コトラ（広報チーム） 
はじめに
MBAとは何か？概要と取得メリット
MBA（Master of Business Administration）は「経営学修士」を指し、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される学位です。MBAプログラムでは、経営戦略、財務、マーケティング、リーダーシップ論など、企業経営に必要な幅広い知識とスキルを体系的に学ぶことができます。
MBAを取得するメリットは多岐にわたります。
- 経営全般の専門知識を体系的に習得できる
- キャリアの選択肢が広がり、昇進や年収アップが期待できる
- グローバルな人脈を形成できる
- 課題解決能力や論理的思考力が向上する
- 起業や新規事業立ち上げに役立つ知識とスキルを身につけられる
特に海外MBAでは、国際的な環境で学ぶことで高度な英語力や異文化理解力が養われ、グローバルに活躍できる人材としての評価が高まる傾向があります。
記事の対象と目的：これからMBA取得を検討する社会人・学生へ
この記事は、MBA取得を検討している社会人や学生の皆様を対象としています。MBAプログラムは多種多様であり、学費も大きく異なります。本記事では、国内、海外、オンラインといった様々なMBAプログラムの費用相場を徹底的に比較し、学費を抑える方法や賢い選び方について詳しく解説します。
MBAプログラムの種類と選び方
国内・海外・オンラインMBAの特徴
MBAプログラムは、大きく分けて国内MBA、海外MBA、オンラインMBAの3種類があります。それぞれ特徴が異なります。
- 国内MBA
- 日本語で学習できるプログラムが多く、英語力に不安がある場合でも学びやすい
- 仕事を続けながら通学できるパートタイムや夜間・週末プログラムが充実している
- 学費は海外MBAに比べて比較的安価な傾向がある
- 国内企業でのキャリアアップや国内での起業を目指す場合に有効
- 海外MBA
- 国際的に評価の高いビジネススクールが多く、高いブランド力を誇る
- 英語での授業や多国籍なクラスメイトとの交流を通じて、グローバルなビジネススキルと英語力が向上する
- 外資系企業や国際機関への就職・転職に有利な場合が多い
- 学費や生活費が高額になる傾向がある
- オンラインMBA
- 自宅や好きな場所で学習できるため、地理的な制約がない
- 仕事や家庭と両立しながらMBA取得を目指せる
- 通学型に比べて学費が抑えられるプログラムも多い
- 学習期間を柔軟に調整できるプログラムもある
- 海外の有名ビジネススクールが提供するオンラインプログラムも選択肢となる
フルタイム・パートタイム・オンライン：学び方別の違い
MBAの学び方には、主にフルタイム、パートタイム、オンラインの3つの形態があります。
- フルタイム
- 平日昼間に集中的に学習する全日制プログラム
- 期間は1〜2年が一般的で、短期間で学位取得を目指せる
- 仕事を休職または退職する必要があるため、期間中の収入が途絶えるリスクがある
- 授業や課外活動に時間を多く割けるため、より深く経営学を学び、クラスメイトとの交流を深めやすい
- パートタイム
- 平日夜間や土日を中心に学習するプログラム
- 仕事を続けながらMBA取得を目指せるため、キャリアを中断せずに済む
- 期間は2年が一般的だが、柔軟な履修制度を設けている学校もある
- 学費はフルタイムと同等かやや安価な場合が多い
- オンライン
- 完全オンラインまたはオンライン中心で講義を受講するプログラム
- 時間や場所の制約が少なく、自分のペースで学習を進められる
- 忙しい社会人にとって仕事や家庭との両立がしやすい
- 国内外の多くの大学院で提供されており、選択肢が広がっている
- 学費は通学型に比べて安価な傾向にある
選択基準：費用以外に見るべきポイント
MBAプログラムを選ぶ際には、学費だけでなく以下の点も考慮することが重要です。
- キャリア目標との相性
- 卒業後にどのようなキャリアパスを描いているかによって、選ぶべきプログラムが異なります。特定の業界や職種への転職を目指すのか、現職での昇進を目指すのか、起業を考えているのかなど、自身の目標とプログラムの内容が合致しているかを確認しましょう。
- カリキュラムの内容と専門性
