はじめに
CIA(公認内部監査人)試験の概要と新制度
公認内部監査人(CIA)は、内部監査の分野における唯一の国際資格であり、世界約190の国と地域で認められています。この資格は、企業のガバナンス、リスク管理、内部統制に関する体系的な知識と専門性を持つことを証明します。
CIA試験は3つのパートで構成され、すべて選択式です。各パートの試験時間と問題数は以下の通りです。
- Part1(内部監査の基本):2時間30分、125問
- Part2(個々の内部監査業務):2時間、100問
- Part3(内部監査に関連する知識):2時間、100問
合格基準は各パートともに250~750ポイントのスケールドスコアで、600ポイント以上(概ね75%の正答率)が求められます。
2024年に「グローバル内部監査基準」が公表されたことに伴い、CIA試験のシラバスも新制度へ移行することが決定しました。日本語での新試験は2025年7月から開始される予定です。新シラバスでは、試験が現在のグローバルな実務に適合し、グローバル内部監査基準との整合性が強化され、パート間の重複が最小限に抑えられることを目的としています。
読者想定:初心者・独学者と社会人
この記事は、公認内部監査人(CIA)資格の取得を目指す初心者、独学者、そして多忙な社会人を主な読者として想定しています。効率的な学習方法、最新のテキスト・問題集の比較、独学と専門学校の選択肢、それぞれのメリット・デメリットなど、合格に必要な情報を網羅的に提供します。
CIA試験の基礎知識と学習戦略
資格取得までのステップと学習時間
CIA資格取得までの主なステップは以下の通りです。
- 受験資格の確認: 4年制大学卒業が基本ですが、短大・高専卒業+5年以上の実務経験、または7年以上の実務経験でも受験可能です。
- IIAへの登録: 内部監査人協会(IIA)のCCMS(認定資格受験者管理システム)でアカウントを作成し、学歴や身分証明書、推薦状などの必要書類を登録します。
- 試験の申し込みと受験: 各パートの受験料を支払い、テストセンターで試験を予約・受験します。科目合格制度のため、1パートずつ受験することも可能です。
- 実務経験の証明: 内部監査またはそれに相当する業務(外部監査、リスクマネジメント、コンプライアンスなど)の2年以上の実務経験が必要です。
- 資格認定手続き: 全てのパートに合格し、実務経験等の要件を満たした後、資格認定の手続きを行います。
CIA資格取得に必要な学習時間は、一般的に300〜500時間と言われています。仕事をしながら学習する場合、半年から1年程度の期間を要することが多いです。
独学と専門学校利用の違い
CIA試験の学習には、独学と専門学校の利用という2つの主要なアプローチがあります。
- 独学:
- メリット: 費用を大幅に抑えられる、自分のペースで学習できる。
- デメリット: 市販教材の種類が少ない、過去問が非公開で情報収集が困難、疑問点をすぐに解決しにくい、モチベーション維持が難しい。再受験費用が高額になるリスクがある。
- 専門学校:
- メリット: 最新のシラバスに対応した質の高い教材と講師、効率的なカリキュラム、疑問点へのサポート、受験手続きの支援、同じ目標を持つ仲間との交流。
- デメリット: 費用が高額になる。
短期合格・体系的理解・価格重視など目的別のポイント
- 短期合格を目指す場合: 専門学校の利用が効率的です。特にアビタスのように、効率化されたオリジナル教材や手厚いサポート、オンライン学習環境が整っているところは、短期間での合格を目指す社会人にとって有利です。
- 体系的な理解を重視する場合: 専門学校の講義は、内部監査の概念から実務までを網羅的に学ぶのに適しています。特に実務経験が少ない初心者にとっては、専門家の解説を通じて深い理解を得られるでしょう。
- 価格重視の場合: 独学を選択することになります。中古のテキストや問題集を活用し、費用を抑えつつ、計画的な学習と自己管理が求められます。
最新テキスト・問題集の徹底比較
比較項目の設定(対応シラバス・難易度・解説・価格など)
CIA試験のテキストや問題集を選ぶ際には、以下の点を比較検討することが重要です。
- 対応シラバス: 最新のシラバス(特に2025年7月から適用される新シラバス)にどれだけ対応しているか。
- 難易度: 問題の難易度や、本試験との乖離がないか。
- 解説の充実度: 正答だけでなく、誤答の選択肢についても詳しく解説されているか。
