セブン‐イレブンが取り組む未来への約束:サステナビリティ活動の全貌

セブン‐イレブンのサステナビリティビジョン

持続可能な社会を実現するための基本方針

セブン‐イレブンは「明日の笑顔を共に創る」を理念に掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。同社は、健康な社会、地域と共に生きる社会、環境に配慮した循環型社会、多様な人材が活躍できる社会という4つのビジョンを中心に取り組みを進めています。これらの基本方針は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)、人財(People)という4分野にわたるサステナビリティ活動に基づいています。

「近くて便利なお店」としての社会的使命

セブン‐イレブンは創業から50年にわたり、「近くて便利」という存在価値を追求してきました。ただ便利なだけでなく、地域社会へ安心と豊かさを届けることを使命としています。そのため、安心・安全な商品やサービスの提供だけでなく、環境や社会課題への取り組みを通じて、地域と共に成長する店舗作りを目指しています。

重点課題の特定プロセスと推進体制

セブン‐イレブンでは、サステナビリティ活動を効果的に進めるため、重点課題を特定し、計画的に取り組んでいます。このプロセスでは、気候変動や自然資本への対応などリスクと機会を綿密に分析し、多様なステークホルダーとの対話を通じて、優先すべき課題を明確化しています。これらの活動を推進するため、サステナビリティ委員会を年4回開催し、代表取締役社長が委員長を務めています。

セブン‐イレブンにおける社会課題への取組み

セブン‐イレブンは、地域社会や環境に関連する幅広い社会課題に取り組んでいます。具体的には、食品ロス削減やプラスチック削減、CO2排出量削減などが挙げられます。さらに、地産地消の推進やリサイクル活動など、地域密着型の取り組みを展開することで、社会と企業の共生を実現しています。これらの活動を通じて、企業としてのサステナを達成し、社会的責任を果たしています。

ステークホルダー・エンゲージメントの重要性

セブン‐イレブンは、サステナビリティ活動を進めるうえでステークホルダーとの対話を非常に重視しています。顧客、お取引先、地域社会、従業員など、幅広いステークホルダーとのコミュニケーションを通して、相互に信頼関係を築き、透明性の高い活動を実現しています。このようなエンゲージメントが、地域社会への貢献をより深いものにし、「信頼される、誠実な企業」という目標の一助となっています。

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環境への取り組み:CO2削減と循環型社会の実現

GREEN CHALLENGE 2050の目標と進捗

セブン‐イレブンは、環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』を掲げ、CO2排出量削減や循環型社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。この目標は、2050年までにセブン‐イレブンを含むセブン&アイグループ全体でのCO2排出量をゼロにすることを目指しています。また、2023年時点で、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用などにより、着実に進捗を遂げつつあります。このような取り組みは、サステナの観点からも重要であり、企業としての社会的責任を果たす基盤となっています。

省エネ設備導入によるエネルギー効率向上

セブン‐イレブンは、省エネ性能の高い設備を店舗に導入することで、エネルギー効率向上を図っています。例えば、店舗内の照明にはLEDを採用し、冷蔵施設や空調設備にも省エネルギー型を選定しています。これにより、電力消費量を削減し、CO2排出量の減少に貢献しています。小規模ながらも全国に多数の店舗を展開していることから、これらの技術を各店舗で活用することは大きな環境負荷削減へと繋がります。

サステナブルな原材料・商品の選定

原材料の調達や商品の選定にもサステナビリティの考え方を取り入れています。例えば、持続可能な水産資源から供給されたシーフードや環境負荷の低い農産物の活用など、環境や社会への配慮がなされています。また、生産者との連携を強化し、地域社会との共生を図りつつ、消費者に安心して選んでもらえる商品開発にも注力しています。これにより、環境と調和を保ちながらサステナブルな社会の実現を目指しています。

リサイクル促進とプラスチック削減の取組み

リサイクル促進の一環として、特定の店舗にはペットボトル回収機を設置しており、回収時にはnanacoポイントを付与するといった取り組みを行っています。さらに、プラスチック削減に向けて、レジ袋の有料化や軽量化、再使用可能な素材の採用も積極的に進めています。これらの活動は、お客様の参加を促しつつ、全国規模での意識向上に寄与しています。セブン‐イレブンの店舗が、サステナ社会実現の拠点になるよう努めています。

太陽光発電と再生可能エネルギーの活用

セブン‐イレブンは、店舗や配送センターに太陽光発電パネルを設置することで、再生可能エネルギーの活用を推進しています。また、グループ全体で再生可能エネルギー由来の電力を積極的に契約するなど、CO2削減に向けた多面的な取り組みを展開しています。特に、新規店舗では環境配慮型施設の採用が進んでおり、近年ではエネルギー効率と環境負荷軽減を両立させるモデルケースとして注目されています。

