女性管理職が語る!「私がリーダーになって気づいた新たな景色」

管理職を目指すきっかけと私の挑戦

管理職を意識するまでの背景

私が管理職を意識し始めたのは、キャリアの中で「もっと自分にできることがあるのではないか」と感じたことがきっかけでした。最初は目の前の業務をこなすことに集中していた私ですが、少しずつ部署内外でのコミュニケーションの重要性や、組織全体が成長するための課題を意識するようになりました。その過程で、自分がチームを引っ張る立場になれば、これまで以上に大きな影響を与えられるのではないかと考えるようになったのです。

特に女性として管理職を目指すことに対して、不安がないわけではありませんでした。それでも、「自分らしくリーダーシップを発揮できる女性管理職」を目指し、挑戦することを決意しました。この決意の背景には、日本の職場環境における女性管理職の割合が依然として低い現実があり、自分自身がその一員として変化の一助になれるのではないかと思う気持ちがありました。

初めてのリーダーシップ経験と学び

管理職への第一歩は、初めてプロジェクトリーダーを任されたときでした。当時は、タスクを効率的に割り振り、メンバー全員が納得する形で進行を図ることの難しさに直面しました。最初は自分一人で解決するべきだと感じ、全てを抱え込んでいたのですが、結果的にはチームメンバーとお互いの意見を尊重し合いながら進むことが、最善の成果を生むことを学びました。

また、この経験の中で「組織作りにやりがいを感じる」と実感しました。メンバーの多様な意見をまとめ、課題を乗り越えていく過程では、自分自身も大きく成長していると感じました。初めてリーダーシップの魅力に触れた瞬間でした。

挑戦する上での不安とそれを超えた過程

管理職を目指す中で、やはり「私に本当にできるのだろうか」という不安はつきものでした。特に、意思決定を求められる立場になったとき、その重要性とともに責任の重さを痛感しました。しかし、不安に立ち向かう中で私が意識したのは、「完璧でなくても良い。まず動いてみることが大切」という考え方でした。

また、同期や上司、チームのメンバーとのコミュニケーションを大切にし、多くの意見に耳を傾けることで、客観的な視点を得るように心がけました。最初はチャレンジングだったものの、試行錯誤を繰り返す中で少しずつ自分のスタイルを築き上げることができました。その結果、自分の弱みを克服しながら仕事に取り組む楽しさを実感することができました。

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管理職としてのやりがいと新たな発見

新しく感じた『やりがい』とその魅力

女性管理職として初めてリーダーシップを発揮する場面では、部下やチーム全体が自分の指示やビジョンに従って成果を出す様子を見ることが、大きなやりがいの一つです。特に、目標達成に向けたプロセスの中で部下が成長し、チーム全体が一体感を持てたときの達成感は何物にも代えがたいものがありました。また、これまで培ってきた自分の経験やスキルが組織全体の成功に繋がっていることを実感できるのは、女性管理職という立場ならではの魅力だと感じています。

意思決定の重みと自由度のバランス

管理職になると、意思決定の責任はこれまで以上に大きくなります。一つ一つの判断がチームや組織全体に影響を与えることから、その重みを肌で感じる日々でした。しかし同時に、決断の自由度が増えたことも管理職としての魅力だと言えます。何を優先し、どのように進めていくかを主体的に選べる権限が与えられることで、自分らしいリーダーシップを発揮でき、チームの方向性を明確にする手応えを感じられるようになりました。

視野の広がりがもたらした変化

女性管理職になってから視野が大きく広がりました。それまでは自身のタスクやプロジェクトに集中していたため、チーム全体や会社の戦略まで視野に入れることが少ない状況でした。しかし、管理職として肩書きを持つことで、より広い視点で物事を考えるようになり、部下の育成や組織全体の課題解決に目を向けるようになりました。この視野の変化は、自分自身の成長を感じるとともに、会社全体への貢献度を実感できるきっかけにもなりました。

女性だからこそ見えた課題と解決の糸口

女性管理職として働く中で、女性ならではの視点だからこそ気付けた課題もありました。例えば、女性社員がキャリアと家庭のバランスに悩む様子を間近で見ることがありました。その際、自らも家庭と仕事を両立させる挑戦を続けている立場として、解決策を模索することが重要な課題だと感じました。具体的には、柔軟な働き方を取り入れる提案や、部下それぞれの価値観に寄り添ったコミュニケーションを意識するようにしました。こうした取り組みによって、少しずつ職場環境が改善し、組織全体の雰囲気が良くなったことは、確かな自信にも繋がっています。