- 価格: 費用対効果を考慮し、予算に合った教材を選ぶ。
- 問題数: 豊富な問題演習ができるか。
- 学習スタイル: 紙媒体か、電子媒体か、オンラインアプリなど、自分の学習スタイルに合っているか。
Abitusテキスト・TAC教材
日本のCIA試験対策における二大予備校が、アビタスとTACです。
- Abitus (アビタス):
- 教材: オリジナル教材「MCカード」(問題集)はA6サイズで、電子アプリも利用可能。全問題に解説講義が付帯し、正答・誤答の選択肢まで詳しく解説されています。ver.9.0以降が望ましいとされます。
- 特徴: スモールユニット方式で隙間時間学習に適しており、CIAの出題傾向に合わせて常にアップデートされています。応用力向上に優れています。
- 収録問題数: Part1: 398問、Part2: 450問、Part3: 672問(合計1,520問 ver.9.0)
- 価格: 予備校全体としては高めですが、教育訓練給付金の対象になる場合もあります。
- TAC:
- 教材: 「トレーニング」(問題集)は合計約1,600問を収録。問題と解説が同一ページに掲載されており、効率的な学習が可能です。Webトレーニングも利用できます。ver.2.0が望ましいとされます。
- 特徴: アビタスと比較して安価である点が最大の魅力。IIA公表のシラバスを研究して作成されており、出題割合に合わせたメリハリのある教材です。
- 収録問題数: Part1: 396問、Part2: 495問、Part3: 706問(合計1,597問 ver.2.0)
- 価格: アビタスよりも比較的安価です。
内部監査基本テキスト(第3版)
- 教材名: 『公認内部監査人資格認定試験対応 内部監査基本テキスト』
- 特徴: 市販で手に入るCIA資格勉強のための数少ない参考書の一つで、各Partごとにテキストと練成問題がついています。2020年発行の第4版は2019年のシラバス改訂にも準拠しています。
- 収録問題数: Part1: 142問、Part2: 117問、Part3: 205問(合計462問 第4版)
- 解説: 予備校教材と比較すると情報量は少なめですが、補助教材として活用できます。
- 価格: 比較的手頃です。
CIA模擬試験問題集(2019年版)
- 教材名: 『CIA模擬試験問題集2019』
- 特徴: 日本内部監査協会が公式に出版している問題集で、模試形式で各Part1回分が収録されています。本番前の力試しに適していますが、2019年シラバス改訂には対応していません。一部日本語の表現に違和感がある問題があり、本試験の直訳のような問題に慣れるのに役立つという意見もあります。
- 収録問題数: Part1: 125問、Part2: 100問、Part3: 100問(合計325問)
- 解説: あまり充実していないため、これ一本での学習は難しいとされます。
- 価格: 比較的安価です。
GLEIM問題集(日本語・英語対応)
- 教材名: 『GLEIM CIA Review Seventeenth Edition 日本語版』
- 特徴: 日本内部監査協会が出版する公式教材の一つで、教科書と章末問題で構成されています。独学者や予備校生にも利用者が多く、問題演習として有名です。しかし、2015年発売のため2019年シラバス改訂には対応しておらず、新シラバス対応版の日本語版発行予定はありません。Part2は現在入手困難な状況です。
- 収録問題数: Part1: 195問、Part2: 約200問、Part3: 約400問(合計約795問)
- 価格: Part1、2が5,500円、Part3が11,000円。
- 英語対応: Wiley CIA Reviewは全て英語のオンライン教材で、テキスト、動画講義、模擬試験、暗記教材などが含まれます。予備校に比べ料金が格段に安く、40%割引コードも提供されています。
公式教材と民間教材の違い
公式教材の特徴と活用法
日本内部監査協会から提供される公式教材は、CIA試験の出題範囲や基準に直接的に関連する内容を含んでいます。
- 特徴:
- 信頼性: IIAが認定しているため、試験の趣旨や内容を正確に反映していると考えられます。
- 「グローバル内部監査基準」への準拠: 内部監査のバイブルとも言える「グローバル内部監査基準」に直接的に関連する情報が提供されています。
- 学習の基盤: 内部監査の基礎知識や概念を深く理解するための基盤となります。
- 活用法:
