双日株式会社は、『事業や人材を創造し続ける総合商社』を目標に掲げ、社員一人ひとりが、時代に合わせて、自らを変革し続けていくために、自由な発想で、独創性を追求することが求められている。また、個人の成長を会社の成長へとつなげ、持続的な価値創造を実践する取り組みに力を入れている。
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双日の会社概要
双日グループは、「誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造する」という企業理念のもと、グループ一体となって、160年以上の長きにわたって、多くの国と地域の発展を、ビジネスという側面からサポートしている。
また、「事業や人材を創造し続ける総合商社」を目指し、自由な発想で、独自性を追求しながら、持続的な価値創造を実践する取り組みを進めている。
| 会社名 | 双日株式会社 |
| 英文名 | Sojitz Corporation |
| 設立 | 2003年4月1日 |
| 資本金 | 160,339 百万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 CEO 藤本 昌義（ふじもと まさよし） |
| 本社 | 〒100-8691 東京都千代田区内幸町2-1-1 |
| 上場証券取引所 | 東京証券取引所 |
双日株式会社ホームページ
双日の事業概要
双日グループは次の7つの本部体制で、多様な製品の製造・販売や輸出入、サービスの提供、各種事業投資などを、多角的にグローバル展開している。
自動車本部
中核事業を自動車の卸売・組立事業と小売事業とし、成長市場であるアジア・ラテンアメリカから、成熟市場である日本・米国まで、それぞれの市場に合った事業を幅広く展開している。特に、販売金融事業の強化や、時代の変化に即した自動車関連サービス事業の構築に積極的に取り組んでいる。
航空産業・交通プロジェクト本部
民間航空機・防衛関連の代理店やリース、パーツアウト、ビジネスジェットなどの航空事業を主な事業とする。また、空港運営や鉄道などの交通インフラ事業及び機内食や貨車リースなどの周辺事業も展開するほか、新造船や中古船などの各種船舶事業も手掛ける。
インフラ・ヘルスケア本部
新興国を中心とした経済成長に伴うエネルギー、通信インフラ・ヘルスケア関連のグローバルな課題解決に向けて、オリジナリティ溢れる、独創的な機能や発想で、新たな価値創造のためのソリューションを提供している。
金属・資源・リサイクル本部
主に、金属資源や鉄鋼分野における上流権益投資及びトレーディング事業に取り組む。
また、本格的に、リサイクルなどのサーキュラーエコノミーの領域に参入し、社会ニーズにマッチした新規事業を創出・推進している。
化学本部
基礎化学から、合成樹脂を中心とした機能性材料、無機化学など、幅広いトレードや事業を展開している。また、脱炭素社会・循環型社会実現に向けた環境ビジネスや、ライフサイエンス分野の事業開発も行っている。
生活産業・アグリビジネス本部
サステナブルな消費と生産をテーマに、アグリビジネス事業、食料事業、飼料畜産事業、林産資源事業、地域創生事業などを展開している。
リテール・コンシューマーサービス本部
食品流通事業、消費財流通事業、水産事業、商業施設運営事業、不動産事業など、リテールDXやマーケティングなどの機能軸を強化しながら、社会のニーズに応える多種多様な事業をグローバルに展開している。
双日に求められる人物・スキル
双日では、自ら考え、行動し、やり抜くことで、世界を舞台に「価値を創造することのできる人材＝稼ぐ人材」をグローバル・マネジメント人材と定義し、必要な素養を備えた人材を採用、育成している。
スキル面では、「M＆A」「IT」「ESG」の知見・経験に長けた人材に引き合いがある。
具体的には次のようなスキル、マインドを持った人物が求められる。
- 商社ビジネスにとって非常に重要な“何かを成し遂げる力”＝クロージング力のある人
- 困難にぶち当たっても、案件を最後まで実行する胆力＝リーダーシップ（行動力）とオーナーシップ（責任感）のある人
- 担当領域に対して、探求心を持って深堀りし、多様なビジネス経験を持つ仲間との議論の中から、新しいビジネスを創出できる人
- 成功体験をバネに次のプロジェクトに向かっていく力のある人
- どこでも通用する自分ならではの強み、いわゆる“一芸”のある人
- 興味を持って新しいことにも積極的に取り組む事のできる人
- プロジェクトでの試行錯誤の経験のある人
- 相手の話をしっかり聞いて行動を起こせる人
このように、組織内の多様性は、「双日のカルチャーそのもの」という考えのもと、専門知識の有無にあまりとらわれずに、さまざまな分野の“自分ならではの強み”を持つ人を歓迎している。
また、双日は「一人多様性」を重視している。他総合商社との大きな違いとして、事業部間、事業部とコーポレート間での部署異動も活発である。
双日の中で能動的にキャリアを構築してゆく、そんな気概のある人が求められる。
