コトラ（広報チーム） 
1. 履歴書の日付を書く前に知っておきたい基本ルール
履歴書の日付は「提出日」が原則
履歴書の日付は、応募先企業に「提出する日」を記入するのが基本的なルールです。例えば、面接に持参する場合はその面接日、郵送で提出する場合はポストに投函した日、あるいは郵便局に持ち込んだ日を基準に記入します。また、メールで提出する場合は送信した日を履歴書に記載します。このルールを守ることで、採用担当者に正確で誠実な印象を与えることができます。
和暦・西暦のどちらを使うべきか
履歴書の日付には、和暦（例: 令和5年）または西暦（例: 2023年）を使用することが可能です。ただし、使用する表記は履歴書全体で統一することが重要です。例えば、履歴書の職歴や学歴には西暦を使用している場合、日付欄も西暦で記載するのが基本となります。統一感のある書類は、採用担当者に対して細部にまで配慮が行き届いている印象を与えるため、ぜひ意識して記入しましょう。
日付を統一する重要性
履歴書だけでなく、職務経歴書や送付状などの関連書類の日付を統一することは非常に重要です。書類ごとに日付がバラバラですと、「この履歴書は使い回しではないか？」という疑念を抱かれてしまう可能性があります。そのため、履歴書作成の際には提出日を基準に統一した日付を記載するようにしましょう。さらに間違いや見落としを防ぐため、日付を最後に記入するのもおすすめの方法です。
2. 提出方法別の履歴書の日付の書き方
郵送する場合の日付の注意点
履歴書を郵送する場合、日付は「ポストに投函した日」または「郵便局に持ち込んだ日」を記載するのが基本です。採用担当者が郵送された履歴書を受け取るタイミングを考慮し、投函日や持ち込み日は実際の提出日として扱われます。送付と履歴書作成の時間差を避け、作業が終わったらすぐに投函することを心がけるとよいでしょう。
面接で直接持参する際の日付のルール
履歴書を面接時に直接持参する場合は、「面接日時」を日付欄に記入します。これは採用担当者が当日に履歴書を受け取るため、履歴書は「当日作成されたもの」と認識される必要があるからです。面接準備の段階で記入を忘れないようにしつつ、もし事前に準備する場合は日付を空欄にしておき、面接当日になってから記入するのも一つの方法です。
メール提出の場合の日付設定
メールで履歴書を提出する場合は、「メールを送信した日」を日付欄に書きます。メールは送信した時間や日付が記録されるため、記載内容にズレがないよう送信直前に記入することをおすすめします。また、他の応募書類と日付が一致しているかも確認することで、採用担当者に対する配慮や細やかな印象を与えられるでしょう。
3. 書き間違えたときはどうする？ミスの対処法
修正ペンや訂正印は使っていいのか？
履歴書の日付を書き間違えた場合、修正ペンや訂正印を使用することは避けるのが基本です。履歴書は正式な書類とみなされるため、修正の痕跡があると「丁寧さに欠ける」「注意力が足りない」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。また、訂正が必要な場合でも、書類全体の見栄えに影響するため、修正ペンや訂正印の使用は採用担当者にマイナスの印象を与えかねません。そのため、日付を間違えたら新しい履歴書を書き直すことが最善の対策となります。
書き直しが必要なケースと判断基準
履歴書の日付を間違えた場合、基本的には書き直しが求められます。特に次のようなケースでは、必ず書き直してください。
- 日付が古すぎる場合：「使い回しでは？」と疑われる可能性があります。
- 日付が間違っている場合：提出日や面接日と一致していない場合は信頼性を損ないます。
- 修正痕が目立つ場合：修正ペンや訂正印を使った箇所はどうしても目立つため、書類として不適切とみなされることがあります。
判断基準として、完成した履歴書を確認して「提出先に失礼でないか」「信頼性が損なわれないか」を考えるとよいでしょう。少々手間でも、書き直すことでプロフェッショナルな印象を与えることができます。
正確な日付の書き方で信頼感アップ
