注目の外資系不動産ファンドランキング!実力派ファンドと特徴をやさしく解説

外資系不動産ファンドってどんなところ?

そもそも外資系不動産ファンドとは?

外資系不動産ファンドとは、海外の資本でつくられ、海外に本社がある不動産投資会社のことを指します。世界中の投資家さんからお金を集めて、不動産に投資し、そこから得られる利益を投資家さんに分配する仕組みになっているんですね。

日本にもたくさんの外資系不動産ファンドが進出してきています。欧米系のファンドや、シンガポール、香港を中心としたアジア系のファンドが多いですよ。ファンドによっては、日本に拠点を設けて多くの社員さんが在籍しているところもあれば、まだ立ち上がったばかりで数人しかいないところ、なんていうケースもあるようですね。

日本での外資系ファンドの存在感

日本の不動産市場では、海外の投資家さんたちが持つ巨額の資金が大きな影響を与えています。特に2024年は、日本の不動産市場がとても活発で、国内の投資家さんが中心となっていましたが、海外のファンドも確かな存在感を示しています。

2024年1月から9月までの国内不動産への投資総額は約3兆8,567億円に達し、前年に比べて約40%も増えているんですよ。この背景には、日本の経済的な安定性や、低い金利、そして円安といった有利な条件があるからだと言われていますね。

転職のご相談(無料)はこちら>

2024年注目の外資系不動産ファンド一覧

アメリカ・欧米系の主なファンド

アメリカや欧米系のファンドは、世界的に見ても大規模な運用資産を持つところが多いのが特徴です。日本の市場でも、積極的な投資を行っているファンドがたくさんありますよ。

  • ブラックストーン
  • 世界最大のオルタナティブ資産運用会社で、運用資産は約1.1兆ドルにもなります。
  • 日本ではホテル、オフィス、物流施設、商業施設など、幅広い分野に投資を行っています。
  • 2024年には東京ガーデンテラス紀尾井町を約4,000億円で取得したり、リッツカールトン沖縄を含む高級リゾートホテル2軒を約200億円で買収したりと、大型の投資案件を手がけていますね。
  • カーライル
  • グローバルに展開するオルタナティブ資産運用会社で、運用資産は4,000億ドルを超えます。
  • 日本では、価値を高めてから売却する「バリューアッド型」の不動産投資を得意としていて、ホテルや住宅、オフィスなどを対象に再生・再販モデルを展開しています。
  • KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)
  • プライベートエクイティを中心にグローバル展開しているファンドで、運用資産は5,200億ドルを超えます。
  • 日本では、物流施設、住宅、商業施設、ホテルなど、幅広いアセットタイプに投資を行っています。「アジアの中で最も透明性が高く、安定的なリターンが見込めるのが日本」と考えているそうですよ。
  • ブルックフィールド
  • インフラ、再生可能エネルギー、不動産に強みを持つ世界的な資産運用会社で、運用資産は8,000億ドルを超えています。
  • 日本では、物流施設、ホテル、オフィスなど、複数の資産を組み合わせた投資を志向していますね。2024年末には目黒雅叙園や岐阜県の物流用地を合わせて約2,500億円で取得するなど、積極的に投資しています。

アジア系やグローバルファンドの動き

アジア系のファンドやグローバルに展開するファンドも、日本の不動産市場に大きく注目しています。

  • ガウ・キャピタル・パートナーズ
  • 香港を拠点とし、アジアや欧米の不動産に幅広く投資しているファンドです。
  • 日本では、ホテルやオフィス、住宅などの再生案件に特化した「バリューアッド型」の投資を行っています。
  • PAG
  • 香港を拠点とするオルタナティブ投資会社の不動産部門で、運用資産は500億ドル以上です。
  • 収益安定型とバリューアッド型の両方を採用し、物流施設、住宅、ホテル、オフィスなど多角的に投資しています。「日本の不動産市場は世界的にもリスクとリターンのバランスが良い」と評価していますよ。
  • GIC(シンガポール政府投資公社)
  • 世界最大級の政府系ファンドで、シンガポール政府の外貨準備金を運用しています。
  • 主に先進的な物流施設や住宅に焦点を当てた、長期保有型の安定収益志向の投資戦略を持っていますね。
  • GLP(日本GLP)
  • シンガポールを拠点とする物流施設特化型のファンドで、日本最大級の物流拠点「GLP ALFALINK相模原」の開発・竣工など、積極的に開発・管理を行っています。
  • ESR
  • 香港を拠点とするファンドで、物流施設やデータセンターといった「ニューエコノミー資産」への集中投資を戦略としています。日本法人ESRは、関東から九州まで34棟以上の物流施設を開発・運営していますね。
  • SCキャピタル・パートナーズ
  • シンガポールを拠点とするアジア全域の不動産PEファンドで、ホテルやデータセンターなど特化セクターへのバリューアッド投資に注力しています。2023年にはアブダビ投資庁などと組み、全国27のリゾートホテルを取得しました。

