英検を履歴書に記載する際のポイントとは?必ず押さえておきたいコツ!

英検を履歴書に記載する意義とは

英検でアピールできる英語力の証明

英検は、「実用英語技能検定」としてリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を測定する試験であり、英語力を総合的に証明する資格です。そのため、履歴書に記載することで、客観的な基準に基づいた英語力をアピールすることが可能です。特に英検2級以上を取得している場合、高校卒業程度以上の英語力を示すことができ、採用担当者にあなたの実績を伝える有効な手段となります。

資格として評価される理由

英検は長い歴史を持ち、国内外で信頼性の高い英語資格と認識されています。1963年に初めて実施され、年間約230万人が受験していることから、その普遍性と人気の高さがうかがえます。また、英検は文部科学省が認定する資格でもあり、国が公式に評価する試験である点が、採用における信頼を得る理由です。

どのような企業で評価されやすいか

英検が評価されやすい企業としては、英語を日常業務で使用する企業や顧客対応、書類作成などで英語力が求められる職種があります。具体的には、外資系企業や国際取引を行う貿易関連企業、またホテルや航空業界などが該当します。特に英検2級以上を取得している場合、幅広い企業で英語スキルの証明として信頼されます。ただし、企業によってはTOEICスコアの方を重視する場合もあるため、業界の特性を理解したうえでアピールすることが重要です。

他の英語資格との違いについて

英検は学習者の実用的な英語力を総合的に評価する資格であり、特にスピーキングやライティングの能力も重視している点が特長です。一方、TOEICはビジネス英語に特化しており、リスニングとリーディングが中心です。このため、履歴書に英検を記載する場合、英語を「総合的に使える力」があることをアピールできます。TOEICと英検はアプローチが異なるものの、両者を組み合わせて活用することで、さらに説得力が増す履歴書の作成が可能です。

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履歴書での正しい記載方法

正式名称・正しい書き方とは

英検を履歴書に記載する際には、正式名称である「実用英語技能検定」を記載することが重要です。略称の「英検」でも通じる場合がありますが、正式名称の方がより正確で信頼性が高い印象を与えることができます。また、取得した級も明確に書き添える必要があります。「実用英語技能検定2級取得」や「実用英語技能検定準1級合格」といった書き方が一般的です。

取得日や年月の記載方法

履歴書に英検を記載する際には、取得した年月を必ず含めるようにしましょう。合格証明書に記載されている取得日が基準となりますが、具体的な日付ではなく「〇年〇月」と記載するのが一般的です。たとえば、「2020年6月 実用英語技能検定2級取得」のように表記します。このように年月を明記することで、資格を保有しているだけでなく、取得時期についても適切にアピールできます。

履歴書のフォーマットに合った表記例

履歴書には一般的に「資格・免許」の欄があります。この欄に英検を記載します。フォーマットに応じて簡潔で読みやすく書くことがポイントです。例えば以下のような表記が適切です。

  • 2020年6月 実用英語技能検定2級合格
  • 2019年7月 実用英語技能検定準1級取得 フォーマットによっては一行が短く制限されている場合もありますので、その場合は省略せずに簡潔に書きましょう。

間違えやすい表記ポイント

英検を履歴書に記載する際、間違えやすいポイントとして以下が挙げられます。

  • 「実用英語技能検定」の正式名称を「英語検定」や「実用英語検定」のように誤記する。
  • 取得した級を明記し忘れる(例:「実用英語技能検定合格」とだけ記載する)。
  • 取得年月を記載しない、もしくは不正確な年月を記載する。 これらのミスは信頼性を損なう可能性がありますので注意が必要です。また、最新の情報を記載するよう心がけ、古い級の合格を複数記載するよりも、上位級のみを記載することが望ましいでしょう。

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何級から記載すべき?英検の級と評価基準

履歴書に記載可能な級の目安

英検を履歴書に記載する際には、取得した級が応募する職種や企業にとって十分にアピール可能であることが重要です。一般的に英検2級以上が履歴書に記載する目安とされています。理由として、英検2級は高等学校卒業程度の英語力を証明する資格であり、ビジネスの場でも一定のコミュニケーション力が期待されるためです。準2級以下は、中高生レベルの英語力を示す資格となるため、職種によっては記載しないほうが無難な場合もあります。

英検2級以上の重要性

英検2級以上の資格は、履歴書に記載することで高い英語力をアピールできるため、多くの企業で評価されやすい資格です。特に英検2級は、日常会話や簡単なビジネス英語の読み書きができる能力を証明するものとして認知されています。加えて、準1級や1級であれば、英語の一定レベルを求められる外資系企業や英語を使った業務でも高い評価を受ける可能性が高まります。逆に、「英語力が不要な職種」でない限り、少なくとも2級以上を取得していることで競争力がアップするでしょう。

取得予定の記載はOKか?

