コトラ（広報チーム） 
ローソンのサステナビリティへの基本方針
「安全・安心」と「高付加価値」を掲げる理念
ローソングループは、一貫して「安全・安心」と「高付加価値」を追求する理念を掲げています。この理念は、すべての事業活動の基盤として、「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という企業理念に基づいています。具体的には、お客様へ安全で安心な商品と高品質なサービスを提供し続けることで、人々の生活を豊かにすることを目指しています。また、地域社会への貢献も重視しており、この方針がローソンのサステナビリティへの取り組みを支える重要な柱となっています。
ローソングループのサステナビリティ推進体制
ローソングループでは、サステナビリティへの取り組みを強化するため、明確な推進体制を整備しています。まず、代表取締役社長がCSO（チーフ・サステナビリティ・オフィサー）を務め、全社的なサステナビリティ戦略を統括しています。また、SDGs推進室とSDGs委員会を設置しており、委員会は年4回開催されています。これにより、ローソングループ全体でサステナの目標や進捗を共有し、具体的な行動計画を立てる体制が整っています。このようなトップレベルのガバナンスと専門部署の連携により、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが力強く進められています。
3つの約束が生み出す価値とは
ローソングループが掲げるサステナビリティ方針には、3つの約束が存在します。それは「安全・安心な商品やサービスの提供」、「地域社会との共生」、「未来を担う子どもたちへの貢献」です。この3つの約束は、ローソンの中核的な目標として、社会的価値の創造に直結しています。
たとえば、安全性や品質を追求した商品開発により、消費者からの信頼を獲得しつつ、地域社会のニーズに応えることで、店舗は「マチの拠点」としての役割を果たしています。また、「ローソンSDGs教室」の開催や地域社会を対象とした植樹活動などを通じて、次世代への環境教育や支援活動も積極的に行っています。これらの約束がもたらす価値は、ローソンの企業活動全体を通じて社会に広がり、持続可能な未来への土台を築き上げています。
ローソンが取り組む環境保全活動
「Lawson Blue Challenge 2050」で目指す未来
ローソンは、2050年までの脱炭素社会の実現を目指す「Lawson Blue Challenge 2050」を策定し、サステナ社会への貢献を進めています。この挑戦では、CO2排出量削減や食品ロス削減、プラスチック使用量削減など、具体的な数値目標（KPI）を設定し、2025年や2030年に目指す達成目標を明確化しています。これにより、店舗運営や商品づくりを通じて、自然環境との調和を図る姿勢を強めています。ローソンのサステナビリティ活動の根幹には、「みんなと暮らすマチ」を幸せにする企業理念が強く根付いています。
店舗運営における省エネ・資源循環の実践
ローソンは店舗運営において、エネルギー効率の向上と資源循環型社会の実現を積極的に目指しています。たとえば、店舗における省エネ設備の導入や、廃棄食品のリサイクルの拡大を進めています。また、2023年には店舗建材のリユースを行うリユース店舗の1号店「ローソン津山高野山西店」をオープンし、建材のリユース率90%を目標に据えました。この取り組みにより、CO2排出量約60%削減を実現し、資源循環の好例として評価されています。これらの努力を通じて、持続可能な運営モデルが業界全体に波及することが期待されています。
環境への配慮を示す「グリーンローソン」
環境保全への具体的な取り組みの一環として、ローソンは「グリーンローソン」を展開しています。令和4年11月には、東京都内に新しい形のモデル店舗をオープン。ここでは、プラスチックゴミ削減や食品ロス問題に対応するため、20以上の新施策を導入しました。例えば、生分解性素材の採用や廃プラスチックを活用した商品開発などが行われています。この店舗は、環境への取り組みを“見える化”することで、来店するお客様に新しい視点を提供しています。ローソンのこういった実験的かつ画期的な店舗は、企業のサステナビリティへの真摯な姿勢を象徴しています。
社会とともに歩むローソンの取り組み
