コトラ（広報チーム） 
SDGsバッジとは何か？基礎知識を押さえよう
SDGsバッジは、サステナブルな未来を目指す国際的な取り組みである「持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals、SDGs）」を象徴するアイテムです。このバッジは、17の目標を表すカラフルな円形デザインで、サステナについての意識を共有し、行動を促すためのツールとして広く用いられています。それは、SDGsの理念を視覚的に示すだけでなく、個人や組織の姿勢を表す象徴でもあります。
SDGsバッジのデザインとその象徴するもの
SDGsバッジの特徴的なデザインは、17色のセクションに分けられたカラフルな円形です。この色分けには、SDGsが掲げる17の目標それぞれが意味するテーマが反映されています。例えば、貧困の撲滅、教育の普及、気候変動への対応など、サステナに直結した異なる分野がそれぞれの色で視覚的に示されています。この統一されたデザインは、SDGsが包括的かつ相互に関連したゴールであることを象徴しています。また、このバッジを着用することで、個人や団体が持続可能な未来への関心と取り組みを示すことができます。
SDGsの17のゴールとバッジとの関係
SDGsバッジの17色は、それぞれSDGsの17のゴールに対応しています。これらのゴールは、社会、経済、環境の各分野で持続可能な発展を目指すものであり、世界中の国々や企業、個人にとって共通の指針となっています。バッジの配色は単なる装飾ではなく、各色が具体的な課題を象徴しています。例えば、赤は「貧困をなくそう」、青は「海の豊かさを守ろう」、緑は「陸の豊かさも守ろう」といった目標に対応しており、バッジを身に付けることで、17のゴールに関する認知と意識向上を図る役割を担っています。
SDGsバッジの起源と公式な意味
SDGsバッジは、国際連合が世界的に推進するSDGs（持続可能な開発目標）の認知を広めるために考案されました。その起源は、2015年に採択された国連の「2030アジェンダ」にさかのぼります。このアジェンダでは、持続可能な社会に向けた17の目標が設定され、それを象徴的に表現するアイテムとしてバッジが誕生しました。公式なSDGsバッジはニューヨークにある国連本部をはじめとした承認済みの場所で製作・販売されており、その購入による収益はSDGsの普及活動に活用されています。こうした背景により、このバッジは単なるアクセサリーとしてではなく、社会全体でサステナへの取り組みを促進する象徴的なアイテムとして認識されています。
SDGsバッジを身に付ける意義とは？
個人としてのSDGsへの貢献意思表示
SDGsバッジを身に付けることは、持続可能な社会の実現に向けた個人の関心や意識を表す直接的な方法です。このバッジは単なる装飾品ではなく、SDGs（持続可能な開発目標）への賛同と積極的な関与の意思を象徴しています。サステナブルな未来を目指す姿勢を外に示すことで、自身が意識を持って行動していることを周囲に伝える役割も果たします。
また、SDGsバッジを身に付けていることで、環境問題や社会課題についての話題を自然と引き出す機会を増やすことができます。たとえば、興味を持った人が声をかけてくれることで、SDGsについての会話が生まれ、次第にその理解や関心が周囲に広がるといった社会的影響も期待できます。
企業や団体におけるSDGsバッジの役割
企業や団体がSDGsバッジを採用することには重要な意義があります。バッジを社員やメンバーに着用させることで、SDGsへの取り組みを内外にアピールすることができます。これにより、組織の活動がサステナビリティを意識したものであることを明確に示し、外部からの信頼を向上させる効果があります。
また、組織内でSDGsバッジを共有することで、メンバー全体に取り組みへの意識を浸透させることができます。その結果、社内の一体感の形成やモチベーションの向上、さらには具体的な行動につなげる推進力としても役立ちます。特にサステナを重視する理念を持つ企業にとって、SDGsバッジはその姿勢を具現化した象徴の一つといえるでしょう。
SDGsバッジを通じた社会啓発活動
SDGsバッジは、幅広い社会啓発活動にも大きな力を発揮します。そのカラフルで目を引くデザインと、17のゴールを象徴する意味が込められた形状は、視覚的にSDGsの認知を促進する効果があります。これにより、バッジを見た人々が「それは何？」と関心を抱き、SDGsについて興味を持つきっかけになることがあります。
さらに、バッジを活用したイベントの実施やSNSを通じた情報発信といった活動を組み合わせることで、より多くの人々にSDGsの重要性を理解してもらう機会を提供できます。こうした活動の積み重ねが、よりサステナブルな社会づくりの基盤を広げていくことにつながるのです。