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女性管理職特有の悩みとその乗り越え方

偏見や固定観念とどう向き合ったか

女性管理職として働く中で、しばしば偏見や固定観念と向き合う場面がありました。「女性だから感情的になりやすい」「家庭が優先で責任を担いきれないのではないか」という誤解を受けることもありました。しかし、こうした先入観に負けないためには、自分自身の仕事ぶりで信頼を積み重ねることが重要です。結果を出すことで周囲の評価を変えていくと同時に、自分らしいリーダーシップを発揮することで、固定観念を打ち破ることができました。女性管理職としてのやりがいに満ちた道を切り開くためには、周囲の意見に左右されず、自分の価値観を大切に行動する勇気が必要だと実感しました。

家庭やライフイベントとの両立の工夫

女性管理職にとって、家庭や育児、さらにはライフイベントとの両立は大きな課題です。私自身、管理職としての責任を果たしつつ、家族との時間をいかに確保するか試行錯誤しました。具体的には、優先順位を明確にし、自分だけで背負いすぎないよう家族や職場で協力体制を築きました。また、スケジュール管理を徹底することで、業務の効率化を図り、空いた時間を家族へ向ける工夫をしました。周囲との適切なコミュニケーションと柔軟な働き方は、両立を実現するための鍵でした。

部下とのコミュニケーション課題

管理職として部下を率いる立場になった当初は、彼らとどう向き合い、モチベーションを高めるべきか悩むことが多くありました。最も難しいと感じたのは、部下との距離感をどう保つべきかという点です。親しみやすさとリーダーとしての威厳を両立させるために、常に対話の場を設けるよう心がけました。特に、定期的な1on1で個々の業務状況や悩みを聞き出すことで、部下が感じている問題や課題に早期に気付くことができ、信頼関係を築くことができました。女性管理職ならではの視点で、部下一人ひとりの多様性を尊重するコミュニケーションを取ることで、チーム全体の活気も高まったと感じています。この経験は、管理職としてのやりがいを感じる瞬間のひとつでもありました。

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次世代の女性リーダーへのメッセージ

未来への希望と現在の努力のつながり

次世代の女性リーダーにとって、未来は大きな可能性を秘めた舞台です。現在、日本における女性管理職の割合は約12.4%というまだまだ低い数値ですが、状況は少しずつ改善しています。これからの女性リーダーたちが自ら努力を続け、実績を積み上げていくことで、その先には新たなチャンスと景色が広がるはずです。

私自身も現状に甘んじず日々学び、行動を重ねることで管理職としてのやりがいを見つけることができました。その経験から言えるのは、現在の努力が未来の成功につながるということです。一歩一歩の積み重ねが、自信やスキルだけでなく他者からの信頼や評価をもたらすのだと実感しています。次世代のリーダーの皆さんにも、自らの行動が未来を変えていくという意識を持っていただきたいです。

成功体験と失敗から得た教訓

管理職として成功したと感じる瞬間は、チーム全体の成果が上がり、部下が成長している姿を見た時です。しかし、その成功は挑戦の連続、そして失敗を経験したからこそ得ることができました。

例えば、最初に意思決定を任された際には、細かい部分にまで目がいかず結果的にチームに負担をかけてしまったことがあります。その時の経験から、スタッフ一人ひとりの意見を聞きつつ大局を見ながら判断する大切さを学びました。この失敗を通じて築かれたスキルや考え方は、今の私の管理職としての基盤となっています。

失敗を恐れずに挑むことこそが成長の鍵です。どんな経験も教訓となり、未来の自分を支える柱となるでしょう。そのため、次世代の女性リーダーの皆さんには、結果だけではなくその過程から多くを学んでほしいと願っています。

誰もがリーダーになれる可能性を信じて

女性がリーダーになることに対して「自分には向いていないかも」と感じる方がいるかもしれません。しかし、リーダーシップは特別な才能ではなく、周囲と協力する中で次第に育つものです。私も最初は不安を抱えながらのスタートでしたが、一つ一つの経験を積み重ね、周囲のサポートの中でリーダーとしての自覚を持てるようになりました。

管理職とは、単に命令を下す役割ではありません。組織の課題を見極め、最善の方策を導き出し、自分らしくチームを導くことが求められます。それは誰にでも備わる可能性の一つです。女性管理職の中には、成果を上げる組織作りにやりがいを感じ、自ら楽しみながらその役割を果たしている方も多くいます。

誰もがリーダーになれる可能性を信じ、恐れずに挑戦してほしいというメッセージを次世代に伝えたいです。一人ひとりが自らの個性や能力を信じて一歩踏み出すことで、企業全体、ひいては社会全体の未来がより明るいものになるでしょう。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

金融、コンサルのハイクラス層、経営幹部・エグゼクティブ転職支援のコトラ。簡単無料登録で、各業界を熟知したキャリアコンサルタントが非公開求人など多数のハイクラス求人からあなたの最新のポジションを紹介します。