジデント 望月康平 氏

スパークス・アセット・マネジメント株式会社。ヘッジファンドの帝王と呼ばれたジョージ・ソロス氏と共に、クォンタム・ファンドで日本株式の運用を担った阿部修平社長が、1989年にスパークス投資顧問として創業した資産運用会社(2006年よりスパークス・アセット・マネジメント株式会社に社名変更)。阿部氏がジョージ・ソロス氏から薫陶を受けて確立した投資哲学にもとづき、圧倒的な運用実績を上げ、2001年には独立系運用会社として、日本初の上場を果たすなど、日本の資本市場を牽引し続けてきた。個人投資家は徐々に増えてきてはいるものの、日本はまだまだ株式投資への精神的ハードルが高い。そのような中でスパークスは、1,700兆円に拡大した個人金融資産に対して、一石を投じようとしている。今回は、スパークスの次世代を担う若手社員、リテールBDマーケティング部ヴァイスプレジデントの望月康平氏に話を聞き、その社風ならびにワーキングプレイスとしてのスパークスの魅力に迫る。

1.優れた運用パフォーマンスと魅力的な社長

— まずご経歴からお聞かせ頂けますか?

望月氏:
「大学卒業後、スパークス・アセット・マネジメントに入社し、今年で8年目になります。最初はバックオフィス部門に配属され、投資信託の計理部門を担当していました。その後コーポレート部門に移り、株主総会の運営から電球の交換、IT関連の機材の購入まであらゆる総務系の仕事に携わりました。その後ミドルオフィス部門に移り、ポートフォリオのリスク管理と運用分析に携わり、1年ほど前から現在所属する投資信託の営業部門に移り、現在はマーケティングの仕事をしています。」

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— なぜスパークスを志望されたのですか?

望月氏:
「ある友人から薦められた1冊の本を読んだことで、広く経済全般を俯瞰することが出来る金融業界に興味を持ちました。エクイティ・バイサイドである資産運用会社を中心に、様々な企業を調べる中で、スパークスの独自カラーに魅力を感じ、志望しました。」

— スパークス独自の魅力とは、どういったものだったのですか?

望月氏:
「最大の魅力は、長期に亘る圧倒的な運用パフォーマンスです。日本株式市場が下落を続ける中でも、スパークスは他社とは一線を画す、魅力的なリターンを出し続けていました。理由を調べてみると、それがスパークス独自の一貫した投資アプローチや、長期に亘る経験と実績、そして投資哲学に基づくものであることが分かりました。資産運用業界にチャレンジしたいと考えていた私にとって、スパークスの運用は、他の資産運用会社とは比較にならない、圧倒的な魅力を発していました。」 「また、企業訪問時に阿部(社長)の話を聞いたとき、その魅力の虜になったこともスパークスを志望した大きな理由のひとつです。日本の金融業界でも稀有な存在であり、日本の資本市場の歴史を変える人物であると直感し、この人と一緒に仕事がしたいと強く感じたことを覚えています。」

2.仲間を尊敬する

— 資産運用会社を志望されたということはファンド・マネージャー志望だったのですか?

望月氏:
「はい、初めはファンドマネージャーを志望していました。ただ、いまの私にとって、ポジションの優劣はありません。この業界は、一般的にファンドマネージャーが花形職種だと考えられがちですが、それが大きな誤りであるということをスパークスで学びました。多くの方の支えがあって、運用が成り立っているということをスパークスの全社員が理解しています。それぞれの部署の人が皆プライドを持って働けることが、スパークスの良いところのひとつだと思います。」

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— そういったカルチャーはどこから出てきているとお考えですか?

望月氏:
「阿部(社長)の影響です。阿部はファンドマネージャーとしても素晴らしい実績を残していますが、同時に上場企業の経営者としても素晴らしい魅力を持った人です。職業人である前に、人としてのあり方をとても大切にしているので、スパークスにもお互いを尊敬し合うカルチャーが醸成されているのだと思います。時には阿部自身がトイレ掃除を行うことがあります。社長自らが率先して行動することで、スパークスにはI care, You care, We careの精神が徹底されています。スパークスはパフォーマンスの良い運用会社としてだけでなく、一企業としてもとても魅力的な会社だと思っています。」

3.トライさせてくれる分、重い責任

— マーケティング部門に異動されて1年以上経っていますが、いかがでしょうか?

望月氏:
「3年間リスク部門にいて運用分析をしていたので、自社ファンドの運用実績が如何に優れたプロダクトであるかということは理解していました。しかし、いざ外に出てみると、それがなかなか伝わっていなかったり、一般の方の中にも、スパークスの存在があまり認知されていなかったりする状況に突き当り、もどかしさを感じました。魅力的なプロダクトがあるにも関わらず、その素晴らしさが伝わっていない、いわば片思いの状況です。この片思いをなんとか打破できればと考えています。」

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— その認識ギャップを埋めるためにどのような工夫をされていますか?

