【2024年最新】ロボアドバイザー徹底解説!仕組み・メリット・デメリットをわかりやすく紹介

はじめに

ロボアドバイザーとは何か

ロボアドバイザー(以下、ロボアド)とは、AI(人工知能)を活用し、投資家一人ひとりの年齢、収入、投資経験、リスクに対する考え方などの情報に基づいて、最適な資産運用プランの提案や実際の運用までを自動で行ってくれるサービスです。2000年代後半に米国で始まり、日本では2016年頃から本格的にサービスが展開され、投資初心者を中心に注目を集めています。

この記事の想定読者と目的

この記事は、これから資産運用を始めたいと考えている投資初心者の方や、忙しくて投資の知識を学ぶ時間がない方、すでに投資経験はあるものの、より効率的・客観的な運用を求めている方を主な読者層としています。ロボアドの基本的な仕組みからメリット・デメリット、他の投資商品との違い、主要サービスの比較、始め方まで、幅広く解説することで、ご自身の投資スタイルに合った選択ができるようにサポートすることを目的としています。

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ロボアドバイザーの仕組みと種類

ロボアドは、主に「投資一任型」と「アドバイス型」の2種類に分けられます。それぞれ特徴と向いている人が異なります。

投資一任型とアドバイス型の違い

  • 投資一任型:投資一任契約を締結し、ロボアドが投資商品の選定、売買、リバランス(資産配分の調整)まで、運用にかかるすべてを自動で行うサービスです。利用者は口座に入金するだけで、基本的に「ほったらかし投資」が可能です。
  • アドバイス型:ロボアドが最適な資産配分や金融商品を提案しますが、実際の買い付けや運用途中のリバランスは利用者自身が行うサービスです。

各タイプの特徴・向いている人

  • 投資一任型:
  • 特徴:運用を完全に自動化でき、投資に関する知識や時間がなくても手軽に始められます。人間の感情に左右されない客観的な投資判断が期待できます。
  • 向いている人:投資初心者、忙しい会社員や主婦、投資判断に自信がない人、手間をかけずに長期的な資産形成を目指したい人。
  • アドバイス型:
  • 特徴:提案されたポートフォリオを参考に、自分で投資商品を選び、運用することができます。投資一任型に比べて手数料が無料または安価なことが多いです。
  • 向いている人:ある程度の投資経験があり、自分で投資判断を下したい人、ロボアドのアドバイスを参考にしながらも、主体的に運用に関わりたい人、コストを重視したい人。

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ロボアドバイザーのメリットとデメリット

ロボアドバイザーには、手軽に資産運用を始められるという大きなメリットがある一方で、いくつか注意すべきデメリットも存在します。

ロボアドバイザーのメリット

知識や時間がなくても自動運用できる

ロボアドの最大のメリットは、投資に関する専門知識や時間を十分に確保できない人でも、手軽に資産運用を始められる点です。特に投資一任型の場合、口座開設と入金手続きさえ済ませれば、あとはロボアドが自動的に最適なポートフォリオの構築から、日々の市場変動に応じたリバランス、さらには税金最適化まで行ってくれます。これにより、投資判断に迷うことなく、感情に左右されない客観的な運用が可能です。

長期・分散投資が可能

ほとんどのロボアドは、長期的な視点での分散投資を基本戦略としています。国内外の株式、債券、不動産(REIT)、金といった複数の資産に幅広く分散して投資することで、リスクを低減しながら安定したリターンの獲得を目指します。また、毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」を活用することで、高値掴みのリスクを抑え、長期的に平均購入単価を平準化する効果も期待できます。

ロボアドバイザーのデメリット・リスク

手数料がやや高め

投資一任型のロボアドは、運用資産額に対して年率1%前後の手数料がかかるのが一般的です。これは、自分で低コストのインデックスファンドなどを組み合わせて運用する場合と比較すると、やや割高に感じるかもしれません。例えば、信託報酬が0.1〜0.2%程度のインデックスファンドと比べると、約1%のコスト差が生じることになります。長期で運用した場合、この手数料の差が最終的な資産額に大きく影響を与える可能性があるため、慎重な検討が必要です。

元本保証がないなど注意点

ロボアドは投資商品であるため、元本保証はありません。市場の変動によっては、運用資産が一時的に元本を割り込むリスクも存在します。特に短期的に大きな利益を狙うには不向きであり、数日や数ヶ月といった短い期間で結果を求める人には適していません。また、投資一任型の場合、運用をすべて任せるため、投資家自身の知識が身につきにくいという側面もあります。提案されたポートフォリオや運用状況を定期的にチェックし、自分なりに学習する姿勢が重要です。さらに、NISA(少額投資非課税制度)に対応していないサービスもあるため、非課税の恩恵を受けたい場合は、NISA対応の有無を事前に確認する必要があります。

