【徹底解説】ボンド大学MBAの魅力と選ばれる理由|認証・カリキュラム・学び方

はじめに

ボンド大学MBAとは

ボンド大学は1989年にオーストラリア初の私立大学として設立され、少人数制教育と実践的なビジネススキル習得に力を入れています。そのMBAプログラムは、世界的に権威ある2つの国際認証(AACSBとEQUIS)を取得しており、質の高いビジネス教育を提供しています。

ボンド大学のMBAプログラムは、通学型とオンライン型(Bond-BBT Global Leadership MBA)の2種類があり、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて選択可能です。特にBond-BBT MBAは、日本のビジネス・ブレークスルー(BBT)との提携により、日本にいながらにして海外MBAの学位が取得できる点で注目を集めています。

想定読者とこの記事の目的

この記事は、将来のキャリアアップを目指す社会人、特に20代から40代で、海外での学習やグローバルな視点に興味を持つ方を想定しています。ボンド大学MBAの認証、カリキュラム、学習方法、卒業生のキャリア事例などを詳しく解説することで、読者の皆様が自身の目標に合ったMBAプログラムを選択するための一助となることを目的としています。

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ボンド大学MBAの特徴と他校との違い

AACSB/EQUIS認証取得校としての強み

ボンド大学のMBAプログラムは、米国を拠点とするAACSBと、欧州を拠点とするEQUISという2つの国際認証を両方取得しています。これら2つの認証を併せ持つビジネススクールは世界でもごく一部に限られており、教育カリキュラム、教員の質、組織運営の健全性、そして国際性が国際的に高い水準にあることが証明されています。

これらの認証は、単に教育の質を保証するだけでなく、世界中のビジネススクールとの連携を容易にし、多様なバックグラウンドを持つ学生との交流機会を提供します。これにより、グローバルな視点と実践的なスキルを習得できるという強みがあります。

オンライン・対面の学び方の比較

ボンド大学のMBAプログラムは、通学型とオンライン型(Bond-BBT MBA)の2つの学習形式を提供しています。

  • 通学型MBA(フルタイムMBA、プロフェッショナルMBA)
  • オーストラリア・ゴールドコーストのキャンパスで学ぶ形式です。
  • プロフェッショナルMBAには20週間のインターンシップが含まれており、現地での実務経験を積むことができます。
  • 短期間で集中的に学びたい方や、海外での就業経験を重視する方におすすめです。
  • オンライン型MBA(Bond-BBT Global Leadership MBA)
  • 日本にいながらオンラインで海外MBAを取得できるプログラムです。
  • 日本語と英語を組み合わせたハイブリッド学習、または完全英語での学習を選択できます。
  • 仕事や育児と両立しながらMBA取得を目指す社会人に最適な、柔軟性の高い学習スタイルです。
  • プログラム中に2回のスタディツアーとして、ボンド大学キャンパスでの短期集中学習が組み込まれています。

対象者とエントリー条件

ボンド大学MBAの出願条件は、通学型とオンライン型で異なります。

  • 通学型MBA(フルタイムMBA、プロフェッショナルMBA)
  • 学士号の取得(専攻不問)
  • フルタイムでの実務経験3年以上
  • 英語力証明: IELTS 6.5以上(各セクション6.0以上)、またはTOEFL iBT 79以上
  • オンライン型MBA(Bond-BBT Global Leadership MBA)
  • 大学院修了+実務経験3年以上、または大学卒業+実務経験3年以上など、就業経験のある社会人を対象としています。
  • 入学時に英語スコアの提出は必須ではありませんが、英語科目の履修やスタディツアー参加時にはTOEIC 600点以上、IELTS 5.0以上などの英語力証明が求められます。

このように、オンライン型は英語力に不安がある方でも、日本語での学習サポートや段階的な英語力向上を目指せるカリキュラムが用意されており、挑戦しやすい環境が整っています。

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カリキュラムと学習内容

専門科目例(マーケティング・戦略、会計・ファイナンス等)

Bond-BBT MBAのカリキュラムは、理論と実践の融合を重視しており、グローバルビジネスに必要な幅広い知識とスキルを習得できます。

  • 必修科目
  • Accounting for Decision Making(意思決定のための会計)
  • Economics for Managers(マネージャーのための経済学)
  • Marketing Management(マーケティングマネジメント)
  • Managerial Finance(経営財務)
  • Strategy and Innovation Part A & B(戦略とイノベーション)
  • Global Business Leadership(グローバルビジネスのリーダーシップ)
  • Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part A & B(スタディツアー関連科目)