望月さん:「従来の金融業界の営業手法も大切ですが、それに加えた新たな取り組みが必要だと思っています。たとえばFacebook等のインターネットの活用であったり、CMの制作であったり、世間一般に広くスパークスの存在を知らせるきっかけを作ることは非常に大切だと思っています。たとえば昨年『株しかない』(幻冬舎刊/ 阿部修平著)という本を出したのですが、その影響力は想像以上の結果でした。しかし、日本にはまだまだ動き出していない個人金融資産が1,700兆円あるわけですから、個人投資家を爆発的に動かす革新的な方法があるのではないかと思っています。」

— そうした取り組みは、伝統的な金融のマーケティングから逸脱している部分もありますが、そうした新しい取り組みを積極的に支援してくれるカルチャーの会社ですか?

望月氏:
「スパークスは『まず、やってみよう。』から始まるカルチャーを持っています。私のような若手にも積極的にチャレンジさせてくれますし、いくらでも失敗が許されます。ただその反面、非常に厳しいところもあります。単純に『駄目だったけれど、次また頑張りましょう。』とはならず、『やるならお前がリーダーシップを発揮しろ。』と、その瞬間から大きな裁量が与えられます。権限と同時に、相応の責任も非常に重くのしかかります。」

4.いきなり2000人の前でのプレゼン

— いきなり権限を与えられたことはありますか?

望月氏:
「マーケティング部門に移り、初めてのセミナーでスピーカーを任され、2,000人の前に登壇したことがあります。販売会社主催のセミナーだったので、絶対に失敗が出来ない場面でした。それにも関わらず、上司は初めての私に『望月なら出来るよ。お前に任せるから、絶対に成功させよう。』と私に大役を任せてくれました。とても嬉しかったと同時に、人生で最も緊張した瞬間でした。今でもお客様で埋まったホールの情景が忘れられません。」

— その他、これまで何か達成感のある仕事はありましたか?

望月氏:
「たくさんあります。会社に貢献出来た仕事はどれも達成感があり、忘れられない仕事ばかりです。これはフロントオフィスに異動してからの話ですが、私が投資セミナーで話している最中に、突然中座したお客様がその場で3,000万円のファンドを買い付けてくれたことがありました。『一生懸命準備してお伝えしたことで、人の心を振動することが出来たのかな。』と感じ、とても嬉しかったことを覚えています。これからもお客様に喜んでいただき、『ありがとう。』と言われる仕事をひとつでも増やしていきたいと思います。」

5.みな社長を目指している会社

— これから短期的に何か目標はありますか?

望月氏:
「株式投資を日本の新しい文化として確立するために、今までの常識を覆したムーブメントを起こしたいと思っています。今でもセミナーにはたくさんの方がいらしてくれますが、いらっしゃる方は常に同じ顔ぶれです。また、投資経験者は増えていますが、全体的にはまだ株式投資をギャンブルであるとか、危険であると感じている人が多いと思います。株式投資とは本来、魅力的で素晴らしい企業経営者に資本を委ねることだと思います。そのような長期投資の魅力をひとりでも多くの方に知ってもらいたいです。そのために、大学生や主婦の方など、これまで株式投資とは無縁であった方々にもお会いして、広く投資の魅力をお伝えしていきたいです。」

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— 長期の目標はありますか、たとえば阿部社長の後継になりたいなど?

望月氏:
「私に限らず、社長を目指している人は多いと思います。スパークスには向上心の強い人が多いですし、高みを目指すカルチャーがあります。ただ、それ以上にまずは社会人として立派な人間になりたいです。阿部からは常々『御天道様を真正面に見据えて、道のど真ん中を歩ける人生を進みなさい。』と言われています。そうした生き方を実践する中で、その時に一番相応しい人が結果として社長になるのだと思っています。キャリアアップについてはあまり難しくは考えていません。一生懸命仕事をして、人の役に立つことが出来れば、自分も成長し、5年後、10年後には想像もしなかったキャリアが開けているのではないかと思っています。私はまだまだ未熟です。自分の視野をもっと広げていく必要があると思いますので、遠い先のことよりも、今自分がやれることを一生懸命やろうと考えています。」

6.キャリア採用が馴染みやすい職場

— 職場に中途採用者は多いですか?

望月氏:
「比較的人材が流動的な業界ということもあるのでしょうが、中途採用者は多いです。ただ、誰が転職組かわからないくらいに馴染んでいます。転職されてくる人も魅力的な人が多いと思いますね。」

— すぐに馴染む方が多いようですが、採用者に何か共通点はありますか?