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他の投資商品との違いを徹底比較

ロボアドバイザーは、他の様々な投資商品やサービスと似ているようで異なる特徴を持っています。ここでは、主な投資商品との違いを比較し、ロボアドがどのような位置づけにあるのかを明確にします。

投資信託とロボアドバイザーの違い

投資信託は、多くの投資家から資金を集め、専門家が株式や債券などの金融資産に投資し、その運用成果を投資家に還元する金融商品です。一方、ロボアドバイザーは、この投資信託を含む複数の金融商品をAIが自動で選定・運用するサービスです。

  • 商品選定と運用:投資信託では投資家自身が数百銘柄の中から投資先を選択し、リバランスも自分で行う必要があります。ロボアドでは、利用者のリスク許容度に応じてAIが最適なポートフォリオを提案し、投資一任型であれば自動で運用からリバランスまで行います。
  • 手間と知識:投資信託は自分で商品を選び、市場情報を収集する必要があるため、ある程度の知識と手間がかかります。ロボアドは、知識や時間がなくても手軽に始められる点が大きな違いです。
  • コスト:投資信託、特にインデックスファンドは信託報酬が低コスト(0.1〜0.2%程度)な商品が多いです。投資一任型のロボアドは、運用手数料を含めると年率1%前後と、投資信託単体よりも高くなる傾向があります。

ファンドラップやAI投資との違い

  • ファンドラップ:証券会社などの金融機関と投資一任契約を結び、専門家が対面で相談に乗った上で、個別の顧客に合わせたポートフォリオの提案から運用までを行うサービスです。ロボアドの投資一任型とサービス内容は似ていますが、対面での手厚いサポートがあるため、最低投資額が数百万円と高額で、手数料も年率2〜3%とロボアドよりも高くなる傾向があります。
  • AI投資:AI(人工知能)技術を活用して市場分析、投資戦略の生成、リスク管理などを行う投資手法全般を指します。ロボアドバイザーの中にはAI技術を活用しているものも多いですが、すべてのロボアドバイザーがAI機能を全面的に用いているわけではありません。AI投資は、ビッグデータ分析による市場予測や学習機能で予測精度を高めることができるという特徴があります。

新NISAやiDeCoとの関係

  • 新NISA:2024年から始まった少額投資非課税制度で、年間投資上限額1800万円(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円)まで投資で得た利益が非課税になる制度です。ロボアドバイザーの中にはWealthNaviやSUSTENなど、NISA口座に対応しているサービスもあります。NISAとロボアドを組み合わせることで、非課税のメリットを享受しながら、自動で効率的な資産運用が可能になります。
  • iDeCo(個人型確定拠出年金):私的年金制度の一つで、掛金が全額所得控除になるなど税制優遇が大きいですが、原則60歳まで引き出しができません。現状、iDeCoで直接ロボアドを利用できるサービスはありません。ただし、助言型のロボアドが提案するポートフォリオを参考に、iDeCoの対象商品の中から自分で運用商品を選んで投資することは可能です。iDeCoは老後資金形成に特化した制度であるため、60歳以前に引き出す可能性がある資金や、柔軟な運用をしたい資金にはロボアドが向いていると言えるでしょう。

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主要ロボアドバイザーサービス徹底比較

国内で提供されている主要なロボアドバイザーサービスは多岐にわたります。ここでは、代表的なサービスの特徴、コスト、使いやすさ、リターンなどを比較し、どのような人に向いているかを解説します。

WealthNavi、THEO、楽ラップなど主要サービスの特徴

主要なロボアドバイザーサービスには、WealthNavi、THEO、ROBOPRO、楽ラップ、ON COMPASS、SUSTEN、らくらく投資、投信工房、SMBCロボアドバイザー、Wealth Wing、マネックスアドバイザー、ダイワファンドラップオンラインなどがあります。