- 体系的理解: 「内部監査基本テキスト」や「専門職的実施の国際フレームワーク(赤本)」を通じて、内部監査の全体像や概念を体系的に理解する。
- 本試験の感覚: 「CIA模擬試験問題集」で、本試験に近い形式の問題に触れ、時間配分や問題文の独特な言い回しに慣れる。
- 補助教材としての活用: 民間教材と併用し、深い知識の確認や補完に使う。特に独学の場合、これらの教材は貴重な情報源となります。
民間教材のバリエーションと選び方
アビタスやTACといった専門学校が提供する民間教材は、合格に特化した実践的な内容が特徴です。
- バリエーション:
- 予備校オリジナルテキスト・問題集: 講義動画と連動しており、効率的なインプットとアウトプットが可能です。最新の試験傾向やシラバス改訂に迅速に対応していることが多いです。
- オンライン学習アプリ: 隙間時間を活用して問題演習ができるなど、多様な学習スタイルに対応しています。
- 選び方:
- シラバス対応: 最新のシラバスに対応しているかを確認する。2025年7月からの新シラバスへの対応状況は特に重要です。
- 解説の質: 理解しやすい解説、特に誤答選択肢の解説が充実しているかを確認する。
- 問題の網羅性・難易度: 豊富な問題数と、本試験に近い難易度の問題が収録されているか。
- サポート体制: 質問対応や受験手続きのサポートなど、学習を継続するための支援が充実しているか。
- 体験講座や説明会: 実際に教材や講義の雰囲気を体験し、自分に合うか確認する。
英語教材と日本語教材の違い・使い分け
CIA試験は日本語でも受験可能ですが、英語教材も選択肢の一つです。
- 日本語教材:
- メリット: 日本語での学習なので理解しやすい。
- デメリット: 市販教材の種類が限られ、最新情報の反映が遅れる場合がある。問題文が直訳調で理解しにくいことがある。
- 英語教材(例: Wiley CIA Review):
- メリット: 予算を抑えられる、オンライン学習が充実している場合が多い。
- デメリット: 全て英語のため、高い英語力が必要。試験も英語で受けることを推奨される。
- 使い分け:
- 英語に抵抗がない場合: 費用を抑えたい、最新のオンライン教材を活用したい場合は英語教材も検討する。
- 日本語での学習を希望する場合: 予備校の日本語教材を中心に、公式教材や市販の日本語テキストを補助的に活用する。本試験では日本語の問題文が分かりにくい場合があるため、英語原文を表示して確認する練習も有効です。
独学での合格に役立つ勉強法とスケジュール
おすすめの学習スケジュール例・体験談
CIA試験の独学合格には、計画的なスケジュールと工夫された勉強法が不可欠です。
- 学習スケジュール例:
- 目標設定: 全パート合格を3年以内という期限を意識し、具体的な試験日を逆算して設定します。
- 学習時間の確保: 1日1〜1.5時間(平日)、3〜4時間(週末)を目安に、合計300〜500時間の学習時間を確保します。特に通勤時間などの「空白の時間」を有効活用することが重要です。
- パートごとの目標: 各パートの学習に段階的な目標を設定し、モチベーションを維持します。
- 勉強ログの記録: 勉強時間を記録することで、達成感を得てモチベーションを保ちます。
- 体験談からのヒント:
- 「問題演習が先」: まず問題を解き、間違えたところや分からないところを解説やテキストで確認するアウトプット重視の学習法が推奨されます。これにより、効率的に知識を定着させることができます。
- 集中力の維持: 長時間ぶっ通しで勉強するのではなく、1〜1.5時間ごとに休憩を挟むことで集中力を保ちます。
- 場所の変更: 自宅だけでなくカフェなど、勉強する場所を変えることも気分転換になり、集中力向上に繋がります。
独学用教材の選び方と工夫
独学の場合、教材選びが特に重要になります。
- 必須教材:
- 『公認内部監査人資格認定試験対応 内部監査基本テキスト』(第4版):内部監査の体系的理解と練習問題に役立ちます。
- 『専門職的実施の国際フレームワーク(IPPF)』通称「赤本」:内部監査の基準を深く理解するために、熟読することが推奨されます。
- 『CIA模擬試験問題集2019』:本試験形式に慣れるための模擬問題として活用します。
- 教材活用の工夫:
- 徹底的な反復: 決めた問題集を複数回(10周など)徹底的に解き、知識を定着させます。
- 苦手克服: 解説を読んでも分からない箇所は、インターネット検索や他の参考書で補完します。