SDGsバッジを手に入れる方法と注意点
正規品の購入方法と見分け方
SDGsバッジを購入する際には、正規品を選ぶことが重要です。正規品は国連の承認を受けて製造・販売されており、その購入によってSDGs活動の推進にもつながります。正規品を見分けるポイントとしては、製造元や販売者が国連の認定を受けているかどうかを確認することが大切です。公式ショップや信頼のおける販売店で購入することで、本物である可能性が高くなります。
また、正規品ではSDGsの象徴である17のカラーが正確に再現されているのが特徴です。色味が大きく異なる場合や、雑な作りのものは偽物の可能性があるため注意が必要です。信頼がおけない店舗や安価すぎる商品にも警戒し、正規のルートからの購入を心がけましょう。
オンライン・オフラインでの購入可能な場所
SDGsバッジはオンライン・オフラインの両方で購入可能です。オンラインでは、大手通販サイトや専用のSDGsショップが代表的な購入先です。たとえば「joinsdgs」などの正規店は安心して購入できるサイトとして知られています。また、国連本部の公式オンラインショップも安全な購入先の一つです。
オフラインでは、イベントやSDGs関連のワークショップ、また一部の国連情報センターなどで入手する機会があります。特に国連本部やその関連施設で直接購入したものは正規品であることが保証されるため、確実です。購入する際には販売者の信頼性を十分確認することが大切です。
SDGs関連商品の注意点と「SDGsウォッシュ」
SDGsバッジを購入する際には、「SDGsウォッシュ」にも注意が必要です。「SDGsウォッシュ」とは、表面的にSDGsをアピールするだけで実際には理念を実行していない事例のことを指します。例えば、偽物のバッジを販売する業者や、SDGsに全く関連しない行動をしているのにバッジを利用して好印象を与えようとする企業が該当します。
正規品ではないSDGsバッジを購入すると、その売り上げがSDGs活動の支援に直接つながらない恐れがあります。そのため、特にオンライン購入時には、販売元が国連や関連機関に認可されているかを確認することが不可欠です。また価格が異常に安い商品や、公式のデザインと大幅に異なるバッジには警戒し、購入を避けましょう。
このように、サステナを意識した行動を取るためには、信頼性の高い情報をもとに正しい選択をすることが重要です。正規のSDGsバッジを身に付けることで、SDGsへの貢献だけでなく、自分自身の意識も大きく高めることができます。
SDGsバッジを超える実践：社会的行動へのつなげ方
バッジ着用をきっかけに行動を起こす方法
SDGsバッジを身につけることは、サステナブルな社会づくりへの関心を他者に示す重要な第一歩です。しかし、その意義を最大限に活かすためには、バッジを「行動」につながるきっかけとすることが重要です。例えば、バッジを身に着けることで「SDGsについて話題にする機会を増やす」「自分が取り組むべき課題を改めて意識する」といった具体的な行動意識を持つことができます。また、日常的にSDGsの17のゴールについて学び、個人として実践可能な目標を設定することも、バッジの役割をより意義深いものにします。
身近なテーマからSDGs活動を始める
SDGsという大きな目標に取り組むには、日々の生活の中で取り組みやすい身近なテーマを見つけることが成功の鍵となります。例えば、食品ロスを減らすために必要なものだけを購入したり、マイバッグやマイボトルを活用して使い捨てプラスチックを削減したり、といった行動が挙げられます。また、地元で行われる清掃活動や環境保護団体の取り組みに参加するなど、コミュニティレベルのアクションも非常に効果的です。こうした身近な行動を通じてサステナブルな生活スタイルを実践することで、バッジを超えたSDGsへの貢献を目指すことができます。
コミュニティやネットワークで広げる影響力
SDGsの取り組みをさらに広げるためには、個人での行動に加えて、コミュニティやネットワークを活用することが有効です。例えば、職場や学校、地域社会でSDGsに関連した情報を共有する機会を設けることで、多くの人々の関心を喚起することができます。また、SNSやウェブプラットフォームを通じて、自分の活動を発信するのも手段の一つです。他の人と情報やアイディアを共有することで、多様な視点が加わり、より多くの人々を巻き込むことが可能となります。こうした動きは、SDGsバッジ着用者ならではの「つながりの力」を活かすことで、サステナブルな社会実現に寄与するのです。