コトラ（広報チーム） 
1. 履歴書の適切なサイズ選び
履歴書の一般的なサイズとは？
履歴書の一般的なサイズは、主に「A4」と「B5」の2種類が使われています。それぞれのサイズには特徴があり、用途や応募先によって選び分けられることが多いです。A4サイズは210mm x 297mm、B5サイズは182mm x 257mmという寸法になっています。
A4サイズは、近年の主流のサイズで、多くの企業では書類の整理がしやすいという理由でこのサイズが採用されています。一方で、B5サイズは経歴が少ない応募者や、パート・アルバイトなど簡易的な内容で想定される場合によく利用されています。
A4とB5のどちらを選ぶべきか？
履歴書のサイズを選ぶ際は、応募先との相性を考えることが大切です。特に企業からの指定がない場合は、A4サイズを選ぶことが一般的です。A4サイズは、より内容が詳細に記入できるため、志望動機や職務経歴が豊富な場合や、書類選考を含む正社員や契約社員の選考に適しています。
一方、B5サイズは小さくまとまっているため、比較的簡易な職務経歴や学生アルバイトなど、記載事項が限られる場合に適しています。ただし、内容が充実しているのにB5サイズを選んでしまうと、文字の記載が窮屈に見えてしまう可能性があるため注意が必要です。
応募企業によるサイズの好みと注意点
企業の中には、履歴書サイズの指定が記載されている場合があります。このような場合には、指定されたサイズに従うことが必須です。指定がない場合でも、A4サイズが多くの企業で標準的に使われているため、迷った場合はA4を選ぶのが無難です。
特に大手企業や新卒採用の場合は、A4サイズの履歴書が推奨されており、職務経歴書や添付資料と合わせて統一感を出すことが重要です。一方で、個人商店など中小企業やアルバイトの場合は、B5サイズを好む場合もあります。応募先の企業文化や職種に合ったサイズを選ぶことが印象を良くするポイントです。
また、印刷する際には、記載内容が用紙に美しく収まるよう、余白や文字の配置にも注意が必要です。用紙サイズがズレてしまうと読みにくくなり、評価にも悪影響を与える可能性があるため、必ず印刷設定を確認しましょう。
2. 印刷環境と用紙の準備
自宅のプリンターで印刷する際の設定
履歴書を自宅で印刷する際には、プリンターの設定が重要です。まず、履歴書のフォーマットに合わせた用紙サイズを選択しましょう。一般的にはA4サイズが標準ですが、B5サイズが必要な場合もあるため、応募企業が指定しているサイズを確認してください。
次に、プリンターの設定で「用紙サイズ」が正しいことを確認します。また、「印刷品質」を高品質や細かい設定に変更することで、文字がくっきり印刷されます。さらにカラーの場合でもフォントが見やすくなるように色合いや濃さを調節することが大切です。ズレや印字のかすれを防ぐためには、用紙をきちんとセットし、試し印刷をすることをお勧めします。
適切な紙質と用紙選びの重要性
履歴書の印刷には、紙質も重要なポイントとなります。一般的なコピー用紙でも印刷可能ですが、より質感の良い紙を選ぶと企業に良い印象を与えられます。厚さは70〜90g/m²程度のものがおすすめで、しっかりとした手触りや耐久性を持つ紙を選ぶと良いでしょう。
特に重要なのは、白色度の高い紙を使用することです。白い紙を使用することで、履歴書全体が明るい印象を与え、文字の視認性が向上します。紙質が安定していないと、印刷時のインクがにじんだり、フォーマットが崩れたりする可能性があるため注意しましょう。
印刷前に確認したいポイント
印刷を開始する前には、いくつかの確認事項をチェックすることが重要です。まず、履歴書データが適切なサイズ（A4またはB5）として保存されているかを確認してください。PDF形式で保存すると、フォーマットが崩れず、印刷時も意図した通りの仕上がりが期待できます。
次に、プリンターのインク残量を確認しましょう。インク量が足りないと、文字や写真が薄くなる原因となります。また、プリンター内部の清掃も行い、紙詰まりや印刷品質の低下を防ぎましょう。印刷後には、全体の色むらやズレ、文字のかすれがないかを再度確認してください。特に履歴書の写真がはっきりと印刷されているかどうかを重点的に確認することが大切です。
これらを徹底することで、きれいな履歴書に仕上がり、印象を高めることができます。適切な用紙選びと印刷設定に注意し、書類の完成度を向上させましょう。
3. コンビニのプリントサービスを活用
コンビニで使えるプリントサービス一覧
履歴書を印刷する際、近所のコンビニを活用するのは非常に便利です。主要なコンビニチェーンでは、プリントサービスを提供しており、手軽に高品質な印刷が可能です。例えば、セブンイレブンでは「netprint」、ローソンやファミリーマートでは「Print Sm@rt」や「ネットワークプリント」を利用できます。これらのサービスは、スマートフォンやパソコンからPDF形式のデータをアップロードして指定の店舗で印刷するだけで済むため、時間や手間を大幅に省けます。現代の求職者にとっては、履歴書をキレイに仕上げるための強い味方となるでしょう。