- 経営学の基礎から応用まで体系的に学べることはもちろん、特定の分野（例：テクノロジーマネジメント、ファイナンス、国際ビジネスなど）に強みを持つプログラムもあります。自分が深めたい専門知識が得られるか、実践的な内容が含まれているかを確認しましょう。
- 国際認証の有無とランキング
- 国際認証（AACSB、AMBA、EQUISなど）は、MBAプログラムの質を保証する重要な指標です。これらの認証を取得しているビジネススクールは、世界的に認められた高い教育水準を提供しています。また、Financial TimesやQSなどのMBAランキングも、学校の評価を測る一つの目安となります。
- 人脈形成の機会
- MBAは学問だけでなく、多様なバックグラウンドを持つクラスメイトや卒業生との人脈形成も大きな価値となります。ディスカッションやグループワーク、アルムナイネットワークの充実度なども確認しましょう。
- 学習環境とサポート体制
- オンライン学習環境の質、日本人スタッフによるサポートの有無、キャリア支援サービスなど、学習を継続し、目標達成をサポートしてくれる体制が整っているかを確認しましょう。
MBAの学費・費用相場を徹底比較
国内MBAの費用相場（国公立・私立別）
国内MBAの学費は、国公立か私立か、またプログラムの形態によって大きく異なります。
- 国公立大学
- 入学金：約14万〜28万円
- 年間授業料：約54万〜64万円
- 総額（2年間）：約100万〜160万円
- 例：一橋大学（約157万円）、京都大学・大阪大学・筑波大学・九州大学（約135万円）、神戸大学（約109万円/1.5年）、東京都立大学（約118万〜132万円）
- 私立大学
- 入学金：約8万〜30万円
- 年間授業料：約120万〜200万円
- 総額（2年間）：約200万〜450万円
- 例：早稲田大学（約322万〜398万円）、慶應義塾大学（約443万〜713万円）、名古屋商科大学（約325万〜355万円）、グロービス経営大学院（約333万円）、明治大学（約327万円）、青山学院大学（約342万円）
国公立大学の方が学費は安価な傾向にありますが、私立大学では多様なプログラムや国際認証を取得しているところも多く、教育内容やブランド力に差があります。
海外MBAの費用相場（人気国の比較）
海外MBAは国や地域、学校のランキングによって学費が大きく変動します。総費用には授業料に加えて、生活費や渡航費などが含まれるため、国内MBAよりも高額になります。
- アメリカ（2年制プログラムが主流）
- 総費用相場：約2,400万〜4,000万円（USD 150,000〜250,000）
- ランキング上位校が多い東・西海岸ではさらに高額になる傾向
- イギリス（1年制プログラムが多い）
- 総費用相場：約1,200万〜3,000万円（£60,000〜143,000）
- ロンドンビジネススクールなどトップ校は高額だが、アメリカよりは抑えられる傾向
- ヨーロッパ（10〜16ヶ月の短期間プログラムが多い）
- 総費用相場：約1,400万〜2,350万円（€83,000〜138,000）
- ドイツやスペイン、フランスなどの有名校
- オーストラリア
- 総費用相場：約1,600万〜2,150万円（A$150,000〜200,000）
- 生活費が高めのため、学習期間によって総費用が変わる
- アジア（シンガポール、香港、中国など）
- 総費用相場：約650万〜1,500万円
- 欧米に比べて費用を抑えられる傾向があり、費用対効果が高い選択肢
これらの費用は単身ベースで、家族帯同の場合はさらに高額になります。
オンラインMBAの費用相場
オンラインMBAの費用は、国内と海外のどちらの大学が提供しているかによって異なります。
- 国内オンラインMBA
- 総額（2年間）：約250万〜330万円
- 例：ビジネス・ブレークスルー大学院（約308万円）、グロービス経営大学院（約333万円）、SBI大学院大学（約262万円）、事業創造大学院大学（約300万円）
- 通学制の国内MBAと比較して、同等かやや安価な傾向
- 海外オンラインMBA
- 総額：約230万〜2,300万円（大学によって大きく異なる）
- 例：IEビジネススクール（約971万円）、ウォーリックビジネススクール（約736万円）、インペリアルカレッジビジネススクール（約943万円）
- 最安値のプログラムでは230万円程度で取得できるものもあるが、有名校は高額