履歴書には、英検の取得予定を書き加えることも可能です。ただし、その場合は必ず「取得予定」という表記であることを明記する必要があります。例えば、「実用英語技能検定 準1級(2024年3月取得予定)」といった具体的な記載にすることで、今後の努力や目標をアピールする効果が期待できます。ただし、予定に過ぎないため、現時点では採用担当者から正式なスキルの証明とみなされない可能性がある点には注意が必要です。

英検とTOEICの比較と優先順位

英語の資格には英検のほかにもTOEICがあり、履歴書にはどちらを優先して記載すべきか迷う方も多いです。一般的には、TOEICスコアのほうが即座に比較・評価されやすい傾向があります。英検は級で能力を証明する一方、TOEICはビジネス英語能力を点数(スコア)で示すため、具体的なスキルレベルを把握しやすいためです。そのため、職種によってはTOEICスコアが優先される可能性があります。しかし、英検にはスピーキング力の評価も含まれているという特徴があり、英語全般の能力をアピールしたい場合には英検の記載が効果的です。履歴書の書き方としては、両方を取得している場合は併記することで、それぞれの強みを生かすとよいでしょう。

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英検を効果的にアピールするための方法

自己PR欄で具体的なエピソードを記載

履歴書の自己PR欄では、英検取得を通じて得た具体的なスキルや経験を記載することが効果的です。例えば、英検準1級を取得するために毎日リスニングやスピーキングを練習した努力や、その過程で得た語学力をどのように活用したかを挙げると説得力が増します。また、過去に英検取得を生かして英語が必要な業務に貢献したエピソードがあれば、それを詳しく書くと英語力の実用性が伝わりやすくなります。「履歴書 英検 書き方」を意識して、取得級や勉強への取り組み姿勢を具体的に述べましょう。

資格欄以外で英検を活かす方法

履歴書では資格欄だけでなく、職務経歴欄や志望動機欄にも英検を活かせます。例えば、過去に英検取得を通じて培った英語力を使用し、どのような成果を上げたのかを職務経歴欄に記載する方法があります。また、志望動機欄では、志望する企業に対して英検で得た英語力がどのように活用できるかを具体的に記すと良いでしょう。特に英語を頻繁に使うポジションや、外資系企業を志望する場合には大きなアピールポイントになります。

志望する企業に合わせたアピール手法

英検をアピールする際には、応募先企業が求めている英語力のレベルや用途を見極めることが重要です。例えば、貿易関連の企業では、英検2級以上の資格に加え、リスニング力やスピーキング力を生かした実務経験が評価されやすいです。一方、国内での接客業務であれば、観光客対応のために役立った具体例を示すと良いでしょう。このように企業が求めるスキルセットに合わせて履歴書を作成することが、英検を効果的にアピールするための鍵となります。

面接での英検活用トークのコツ

面接では、英検に関連するエピソードを簡潔かつ具体的に話すことが大切です。例えば、「英検準1級取得のために取り組んだ学習計画や、その過程でどのような壁を乗り越えたのか」について話すことで、スキルだけでなく課題解決能力や学習意欲も同時にアピールできます。また、面接では実際に英語力を試される場合もあるため、予めスピーキングや自己紹介の練習をしておくと安心です。英検で測定されるスキル(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を示しつつ、そのスキルが実務でどのように役立つかを具体的に述べると印象に残りやすくなります。

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注意点と間違えやすいポイント

記載内容の正確さと信頼性

履歴書に英検を記載する際の注意点として、最も重要なのは記載内容の正確さです。例えば、英検の正式名称は「実用英語技能検定」であり、これを省略して書くと印象を下げる可能性があります。また、取得した級や取得日を間違えるのも避けるべきポイントです。不正確な情報が記載されていると、採用担当者からの信頼を損ねる恐れがありますので、合格証明書や手元の記録を確認してから記載することを心がけましょう。

古い取得日や有効期限切れの判断

英検の資格には有効期限が存在しないため、履歴書に古い取得日を記載することも可能です。ただし、取得から長期間が経過していると、採用担当者がその時点での英語力を疑問視する可能性があります。特に英検2級以上など高い評価を受けやすい級でも、すでに取得から10年以上経過している場合は、その後のスキル維持や更新について説明できるように準備しておくと良いでしょう。定期的に TOEIC や他の試験を受験している場合、それらも併記することで現在の英語力をアピールできます。

「英検」表現に留意することの重要性

履歴書では「英検」と略称で記載するのではなく、必ず正式名称である「実用英語技能検定」を表記するようにしましょう。略語記載はカジュアルな印象を与える恐れがあり、信頼性が損なわれる要因となります。また企業によっては英検そのものを知らない場合もありますので、正式名称の記載によって資格の存在意義を明確に伝えることができます。特に英検の書き方に不安がある場合には、資格欄のフォーマットに沿い、正しく端的に記載することが重要です。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

金融、コンサルのハイクラス層、経営幹部・エグゼクティブ転職支援のコトラ。簡単無料登録で、各業界を熟知したキャリアコンサルタントが非公開求人など多数のハイクラス求人からあなたの最新のポジションを紹介します。