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地域との共存:社会的価値の創出

「佐賀セブンの森」の活動と地域環境保全

セブン‐イレブンは地域と共生する企業として、環境保全活動にも積極的に取り組んでいます。その具体例の一つが「佐賀セブンの森」です。この活動は、地域の自然環境を守り、持続可能な社会を目指す取り組みとして位置づけられています。地元のボランティアや従業員と協力し、森林整備や植樹活動を行うことで、環境保全だけでなく地域住民とのつながりも深めています。このような取り組みを通じて、地域に根ざしたサステナ活動を推進し、未来に向けて持続可能な環境を実現することを目指しています。

地産地消推進によるコミュニティ密着型経営

セブン‐イレブンは地産地消を積極的に推進することで、地域のコミュニティと密接に結びついた経営を行っています。地元で生産された農産物や商品を積極的に取り入れることで、新鮮な食材の提供だけでなく、地元経済の活性化にも寄与しています。こうした取り組みは、地域住民との信頼関係を築きながら、地域全体の持続可能性を高める重要な役割を果たしています。

地域社会へ貢献する教育活動やイベント

セブン‐イレブンでは、地域社会の教育活動やイベントを通じて、地域とともに成長する取り組みを行っています。例えば、地元の学校と連携して行う環境教育プログラムや、食育イベントを通じて、未来を担う次世代への意識啓発を進めています。これらの活動を通じて、地域の子どもたちや住民がサステナや環境問題について理解を深める機会を提供し、持続可能な社会づくりに貢献しています。

災害時の支援・連携体制の整備

災害が発生した際、セブン‐イレブンは迅速に地域住民への支援を行うための強固な連携体制を整えています。全国の店舗ネットワークを活かし、飲食物や生活必需品を被災地に届けることで、地域住民の生活を支える役割を果たしています。また、自治体や地域団体との協定を通じ、災害時の情報共有や物資供給を効果的に行える仕組みを構築しています。これらの取り組みは、セブン‐イレブンの社会的使命を果たす行動として高く評価されています。

次世代に向けた地域交流イベントの開催事例

セブン‐イレブンでは、次世代に向けた地域交流の場を提供するため、さまざまなイベントを企画・実施しています。たとえば、地域の自然をテーマにした体験型イベントや、地元企業とのコラボレーションイベントを開催することで、地域の魅力を発信しながら次世代へのバトンをつなげる取り組みを続けています。これらの活動は、地域コミュニティ全体の絆を強めるだけでなく、未来志向のサステナ活動を推進するための重要な一歩でもあります。

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人財への投資と多様性推進

多様性を重視した雇用の創出と公平な待遇

セブン‐イレブンは、すべての従業員が自分らしく働ける環境を整えることを目指し、多様性を重視した雇用の創出に取り組んでいます。性別、年齢、国籍、障がいの有無に関わらず、平等な機会を提供することで、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる職場づくりを進めています。また、公平で透明性のある待遇を実現することで、全従業員が安心して働ける環境を提供し、セブンらしい「近くて便利」なサービスを支えています。

従業員エンゲージメント向上への取り組み

セブン‐イレブンでは従業員の働きがいやモチベーションを高めるため、定期的な意見交換やアンケート調査を実施し、意見を反映させた職場環境の改善を進めています。また、従業員が意義を感じながら仕事に取り組めるよう、多様なキャリアパスの提案や表彰制度を取り入れています。これにより、従業員一人ひとりがセブン‐イレブンの成長に貢献していると感じられる仕組みを構築しています。

働きやすい職場環境の整備と健康経営

セブン‐イレブンは、働きやすさと健康を重視した職場環境の整備に力を入れています。労働時間や休暇制度の見直しといった働き方改革を実施し、ワークライフバランスの向上を目指しています。また、健康経営の推進として、定期健康診断やメンタルヘルスへの支援体制を積極的に取り入れ、従業員の心身の健康を守る取り組みを進めています。

長期的な人財育成プログラム

セブン‐イレブンでは、長期的な視点での人財育成が重要と考えています。新入社員向けの研修プログラムから、幹部候補向けのリーダーシップ研修まで、段階的な教育体制を用意し、スキルアップを支援しています。また、店舗運営だけでなく、社会貢献活動やサステナに関連した取り組みにも社員が参加できる機会を提供することで、広い視野を持った人材を育てています。

サステナブル経営における人財の役割

セブン‐イレブンのサステナブル経営を推進する上で、人財は欠かせない存在です。従業員一人ひとりが「明日の笑顔を共に創る」という企業理念を共有し、それを実現するために行動することで、持続可能な社会の構築に寄与しています。また、従業員自らが地域社会や環境課題への意識を高めることで、セブン‐イレブン全体としてさらなる成長と信頼を築くことが可能となります。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)