  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • 特徴:預かり資産・運用者数国内トップクラス。世界約50か国12,000銘柄に分散投資。NISA対応(おまかせNISA)、自動税金最適化機能「DeTAX」を搭載。最低投資額1万円から。
  • THEO(テオ)+ docomo
  • 特徴:docomoと提携し、運用資産額に応じてdポイントが貯まる。世界約70の国・地域、20,000銘柄以上が対象。231通りのポートフォリオを提案。自動税金最適化機能「Tax Optimizer」を搭載。最低投資額1万円から。
  • ROBOPRO(ロボプロ)
  • 特徴:AIが相場を先読みし、毎月投資配分をダイナミックに変更する独自の運用戦略。高いパフォーマンスを目指す。最低投資額10万円から。
  • 楽ラップ
  • 特徴:楽天証券が提供。固定報酬型と成功報酬型の2種類の手数料コースが選択可能。相場の急変時に株式の比率を下げ、債券の比率を上げる「下落ショック軽減機能(DRC機能)」を搭載。最低投資額1万円から。
  • ON COMPASS(オンコンパス)
  • 特徴:マネックスグループ提供。最低投資額1,000円からと少額で始めやすい。詳細なシミュレーション機能が充実。対面サポート「ON COMPASS+」も提供。
  • SUSTEN(サステン)
  • 特徴:独自の金融工学理論に基づく運用戦略。NISA最適化機能を搭載し、新NISAに完全対応。NISA口座で1年以上出金がない場合にキャッシュバック特典あり。最低投資額1円から。
  • らくらく投資
  • 特徴:楽天証券が提供する助言型ロボアドバイザー。低コストのファンドをNISAつみたて投資枠で積立可能。楽天カードクレジット決済や楽天ポイントでの投資にも対応。最低投資額100円から。
  • 投信工房
  • 特徴:松井証券が提供するアドバイス型。低コストのインデックスファンドを中心にポートフォリオを提案。自動リバランス機能も搭載されており、実質的に投資一任型に近い。最低投資額100円から。

サービスごとのコスト・使いやすさ・リターン比較

サービス名分類手数料(年率・税込)信託報酬(年率・税込)最低投資金額リバランスNISA対応税負担最適化主な投資対象WealthNavi自動運用型1.1%(3,000万円超0.55%)0.07〜0.13%程度1万円適宜〇〇ETF(株、債券、金、不動産)THEO自動運用型1.1%(3,000万円超0.55%)なし(手数料に含む)1万円毎月×〇ETF(株式、債券、不動産、金、銀、等)ROBOPRO自動運用型1.1%(3,000万円超0.55%)非公開10万円毎月××米国上場ETF(先進/新興国株、債券、不動産、金など)楽ラップ自動運用型固定報酬型最大0.715%0.330%程度1万円原則四半期に1度××国内外の株式、債券、REITON COMPASS自動運用型投資一任報酬0.66%0.22%1,000円原則3か月に1度〇×国内外の株式、債券、REITSUSTEN自動運用型0.12%~0.58%0.022~0.297%程度1円毎日〇〇ETF、先物(株式、債券、通貨、コモディティ、VIX)らくらく投資自動運用型信託報酬のみ管理費用0.4915%程度100円-〇×投資信託投信工房アドバイス型信託報酬のみ0.16%100円年4回(指定日)〇×株、債券、コモディティ、REITSMBCロボアドバイザー自動運用型信託報酬のみ1.007%1万円-〇×株式、債券、REITWealth Wing自動運用型0.99%※別途売却手数料1%、情報利用料330円/月非公開15万円適宜××日本株マネックスアドバイザーアドバイス型サービス利用料0.330%0.166%程度5万円適宜××国内ETF、株式、為替ヘッジ型債券、REITダイワファンドラップオンライン自動運用型1.1%概算0.11~0.34%1万円適宜×〇ファンド(国内外の株式や債券など)

※上記は代表的な情報であり、詳細な条件や最新情報は各公式サイトでご確認ください。

  • 使いやすさ:スマホアプリの有無や操作性、診断の分かりやすさなどが使いやすさに影響します。WealthNaviやTHEO、らくらく投資などはアプリが充実しており、手軽に運用状況を確認できます。
  • リターン:各社が公開している運用実績を比較する際は、集計期間や前提条件が異なるため注意が必要です。一般的に、リスク許容度が高いコースほどリターンも高くなる傾向があります。ROBOPROはAIによる相場予測で高いリターンを目指すという特徴があります。SUSTEN(NISA)は直近3年間のリスク許容度最大コースで高い実績を出しています。

