CISSPの取得費用と維持費用は妥当?資格コスパ徹底検証!

CISSP取得に必要な費用とは

受験料とその内訳

CISSPを取得するために最初に必要となるのは試験の受験料です。CISSPの受験料は現在749米ドル(約11万円)となっており、これは情報セキュリティ関連資格の中ではやや高めの水準といえます。ただし、この受験料には国際的に認められた資格を取得する権利が含まれており、資格そのものがもたらすキャリアアップの価値を考慮すれば、多くの受験者にとって納得のいく金額と言えるでしょう。

受験料の支払いはオンラインで簡単に行うことができ、試験日程も柔軟に選択可能です。また、場合によっては割引プロモーションが適用されることもありますので、公式サイトを確認すると良いでしょう。

教材やトレーニング費用の相場

CISSP試験は非常に広い知識範囲をカバーしているため、適切な試験準備が不可欠です。このため、教材やトレーニングにも一定のコストがかかります。市販の公式教材や参考書の相場は5,000円から20,000円程度で、内容やボリュームに応じて価格が異なります。

さらに、オンラインや集合形式のトレーニングコースを利用する場合、その費用は数万円から十数万円に及ぶことがあります。公式(ISC)²トレーニングコースは質が高い反面、高額になることもあり、特に企業がスポンサーとなって負担してくれる場合には有効活用したいところです。

これらの費用を抑えるために、中古教材や無料のオンラインリソースを活用する方法もあります。ただし、最新の試験範囲に対応しているかどうかを必ず確認しましょう。

試験に向けたその他の準備コスト

受験料や教材費以外にも、試験に向けた準備の中で発生するコストがあります。たとえば、模擬試験の受験や専用アプリの利用など、追加の学習サポートを購入するケースが一般的です。模擬試験は1回3,000円から5,000円程度で提供されていることが多く、繰り返し練習をすることで合格率を高めることができます。

また、試験そのものが通常、指定の試験センターで実施されるため、交通費や宿泊費が発生することもあります。特に地方在住の場合、主要都市の試験センターまで移動しなければならないケースもあるため、これらの費用も計算に入れておく必要があります。

さらに、試験準備のために費やす時間は直接的なコストとして計上されませんが、労働時間やプライベートの時間に影響を与えるため、慎重にスケジュールを立てることが大切です。

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CISSP維持費用の詳細

年会費(AMF)の仕組みと金額

CISSPの資格を維持するためには、毎年の年会費(AMF: Annual Maintenance Fee)を支払う必要があります。この年会費は、ISC2メンバー全員が資格の有効性を保つために必要な費用で、CISSPの場合は135米ドルが設定されています。この金額は他の資格を追加で取得している場合でも変わらず、資格更新時点で一括して支払う形となります。

たとえば、CISSPを2010年9月に取得した場合、その後は毎年9月が支払い期限となり、これを怠ると資格の維持に問題が生じる可能性があります。また、準会員(Associate)の場合は、少し低めの50米ドルとなっています。支払いはISC2アカウントから管理可能で、支払った年会費は資格管理やメンバー特典維持のために使用されています。

CPE取得にかかる費用と方法

CISSP資格を維持するためには、3年間にわたって合計120ポイントのCPE(継続専門教育)の取得も必須です。CPEは専門性を維持・向上させることを目的としたポイントシステムで、講義の受講、セミナー参加、執筆活動、コミュニティ活動などを通じて獲得が可能です。年平均で40ポイントの取得が推奨されています。

CPEポイントを取得するためには、無料で提供されるウェビナーやドキュメントレビューを活用することでコストを大幅に削減可能ですが、有料のトレーニングコースやセミナーに参加する場合、数万円以上の費用がかかることもあります。また、一部の企業では社員の資格維持を支援する制度を設けている場合もあるため、企業のスポンサーシップを確認するのも有効です。

一括支払いと分割支払いの比較

年会費の支払いは一括のみであり、分割支払いは提供されていません。しかしCISSP資格を取得後の長期的な計画を考慮すると、CPEを効率的に取得しつつ、費用を年間ベースで管理することがコスト削減の鍵となります。

たとえば、CPEポイント取得の費用対効果を高めるためには、無料または低コストで参加可能なトレーニングやセミナーを優先的に活用すると良いでしょう。さらに、CISSPの維持費用全体を他資格と比較した場合、年会費が一定額に固定されているため、計画的な支出管理が可能であることが他資格に対するメリットとして挙げられます。

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他資格と比較したCISSPのコスパ分析

情報処理安全確保支援士やCISMとの費用比較

まず、CISSPの維持費用と日本国内で人気の高い情報処理安全確保支援士およびCISMの費用を比較してみましょう。CISSPの取得費用は受験料が749米ドル(約11万円)で、維持費用として年会費(AMF)が約135米ドル(約2万円)が必要です。一方、情報処理安全確保支援士は受験料が7,500円と非常に安価で、初回登録料を含めると合計27,500円ほどで取得可能です。しかし、資格維持のために毎年約47,000円が必要となり、長期では意外とコストが増える点が注意点です。

CISM(Certified Information Security Manager)は受験料が575米ドル(ISACA会員の場合)から760米ドルとなり、登録料として年会費125米ドルが必要です。CISMはCISSPと比較して維持費に大きな差がないものの、CISMがマネジメントに重きを置く資格であるのに対し、CISSPは情報セキュリティ分野全体のスキルを網羅しているため、必ずしも同じ用途には適しません。