- 「グローバル内部監査基準」の通読: 新シラバス対応のため、Web上で公開されている「グローバル内部監査基準」のPDFを通読し、理解を深めることが効果的です。
- 自己作成ツール: 単語カードやiPadアプリなどで、自分に合ったインプット・アウトプットツールを作成し、効率を高めます。
合格者の声:短期合格例・勉強時間の捻出方法
- 短期合格の秘訣:
- 短期集中で一気に合格を目指すことで、モチベーションを維持しやすくなります。
- 講義動画を倍速で視聴するなど、効率的な学習法を取り入れます。
- 問題集を複数回解き、模擬試験を繰り返し受けることで、本番への自信をつけます。
- 勉強時間の捻出方法(社会人・子育て中の方の事例):
- 通勤時間の活用: 電車内での問題演習やノートの見直しなど、他の活動に使えない時間を有効活用します。
- 勉強ログの徹底: 2分3分の休憩時間も勉強時間から除外するなど、純粋な学習時間を記録し、モチベーション維持に繋げます。
- 家族の協力: 夫や家族とのチーム育児により、勉強時間を確保する。
- スマホ利用の制限: 勉強中はLINEやSNSなど、スマホの使用を制限し、集中力を高めます。
専門学校を利用した場合の特徴とサポート内容
アビタス・TACなど主要予備校のサポート体制
公認内部監査人(CIA)試験対策の専門学校として、アビタスとTACが挙げられます。両校ともに充実したサポート体制を提供しており、受講生が効率的に学習を進められるよう支援しています。
- アビタス:
- 学習形態: ライブ講義(教室)、Zoomライブ講義(生配信)、eラーニング(収録済み講義動画)の3パターンから選択可能。特にeラーニングはスマホアプリにも対応し、隙間時間学習に最適です。
- 教材: オリジナルテキストは紙と電子版があり、問題集も紙・Web・アプリで提供。講義、テキスト、問題集がユニット番号で紐付けされており、効率的な反復学習が可能です。
- サポート期間: 2年間。この期間内であれば、講義の再受講や自習ブースの利用も可能です。
- 出願・認定サポート: 出願に伴う手続きや推薦状のサインも無料で行ってくれます。
- 質問対応: 無制限の質問回答サポートがあります。
- キャリア支援: CIA専門の転職支援サービス「ABcareer」があり、合格後のキャリア形成もサポートします。
- TAC:
- 学習形態: 教室講義とWeb通信の2パターン。ビデオブース講座やDVD通信講座でも教室講座に自由に参加でき、自習室も利用可能です。
- 教材: TACオリジナルテキスト(4冊)とトレーニング(問題集4冊、約1,600問)がメイン。Webトレーニングも提供されており、効率的な問題演習が可能です。
- サポート期間: 学習期間終了まで(アビタスと同様に2年間とされることが多い)。
- 質問対応: 本科生は20回、単科生は5回まで質問が可能です。
- 教育訓練給付制度: 本科生コースが対象となります。
費用感・独自のカリキュラム
- 費用感:
- アビタス: 入学金含め約24.2万円〜。教育訓練給付金を利用すれば実質的な負担額は約23.5万円〜となります。
- TAC: 入学金含め約17.8万円〜。教育訓練給付金対象外ですが、アビタスよりは安価です。
- 比較: 両校とも高額に感じるかもしれませんが、独学で再受験を繰り返す費用を考慮すると、効率的な学習で一発合格を目指せる専門学校の利用が結果的に費用を抑えることにつながる可能性もあります。
- 独自のカリキュラム:
- アビタス: 2005年開講以来の圧倒的な合格実績と、試験合格のために徹底的に効率化したオリジナル教材が強みです。特に「スモールユニット方式」は、忙しい社会人が隙間時間で効率的に学習できる工夫が凝らされています。2025年1月施行の新基準「グローバル内部監査基準」に合わせた新教材も業界内でいち早くリリースし、新試験対応のオンライン講義も開始しています。
- TAC: 「打倒アビタス」を掲げ、質の高い講師陣と網羅性の高い教材を提供しています。出題シラバスを研究し、出題割合に合わせてメリハリをつけた教材で、最短合格をサポートします。
合格に直結するサービス・説明会情報
- 無料説明会・資料請求:
- 多くの予備校が無料説明会(オンライン開催も含む)や資料請求を提供しています。カリキュラム内容、サポート体制、費用など、詳細な情報を入手し、自分に合った学校を選ぶ上で非常に有益です。特にアビタスはオンライン説明会を随時開催しており、受講生の声やキャリア相談も可能です。