どのサービスがどんな人に向いているか

  • WealthNavi:業界最大手でNISA対応、自動税金最適化機能もあるため、実績と安心感を重視する投資初心者、手間なく非課税枠を最大限活用したい人に特におすすめです。
  • THEO+ docomo:dポイントを貯めているドコモユーザーには特におすすめです。多様なポートフォリオから自分に合ったものを選びたい人にも良いでしょう。
  • ROBOPRO:AIによる積極的な運用で高いリターンを目指したい人、相場予測に興味がある人に向いています。ただし、最低投資額はやや高めです。
  • 楽ラップ:楽天証券のユーザーで、楽天経済圏を活用したい人。下落ショック軽減機能に関心がある人に向いています。
  • ON COMPASS:最低投資額が低く、詳細なシミュレーション機能で運用目標を具体的に設定したい人、マネックス証券のサービスを利用している人におすすめです。
  • SUSTEN:新NISAを最大限活用し、低コストで長期運用したい人、成果報酬型手数料に関心がある人に向いています。
  • らくらく投資:楽天証券ユーザーで、NISAのつみたて投資枠を低コストで手軽に利用したい人、楽天ポイントを活用したい人におすすめです。
  • 投信工房:松井証券のユーザーで、低コストでアドバイスを受けながらも、最終的な投資判断は自分で行いたい人に向いています。
  • Wealth Wing:日本株に特化して投資したい人、ANAマイルを貯めたい人におすすめです。

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ロボアドバイザーの始め方・実践ガイド

ロボアドバイザーでの資産運用は、インターネット上で手軽に始めることができます。ここでは、一般的な始め方の手順を解説します。

口座開設の手順

  1. 運営会社のサイトにアクセス:パソコンまたはスマートフォンで、利用したいロボアドバイザーサービスの公式サイトにアクセスします。
  2. 無料診断を受ける:ほとんどのサービスで、年齢、収入、投資経験、運用目的、リスク許容度などに関する簡単な質問(5分程度)に回答します。
  3. 運用コースとポートフォリオの確認:診断結果として、あなたに合った運用コースと具体的なポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)が提案されます。内容に納得がいかない場合は、回答を変えて再度診断することも可能です。
  4. 口座開設の申し込み:提案内容に納得したら、口座開設の申し込み手続きに進みます。
  5. 個人情報の入力と本人確認書類の提出:氏名、住所、連絡先、銀行口座などの個人情報を入力し、マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類をアップロードまたは郵送で提出します。オンラインでの手続きであれば、最短で2営業日程度で口座開設が完了することもあります。
  6. 口座開設通知の受け取り:口座開設が完了すると、メールまたは郵送で通知が届きます。
  7. 口座への入金:開設されたロボアドバイザーの証券口座に、銀行口座から運用資金を振り込みます。

リスク許容度の診断と運用コースの選択

ロボアドバイザーは、最初に利用者のリスク許容度を診断します。リスク許容度とは、投資で発生する損失に対して、どれくらいまで受け入れられるかという度合いを示すものです。この診断結果に基づいて、リスクとリターンのバランスが異なる複数の運用コースが提示されます。例えば、リスク許容度が高いと判断されれば、株式の比率が高い積極的な運用コースが提案される傾向にあります。自身の運用目的や、もし損失が出た場合の生活への影響などを考慮し、最適な運用コースを選択することが重要です。

実際の運用フロー

口座に入金が完了すると、選んだ運用コースに基づいて自動的に資産運用がスタートします。投資一任型の場合、その後は基本的に「ほったらかし」で運用が継続されます。

  • 自動でのポートフォリオ管理:ロボアドが、市場の変動に応じて当初設定した資産配分のバランスが崩れないよう、自動でリバランスを行います。
  • 運用状況の確認:PCやスマートフォンのアプリを通じて、いつでも運用状況や資産評価額を確認できます。
  • 積立投資の設定:多くのサービスでは、毎月一定額を自動で積み立てる設定が可能です。これにより、ドルコスト平均法の効果でリスクを抑えながら、長期的な資産形成を促進できます。
  • 出金・解約:基本的にいつでも出金や解約が可能ですが、サービスによっては手数料が発生する場合もあります。

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よくある疑問・Q&A

「ロボアドはやめとけ」と言われる理由は?