さらに、双日には欠かすことのできない「グローバル人材」の採用にも積極的だ。具体的には、日本への留学生、JET プログラム（The Japan Exchange and Teaching Programme：外国青年招致事業）出身者、日本語能力不問の海外大学出身者と、採用対象が拡大されてきた。現在では非常に幅広いグローバル人材の採用を行っており、日本語能力に不安のある外国人にとっても十分に本社採用のチャンスがある。
双日のキャリアパス
双日は、人材を最大の財産と考え、「人財」の力を高めることこそが、価値創造の源泉であるという考えのもと、自ら考え、行動し、やり抜くことで世界を舞台に「価値を創造することのできる人材＝稼ぐ人材」を育成することを基本方針に掲げている。
また、人材の育成・活躍の推進のために、「多様性を活かす」「挑戦を促す」「成長を実感できる」という3本柱を据えている。
1.多様性を活かす
多様性を活かして競争力を強化するために、ダイバーシティ経営、働き方改革、健康経営を推進している。
ダイバーシティ経営については、女性、外国人など多様な人材のキャリア採用、起用を積極的に行い、それぞれの特性や能力を最大限活かせる職場環境の整備を実施している。中期経営計画2023では、さらに、多様なキャリアパス・働き方を促し、社員の多様性を新規事業の創出や組織の意思決定、持続的な価値創造につなげていくための人材施策を推進する。
また、社員一人ひとりとその家族の心身の健康維持のため、働きやすさと働きがいをもてる健全な職場環境づくりに向けて、様々な働き方改革、健康経営施策が実施されているほか、福利厚生も充実している。
２.挑戦を促す
変化の激しい現代において、型破りなアイデアの提案、またそのアイデアの実現のために責任と覚悟を持つこと。達成に向けて探究心と自立心を持って奮闘できる「社員の挑戦」を促している。
具体的には、未来構想力や戦略的思考を定着させるべく、新規事業創出 プロジェクト「発想×双日プロジェクト（通称：Hassojitz プロジェクト）」が2019年より始動している。
また、社員がデジタル技術やデータ利活用についての理解を深め、ビジネスや業務に、当たり前にデジタルを活用できるよう、育成プログラムを拡充している。
3.成長を実感できる
失敗と成功の体験を計画的に作り出す仕組みによって、断続的に成長実感を持てる機会を提供している。また、価値を創出し、拡大していくことができる経営人材を育成する制度を重層的に設けている。
研修制度は、OJT（On the Job Training）、OFF-JT（Off the Job Training）ともに充実している。
具体的には、OJTでは、新入社員のキャリアプランの形成をサポートする「指導員・メンター制度」や、海外トレーニー制度、MBAプログラムへの派遣制度、語学自己研鑽制度などの「トレーニー制度」を実施している。
OFF-JTでは、階層別研修でそれぞれの階層に合わせたコンテンツを実施し、個の成長をチーム・組織の成長へ繋げていける取り組みを実施している。
双日では、これらの取り組みを行うにあたり、各種社内調査を活⽤するなどし、社員の声を吸い上げ、実態に即した施策を⾏っている。
沿革・歴史
双日グループは、開国、明治・大正期の産業革命、戦後復興、高度成長といった近代日本の発展の過程で大きな役割を果たしてきた、ニチメン株式会社と日商岩井株式会社が、2003年4月に持ち株会社を設立し、翌2004年4月に合併して誕生した。
拠点
双日の事業は、「自動車」「航空・交通プロジェクト」「インフラ・ヘルスケア」「金属・資源・リサイクル」「化学」「生活産業・アグリビジネス」「リテール・コンシューマーサービス」など多岐にわたり、これらの事業を支える拠点やネットワークがが国内外各地に張り巡らされている。
| 拠点数 | 国内 ： 5（本社、支社、支店) 海外 ： 79 (現地法人、駐在員事務所等) |
| 連結対象会社数 | 国内 ： 129社 海外 ： 311社 |
| 従業員数 | 単体 ：2,584名 連結 ：21,963名 |
トピックス
多様な商材・マーケットに対面する圧倒的な強み
双日グループは創業以来約160年間、顧客目線・現場主義を貫きながら、統合や合併を経て、様々なDNAが交じり合いながら成長を続けてきた。このように多種多様な価値観を併せ持つ双日グループは、「多様な商材やマーケットに対面する圧倒的な強み」を持っている。
ソリューションカンパニーとして最先端を走り続ける
双日では、世界規模で変化の兆しを敏感に捉え、自分事として捉えることが重視されている。さらにその兆しに対して、社内外の様々なパートナーを多く巻き込み、あらゆるリソースを活用することで、斬新な発想で価値やサービスを創出し「必要なものを必要な場所へ」届けることを、目標としている。
若くても発想力と熱意があればチャレンジできる環境
双日には、野心を持って入社してくる社員が多く、若くても発想力と熱意があればチャレンジできる環境づくりが積極的に進められている。このため、自ら考え抜き、動き回り、挑戦できる人が求められている。
「激動の時代にこそ、チャンスと可能性がある」と前向きに捉え、自ら考え、行動し、社会を変えることのできる人が活躍できる職場が、「双日」だ。
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