SDGsコンサルタントへの転職のカギとは?求人の傾向、日本でのSDGsについても解説

近年、耳にする機会が増えた「SDGs」。2030年の目標達成に向け、ここ数年多くの企業が企業責任として、SDGsへの取り組みを行うようになりました。

その中で新たな職として注目されているのが「SDGsコンサルタント」です。この機会に仕事内容や求人例を確認してみてください。

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SDGsとは

持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals)の略。2015年9月の国連サミットにて採択され、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標を指します。

発展途上国だけでなく、先進国も積極的に取り組んでおり、日本も積極的な取り組みを行っています。

世界目線での日本SDGsの位置づけ

2020年の「Sustainable Development Report」によると日本のSDGsランキングは17位。

対象166ヶ国の中では上位10%に位置づけしていますが、「ジェンダー」「エネルギー」「海洋生態系」「陸上生態系」「気候変動」「消費と生産」「パートナーシップ」の7項目で達成が難しいと言われています。

項目内容
ジェンダー女性国会議員が少ない
男女の収入の差
など
エネルギー再生エネルギー比率が低い
海洋生態系過剰な漁獲
陸上生態系絶滅危惧種の増加
気候変動CO2の排出量が多い
消費と生産電子機器廃棄物が多い
窒素排出量の多い食料・製品を輸入
パートナーシップODAが少ない
金融セクターにおける透明性が低い

企業がSDGsに取り組む背景

なぜSDGs達成目標を企業は掲げているのでしょうか?

海外商流の多い企業にとっては、世界のトレンドであるSDGsに倣った活動を行わなければ、以前のような利益を上げることができない世の中になってきました。

また2017年、経団連も「企業はSDGsに取り組むべき」と宣言。こうした背景から、多くの企業でSDGs経営が導入され始めているのです。

SDGsコンサルタントへの期待と需要増大

SDGs経営が求められる中で、SDGsコンサルタントの需要も高まっています。すでに「SDGsを使いこなす企業が勝ち抜く」と言われることすらあるのですが、すぐに具体的な行動に落とし込むことは困難です。

「企業イメージの向上」「新たな事業機会の創出」などのメリットを得るためにも、企業はSDGs経営を実際に導入できる人材の獲得に乗り出しているのです。

加えてSDGs経営を実現するためには、ESG投資が欠かせません。このような背景から、サステナビリティ・ESG領域におけるコンサルティングビジネスも活況を呈しています。

こうした動向や4大監査法人も含めた企業のポジショニングについて、詳しくは下の記事で解説しています。

国内企業のSDGs取り組み例

SDGsの取り組み例として、食品メーカーの事例を見ていきましょう。

ある企業では、「フードロス軽減」をSDGsの取り組みに上げ、賞味期限の延長を目標に新たなる商品開発をおこなっています。1日でも賞味期限が伸びればその分、食品廃棄が減り、目標に近づきます。

また、ある企業では「包装紙の軽量化・薄膜化・バイオマス化」を目標に掲げています。ビニール袋と同様、プラスチックごみが海に漂着し、生態系を崩す原因になっているため、微生物(海洋プランクトン)の働きによって分解が可能なバイオマスプラスチックの採用などで目標へ取り組んでいます。
このように2030年までにプラスチックごみ削減という目標を立てている企業も少なくありません。

同じ業界であっても、具体的な施策は企業によって様々。自社のスタイルにあった方針で目標を掲げなければ、最悪の場合利益減少することも考えられます。

そうした事態を避け最適なアクションプランを策定するためにも、今後SDGsコンサルタントのニーズはさらに上がっていくでしょう。

SDGsコンサルタントの仕事内容

企業のSDGs経営を実現するまでの主なステップ

SDGs経営を実現するまでのステップ

1.SDGsの周知と正しい理解の推進

2.優先課題の確定

3.目標設定

4.経営への統合、定着

5.報告とコミュニケーション

SDGs経営を実現する手助けをするのがSDGsコンサルタントの役割ですが、導入にあたっては、主に上記のようなステップで進んでいきます。

まずSDGsがどのようなものかを周知し、企業における課題を洗い出します。こうして出た課題から目標を設定し、定着。最後にSDGs目標の達成度について報告を行い、今後に向けてのコミュニケーションを行います。

こうした各ステップにおいて、SDGsコンサルタントは支援を行っていくのです。

仕事内容の具体例

SDGsコンサルタントの業務内容としては、下記のようなものが挙げられます。

SDGsコンサルの業務内容

・SDGs関連ビジネスの整理とビジネス戦略形成支援

・SDGs業務推進のためのアクションプランを助言

・官公庁、自治体、民間企業、大学、NPO等のSDGsリレーションの構築支援

・SDGsビジネスの広報、普及支援

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SDGsコンサルタントの求人傾向

戦略系コンサルタントから転身する方も多く、コンサルタントとしてのスキルを生かしてSDGs・ESGの領域的な専門性を身につけて活躍しているケースもすでに多く見受けられます。

SDGsはここ数年、世界のトレンドとなっており、海外との取引が多い企業はもちろん、国内中小企業においても企業責任の1つとして取り組みを行うようになってきています。

2030年という目標達成とされている年は1つの基準に過ぎず、今後の持続可能な社会づくりのためにSDGsの動きがますます大きくなる事は間違いありません。その中で、SDGsコンサルタントの需要も高まりを見せています。

SDGsコンサルタントに必要とされるスキル

転職に必要なスキル

・コンサルティングファームでの実経験

・論理的思考力

・ビジネスレベル以上の語学力(日本語/英語など)

コンサルティングの実務経験や論理的思考は勿論ですが、語学力も兼ね備えておく必要があります。SDGs戦略を常にリードしているのはヨーロッパ(主に北欧)。欧米でスタートしている議論など、最新の情報をキャッチアップすることもSDGsコンサルタントとしては欠かせません。

SDGsコンサルタントの求人例

求人大手監査法人のSDGsアドバイザー
職種SDGsアドバイザー
ポジションアドバイザー
年収イメージ年収イメージ:〜800万円(経験・能力を考慮の上当社規定により決定)
仕事内容●SDGs関連ビジネスの整理とビジネス戦略形成支援
●SDGs業務推進のためのアクションプラン助言
●官公庁、自治体、民間企業、大学、NPO等のSDGsリレーションの構築支援
●SDGsビジネスの広報、普及支援
必要スキル●民間企業、公的機関、大学等でのSDGsにかかる経験
●SDGsにかかる関係機関及びキーパーソンへのリレーション

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SDGs(持続可能な開発目標)は、今後企業の社会的責任として必ず取り組まなければならない問題の一つ。

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この記事を書いた人

宮崎達哉

信州大学工学部卒、ゼネコンでの施工管理者を経験した後、三重県庁にて産業政策の企画・運営業務に従事。県庁在籍中に、経済産業省資源エネルギー庁及びNEDOにてエネルギー政策に係る新規事業立案や規制・制度の合理化に従事。デロイトトーマツグループでの地方創生及び教育分野のコンサルティング業務を経て現職。
【担当業界 】ESG/サステナビリティ領域、シンクタンク、コンサルティングファーム、監査法人、パブリックセクター、教育、経営層、管理系人材、技術者