履歴書に正確な日付を記入することは、応募者の信頼感を高めるために非常に重要です。日付欄は単に記入するだけの項目ではなく、応募先に対する「心配り」や「正確さ」をアピールするポイントでもあります。たとえば、「2025年3月15日」のように具体的な日付をきちんと記入することで、相手に丁寧な印象を与えることができます。
また、日付を記入する際には次の2点を意識しましょう。
- 提出方法に応じて適切な日付を記入する：面接に持参する場合は面接日、郵送する場合は送付日、メール提出の場合は送信日を記載するのが基本です。
- 和暦・西暦の表記を統一する：他の書類と整合性を持たせることで、より一貫性のある履歴書となります。
こうした工夫を施すことで、採用担当者にしっかりとした印象を与え、選考を有利に進めるきっかけをつかむことができるでしょう。
4. 履歴書の日付にプロが使う裏技と便利なテクニック
日付ブロックを空欄にしておく利点
履歴書の日付欄を空欄にしておくことには意外な利点があります。履歴書は作成日よりも「提出する日」が重要です。事前に記入しておくと、提出日がずれてしまった際に書き直しが必要になってしまうことがあります。そのため、履歴書を作成する段階では日付欄を空欄にしておき、最終的に提出する前に正確な日付を記入することでミスを防ぎやすくなります。特に、面接日時や郵送日が直前まで確定しないケースでは、この方法が非常に役立ちます。
間違いを防ぐための事前準備
履歴書の日付の記入を正確に行うためには、事前の準備が大切です。まず、応募する企業の提出方法やスケジュールを明確に把握しましょう。面接に持参する場合は面接日、郵送の場合はポスト投函日または郵便局に持ち込む日、メールの場合は送信日を使用することを確認します。また、日付欄を記入する際には、提出用紙全体で和暦もしくは西暦に統一することが重要です。日付ミスを防ぐためにも、事前に必要情報を整理して記録しておくと安心です。
ツールを活用した正確な日付記入
正確な日付を書くためには、便利なツールを活用することも効果的です。例えば、カレンダーアプリを使用して面接日や郵送日を忘れないように設定する、または履歴書テンプレートの記入例を参考に日付を書き込む方法があります。特に手書きで履歴書を作成する場合、注意が必要ですので、記入ミスを防ぐために下書き用の紙や専用テンプレートを利用するのも良いでしょう。さらに、作成時点で正確な日付を記入する場合には、デジタルツールでの作成を検討するとスムーズです。
5. 注意すべきポイントとよくある質問
日付が古いと認識されるリスク
履歴書の日付が古いと、採用担当者に「使い回しの履歴書ではないか」という印象を与えてしまうリスクがあります。日付が古いことで、最新の情報が反映されていない可能性があると疑念を抱かれることもあります。履歴書は応募者の第一印象を左右する重要な書類であるため、このような誤解を避けるためにも、必ず「提出日」に合わせて正確な日付を記入するように注意しましょう。
日付ミスが採用に及ぼす影響
履歴書の日付を間違えることは、採用においてマイナスの印象を与える可能性があります。特に、日付の統一がされていなかったり、提出日と明らかに異なる日付が書かれていたりすると、細かい部分に配慮が行き届いていないと判断される可能性があります。また、「提出日」を意識していない履歴書は、採用担当者から見て「応募に対する本気度が低い」と感じられる場合もあるでしょう。履歴書の日付欄の記入は小さなミスに見えますが、採用結果に大きな影響を与えることがあるため、細心の注意を払うことが重要です。
履歴書の日付に関するQ&A
Q1: 履歴書の日付が郵送の届け日と異なる場合は問題になりますか？\
A1: 履歴書には「発送日」を記入するのが一般的です。ただし、郵便事情によって実際の届日が異なることは問題になりません。応募先への到着予定に合わせて記入すると安心です。
Q2: 和暦と西暦のどちらを使うべきですか？\
A2: 履歴書には和暦、西暦のどちらを使用しても問題ありません。ただし、履歴書全体でどちらかに統一することが重要です。他の書類とも形式を揃えるようにしましょう。
Q3: 誤った日付を書いた場合、修正ペンを使ってもいいですか？\
A3: 修正ペンや訂正印を使用するのは避けましょう。履歴書は正式な応募書類ですので、書き間違えた場合には新しいものを作成することが望ましいです。