投資信託ってなに?これだけは知っておきたい基礎知識10選

投資信託の基本を押さえよう

投資信託とは?その仕組み

投資信託とは、多くの投資家から資金を集め、運用のプロフェッショナルである運用会社がその資金を株式、債券、不動産などに分散投資し、その成果を投資家に分配する金融商品です。この仕組みにより、少額投資でも広範囲な分散投資が可能となり、個人での運用では難しい高度な投資戦略を実現できます。投資信託は初心者にも取り組みやすい選択肢となっていますが、元本が保証されていない点には注意が必要です。

投資信託に関わる3つの主体

投資信託は、「販売会社」「受託会社」「委託会社」という3つの主体によって運営されています。販売会社は証券会社や銀行などで、投資信託を投資家に販売する役割を担います。受託会社は主に信託銀行が務め、集められた資金を安全に管理します。そして委託会社は運用会社で、投資信託の運用を指示します。これら3つの主体が分業体制で運営に携わることで、より透明性が高く効率的な運用が可能になっています。

契約型投資信託と会社型投資信託の違い

投資信託には「契約型投資信託」と「会社型投資信託」の2種類があります。契約型投資信託は、投資家と運用会社が信託契約を結び、信託財産を通じて運用を行う形式です。日本ではこの形式が主流で、多くの国内投資信託が該当します。一方、会社型投資信託は、投資家が直接その会社の株主となる形で、外国の投資信託に多く見られる形式です。この違いにより、税制や法令上の取り扱いも変わるため、購入前に特徴を理解しておくことが重要です。

投資信託の種類はどれくらいある?

投資信託には多種多様な商品があり、投資対象や運用方針によって分類されます。例えば、株式型投資信託、債券型投資信託、バランス型投資信託、不動産投資信託(REIT)などが挙げられます。それぞれの投資信託には異なるリスクとリターンの特徴があります。さらに、国内だけでなく海外資産に投資する商品も多くあり、投資先を直接選ぶ必要がない点が魅力です。自身の目標やリスク許容度に合った投資信託を選ぶことが資産形成の成功につながります。

基準価額と純資産総額の基礎知識

投資信託を選ぶ際には「基準価額」と「純資産総額」に注目することが大切です。基準価額とは、1口あたりの値段を示し、投資信託の運用成果を測る指標となります。一方、純資産総額は、投資信託全体の資産規模を示すもので、規模が大きいほど安定した運用が期待されます。これらの数値は日々変動し、投資信託の運用成績や投資家からの人気度を把握する材料となります。選ぶ際には、これらの情報を常に確認することをおすすめします。

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投資信託を選ぶ際に気をつけたいポイント

リスクとリターンのバランスを理解する

投資信託を選ぶ際には、リスクとリターンのバランスを理解することが大切です。リターンは投資元本に対する利益の割合を示す一方で、リスクは価格の変動性や損失の可能性を指します。例えば、株式を多く含む投資信託はリターンが高くなる可能性がある一方で、リスクも大きくなる傾向があります。一方で、債券中心の投資信託は比較的価格変動が少ないため、リスクは低いですがリターンも控えめです。自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選びましょう。

信託報酬や手数料をしっかりチェック

投資信託には、信託報酬や販売手数料がかかります。信託報酬とは、運用を行うための管理費用で、年率で計算され純資産総額の中から差し引かれます。例えば、低コストで人気の「eMAXIS Slim」シリーズは、信託報酬が0.1%以下の商品もあり、長期運用に適しています。また、購入時や解約時の手数料が無料の「ノーロード型」投資信託も選択肢に加えるとよいでしょう。これらの経費は長期的に運用成績に影響を与えるのであらかじめ確認してください。

目論見書を読んでおくべき理由

目論見書は、投資信託について最も詳しい情報が書かれた重要な書類です。その中には投資対象、運用方針、リスク、費用、過去の運用実績などが含まれています。例えば、バランス型投資信託の目論見書を読むことで、どのような資産に分散投資しているかが一目でわかります。投資信託の商品ごとに特徴が異なるため、購入前に目論見書をしっかり読むことで、商品の適性を見極められます。

運用成績のチェックポイント

投資信託を選ぶ際には、過去の運用成績を確認することも重要です。ただし、過去の成績が未来を保証するものではないことを理解しましょう。運用成績をチェックする際には、3年や5年など中長期的なトータルリターンに注目してください。また、基準価額や純資産総額の増減を確認することで、商品がどれほど支持されているかを判断することができます。たとえば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は安定した高評価を受けており、初心者にも人気のある商品です。

NISAやつみたてNISAを活用する方法

非課税制度を活用することで、投資効率を高めることができます。NISAやつみたてNISAは、投資信託の利益や分配金が非課税となる制度です。特につみたてNISAは、少額からコツコツと積み立てたい方におすすめで、長期的な資産形成に適した仕組みです。例えば、低コストで長期運用に向いた投資信託を選び、定期的に購入を続けることでリスクを分散できる効果もあります。自身の投資目的や期間に応じて、NISAやつみたてNISAを上手に活用していきましょう。

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投資信託の運用で知っておきたいリスク

価格変動リスクとは?

