M&A転職で失敗しないために必須の準備とは?

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現在、M&A仲介転職市場では未経験者採用が拡大しています。
本記事では、最初に未経験者採用拡大の背景に触れ、その後、未経験者が転職するにあたって失敗しないための5つの準備を紹介していきます。

M&A仲介転職市場で未経験者採用が拡大している背景

2025年までに70歳を超える中小の経営者数 2 - M&A転職で失敗しないために必須の準備とは?

M&A仲介転職市場で未経験者採用が拡大している背景としては、中小企業の後継者不在のため、M&Aコンサルタントの人材需要が拡大していることが挙げられます。中小企業庁によると、2025年までに70歳を超える中小の経営トップが245万人となり、うち127万人が後継者未定であることが分かっています。それに伴い、経営コンサルティング会社やM&Aの仲介会社、銀行・士業等のM&Aコンサルタントの人材ニーズが拡大しています。その上で、M&Aの知見を持った人材が転職市場にそう多くないことから、未経験者の方でもポテンシャル採用に力を入れるという背景になっています。

とはいえ、簡単にM&Aのコンサルタントになれるようなものではなく、競争の激しい業界であるため、転職のための準備が必須となっております。そこで今回は、失敗しない転職のための面接準備必須5選という形で紹介をしていきます。

失敗しない転職のための必須準備5選

①会社についてポイントを絞って調べる

まずは一つ目、会社についてポイントを絞って調べることです。調べる上で、その会社のホームページの0から100までを全て調べ上げるのではなく、競合の中で何が違うのかという、会社同士の違いを明確にした上で調べていくことが重要になってきます。調べる方法としては、例えば、以下のようにテーマごとに行うと会社の理解が深まります。

テーマ:給与体系

・ インセンティブ率の割合が高い/低い

・固定給の割合が高い/低い

テーマ:業務フロー

・案件のソーシングからクロージングまで一気通貫で担当

・案件のソーシング・マッチング・エグゼキューション・クロージングというように分業で行う

②現在の会社で成果を上げる

二つ目は、現在の職場で少なくとも一つ成果を上げることです。成果を上げることは、面接において自身をアピールする材料になります。例えば面接において営業能力を示す場合、自身の売上や具体的取り組みなど、何かしら定量で表されるような実績が必要です。

一方で、プレゼン力も重要になります。

(例)
「営業成績が社内で1位であった」
「同期100人いる中で営業成績1位であった」

この2つでは伝わり方が異なります。そのため、自身に合ったより良い伝わり方を考える必要があります。

③唯一無二の志望動機を作る

三つ目は、唯一無二の志望動機を作ることです。志望動機を作る上では、「なぜ」を自分自身に問いかけ、そして「自身がどうしたいのか」を語れるようにすることが必要です。例えばM&A仲介業界を志望する人は、お金を稼ぎたいという人が非常に多い傾向にあります。しかし、「お金が稼げるから志望する」という理由ではオリジナリティが出ません。そこで「自身はなぜ稼ぎたいのか」を自分自身に問うことで、その人なりの回答を出すことができます。

(例)「5年後に独立するために5000万円が必要であり、そのための起業資金を貯めるため魅力に感じた」

留意点としては、お金のために働いて良いことを推奨する会社とそうでない会社など、各々の社風に合わせたアピールをすることが重要です。

④事業承継シニアエキスパート養成講座を受講する

四つ目は、事業承継シニアエキスパート養成講座を受講することです。これは、一般社団法人金融財政事情研究会が出している講座であり、実践的な内容になっています。この講座には三つの特徴があります。

(1)日本M&Aセンターが題材となっている

累計7000件以上のM&A支援実績を持つ日本M&Aセンターの事例が題材となっているため、実績に裏打ちされた質の高い学びを得ることが可能になります。

(2)様々な事例からの学びが可能

この講座は成功事例のみならず、失敗事例やトラブルの防止事例などの学びも可能になっています。M&Aは、100件のディールをこなせば100通りの論点があり、一つとして同じ案件が存在しません。案件をこなした数がステータスになるM&A業界においては、事例一つ一つから学びを得ることが重要になってきます。ただ、事例からの知見及びノウハウは、書物やネットから学ぶことは困難であり、養成講座を受けることで、実践的な知見として習得が可能になります。

(3)網羅的なプログラム内容

プログラムとしては全10回で構成されており、M&Aの総論から、M&Aの法務の実務、ケーススタディー、譲渡実行後のPMIのフェーズ、バリュエーションの算定方法など、網羅的にM&A実務を学ぶことのできる内容になっています。この内容は、M&Aの実務に触れたことのない方、つまりM&A業界を志向される未経験の方におすすめの講座になっています。

受講価格:120,000円(税抜)
※受講修了時に講座価格(税抜)の50%、弊社を通じて転職が決定した場合は更に50%をキャッシュバックします。

実際に面接でも「どれぐらいの勉強してきているのか」ということを図る面接をすることがあります。そこに対してしっかりと回答できるような方は非常にM&A業界に入る覚悟や勉強されていることが伝わり、評価ポイントになるため、選考においては有利になると言えるでしょう。

⑤弊社コトラに相談をする

五つ目は、弊社コトラにご相談してください。先ほども述べた通り、M&Aの業界に転職をする上でのノウハウや自身のオリジナリティは書物やネット上に回答はありません。企業情報や面接のノウハウというのは、その業界の転職に精通した専用のコンサルタントが持ち合わせております。そのため、傾向と対策を伝えつつ、候補者様なりの回答を作り上げることが合格へのポイントとなっております。

そのため、弊社では面接の準備から最後の内定をいただくまで、伴走しサポートをしていくため、ぜひ弊社にご相談いただくことをおすすめしております。

最後に

今回は「M&A転職で失敗しないために必須の準備とは?」というテーマでお話をいたしました。今回ご紹介した事業承継シニアエキスパートの資格を受講することで、あなたは他の候補者様よりも魅力的に選考を受けることができますし、実際に有利に立てるものになると思っております。

また、コトラに関しては、 M&A仲介業務の経験を持つコンサルタントが在籍しています。そのため、M&Aの業務をお伝えして理解いただくことが可能になりますし、候補者様のどういうスキルが、M&Aの仲介業務のお役に立てるのかをピンポイントでお伝えすることができます。そうすることで、候補者様が自身の強みをM&A業界のお役に立てるというアピールが面接の中で展開できるようになりますし、そうなるまでしっかりと伴奏させていただきます。そのため、面接の合格率を極限まで高めた状態までしっかりサポートさせていただくことができると思っております。

M&A転職を考えられている皆様、ぜひこの機会にM&A業界へジョインしてみてはいかがでしょうか。納得のいく転職を支援させてください。皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。

関連サービス:未経験者向けM&A転職の面接支援

20代の社会人一年目から30代前半くらいまでのM&A業界未経験者を対象に、M&A業界へ挑戦するための準備・対策プログラムをリリースさせていただいております。最大3ヶ月間の伴走型支援となっておりますので、ご興味のある方は以下よりお問い合わせください。

この記事を書いた人

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青島志朗

[ 経歴 ]
名古屋大学・同大学院修了後、新卒で証券会社に勤務。その後リクルートへ転職し、キャリアコンサルタントとして20代から30代のセールスパーソンを業界横断で担当。特に銀行や証券会社等の金融機関にお勤めの方々への支援実績を多数保有。退職後、M&A業界での就労(M&A仲介、M&Aプラットフォーム)を経てコトラにジョイン。

[ 担当業界 ]
M&A仲介、FAS、税理士法人