【転職対策】EPCからアセットマネジメントへ:技術を「投資の目利き」に変換する戦略

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EPC(エンジニアリング)からアセットマネジメント(AM)や信託銀行への転身は、実は非常に親和性の高いキャリアパスです。投資対象(インフラ)の「中身」を知り尽くしていることは、金融機関にとって最大の武器になります。

面接で自身の経験を「即戦力」として印象付けるためのポイントを4つの柱で解説します。

1. 「技術・事業性評価能力」をアピールする

AM会社が最も恐れるのは、投資したインフラ資産が技術的な欠陥やコストの見通し違いで収益を生まなくなることです。

伝えるべきポイント

  • テクニカル・デュー・デリジェンス(TDD)の視点

P&IDや設計図を読み解き、機器・配管の見積業務を行ってきた経験は、資産の「技術的な健全性」と「長期維持管理コスト(OpEx)」の妥当性を誰よりも正確に評価できる証拠です。

  • コストの裏付け

建設・リプレイスメントコストの実務経験があるため、提示された買収価格の妥当性をエンジニアの視点で検証できます。

面接でのフレーズ

「設計・見積の実務経験があるため、投資対象のテクニカルなリスクや将来の修繕コストを、単なるシミュレーションではなく実務に基づいた精度で評価できます。」

2. 「財務・リスク管理能力」をアピールする

EPCでの原価管理や予実管理は、AMでのキャッシュフロー(CF)予測と直結します。

伝えるべきポイント

  • 収益予測の精度向上

プロジェクトのコスト構造(原価・為替・インフレ)を熟知しているため、投資後のCF予測が現実的かどうかをモニタリングできます。

  • マクロリスクへの感度

為替リスクやインフレ対策を検討した経験は、投資家に対する「受託者責任(Fiduciary Duty)」を果たすためのリスクヘッジ能力として高く評価されます。

面接でのフレーズ

「EPCの最前線で培った原価管理や為替・インフレ対策の実務経験を活かし、マクロ経済の変動が投資収益率(IRR)に与える影響を、建設実務の裏付けを持って精緻に予測・管理できます。」

3. 「ガバナンス・モニタリング能力」をアピールする

投資後のAMの仕事は、運営会社(O&M業者)が適切に事業を行っているかを「監督」することです。

伝えるべきポイント

  • PM経験の転用

進捗管理やコンフリクトマネジメントの経験は、運営フェーズにおける「運営会社のパフォーマンス監視」や「ステークホルダー調整」にそのまま活かせます。

  • ガバナンスの目利き

内部監査やマニュアル改訂の経験があるため、投資先の業務プロセスがコンプライアンス的に適正かどうかを評価する視点を持っています。

面接でのフレーズ

「PMとして培った多角的なステークホルダー調整力と内部統制の視点を活かし、運営会社のパフォーマンスを客観的に評価するとともに、投資家利益を最大化するための厳格なガバナンスを遂行できます。」

4. 「新規投資機会の発掘力」をアピールする

既存の資産を管理するだけでなく、新しい投資先を見つける「目利き」が求められています。

伝えるべきポイント

  • 事業開発の経験

新規事業企画での「ゼロから事業を立ち上げた経験」は、デジタルインフラや新興国インフラなど、新しい分野への投資機会を探る際の強力な武器になります。

面接でのフレーズ

「新規事業の立ち上げで培った事業構築の知見を武器に、技術トレンドや市場の参入障壁を的確に見極め、競合他社に先んじた優良なソーシング(案件発掘)に貢献できます。」

まとめ:面接で強調すべきキーワード

面接では、これまでの実務経験を以下の「金融・AMの言葉」に言い換えて話すことが成功の鍵です。

EPCでの経験AMでの価値(言い換え)
設計・見積・施工管理テクニカル・デュー・デリジェンス(TDD)
原価管理・予実管理キャッシュフロー(CF)分析・収益性評価
内部監査・マニュアル改訂ガバナンス・内部統制の評価
新規事業企画・顧客開発ソーシング(投資案件発掘)・ビジネスモデル評価

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この記事を書いた人

網中響太郎

[ 経歴 ]
明治大学政治経済学部卒業後、新卒でコトラに入社。入社時からコンサルタント業務に従事。入社2年目で大手監査法人パートナー等と共にウェビナーを主催し、ファシリーテーションも務める。現在はESG、財務会計アドバイザリー、金融ミドルバック全般、コンサルティングファーム全般を担当。

[ 担当業界 ]
ESG領域、財務会計アドバイザリー、金融ミドルバック、コンサルティングファーム、FAS