価格変動リスクとは、投資信託の基準価額(投資信託商品の価格)が市場の動きに応じて上がったり下がったりするリスクを指します。株式市場や債券市場の動向、経済状況、企業の業績などが基準価額に影響を与え、投資元本が増える可能性もあれば減少する可能性もあります。投資信託には様々な投資先(例: 株式、債券、不動産など)が選ばれており、それぞれの市場リスクを理解して運用することが重要です。

為替リスクの影響を理解する

投資信託が外国の株式や債券にも投資する場合、為替リスクが発生します。これは、外国通貨を日本円に換算する際の為替レートの変動によって投資信託の基準価額が変動することを意味します。例えば、円高になると基準価額が下落する可能性があり、逆に円安では上昇につながる場合があります。為替リスクを軽減した「為替ヘッジあり」の商品もありますので、選択肢として検討することがおすすめです。

流動性リスクがもたらす影響

流動性リスクとは、投資信託が保有する資産が希望するタイミングで売却できない可能性があるリスクのことを指します。特に、市場全体が低迷している場合や取引量が少ない投資先に投資している場合、売買が困難になることがあります。このリスクにより、基準価額に影響を与え、適正な価格で現金化が難しくなる恐れがあります。

信用リスクと倒産の可能性

信用リスクは、投資信託が投資している企業や国が財務上の問題により、債券利息の支払いが滞る、または元本が返済されない可能性を指します。特に債券を運用の主体とする投資信託では、この信用リスクが大きな影響を及ぼします。投資先の選定やその信用状況を把握することが必要です。また、運用会社や受託会社が健全に運営されているかも確認することが重要です。

リスク分散の重要性

リスク分散とは、投資先を複数に分散することで一時的な損失を抑える投資戦略のことです。投資信託では、国内外の株式や債券など様々な資産に分散して投資しているため、ひとつの市場や資産クラスの動向に大きく左右されにくいという特徴があります。このような仕組みを活用することで、特定のリスクに依存せず、安定的な運用を目指すことができます。

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投資信託を始める前に確認しておきたいこと

自分の目的と投資期間を明確にする

投資信託を始める前に、まず自分自身の目的をはっきりさせることが大切です。「なぜ投資をするのか」「資産をどのくらい増やしたいのか」を考えましょう。また、目標を達成するまでの投資期間についても具体的に設定してください。短期間で利益を求めるのか、それとも長期的な運用を目指すのかによって、選ぶべき投資信託の種類が変わります。投資期間が短い場合は比較的リスクが低めの投資信託、長期の場合はリスクを受け入れつつ高いリターンを期待できるものを検討しましょう。

どれくらいの資金を用意すべき?

投資信託は少額から始められるという特長があります。一般的には、1万円程度から購入できる商品が多く、積立投資信託を利用すれば毎月100円~1,000円といった少額での運用も可能です。そのため、大きな資金がなくても気軽に始めやすいという点が魅力です。しかし、どれくらいの資金を用意するかは、自分の収入や現在の資産状況、生活に余裕を持たせられるかといった点を考慮して決めてください。無理のない範囲で、余剰資金を活用するのが安心です。

初心者向けのおすすめ投資信託タイプ

投資信託にはさまざまな種類があり、初心者にはいくつかのタイプが特におすすめです。「バランス型投資信託」は、株式や債券など複数の資産クラスに分散投資できる商品で、リスクを抑えつつ運用ができる点が魅力です。また、全米株式や全世界株式に投資するインデックス型投資信託も低コストで人気があります。これらの商品はリスク分散が進んでいるため、投資初心者にとって安心して運用を始めやすい選択肢と言えます。

少額から始める方法とメリット

初めて投資信託を始める場合は、少額からスタートするのがおすすめです。特に、毎月定額を積み立てる「積立投資信託」を活用すると、リスクを分散しながら時間をかけて資産を作ることが可能です。この方法は少額から始められるので、家計に大きな負担をかけることなく運用を続けられる点がメリットです。また、投資タイミングを気にする必要がないため、価格変動の影響を平準化できる「ドルコスト平均法」の効果も期待できます。

プロのアドバイザーに相談する利点

投資信託を始める際には、プロのアドバイザーに相談することも一つの選択肢です。特に、投資初心者にとっては、信託商品の選び方や運用の基本についてアドバイスをもらえることで、不安を軽減することができます。また、自分の目的や資金状況に合った商品を提案してもらえるため、失敗を防ぎやすくなります。金融機関の窓口やオンライン相談など、さまざまなサービスを活用して専門家の知見を取り入れると良いでしょう。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

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