これらの科目は、ボンド大学の講師陣が英語で担当するものが多く、専門用語を含め英語で学ぶことで、国際的なビジネスシーンで通用する実践的な英語力を養います。日本語を主とする科目では、日本の経営コンサルタントや実業家が講師を務め、リアルな事例に基づいた戦略立案や問題解決能力を育みます。

学習スケジュールと取得までの年数

オンライン型(Bond-BBT MBA)のプログラム期間は最短2年ですが、最長5年まで柔軟に履修計画を立てることが可能です。これは、受講生が仕事や家庭と両立しながら無理なく学習を進められるように配慮された制度です。多くの場合、受講生は3年程度で卒業しています。

学習はオンラインプラットフォーム「AirCampus®」を通じて行われ、オンデマンド映像講義、ディスカッション、バーチャルクラス、グループワークなどを活用して、自分のペースで学習を進められます。

単位認定・修了要件

Bond-BBT MBAでは、全18科目12単位(必修8単位+選択4単位)の修得が必要です。履修言語は「日本語+英語のハイブリッド」または「完全英語」のいずれかを選択できます。ハイブリッドコースを選択した場合でも、最低3科目(または7.5単位)は英語での履修が必須です。

また、卒業までに2回、オーストラリアのボンド大学キャンパスで行われる8日間のスタディツアーへの参加が義務付けられています。このスタディツアーでは、交渉術、プレゼンテーション、ビジネスプラン作成などを英語で行い、実践的なスキルを磨きます。

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オンラインMBAの利便性と価値

仕事・育児との両立を可能にするポイント

オンライン型MBAの最大のメリットは、場所や時間にとらわれずに学習できることです。仕事や育児で忙しい社会人でも、通勤時間や昼休み、夜間などの隙間時間を活用して学習を進めることができます。Bond-BBT MBAでは、スマートフォンやタブレットからのアクセスも可能であり、柔軟な学習スタイルをサポートします。

学費支払いにおいても、入学金や検定料が不要で、1科目ごとの分割払いが可能です。これは教育ローンとは異なり利息がかからないため、経済的な負担を軽減しながら計画的に学習を進められます。

ネットワーク形成とグローバルなチャンス

オンライン学習でありながら、Bond-BBT MBAは多様なバックグラウンドを持つ学生との活発なネットワーク形成を可能にします。AirCampus®上でのディスカッションやグループワークを通じて、様々な業種や地域に住む仲間と深く交流できます。

また、スタディツアーでは現地でクラスメイトと直接顔を合わせ、共同でビジネスプランを作成・発表する機会が設けられています。これにより、オンラインだけでは得られないリアルな交流を通じて、強固な人脈を築くことができます。卒業生のネットワークは世界30カ国以上に広がり、「BONDIES」と呼ばれる仲間とのつながりは、卒業後のキャリアにおいても貴重な財産となります。

キャリアアップへの影響

Bond-BBT MBA修了生を対象としたキャリア調査では、約75%がキャリア面でポジティブな変化を経験し、そのうち7割がMBAが大きく影響したと回答しています。最も多かった変化は「年収の増加」で、約82%の修了生が年収アップを実感しており、約10%が「1000万円以上の増加」を達成しています。平均増加額は約400万円でした。

具体的な変化としては、「自信がついた」「人脈・ネットワークが広がった」「キャリアチェンジができた」といった声が多く聞かれます。MBAで培われた体系的な知識、問題解決能力、リーダーシップ、そして英語力は、キャリアの幅を広げ、新たなチャンスを掴むための大きな武器となります。

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学費・サポート体制

学費の概要と奨学金情報

Bond-BBT MBAの学費総額は約316万円です(2025年度)。これは通学型MBAと比較して半額以下であり、国際認証を受けた質の高いプログラムとしては非常に費用対効果が高いと言えます。学費は入学金不要で1科目ごとの分割払いが可能であり、為替の影響も受けない円建てで支払えます。

上記の学費以外に、教科書代、システム利用料(4万円/1ターム)、スタディツアー参加費(約7万円×2回)、およびスタディツアーの実費(航空券代、宿泊費、飲食費など約15~25万円×2回)が別途必要となります。

通学型MBAの場合、ボンド大学では成績優秀者向けの奨学金や、ビジネススクールに入学する大学院生をサポートする補助金型奨学金(最大AUD 4,200)なども提供されています。

入学手続とサポートサービス

Bond-BBT MBAの出願は年3回(1月・5月・9月開講)受け付けており、ウェブサイトからオンラインで願書を提出します。入学事務局では、出願手続きから学習中のサポートまで、きめ細やかな支援を提供しています。