転職のご相談(無料)はこちら>

ファンドランキングをくらべてみよう

運用資産額(AUM)から見る注目度

ファンドの規模を知る上で大切なのが「運用資産残高(AUM)」です。日本の不動産私募ファンド市場は、私募REITやグローバルファンドを含めると約40.8兆円という巨大な規模に成長しています。

主なファンドのAUMを見ると、ブラックストーンが約1.1兆ドルと世界最大級の規模を誇り、日本の不動産市場でも圧倒的な存在感を示していますね。他にもKKRやブルックフィールドなども、数千億ドル規模の資産を運用しています。

国内のファンドでは、野村不動産投資顧問が1兆6,570億円、トーセイ・アセット・アドバイザーズが1兆4,994億円と、デベロッパー系や商社系が上位を占めているようです。

年収や働きやすさで選ぶなら?

外資系不動産ファンドの年収は、一般的に日本の他業界と比べても非常に高い水準にあります。若手のアソシエイトクラスでも年収800万円から1,200万円程度が期待でき、マネジメント層になると2,500万円から4,000万円に達するケースも珍しくありません。これは、個人の成果に連動するインセンティブ制度が充実しているためですね。

一方で、日系ファンドは外資系に比べて年収水準はやや控えめですが、長期的な雇用や充実した福利厚生、ワークライフバランスを重視する傾向があります。激務と言われる外資系に比べると、働きやすさを重視したい方には日系ファンドが合うかもしれません。

投資実績や成長スピードもチェック

ファンドを選ぶ際には、運用資産額だけでなく、どのような投資実績があるか、そして成長スピードも確認しておくと良いでしょう。

例えば、ブラックストーンは2013年以降、日本の不動産取得額が累計で約1兆7,500億円に達し、「日本は世界で最も重要な市場の一つ」と明言しています。PAGも「日本の不動産市場は世界的にもリスクとリターンのバランスが良い」として、日本専任チームを拡大し、さらなる大型投資を計画していますね。

最近は、物流施設やホテル、データセンターといった分野への投資が活発化しており、これらの成長分野に力を入れているファンドは、今後も高い成長が期待できると言えるでしょう。

転職のご相談(無料)はこちら>

外資系ファンドの主な投資手法をやさしく説明

不動産ファンドの投資手法は、リスクとリターンのバランスによって大きく4つのタイプに分けられます。

コア・コアプラスってなに?

  • コアファンド
  • 長期にわたって安定した家賃収入を得ることを目指す、比較的リスクの低い投資手法です。不動産を長く持ち続け、安定した収益をコツコツと積み上げていくイメージですね。ローンの借り入れも少なめにするのが特徴です。
  • コアプラスファンド
  • コアファンドと同様に安定した家賃収入を目指しますが、もう少し積極的に物件の価値を高めて、コアよりも少し高めのリターンを狙います。例えば、賃料を上げられるような工夫をするなど、少し手を加えることで収益性を高める方法ですね。

バリューアッド・オポチュニティのお話

  • バリューアッドファンド
  • 割安で手に入れた物件に手を加えて価値を高め、その後の賃料収入と、売却益の両方を狙う手法です。古くなったビルをリノベーションしたり、テナント構成を見直したりして、物件の魅力を高めてから売却することで、大きな利益を得ようとします。
  • オポチュニスティックファンド
  • 最もリスクが高く、その分大きなリターンを狙う投資手法です。安く買って高く売ることを徹底し、売却益(キャピタルゲイン)を主な目的とします。短期間で売却することもあり、ローンの借り入れ割合も高めに設定することが多いです。不動産を金融資産の一つとして捉え、市場のタイミングを読んで積極的に売買する戦略ですね。