- 模擬試験:
- アビタスではCBT本番形式の模擬試験が提供されており、本番の試験環境に慣れることができます。TACもWeb模擬試験を提供しており、受講生以外でも利用できる場合があります。
- 最新情報提供:
- 予備校は試験に関する最新情報をいち早く入手し、教材やカリキュラムに反映します。シラバス改訂などの大きな変更があった場合でも、迅速な対応が期待できます。
テキスト選びのポイントとよくあるQ&A
レベル感と自分に合うテキスト
- 初心者・内部監査未経験者: 専門学校の教材がおすすめです。体系的な講義と質問サポートにより、基礎から着実に知識を習得できます。アビタスのように、前提知識がない方でも400時間で合格を狙えるカリキュラムが用意されている場合もあります。
- 独学者・実務経験者: 費用を抑えたい場合は、市販の「内部監査基本テキスト」やIIA公式の問題集を中心に学習し、不明点はインターネットなどで補完する独学も可能です。ただし、本試験は過去問が公開されず、独特の言い回しが多いため、初見の問題に対応できる応用力を養う必要があります。
- 英語に抵抗がない場合: Wiley CIA Reviewのような英語教材も、予算を抑えつつ質の高い学習ができる選択肢となります。
最新シラバス対応状況
- 2025年7月から日本語試験でも新シラバスが適用されます。教材を選ぶ際は、この新シラバスにどれだけ対応しているかを確認することが最も重要です。
- アビタスは新シラバス対応教材(Ver.10)をリリース済みであり、講義も既に実施しています。
- TACも新シラバス対応教材を開発中であり、順次リリース予定です。
- 市販の公式教材は、シラバス改訂への対応が遅れる場合があります。旧シラバスの教材で学習する場合は、新シラバスとの変更点を自身で把握し、補完学習が必要です。
初心者・独学者が失敗しないための注意点
- 情報収集の徹底: CIA試験は過去問が非公開で情報が少ないため、最新のシラバス情報や合格者の体験談などを積極的に収集しましょう。
- 計画的な学習スケジュール: 独学の場合、自己管理が必須です。目標から逆算した詳細な学習スケジュールを作成し、着実に実行することが大切です。
- 模擬試験の活用: 本番の試験形式や時間配分に慣れるため、模擬試験を繰り返し受けることが重要です。予備校が提供する模擬試験や、Webアプリなどを活用しましょう。
- 質問できる環境: 独学の場合、疑問点を解決する手段が限られます。インターネットコミュニティや、必要に応じて単科受講できる予備校のサービスなども検討しましょう。
- モチベーション維持: 長期間の学習にはモチベーション維持が不可欠です。小さな目標設定、勉強仲間の存在、定期的な休憩などが有効です。
まとめ
最適な教材で確実な合格を目指そう
公認内部監査人(CIA)は、内部監査のプロフェッショナルとしての国際的な専門性を証明する価値の高い資格です。難易度は決して低くありませんが、適切な学習戦略と教材を選べば、十分合格を目指せます。
- 独学を選ぶ場合: 費用を抑えられ、自分のペースで学習できる反面、教材の選定、情報収集、疑問点の解決、モチベーション維持といった課題に自力で向き合う必要があります。「内部監査基本テキスト」や「赤本」、模擬問題集を徹底的に活用し、アウトプット重視の学習を心がけましょう。
- 専門学校を選ぶ場合: アビタスやTACといった予備校は、最新のシラバスに対応した質の高い教材、経験豊富な講師による講義、手厚いサポート体制が強みです。特に短期間での合格を目指す方、体系的な知識を効率よく習得したい方、学習を継続するためのサポートを求める方には、専門学校の利用がおすすめです。
どちらの選択肢を選ぶにしても、2025年7月から日本語試験で導入される新シラバスへの対応が重要です。教材を選ぶ際は、必ず最新シラバス対応状況を確認し、必要に応じて追加の学習を計画に入れましょう。
今後の試験制度変更・情報収集について
CIA試験のシラバスは、内部監査の実務の変化に合わせて定期的に改訂されます。特に2025年の新シラバス導入は大きな変更点であり、今後も試験に関する最新情報は日本内部監査協会(IIA Japan)のウェブサイトや、各予備校の発表を通じて常に確認するようにしましょう。無料説明会や資料請求を活用し、情報を積極的に収集することが、合格への近道となります。最適な教材と計画で、確実にCIA合格を目指しましょう。














