公務員専門学校を比較するポイントは?全国の主な学校をエリア別に紹介

学校選びの前に知っておきたい基礎知識

国家公務員と地方公務員の違い

公務員は、大きく国家公務員と地方公務員に分けられます。

国家公務員は、各省庁や国の機関で働き、法律や制度の運用、政策の企画・立案などに携わります。地方公務員は都道府県庁や市区町村役場などで勤務し、住民票の発行や福祉、税務、まちづくりなど地域に密着した行政サービスを担います。

公務員専門学校では、国家公務員試験と地方公務員試験の両方に対応したコースを設けているケースが一般的です。ただし、志望する職種によって必要な試験対策は異なります。まずはどのような公務員を目指したいのかを整理しておきましょう。

主な公務員試験の種類と特徴

公務員試験は、大きく国家公務員試験と地方公務員試験に分けられます。試験区分によって受験資格や試験内容が異なるため、志望する職種に応じて対策を進めることが大切です。

国家公務員試験は、人事院が実施しており、「総合職」「一般職」「専門職」などの区分があります。総合職は主に政策の企画・立案を担う職員を対象とした試験で、「院卒者試験」と「大卒程度試験」が設けられています。一般職は政策の実施や運用を担う職員向けの試験で、「大卒程度試験」「高卒者試験」「社会人試験」があります。専門職は国税専門官や財務専門官、労働基準監督官など、専門的な知識を必要とする職種を対象としており、「大卒程度試験」のほか、「高卒程度試験」が設けられている職種もあります。

地方公務員試験は都道府県や市区町村などが実施します。自治体によって名称は異なりますが、一般的には上級・中級・初級に区分されており、それぞれ大学卒業程度、短大・専門学校卒業程度、高校卒業程度を目安としています。また、行政事務職のほか、技術職や福祉職、警察官、消防官などの採用試験も行われています。

公務員専門学校では、こうした試験区分ごとの対策コースを設けているケースが一般的です。

公務員専門学校の特徴

専門学校と大学の違い

専門学校と大学では、学び方が異なります。

公務員専門学校は、公務員試験対策を中心としたカリキュラムが組まれていることが特徴です。数的処理や文章理解、専門科目、面接対策などを重点的に学び、試験合格を目標に効率よく学習を進められます。

大学では専門分野の研究や幅広い教養科目を学びながら、公務員試験の勉強を進めます。公務員以外の進路も選択しやすいため、将来の選択肢を広く持ちたい人に向いています。

どちらが適しているかは、目指す進路や学びたい内容によって異なります。公務員試験対策に集中したい場合は専門学校、幅広い分野を学びながら進路を検討したい場合は大学が選択肢となるでしょう。

多彩な合格サポート体制

公務員専門学校では、授業だけでなく試験合格に向けたさまざまなサポートを受けられます。

例えば、定期的な模擬試験を実施し、学習の進捗や苦手分野を把握できるようにしている学校があります。また、講師による個別指導や面談を通じて、一人ひとりの状況に応じた学習アドバイスを行う学校もあります。公務員試験では、筆記試験のほか、面接試験や論文試験が課されることがあります。そのため、多くの専門学校では模擬面接や論文添削などの対策も実施しています。

独学では対策しにくい分野について指導を受けられる点は、公務員専門学校ならではの強みといえるでしょう。

卒業後の進路と就職サポート

公務員専門学校の卒業生の多くは、国家公務員や地方公務員、警察官、消防官などとして採用されています。

また、専門学校によっては公務員試験に合格できなかった場合に備え、民間企業への就職支援を行っているケースもあります。履歴書の添削や面接対策などのサポートを受けられるため、進路の選択肢を広げやすい点も特徴です。

卒業後の進路実績やサポート内容は学校によって異なるため、入学を検討する際はあわせて確認しておくとよいでしょう。

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公務員専門学校を選ぶポイント

学費と奨学金制度

公務員専門学校を選ぶ際は、学費だけでなく、入学後にかかる費用も含めて確認することが大切です。

専門学校の学費は学校やコースによって異なります。入学金や授業料のほか、教材費や資格試験の受験料などが必要になる場合もあります。そのため、年間でどの程度の費用がかかるのかを事前に確認しておきましょう。

また、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金や高等教育の修学支援新制度の対象となっている学校もあります。独自の特待生制度や学費減免制度を設けている学校もあるため、利用できる支援制度がないか確認しておくと安心です。

校舎の立地やアクセス

公務員試験の対策は長期間にわたることが多いため、無理なく通学できる立地かどうかも確認しておきたいポイントです。通学時間が長すぎると、授業の予習・復習や自主学習に使える時間が限られてしまいます。また、交通費が継続的な負担になるケースもあります。

学校を選ぶ際は、自宅からの通学時間や利用する交通機関に加え、放課後に自習できる環境が整っているかも確認しておくとよいでしょう。オープンキャンパスに参加する際は、実際の通学ルートや周辺環境もあわせてチェックしておくことをおすすめします。

公務員試験の合格実績

公務員専門学校を選ぶ際は、合格実績を確認しましょう。合格者数や合格率は、学校の指導力や試験対策の充実度を判断する材料の一つになります。

実績を見る際は、国家公務員や地方公務員、警察官、消防官など、自分が目指す職種の合格実績を確認することが大切です。学校によって力を入れている分野や対策コースが異なるため、自分の志望先に近い実績を持つ学校を選ぶことで、より適した指導を受けやすくなります。