REITや私募ファンドもちょっと紹介

不動産ファンドには、投資する「器」としていくつかの種類があります。

  • REIT(不動産投資信託)
  • 投資家さんから集めた資金で、オフィスビルや商業施設、ホテルなどの不動産を購入し、その運用益を投資家さんに分配する仕組みです。証券取引所に上場しているので、株式のように気軽に売買できるのが特徴ですね。
  • 私募ファンド
  • 限られた機関投資家や富裕層の方々から資金を集めて運用する、非公開のファンドです。REITよりも運用の自由度が高く、特定の投資戦略に特化できることが多いです。

転職のご相談(無料)はこちら>

外資系不動産ファンドの働き方・キャリア情報

外資系ファンドの年収ってどのくらい?

外資系不動産ファンドの年収は、他の業界と比べてもトップクラスです。

  • アソシエイト/担当者レベル(20代後半~30代前半):600万円~1,200万円程度
  • マネージャー/管理職候補レベル(30代):900万円~1,600万円程度
  • 部長/本部長/シニアレベル(40代以上):1,200万円~2,000万円以上(外資系では2,500万円以上、中には1億円を超えるケースも)

特に外資系では、個人の成果に応じたインセンティブやボーナスが年収の大きな部分を占めるため、実績を上げれば上げるほど高収入を期待できますね。

どんな経験やスキルが求められる?

外資系不動産ファンドで働くには、高い専門性と実践的なスキルが求められます。

  • 英語力
  • 海外の投資家さんや本社とのやり取りが多いので、ビジネスレベルでの読み書きや会話能力は必須です。英語での会議や報告書の作成も日常的に行われることが多いでしょう。
  • 財務モデリングスキル
  • Excelを使って、キャッシュフローや投資のリターン(IRRなど)を計算する能力は非常に重要です。物件の取得から売却までの数字を正確に分析し、投資判断に活かす必要があります。
  • 投資の実務経験
  • デューデリジェンス(物件のリスク調査)やバリュエーション(価値評価)、価格交渉など、投資判断に関わる実務経験が評価されます。投資銀行やM&Aアドバイザリー、戦略コンサルティングファームでの経験がある方は有利になることが多いでしょう。
  • 不動産特有の知識
  • REITに関する制度の理解や、不動産の鑑定・評価スキーム、建築・都市計画の基礎知識なども求められることがあります。

仕事内容と社内の雰囲気は?

不動産ファンドの仕事は多岐にわたりますが、主に以下の3つの部門に分かれます。

  • アクイジション(物件取得)
  • 投資戦略に合う優良な不動産を見つけて取得する仕事です。情報収集から詳細な調査、価格交渉、資金調達までを行います。
  • アセットマネジメント(運用管理)
  • 取得した不動産の価値を最大限に高める仕事です。賃料の見直しやテナント誘致、建物の改修計画などを主導し、定期的に投資家へ運用状況を報告します。
  • ファンドマネジメント/IR(投資家対応)
  • ファンド全体の運用戦略を立て、投資家から資金を集めたり、既存の投資家への説明を行ったりします。

外資系ファンドの社内雰囲気は、成果主義が強く、個人の能力や実績が重視される傾向があります。若手でも大きな裁量権を持って仕事に取り組める機会が多く、成長を追求したい方には魅力的な環境と言えるでしょう。一方で、結果を出すためのプレッシャーは大きいかもしれませんね。

転職のご相談(無料)はこちら>

日本市場での外資系ファンドの影響力

どんな物件や分野に注目が集まる?