望月氏:
「一番は人間として魅力的な良い人が多いということだと思います。また向上心の強い人も多いです。将来は起業したい、社長になりたい、絶対に成功したいなど、人によって目標はそれぞれですが、何者かになってやろうという人、常に自分を成長させるために努力している人が多いですね。」

— ホームページでは「まじめ」という価値観が強調されていますが?

望月氏:
「『真面目に一生懸命に、そして謙虚であれ。』というのは、阿部がよく言う言葉です。特に運用の世界は、お客様が商品を購入してからパフォーマンスの提供が始まります。言わば『まだ世界に存在しないもの』を買って頂くようなものです。そのためには信頼され、尊敬されるような運用会社でないといけません。信頼され、尊敬されるためには、何よりも真面目であることが大切だと思っています。」

7.キャリア採用が馴染みやすい職場

— それにしても、キャリア採用の方が皆さんすんなり馴染んでいるというのはすごいですね。

藤村総務人事部長:「手前味噌になりますが、中途採用で入社された方ですぐに 辞められた人はここ数年出てきていないですね。それは一つには採用にかなり時間をかけているからということもあると思います。もちろん我々の側でも候補の方がどういう方かを見させて頂きますが、同時に候補の方にもしっかりとスパークスを見て頂きたいと考えています。候補の方にとって本当に知りたいことは、実は聞きづらいことだということはよくあると思いますが、面談の場では、どうぞ遠慮なく聞いて下さいと申し上げています。

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そして、結果的にスパークスに合う『いい人』が集まっている印象があります。もちろんそれまでの経験・スキルについてもしっかりと確認させて頂きますが、現場サイドでも果たしてスパークスに合う方かどうかという視点は常に持ちながら選考しているからだと思います。」

— 選考にはどれくらい時間をかけるのですか?

藤村総務人事部長:「基本的には4回程度の面談を行いますが、ケースバイケースでそれよりも多くなることもあります。」

8.ポジティブな人と『世界最強の資産運用営業チーム』を築いていきたい

— それではまた望月さんに伺いますが、どのような方にチームに加わって欲しいと思いますか?

望月氏:
「ポジティブな人がいいです。『明日を今日より良くしよう』と考えることが出来る、ポジティブな人がいいですね。」

— 後輩が入ってきたら、こういうチームを作りたいというイメージはありますか?

望月氏:
「また阿部の言葉を借りますが『世界最強の資産運用営業チーム』を作るのが目標です。誰もが責任を持った仕事が出来る、皆が第一線で活躍できるようなチームを作りたいです。私自身がどんどんチャンスを与えてもらいたいタイプなので、自分が知っていることは全部伝えたいですし、また全部任せたいです。任せた上で責任の取れるリーダーになりたいと思っています。若手だからといって理不尽で非効率な働き方をするのではなく、技術や知識はどんどん吸収してもらい、スパークスに入ったことによって他の誰よりも成長出来る環境を作ってあげたいですね。」

9.国さえ明るくできる可能性のある仕事を

— 最後にこれからスパークスへの転職を考えている方にメッセージをお願いします。

望月氏:
「給料をもらうだけの人生はもったいないと思います。人生で働けるのはせいぜい30年程度で、その時期を受動的に、ただ給料をもらうだけで終わらせるのは非常に残念なことだと思います。もっと能動的に行動すべきです。スパークスは資産運用会社の中で最も可能性のある会社だと思います。ネガティブな空気が蔓延しがちな日本にとって、スパークスの仕事は、日本という国を明るくすることが出来る、大きな可能性を持った仕事の一つだと思います。

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運用パフォーマンスも素晴らしいですし、志を高く持っている方々には、『スパークスは本当に面白い会社です』とお伝えしたいですね。」

— どうもありがとうございました。

真正面を見据えて話す望月氏は、その言葉同様どこまでも真っ直ぐな印象を受ける。インタビュー中に「いい人」というキーワードが出ていたが、望月氏自身、誰の目から見ても「いい人」に映るだろう。しかしスパークスの「いい人」は、「あの人”いい人”なんだけどねぇ・・」という頼りない「いい人」とは明らかに違う。力強い意思のある「いい人」だ。正論を貫ける「いい人」だ。真っ直ぐな気持ちを推進力にできる「いい人」だ。 スパークスの商品のパフォーマンスと、阿部修平社長の投資哲学、経営哲学、人生哲学に真っ直ぐに惚れ込む望月氏とともに、日本の株式投資環境に新しい風を吹きこもうとする 情熱と志がある人には、業界経験の有無を問わずスパークス・アセット・マネジメントが門戸を開けて待っているという。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)