また、過去1年だけでなく、数年にわたって安定した実績を残しているかもチェックしておきましょう。

カリキュラムと対応する公務員の職種

公務員試験には、国家公務員や地方公務員のほか、警察官や消防官などさまざまな職種があります。試験区分によって出題科目や選考内容が異なるため、志望する職種に応じた対策が必要です。

学校によっては特定の職種に特化したコースを設けている場合もあれば、幅広い試験区分に対応している場合もあります。自分の目標に合ったカリキュラムが用意されているかを確認したうえで学校を選びましょう。

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地域別の主な公務員専門学校

関東エリア

関東エリアには、公務員試験対策に力を入れている専門学校が数多くあります。

例えば、東京法律公務員専門学校では、国家公務員や地方公務員を目指すコースを設けており、筆記試験から面接試験まで幅広く対策できる環境が整っています。

また、大原法律専門学校も、公務員試験対策に特化したカリキュラムを提供している学校の一つです。行政事務職だけでなく、警察官や消防官などの公安系公務員を目指すコースも用意されています。

関東エリアは学校数が多く、通学スタイルや目指す職種に応じて選択肢を比較しやすい点が特徴です。オープンキャンパスや学校説明会に参加し、カリキュラムやサポート体制を確認したうえで、自分に合った学校を選ぶとよいでしょう。

関西エリア

関西エリアにも、公務員試験対策に特化した専門学校が数多くあります。

例えば、大原簿記法律専門学校梅田校では、国家公務員や地方公務員を目指すコースに加え、警察官や消防官などの公安系公務員向けのコースも設けています。筆記試験対策だけでなく、面接や論文対策にも対応しています。

また、京都公務員&IT会計専門学校では、公務員・IT・会計の複合専門学校です。行政職を目指すコースのほか、警察官や消防官などを対象としたコースも用意されています。

関西エリアは、大阪や京都を中心に公務員専門学校が集まっており、行政職から公安職まで幅広い進路に対応した学校を選びやすい点が特徴です。オープンキャンパスや学校説明会に参加し、カリキュラムやサポート体制を比較しながら検討するとよいでしょう。

北海道・東北エリア

北海道・東北エリアにも、公務員試験対策に力を入れている専門学校があります。

例えば、国際ビジネス公務員大学校(福島県)では、国家公務員や地方公務員、警察官、消防官など幅広い試験区分に対応したコースを設けています。基礎から段階的に学べるカリキュラムに加え、面接対策も行っています。

また、仙台大原簿記情報公務員専門学校(宮城県)では、公務員学科を設置しており、国家公務員や地方公務員、警察官、消防官などを目指すさまざまなコースを展開しています。試験区分ごとにコースが分かれているため、志望先に応じた対策を行いやすい点が特徴です。

北海道・東北エリアは、首都圏や関西圏と比べると学校数は限られますが、地域に根差した指導を行う学校が多い点が特徴です。地元自治体への就職を目指す場合は、各学校の合格実績やサポート内容を確認しながら比較検討するとよいでしょう。

中部(東海・北陸甲信越)エリア

中部エリアにも、公務員試験対策に特化した専門学校があります。

例えば、大原法律公務員専門学校名古屋校では、国家公務員や地方公務員を目指すコースに加え、警察官や消防官などの公安系公務員向けのコースも設けています。筆記試験対策から面接対策まで、採用試験全体を見据えた指導を行っています。

また、東京法律公務員専門学校名古屋校では、公務員試験対策を中心としたカリキュラムを提供しており、行政職や公安職など幅広い進路に対応しています。

中部エリアは、名古屋市を中心に公務員専門学校が集まっているほか、北陸や甲信越にも公務員コースを設置している専門学校があります。通学のしやすさや対応している試験区分を確認しながら、自分に合った学校を選ぶとよいでしょう。

中国・四国エリア

中国・四国エリアにも、公務員試験対策に力を入れている専門学校があります。

例えば、大原ビジネス公務員専門学校岡山校では、国家公務員や地方公務員を目指すコースに加え、警察官や消防官などの公安系公務員向けのコースを設けています。筆記試験対策だけでなく、面接試験対策にも対応しています。

また、穴吹ビジネス専門学校(香川県)では、公務員試験対策コースを設置しており、行政職や公安職など幅広い進路に対応しています。

中国・四国エリアは、首都圏や関西圏と比べると学校数は多くありませんが、地域の公務員試験に対応した指導を行う学校があります。地元での就職を目指す場合は、各学校のカリキュラムや合格実績を確認しながら比較検討するとよいでしょう。

九州・沖縄エリア

九州・沖縄エリアにも、公務員試験対策に力を入れている専門学校があります。

例えば、鹿児島情報ビジネス公務員専門学校では、国家公務員や地方公務員、警察官、消防官などを目指すコースを設けており、筆記試験から面接試験まで幅広く対策しています。

また、麻生公務員専門学校福岡校では、公務員試験対策に特化したカリキュラムを提供しており、行政職や公安職などさまざまな進路に対応しています。

九州・沖縄エリアは、福岡市を中心に公務員専門学校が集まっているほか、各県にも公務員コースを設置している学校があります。通学のしやすさや対応している試験区分、合格実績などを比較しながら、自分に合った学校を選ぶとよいでしょう。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

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