- 通学型の海外MBAと比較すると、渡航費や現地生活費がかからないため、経済的負担を大幅に軽減できる
学費以外にかかる追加コスト（生活費・渡航費・教材費など）
MBA取得には、学費以外にも様々な追加コストが発生します。
- 留学準備費用
- TOEFLやGMATなどの語学・適性テスト受験費用：約30万〜70万円（複数回受験する場合も考慮）
- 予備校の学費やコンサルティング費用：約30万〜40万円
- アプリケーション費用：各校で数万円
- 渡航費・ビザ申請費用
- 国や時期によるが、往復で数十万円
- ビザ申請費用も数万円程度
- 現地滞在費（海外留学の場合）
- 家賃：年間約200万〜300万円（都市部ではさらに高額）
- 食費：年間約60万円
- 通信費、交通費、医療保険料、その他雑費：年間数百万円
- 物価が高い地域では総額で年間1,000万円以上になることもある
- 教材費・テキスト代
- 新品のテキストは1冊数万円することもあり、年間20万円以上かかる場合がある
- 中古やコピーで費用を抑える学生も多い
- 機会費用
- フルタイムMBAの場合、休職または退職によって2年間の収入が途絶えることによる損失。年収によっては1,000万円を超えることもある。
これらの追加コストは、特に海外MBAで大きな負担となるため、事前にしっかりと見積もり、資金計画を立てることが重要です。
有力MBAプログラムの学費ランキング
国内MBA 学費の安い順ランキング
国内MBAの学費は、国公立大学の方が私立大学よりも安い傾向にあります。ここでは、2年制プログラムを中心に学費が安い順に主要な国内MBAを紹介します。
- 国公立大学（目安：約100万〜160万円）
- 神戸大学（1.5年制）：約108万円
- 東京都立大学：約118万〜132万円
- 京都大学、大阪大学、筑波大学、九州大学：約135万円
- 一橋大学：約157万円
- 私立大学（目安：約200万〜450万円）
- 中部大学：約132万円（MOT型MBA）
- 武蔵大学：約148万円
- 関西学院大学（企業経営戦略コース）：約219万円
- 立教大学：約232万円
- KIT虎ノ門大学院：約236万円
- 東洋大学：約257万円
- SBI大学院大学：約262万円（オンライン）
- 立命館大学：約273万円
- 同志社大学：約289万円
- グロービス経営大学院：約299万円（オンライン）
- 名古屋商科大学：約308万円
- 明治大学：約327万円
- 青山学院大学：約331万円
- 早稲田大学：約337万〜398万円
- 中央大学：約340万円
- 慶應義塾大学：約443万〜713万円
※上記は代表的なプログラムの概算であり、コースや修了期間によって変動する可能性があります。
海外MBA 学費の安い順ランキング
海外MBAの学費は、国や大学のランキング、プログラム期間によって大きく異なります。特にアメリカのトップスクールは高額ですが、一部のオンラインMBAや1年制プログラムでは費用を抑えることができます。
- 学費の安い海外オンラインMBA（例：アメリカ）
- University of Texas Permian Basin：約115万〜123万円（$8,246）
- Fitchburg State University：約115万〜123万円（$8,250）
- University of North Georgia：約136万〜145万円（$9,696）
- 学費の安い海外オンラインMBA（例：イギリス）
- University of Hull：約218万〜250万円（£12,500）
- Oxford Brookes University：約331万〜379万円（£18,950）
- University of Leicester：約335万〜383万円（£19,150）
オンラインMBA 学費の安いプログラム紹介（個社名は入れずに概要）
オンラインMBAプログラムは、比較的費用を抑えながらMBAを取得できる選択肢として注目されています。特に国内のオンラインMBAは、2年間の総額が300万円前後で、通学制の私立MBAよりも安価な傾向があります。
海外のオンラインMBAの中には、学費が100万円台から提供されているプログラムも存在します。これらのプログラムは、国際認証の有無やブランド力などを考慮し、自身のキャリア目標と合致するかを検討することが重要です。