学習面では、オンラインプラットフォーム「AirCampus®」が、映像講義、ディスカッション、グループワーク、バーチャルクラスなど、多様な学習機能を統合しています。また、ボンド大学には学習アドバイザーが常駐しており、英語でのレポート作成やリーディングについて相談できます。

在学生・卒業生への支援

Bond-BBT MBAは、1,300名を超える修了生「BONDIES」のネットワークを大切にしています。在学中はもちろん、卒業後も同期や先輩、後輩との交流が盛んであり、キャリア形成やビジネス機会の創出につながっています。世界30カ国以上に広がるこのネットワークは、卒業生の人生における大きな財産となっています。

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卒業生のキャリアと体験談

さまざまな進路・年収例

Bond-BBT MBAの卒業生は、様々な業界で活躍しており、その進路は多岐にわたります。起業、転職、現在の企業での昇進・昇格など、各自の目標に応じたキャリアアップを実現しています。

キャリア調査の結果では、修了生の約75%がキャリア面でポジティブな変化を経験し、そのうち約82%が年収増加を実感しています。平均年収増加額は約400万円で、中には1000万円以上の増加を達成した修了生も存在します。これは、MBAで得た知識とスキルが、市場価値の向上に直結していることを示しています。

体験談から見えるリアルな価値

  • 栫井 駿介さん(つばめ投資顧問合同会社 代表社員・株式投資アドバイザー)
  • MBA取得後に証券会社を退職し、投資顧問会社を設立。
  • 「Business Planning for Entrepreneurial Ventures Part A」での事業計画作成や「Strategy and Innovation」での企業分析の学びが、起業に直結。
  • オンラインでのディスカッションやグループワークの経験が、オンラインビジネスの可能性を確信させた。
  • 田中 香織さん(IT(システムインテグレーター)企業勤務)
  • マネージャー昇格後の知識・スキル不足を解消するためMBAを取得。
  • 仕事との両立のため、3〜4年かけて1科目ずつ丁寧に学ぶスタイルを選択。
  • 単位ごとの支払い制度が、初期費用を抑えながら学習できるメリットに。
  • MBA取得後は、新たな課題に直面しても解決までの道筋を描けるようになった。
  • 渡辺 翔太さん(日豊海運株式会社 社長室長)
  • 家業のグローバル展開を見据え、経営を担う力を養うためにMBAを選択。
  • 国際認証(AACSB/EQUIS)取得校であることと、オンラインで学べる点に魅力を感じた。
  • ファイナンス、マーケティング、事業戦略など多角的な視点を習得。
  • オーストラリアでのスタディツアーで、多様なバックグラウンドを持つクラスメイトとのディスカッションを経験。
  • 「学んだことを消化し、自分のものにして仕事に活かし、成果を出してこそのMBA取得」と実感。

これらの体験談からは、MBAが単なる知識習得だけでなく、実践的なスキル、自信、そして強固なネットワークをもたらし、キャリアと人生に大きな影響を与えることが分かります。

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まとめ

ボンド大学MBAはどんな人におすすめか

ボンド大学MBAは、以下のような方々におすすめです。

  • グローバルな視点と実践的なビジネススキルを習得し、キャリアアップを目指したい社会人。
  • 仕事や育児と両立しながら、柔軟な学習スタイルで海外MBAを取得したい方。
  • 英語力に自信がないが、将来的にはグローバルな環境で活躍したいと考えている方(日本語と英語のハイブリッド学習が可能)。
  • 国際認証(AACSB/EQUIS)を受けた、質の高いビジネス教育を求めている方。
  • 多様なバックグラウンドを持つ仲間とのネットワークを築き、刺激を受けながら学びたい方。
  • 起業を目指しており、実践的なビジネスプランニングやアントレプレナーシップを学びたい方。

選択のポイントと今後の展望

ボンド大学MBAを選択する際のポイントは、自身のキャリア目標、学習スタイル、英語力、そして費用のバランスを考慮することです。通学型とオンライン型のそれぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に最適なプログラムを選ぶことが成功への鍵となります。

オンライン型(Bond-BBT MBA)は、その柔軟性と質の高い教育内容、そして卒業生が実際にキャリアアップを実現している実績から、今後も多くの社会人にとって魅力的な選択肢であり続けるでしょう。グローバル化が進む現代において、MBAで得られる知識、スキル、そしてネットワークは、個人が変化に対応し、新たな価値を創造するための強力な土台となります。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

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