BIコンサルタントの仕事・役割・必要なスキルとは

CRMコンサルタントの仕事・役割・必要なスキル・年収とは

BIコンサルタントは、経営及び業務のスピード感のある意思決定に欠かせない”BIという仕組み”の導入・実行についてコンサルティングをおこないます。
近年、5Gなど大容量通信技術の進歩、クラウド・IoT・モバイルの普及による広範かつ大量のデータ蓄積、AI・RPA(Robotic Process Automation)によるデータ解析の発達により、BIへの積極的な投資が企業の競争戦略において重大な意味を持つようになっています。
本記事では、さらに注目集めているBIコンサルタントの仕事や役割、必要なスキルについて解説し、転職活動に役立つ情報をお伝えいたします。
※BIコンサルタントへの転職希望の方は、ぜひお読みください。

プロフェッショナルの転職をサポート 1 - BIコンサルタントの仕事・役割・必要なスキルとは

BI(Business Intelligence)とは

BIとは、Business Intelligence(ビジネス インテリジェンス)の略称で、企業の意思決定をサポートする為にデータを収集・蓄積・分析し、提案する役割や実現する技術を指します。一昔前は「意思決定支援システム(Decision Support System)」と呼ばれていました。
ビジネスインテリジェンスは1960年代から存在する概念ですが、1990年代以降ビジネスにおいてITが広く導入・活用され始めると注目を集めるようになりました。2000年代には、CRMやERPといった基幹業務システムの導入後、DwH(データウェアハウス)とBIが大企業を中心に導入されていきます。そして、前述の通り近年のあらゆるIT技術の発達により、BIの注目度は更に高まっています。
現在、企業を取り巻くビジネス環境は、ダイナミックな変化が起こりやすく、環境適応と意思決定においてスピードが求められています。このような環境下では、経営層から業務担当者まであらゆるレイヤーで、適宜データ分析から事業にとって必要なインサイトを得られることが重要となります。BIはそういった環境を実現してくれると考えられ、BIへの需要が高まっています。

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BIコンサルタントの仕事とは

BIコンサルタントの仕事は、他のITコンサルティングの領域と同様に多岐に渡ります。
クライアントが抱える経営課題やマーケットの競争環境を鑑みて「なぜBIが必要なのか」「どんなBI環境が必要なのか」などの戦略立案などの初期段階から関わることもあります。一方、明確に存在する戦略実現の為に、DwH(データウェアハウス)やETL(Extract/Transform/Load)、OLAPのような関連するソフトウェアやシステムの評価・選定から関わることもあります。
BIを実現するためのシステムの要件定義やプロジェクト推進・導入支援に至るまで、クライアントの状況やニーズに合わせて幅広くサービスを提供します。
また、環境構築後は、クライアントのデータ解析を行い、得られたインサイトを元に意思決定者に対して直接的に助言を行うこともあります。クライアントがBIを活用できるように教育研修などを実施する場合もあります。

BIコンサルタントのやりがい

BIコンサルタントの仕事は、最先端のテクノロジーを用いてデータドリブンで経営資源の効率化や利益の拡大、競争力の強化を実現していくことになります。BIは常に進化を遂げており、最新のIT技術を取り込み続けていることもあり、BIコンサルタントは正に時代の最先端と言えるでしょう。また、BIコンサルタントが活躍できる領域は幅広く、経営企画やマーケティングに限らず生産管理・在庫管理・物流などあらゆる分野の経営課題にアプローチをすることが可能です。クライアントとそのマーケットを理解すれば、アイデア次第でより広範な提案をおこなうことができます。
特に、経営層の意思決定プロセスに関わる場合、大きな責任を伴いますが同時に刺激的であり、コミットしやり切った際には大きな成長機会になります。

BIコンサルタントに必要なスキル・資格

BIコンサルタントに必要なスキルとして、コンサルタント職全般と同様に論理的思考能力や仮説思考、フレームワークなどに加え、IT全般に関する高い知識が求められます。
コンサルファームやポジションによって、アナリストやサイエンティストとしてのデータ解析の経験やスキルを求められることもあります。また、SE寄りのポジションであれば、Oracle・SQL Server・Netezza・Essbaseなどのデータベースを扱えるスキルが求められる場合があります。
BIコンサルタントの経験者やデータサイエンティストは、転職市場にはあまり多くない状況です。そのため、ERPやCRMなどの業務経験者や事業会社の経営企画関連でのデータ解析経験者は、BIコンサルタントへのキャリアチェンジの可能性が高まります。

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BIコンサルタントの年収

BIコンサルタントの年収は、他のIT関連コンサルタントと同様に、階級によって大きく異なります。しかし、人材の希少性からオファー金額が比較的高い傾向にあります。
エントリークラスであるアナリスト〜コンサルタントでも、600万円程度からのオファーを期待することができます。豊富な経験や専門的かつ高度なスキルがあれば、若手でも1,000万円台のオファーを得られる可能性も充分にあります。

BIコンサルタントのキャリアパス

BIコンサルタントのキャリアパスは、コンサルティングファーム内でパートナー等への出世を目指すか、競合のコンサルティングサービスを提供する他ファームに転職してキャリアアップを狙う道があります。
また、事業会社での活躍の場面も多くあります。具体的には、IT部門は勿論のこと、大量かつ高度なデータ解析業務と関連性が高い経営企画やマーケティング部門など、多様な領域でBIコンサルタントとして得た知識や能力を発揮し活躍できるでしょう。データドリブンの経営・戦略策定が脚光を浴びる現在、データに関連する人材需要はますます高まっています。

BIコンサルティングの企業

BIコンサルタントや関連するポジションを募集する企業にはいくつかのタイプがあります。
まずは、総合コンサルティングファームです。
アクセンチュア、アビーム、PwC、デロイトトーマツなど名立たるファームが挙げられます。また、ビジネスインテリジェンスに特化したコンサルティングファームも存在しています。
次に、BIツールを提供するITベンダーもBIコンサルタントを募集するケースがあります。
IBM、オラクル、SAPなどが挙げられます。また、Webマーケティングに特化した企業がBIコンサルタントを募集することもあります。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)