MBA学費を抑える方法とサポート制度
奨学金・給付金・教育ローンの活用
MBA取得にかかる高額な費用を軽減するために、様々な支援制度を活用できます。
- 奨学金制度
- 日本学生支援機構奨学金：学力や経済状況に応じて利用できる貸与型奨学金（無利子・有利子）や、返済不要の給付型奨学金があります。
- 大学独自の奨学金：各ビジネススクールが独自に設けている奨学金制度です。成績優秀者向けや特定の条件を満たす学生向けのものが多く、給付型の場合もあります。
- 民間・地方公共団体の奨学金：国内外の様々な団体が提供する奨学金です。海外留学向けの給付型奨学金（例：フルブライト奨学金、ロータリー奨学金、チーヴニング奨学金など）も存在します。
- 教育ローン
- 国の教育ローン（日本政策金融公庫）：比較的低金利で長期の返済期間が設定されており、社会人でも利用可能です。
- 民間の教育ローン：銀行などが提供する教育ローンで、学費を分割払いできます。
- 専門実践教育訓練給付金
- 厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練（MBAプログラムも含む）を受講し修了した場合、受講費用の最大70%（年間上限56万円、最大112万円）が支給される制度です。返済不要であり、MBA取得を目指す社会人にとって大きな支援となります。受講開始前の申請が必要なため、事前の情報収集と手続きが重要です。
会社の補助や学費ローンの仕組み
- 会社の補助・社費留学制度
- 企業によっては、従業員の自己研鑽やキャリアアップを支援するために、MBA取得費用を補助する制度や社費留学制度を設けている場合があります。社費留学の場合、学費や滞在費が会社負担となるだけでなく、期間中の給与が支払われることもあり、最も経済的負担が少ない方法と言えます。ただし、一定の勤続年数や社内選考を通過する必要があり、卒業後の一定期間は会社に留まる義務があるなど、条件が付くことがほとんどです。
- 学費ローン・分割納入
- 多くのビジネススクールでは、学費の一括納入が難しい場合に備えて、分割納入方式や提携する金融機関の学費ローンを提供しています。これにより、一度に大きな金額を用意する必要がなくなり、計画的に費用を支払うことができます。
その他、費用を抑えるコツと注意点
- 物価の安い地域を選ぶ（海外MBAの場合）
- 留学先の国や都市の物価を事前に調査し、家賃や生活費が比較的安い地域を選ぶことで、総費用を抑えることができます。アジア圏やカナダ、オセアニア諸国などがアメリカやヨーロッパの主要都市に比べて安価な傾向があります。
- 短期間で修了できるプログラムを選ぶ
- 1年制や1.5年制のMBAプログラムを選ぶことで、学習期間が短縮され、学費や生活費の総額を抑えることができます。
- オンラインMBAを検討する
- 渡航費や現地での生活費がかからないオンラインMBAは、海外MBAの費用を大幅に削減できる有効な手段です。
- 教材費を節約する
- 中古のテキストを購入したり、電子書籍版を利用したりすることで、教材費を抑えることができます。
- 情報収集と計画的な準備
- 各学校の学費や奨学金制度、給付金の情報を早期に収集し、自身のライフプランやキャリア目標に合わせた資金計画を立てることが重要です。
MBA取得に向けて知っておきたいこと
費用だけでなく重視したい「キャリアとの相性」「学習目標」
MBA取得を検討する際、学費は確かに大きな要素ですが、それだけで判断するのは避けるべきです。最も重要なのは、「なぜMBAを取得したいのか」という明確な目的と、自身のキャリアプランや学習目標との相性です。
- キャリア目標の明確化
- MBA取得後の理想のキャリアパス（転職、昇進、起業、専門性強化など）を具体的に描くことで、それに合致するプログラムの選択が可能になります。外資系企業への転職を目指すなら国際的なブランド力のある海外MBA、国内でのキャリアアップなら実践的な国内MBAなど、目的によって最適な選択は異なります。
- 学習目標との一致
- どのような知識やスキルを身につけたいのか、どのような課題を解決したいのかを明確にしましょう。特定の産業に特化したプログラムや、リーダーシップ開発、イノベーション創出に重点を置くプログラムなど、各ビジネススクールには特色があります。自分が学びたい内容がカリキュラムに十分に反映されているかを確認することが重要です。