ローソンは「私たちは“みんなと暮らすマチ”を幸せにします。」という理念のもと、地域社会とともに成長し、社会に貢献する取り組みを進めています。地域のニーズに応じた活動や従業員が主体となる多様性の促進、お客様と連携した社会貢献活動など、サステナビリティを基盤にした幅広い活動を展開しています。
地域活性化に向けたマチの支援プログラム
ローソンでは地域の発展を支える様々なプログラムを実施しています。例えば、関東地方では「品川スチューデント・シティ」という子ども向けの教育プログラムに参画しており、未来を担う子どもたちに地域社会や環境問題について学ぶ機会を提供しています。また、「湘南国際村めぐりの森植樹祭」では地域住民とともに植樹活動を行い、持続可能な環境づくりにも力を入れています。これらの活動を通じて、ローソンは地域と連携しながら、持続可能な社会の実現に寄与しています。
従業員が主体となる多様性促進活動
ローソンでは従業員一人ひとりが多様性を尊重し、活躍できる職場環境づくりを推進しています。「ローソングループ企業行動憲章」を基盤としたサステナビリティ方針のもと、多様性は組織としての成長を促進する重要な要素であると捉えています。さらに、社員が自主的に参加するプログラムや研修を実施し、多様な視点やアイディアがより良い企業活動へとつながる仕組みを構築しています。これにより、従業員が持つ多様な才能を活かしながら、社会全体の発展にも寄与しています。
お客様と共に進化する募金・社会貢献活動
ローソンはお客様との連携によって、社会課題に対応するための募金活動や社会貢献活動を展開しています。例えば、ローソン店舗では募金箱を設置し、集まった募金を地域や環境への支援活動に活用するほか、災害時には義援金を迅速に届ける取り組みを行っています。また、ローソンが主催する「ローソンSDGs教室」では、お客様や地域住民と一緒にSDGsについて理解を深める機会を提供しています。このように、お客様と一体となって社会貢献活動を進化させることで、持続可能な未来の実現を目指しています。
未来に向けた課題とローソンの挑戦
サステナビリティ報告書での成果と課題整理
ローソンはサステナビリティへの取り組みを透明性高く示すため、定期的にサステナビリティ報告書を発行しています。この報告書では、重点課題（マテリアリティ）に基づく具体的な施策の進捗や成果が詳細に記載されています。たとえば、「Lawson Blue Challenge 2050」を通じて脱炭素社会の実現を目指す取り組みや、食品ロス・プラスチック削減といった環境目標に対する進捗が整理されています。一方で、課題として指摘されるのは、店舗運営におけるさらなる省エネ技術の導入や、地域ごとの異なるニーズへの柔軟な対応が求められる点です。報告書を通じて、ローソンが現状と今後の方向性を明確に示すことは、社会からの信頼を得る重要なステップといえます。
新たな社会課題への対応に向けた挑戦
現代社会では、環境問題だけでなく、多様性の尊重や地域活性化など、解決すべき課題が多岐にわたります。ローソンはこれらの新たな社会課題に対応するため、積極的な挑戦を続けています。たとえば、子ども向け教育プログラム「品川スチューデント・シティ」への参画や、関東地方での植樹活動「湘南国際村めぐりの森植樹祭」への参加など、地域社会への貢献を拡大しています。また、多様性を尊重した職場づくりを目指し、社内コミュニケーションの活性化や従業員のスキルアップを重視しています。これらの取り組みは地域と企業が共存して発展する未来を目指す、ローソンの姿勢を具体的に表しています。
持続可能な社会実現に向けた革新的な取り組み
ローソンは、革新的な施策を通じて、新しい価値を生み出すことにも注力しています。その一例として、「グリーンローソン」の導入があります。ここでは、食品ロス削減や省エネ施策など、20以上のサステナ施策が集約されており、持続可能な店舗運営のモデルケースとなっています。また、店舗建材のリユースによるCO2排出量削減にも取り組み、2023年にはリユース率90%を目指した1号店をオープンさせました。これらの革新的な試みは、未来志向の店舗運営の可能性を広げるとともに、他業種にも大きな影響を与える存在となっています。ローソンは、持続可能な社会の実現のために、挑戦を続ける企業であり続けます。