PDF形式の履歴書印刷の手順
PDF形式の履歴書をコンビニで印刷する方法は非常に簡単です。まず、履歴書データをPDF形式で保存します。その後、各コンビニのプリントサービス専用サイトやアプリにアクセスし、保存したPDFデータをアップロードします。次に、印刷したい店舗を選んで発行された予約番号を控え、店頭のマルチコピー機で入力します。印刷設定では、用紙サイズを「A4」や「B5」に選択し、必要に応じてカラーや白黒の選択、プレビュー画面で内容確認も行います。最後に印刷ボタンを押すと、プロ品質の履歴書がすぐに手に入ります。
高品質な印刷を実現するコツ
コンビニで履歴書を印刷する際のポイントを押さえることで、さらに高品質な仕上がりを実現できます。まず、PDFを保存する際には、解像度を高く設定し、文字やラインがくっきり見えるようにしましょう。そして、コンビニのコピー機で用意されている「高画質設定」や「写真モード」を活用します。この設定を使用すると、文字の発色や罫線の仕上がりが向上します。さらに、履歴書の用紙サイズ（A4またはB5）を求人企業の指定に合わせることを忘れないようにしましょう。最後に、印刷後は色ムラや印刷ズレがないかを確認し、仕上がりをきちんとチェックすることで、応募企業に好印象を与える履歴書が完成します。
4. 失敗しない履歴書の印刷手順
色むらやズレを防ぐ方法
履歴書を印刷する際、色むらやズレを防ぐことは非常に重要です。まず、自宅のプリンターで印刷する場合は、使用するトナーやインクカートリッジが十分に残っているか確認しましょう。不足していると、文字がかすれたり印刷物が不均一になったりします。また、印刷時の設定で「高品質印刷」や「画像優先モード」などを選ぶことで、より鮮明な印刷が可能です。さらに、用紙をセットする際はトレーにしっかりと整えて配置し、用紙が斜めにならないよう注意しましょう。
印刷後に確認すべきチェックポイント
印刷した履歴書を仕上げる際には、まず文字のかすれや色落ちがないか確認することが大切です。特に用紙の端や細かい文字部分で色むらが出ていないかを確認すると良いでしょう。また、入力内容が正しく反映されているかもチェックポイントです。誤字脱字がないかや、フォーマットのズレが生じていないかを確認し、問題があれば再度印刷を行います。さらに、履歴書のサイズがA4またはB5でしっかり印刷されているか、そして紙の四隅が曲がっていたり汚れていたりしないかも確認しましょう。
複数部印刷する際の注意点
複数部の履歴書を印刷する際は、すべての枚数において同じ品質が保たれるよう工夫をしましょう。一度に大量の印刷を行うと、インクの消耗や紙詰まりが発生しやすいため、少しずつ印刷するのがおすすめです。また、印刷したものを積み重ねる際には、インクが完全に乾いた状態で処理することで、用紙同士がくっついたり汚れたりするのを防げます。さらに、特に注意したいのは企業ごとに異なるサイズの指定がある場合です。履歴書のサイズが崩れていると評価に影響を与えかねないため、印刷ごとに設定を確実に確認してください。
5. 印象を高める履歴書の仕上げ
適切な二つ折りの方法とポイント
履歴書を二つ折りにする際は、丁寧さが重要です。まず、用紙サイズがA4の場合、二つ折りにするとA5サイズになります。この際、折り目をしっかりとつけることで、書類全体の見た目が整います。折る際は、用紙を両端から揃えて、中央部分を指で軽く押さえながら少しずつ折り目をつけると綺麗に仕上がります。また、手垢や汚れがつかないよう、手を清潔にして作業することを心がけましょう。
封入時のマナーと気を付けたい点
履歴書を封筒に入れる際には、面接官が取り出しやすいよう配慮が必要です。A4サイズの履歴書であれば、大きめの角形2号封筒が適しています。折り目がつかない状態で封入するのが理想ですが、小型の封筒を使用する場合は、二つ折りにして入れることも許容されます。封筒に履歴書を入れる際は、履歴書の文字面が前方（封筒の宛名側）を向くようにし、他の添付書類がある場合は、履歴書の上に重ねます。封筒の封を閉じる際には「〆」マークや封印シールを用いて、丁寧さをアピールしましょう。
履歴書と添付書類をきれいにまとめる方法
履歴書を提出する際には、添付書類とともにきれいに揃えることが大切です。履歴書の順序としては、履歴書を一番上に置き、その下に職務経歴書やその他の必要書類を重ねる形が一般的です。クリアファイルを使用してまとめると、書類全体が折れたりよれたりすることなく清潔感を保てます。クリアファイルに入れることで、面接官が書類に直接触れる際の良好な印象にもつながります。なお、封筒に複数の書類を入れる場合は、順序を崩さないよう注意し、きっちりと入れることで高い評価を得られるでしょう。