外資系ファンドは、日本の不動産市場で特に以下のような物件や分野に注目しています。

  • ホテル資産
  • インバウンド(訪日外国人観光客)の回復と円安の影響で、日本のホテルは非常に魅力的になっています。リゾートホテルから都市型のホテルまで、買収が急増していますね。
  • 物流施設
  • オンラインショッピングの普及やサプライチェーン(供給網)の高度化が進む中で、物流施設への投資は引き続き高い人気を集めています。特に最新設備を備えた大規模な物流施設が注目されていますね。
  • データセンター
  • AIやクラウドサービスの需要が高まるにつれて、データセンターへの投資も活発になっています。電力供給が安定していてインフラが整備されている日本は、アジアのハブとしての優位性があります。
  • 都心部のオフィス
  • コロナ禍を経て、テレワークの普及で一時的に需要が変化しましたが、都心部のハイグレードビルや再開発エリアのオフィスは依然として高い需要があります。賃料の上昇も期待できるため、選別的に投資されていますね。
  • 住宅
  • 都市部への人口集中や単身世帯の増加を背景に、賃貸住宅も安定した収益源として注目されています。特に好立地の築浅物件が人気です。

日本での投資動向の背景をやさしく解説

なぜこれほど多くの外資系ファンドが日本の不動産市場に注目し、投資を続けているのでしょうか?

  • 安定した市場環境と法制度
  • 日本は政治的・経済的に安定しており、不動産投資におけるリスクが比較的低いと評価されています。法制度や契約の透明性も高く、安心して投資できる環境が整っているため、長期的な視点での投資先として選ばれていますね。
  • 円安による割安感
  • 2020年代初頭から続く円安傾向によって、日本の不動産は海外の投資家さんから見ると「割安」に映っています。ドルやユーロ建てで投資する際のコストが抑えられるため、高いリターンを期待できるのです。
  • 日本の低金利環境の継続
  • 日本は金利が少しずつ上がっているものの、欧米諸国に比べると依然として低い水準です。そのため、ファンドは低コストで資金を借り入れて、高い利回りの物件に投資できるという有利な状況にあります。
  • 世界的な金利上昇とのコントラスト
  • アメリカやヨーロッパでは金利が上昇しているため、他の市場では不動産投資の利回りが低くなる傾向があります。その中で日本の低金利環境は、相対的に投資魅力を高める要因となっていますね。

これらの要因が複合的に作用し、日本は外資系ファンドにとって収益性と安全性を兼ね備えた魅力的な市場となっているのです。

転職のご相談(無料)はこちら>

まとめ:自分に合ったファンド選びのヒント

2024年、外資系不動産ファンドは日本の不動産市場で非常に活発に活動しています。ブラックストーンやGIC、PAGといった大手ファンドが、ホテル、物流施設、データセンターなど多様なアセットタイプに投資を進めていますね。

彼らが日本に注目する背景には、経済の安定性、円安による割安感、そして世界的に見ても低い金利環境が挙げられます。これらの要素が重なり、「日本不動産は今が買い時」という認識が広がっているのです。

不動産ファンド業界は、高い年収やキャリアアップのチャンスに恵まれている一方で、専門的な知識やスキル、そして成果を出すための努力が求められる厳しい世界でもあります。

もしあなたがこのダイナミックな世界に飛び込みたいと考えているなら、まずは自身のキャリア目標を明確にし、英語力や財務モデリングスキル、デューデリジェンスの実務経験など、求められるスキルを積極的に身につけていくことが大切ですね。また、転職エージェントなどを活用して、業界の最新情報や非公開求人にアクセスすることも有効な手段となるでしょう。

自分に合ったファンドを見つけるためには、運用資産額(AUM)や投資実績だけでなく、そのファンドがどのような投資戦略を持っているのか、社風や働き方はどうか、といった点もしっかりと調べてみてください。あなたの強みや興味がどこにあるのかを把握し、それに合ったファンドを選ぶことが、このエキサイティングな業界での成功への第一歩となるはずです。

この記事で触れた業界・職種に強い求人多数
コトラがあなたのキャリアを全力サポートします
20年超の実績×金融・コンサル・ITなど
専門領域に強いハイクラス転職支援

無料で登録してキャリア相談する

(※コトラに登録するメリット)

  • ・非公開専門領域の求人へのアクセス
  • ・業界出身の専門コンサルタントの個別サポート
  • ・10万人が使った20年にわたる優良企業への転職実績
  • ・職務経歴書/面接対策の徹底支援
今すぐあなたに合った
キャリアの選択肢を確認しませんか?
関連求人を探す

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

金融、コンサルのハイクラス層、経営幹部・エグゼクティブ転職支援のコトラ。簡単無料登録で、各業界を熟知したキャリアコンサルタントが非公開求人など多数のハイクラス求人からあなたの最新のポジションを紹介します。