「ロボアドはやめとけ」と言われる主な理由には、以下の3点が挙げられます。

  • 手数料が割高:投資一任型のロボアドは、運用資産の年率1%前後の手数料がかかることが多く、低コストのインデックスファンドと比較すると割高に感じられることがあります。長期運用において、この手数料差が最終的な利益に影響を与える可能性があります。
  • 投資の知識が身につきにくい:運用をすべてロボアドに任せる投資一任型の場合、自分で銘柄選定や市場分析を行う機会が少ないため、投資に関する知識や経験が身につきにくいという側面があります。
  • 短期的な大きな利益は期待できない:ロボアドは、長期的な分散投資を基本戦略としているため、数日や数ヶ月といった短期間で株やFXのような大きな利益を狙うのには不向きです。

これらのデメリットはありますが、知識や時間がない中で手軽に資産運用を始めたい人にとっては、手数料を払ってでも得られるメリットが大きいと考えることもできます。

どんな人がロボアドバイザーに向いているのか

ロボアドバイザーは、特に以下のような人に向いています。

  • 投資初心者で何から始めていいか分からない人:簡単な質問に答えるだけで、自分に合った最適なポートフォリオを提案してもらえるため、投資のハードルが下がります。
  • 忙しくて投資に時間をかけられない人:投資一任型であれば、運用開始後の銘柄選定、売買、リバランスなどをすべて自動で行ってくれるため、手間がかかりません。
  • 感情に流されずに客観的な運用をしたい人:AIやアルゴリズムに基づいた運用は、人間の感情的な判断ミスを防ぎ、冷静な投資判断を支援します。
  • 少額から長期・分散投資を始めたい人:多くのサービスが少額から積立投資に対応しており、リスクを抑えながらコツコツと資産を増やしていくのに適しています。
  • 新NISA制度を効率的に活用したい人:NISA対応のロボアドを利用すれば、非課税枠を最大限活用しながら自動運用が可能です。

ロボアドバイザーと他の投資方法の選び方

ロボアドバイザー、投資信託、iDeCo、株式投資など、様々な投資方法の中から自分に合ったものを選ぶためには、以下の点を考慮すると良いでしょう。

  • 投資の目的:老後資金の形成(iDeCo)、子どもの教育資金や住宅資金などの特定の目標達成(NISA対応ロボアド)、短期的な利益追求(株式投資、FX)など、目的に応じて選択肢が変わります。
  • 投資経験と知識:投資初心者で知識を身につける時間がない場合はロボアド(投資一任型)が、自分で深く学びながら運用したい場合は投資信託や株式投資が向いています。
  • リスク許容度:元本割れを極力避けたい場合は、ロボアドの低リスクコースや不動産クラウドファンディング(優先劣後構造など元本割れ対策がある場合)などを検討し、高いリターンを狙いたい場合はハイリスク・ハイリターンの商品も視野に入れます。
  • かけられる手間と時間:運用を「ほったらかし」にしたい場合はロボアド(投資一任型)が最適です。自分で銘柄を選び、定期的にリバランスする手間を惜しまないなら投資信託や個別株も良い選択肢となります。
  • コスト:手数料を極力抑えたい場合は、信託報酬の低いインデックスファンドが有利です。サービスの手厚さや自動化のメリットに価値を見出すなら、ロボアドの手数料も許容範囲となるでしょう。

これらの要素を総合的に判断し、ご自身のライフスタイルや価値観に合った投資方法を選択することが、資産運用成功の鍵となります。

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まとめ

ロボアドバイザーで資産運用する際のポイント

ロボアドバイザーは、AIやアルゴリズムの活用により、投資初心者から経験者まで幅広い層にとって手軽で効果的な資産運用ツールとなり得ます。運用を始める際は、まず自身の投資目的やリスク許容度を明確にし、それに合った「投資一任型」か「アドバイス型」かを選択することが重要です。手数料体系、NISA対応の有無、自動リバランス機能、最低投資金額なども比較検討し、納得のいくサービスを選ぶようにしましょう。

向いている人・向いていない人

  • 向いている人
  • 投資に関する知識や時間がない初心者
  • 感情に左右されず、客観的な運用をしたい人
  • 手間をかけずに長期的な分散投資をしたい人
  • 少額からコツコツと資産形成を始めたい人
  • 向いていない人
  • 短期間で大きな利益を追求したい人
  • 自分で投資銘柄を選び、積極的に運用に関わりたい人
  • 手数料を徹底的に抑えたい人

これからロボアドバイザーを始めたい人へのアドバイス

ロボアドバイザーは、現代の忙しい人々にとって、資産運用への第一歩を踏み出す強力な味方です。しかし、すべてを任せきりにするのではなく、定期的に運用状況を確認し、自分自身の金融リテラシーを高める努力も続けることが大切です。まずは少額からスタートし、投資の感覚を掴みながら、長期的な視点で資産形成に取り組んでいきましょう。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

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