海外資格との維持費違い

海外の情報セキュリティ資格を比較すると、CISSPの維持費はやや高めの部類に入ります。例えば、CompTIA Security+は年会費が約50米ドル(約7,500円)とお手頃です。また、AWS認定セキュリティ専門知識試験やMicrosoft Azure セキュリティ テクノロジ AZ-500は維持費が発生しないのが特徴です。これらは一度資格を取得すれば、追加のコストをかけずに保有し続けることが可能である点が強みと言えます。

一方で、CISSPは資格保有者としての最新知識の維持が求められ、年会費に加えてCPE(継続的な教育)の取得が必要ですが、これが資格の信頼性の高さを支えているとも言えます。

どの資格がより長期的なリターンを得られるか

長期的な投資価値の観点で見ると、CISSPはその取得費用や維持費用が高めであるにもかかわらず、キャリアアップの観点から非常に効果的な資格と評価されています。CISSPを保持することで、企業内での昇進や外部からの求人オファーの可能性が高まるケースも多いため、結果的に高いリターンを得ることができる可能性が高いです。

一方、情報処理安全確保支援士やCISMは初期コストが比較的低いため、予算を抑えたい方や特定の専門領域にフォーカスしたい方に向いています。ただし、これらの資格はCISSPと比較してグローバルにおける認知度や信頼度がやや劣るため、国際的なキャリアを視野に入れている場合はCISSPを選ぶほうが長期的なリターンが見込めます。

総じて、CISSPはコストがかかるものの、セキュリティ分野の幅広い知識と経験を証明する資格として、費用に見合った価値をもたらす可能性が高いと言えます。

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CISSP費用を抑えるための工夫と注意点

企業スポンサーシップの活用

CISSPの取得費用や維持費用を抑える方法として、企業が提供するスポンサーシップを活用することが考えられます。企業によっては、従業員のスキルアップや専門性強化を目的に、資格取得費用や受験料を負担してくれる場合があります。特に情報セキュリティ分野でのCISSP取得は、企業全体のセキュリティレベルを向上させるメリットがあるため、支援を受けやすい資格の一つです。また、教材購入費や試験準備に必要なセミナー参加費なども、経費としてカバーされるケースがあります。CISSPを目指す際は、自社に資格取得支援プログラムがあるか確認し、活用することで大きくコストを削減できる可能性があります。

無料または低コストでCPEを取得する方法

CISSP資格を維持するためには、3年間で120CPE(継続的専門教育)を取得する必要があります。このCPE取得も関連コストがかかることがあるため、無料または低コストで取得する方法を活用することが重要です。例えば、(ISC)²のウェビナーや地域ネットワークイベントでは、無料でCPEを取得することが可能です。また、オンラインで提供される無料のサイバーセキュリティ関連のトレーニングや、技術文書の執筆を通じてもCPE取得が認められるケースがあります。さらに、自身の仕事中での学びや活動に関連するCPEポイントが反映される場合もあるため、日常業務での学習機会を積極的に活用しましょう。

受験や維持における注意点とリスク回避方法

CISSPを取得・維持する過程では、いくつかの注意点があります。まず、受験料や年会費などの費用を円滑に管理することが重要です。特に年会費(AMF: Annual Maintenance Fee)は毎年の支払い期限があるため、これを忘れてしまうと資格の有効性が失効するリスクがあります。支払い期限をカレンダーやリマインダーに登録し、期日までに対応することを忘れないようにしましょう。また、再認定に必要なCPEポイントの確保についても、計画的に行うことが大切です。短期間で大量のCPEを取得しようとすると、コストや学習効率の面で負担が大きくなる可能性があります。定期的にポイントを取得し、時間やコストのリスクを分散させることが効果的です。

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CISSPのコスパに関する総評

費用対効果の観点からCISSPを評価

CISSPは、受験費用や維持費用が高額である一方、国際的に評価が高く、資格保有者のキャリアに大きなメリットをもたらす点で非常に費用対効果の高い資格といえます。受験料は749米ドル、維持費は年会費が135米ドル(約1万9,000円)と一定の負担があるものの、企業やプロジェクトでの信頼性が向上し、より高い給与レンジへのアクセスが期待できます。また、3年間で120ポイントのCPEを取得する必要があるため、時間的負担も伴いますが、継続的な学習を通じてスキルを磨ける点はキャリアにとって重要です。他資格と比較すると維持費が高めですが、国際的な認知度やリターンの大きさを考慮すると、その価値は十分に妥当といえるでしょう。

キャリアアップにおける投資価値の結論

CISSPは、情報セキュリティ分野で国際的な標準として認識されている資格であり、その取得はキャリアアップにおいて大きな投資効果をもたらします。資格取得者は、専門性の高さを証明できるため、セキュリティマネージャーやCISO(Chief Information Security Officer)などの上級職への道が開ける可能性があります。また、CISSP保有者の多くは年収においても一般的なITプロフェッショナルを上回る傾向にあります。維持費用や試験準備にかかるコストは決して低くありませんが、それを上回る長期的なリターンが期待できるため、CISSPはコストパフォーマンスの高い資格として評価されます。資格取得を計画する際は、長期的なキャリアプランと費用対効果をしっかりと見極めることが重要です。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

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