- 非金銭的価値の考慮
- MBAは金銭的なリターンだけでなく、人脈形成、自己成長、異文化理解、英語力向上など、多くの非金銭的価値をもたらします。これらの要素が自身の人生にとってどれほど重要かを考慮し、総合的な投資対効果を判断しましょう。
よくある質問と回答
- Q. オンラインMBAは通学MBAと同等に評価されますか？
- A. 近年、オンラインMBAの評価は向上しています。特に国際認証（AACSBなど）を取得しているプログラムであれば、学習内容や学位の質は通学型と同等とみなされることが多いです。ただし、人脈形成や直接的な交流の機会は通学型の方が多くなるため、自身の重視する点によって評価は異なります。
- Q. MBA取得に英語力はどのくらい必要ですか？
- A. 海外MBAでは高い英語力が必須です。TOEFLやIELTSで一定のスコアが求められるほか、授業はすべて英語で行われるため、ディスカッションやプレゼンテーションに対応できるビジネスレベルの英語力が不可欠です。国内MBAでも英語コースを設けている学校はありますが、日本語で学べるプログラムも多くあります。オンラインMBAの場合、入学条件の英語力が緩和されていることもありますが、学習は英語で行われるため、十分な英語力は必要です。
- Q. 社会人でも働きながらMBAを取得できますか？
- A. はい、可能です。国内のパートタイムMBAやオンラインMBAは、社会人が仕事を続けながら学習できるよう、平日夜間や週末、オンデマンド形式の授業を提供しています。多くの社会人がこれらのプログラムを活用してMBAを取得しています。
志望校・プログラム選びのおすすめフロー
- 目的の明確化：MBAを取得して何を達成したいのか、自身のキャリアゴールを具体的に定義します。
- 情報収集：国内・海外、フルタイム・パートタイム・オンラインの各プログラムの特徴、学費、カリキュラム、国際認証、ランキングなどを幅広く情報収集します。
- 優先順位付け：費用、学習期間、英語力の必要性、ブランド力、人脈形成の機会、学習環境など、自身にとって重要な要素に優先順位をつけます。
- 候補校の絞り込み：優先順位に基づき、いくつかの候補となるビジネススクールやプログラムを絞り込みます。
- 詳細調査：各候補校のウェブサイトで募集要項、カリキュラム詳細、奨学金制度、卒業生の進路などを詳しく確認します。可能であれば、説明会や体験授業に参加し、在校生や卒業生の話を聞くことも有効です。
- 個別相談：疑問点や不安な点があれば、各ビジネススクールの担当者やアドバイザーに個別相談し、自身の状況に合ったアドバイスを得ましょう。
まとめ
MBA学費比較を踏まえた賢い選び方
MBA取得にかかる費用は、プログラムの種類（国内・海外・オンライン）、国公立か私立か、期間によって大きく異なります。国内MBAは100万円台から取得可能で、海外MBAは2,000万円以上かかるケースもありますが、オンラインMBAであれば費用を抑えつつ国際的な学位を目指すことも可能です。
学費だけでなく、自身のキャリア目標、学習内容、国際認証の有無、人脈形成の機会などを総合的に考慮し、最も費用対効果の高いプログラムを選択することが賢い選び方です。奨学金、給付金、教育ローン、社費留学などの支援制度を積極的に活用し、経済的負担を軽減することも検討しましょう。
この記事の活用方法・今後の一歩
この記事では、MBAの学費に関する網羅的な情報と選び方のポイントを解説しました。ぜひこの情報を参考に、自身の状況に合ったMBAプログラムを見つける第一歩としてください。
- まずは、この記事で紹介した費用相場やプログラムの種類を参考に、大まかな方向性を定めてみましょう。
- 興味のあるビジネススクールがあれば、その学校の公式ウェブサイトで最新の学費やカリキュラム情報を確認してください。
- 各ビジネススクールが開催する無料説明会や体験授業に積極的に参加し、実際の雰囲気や学習内容を肌で感じることが重要です。
- 資金計画については、早めに奨学金や教育ローンの情報を収集し、自身の状況で利用できる制度を確認しましょう。
MBAは、あなたのキャリアと人生を豊かにする大きな投資です。後悔のない選択をするために、じっくりと検討し、最適な道を見つけてください。
