絶対に失敗しない!履歴書を送る封筒の書き方&郵送術

1. 封筒選びの基本ルール

封筒の色と素材の選び方

履歴書を送付する際の封筒は、できるだけ正式な印象を与えるものを選ぶことが大切です。一般的には白色の封筒が適しています。茶色の封筒はカジュアルな印象を与えるため、避けた方が良いでしょう。また、素材もしっかりした厚みのあるものを選びましょう。薄い封筒では中の書類が透けたり、郵送途中で破ける可能性があります。郵送時の見た目と保護性能を兼ね備えたバランスの良い封筒を選ぶことがポイントです。

適切な封筒サイズの選択基準

履歴書や職務経歴書を送付する際は、それらの書類が折れないように十分な大きさの封筒を選ぶ必要があります。推奨されるサイズは「角形2号」(332mm x 240mm)で、A4サイズ(297mm x 210mm)の書類が余裕を持って収まります。小さい封筒に無理に入れると、書類が折れてしまい、受け取った側に悪印象を与える可能性があるため注意しましょう。

市販のテンプレートや指定封筒について

企業によっては、指定の封筒やテンプレートの形式が指定される場合があります。この場合は、企業の指定に従うことが最も重要です。また市販されている応募書類用のテンプレート付き封筒を活用するのもおすすめです。これらの製品には表面の宛名記載位置や「履歴書在中」の文言がプリントされているタイプがあり、手間なく正確に作成することができます。事前に封筒の仕様を確認し、選定に迷わないようにしましょう。

複数部同封する場合の注意点

履歴書や職務経歴書など、複数の書類を送付する場合には、全てをきちんと整理した上で封筒に封入することが大切です。書類の順番には特に注意を払い、通常は送付状、履歴書、職務経歴書の順で揃えます。さらに、書類はクリアファイルに入れることで、郵送中の汚れや折れを防ぐことができます。また、封筒の厚さが基準を超える場合は、郵便料金が変わる可能性があるため、郵便局で重さを測り、必要な切手料金を確認してください。細かな配慮が、企業に良い印象を与えるポイントとなります。

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2. 宛名書きのポイントとマナー

宛名の正しい書き方と配置

履歴書を送付する際の宛名書きには、いくつかの基本ルールがあります。まず、封筒の表面は縦書きで記載するのが一般的です。宛先の郵便番号は右上に記し、その下に企業の住所を正式名称で記載してください。建物名や階数も省略せず正確に書くことが大切です。そして、企業名を住所の下に記入し、その下に部署名や担当者名を配置します。文字の間隔を均一にし、全体が見やすいように整えて記載しましょう。

企業名や担当者名を書く際の注意点

企業名や担当者名を書く際は、正式名称を正確に記載することが重要です。企業名を略したり不完全に記載すると、受け取る側に良くない印象を与える可能性があります。また、担当者名が明らかでない場合は「御中」を使用しましょう。部門名の右側に「御中」をつけることも忘れないでください。もし「○○行」と印字された封筒が企業から提供された場合、その部分を見落とさず、二重線で消し「御中」へと書き直すことが必須です。

「履歴書在中」の記載方法

封筒の左下には、赤字で「履歴書在中」と記載することを忘れないようにしましょう。これにより、受け取る側が中身を一目で確認でき、不慮の紛失や開封ミスを防ぐことができます。また、赤で記載した「履歴書在中」を四角で囲むと、さらに視認性が高まり丁寧な印象を与えることができます。この作業を怠ると書類の扱いに支障が出る可能性がありますので必ず実施してください。

手書きか印刷か?適切な方法はどちら?

宛名の記入は手書きと印刷のどちらでも問題ありませんが、手書きのほうが受け取り側に誠意を伝えやすいとされています。特に、重要な応募書類を含む履歴書の送付では、丁寧に手書きすることで相手に好印象を与える可能性が高いでしょう。ただし、文字がどうしても崩れてしまう場合や、手書きに自信がない場合には、きれいに印刷された宛名ラベルを使用するのも一つの方法です。その場合でも、選択するフォントは明朝体などのフォーマルなものを選ぶように心がけましょう。

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3. 応募書類の封入手順と向き

順番を守った書類の封入方法

履歴書や職務経歴書を送付する際、書類を順序よく封入することは企業に好印象を与えるために重要です。まず、書類の順番を整理しましょう。一般的には、最初に送付状を配置し、次に履歴書、その後に職務経歴書や資格証明書などの補足資料を重ねます。この順番を守ることで、受け取った採用担当者がスムーズに確認できるようになります。また、各書類には記載ミスや抜けがないか事前にチェックしておきましょう。書類がA4形式の場合、封筒の中で折れないように適切な取り扱いが必要です。

クリアファイルの活用とメリット

応募書類の送付時には、書類をクリアファイルに入れて保護することをお勧めします。これにより、書類が移動中に汚れたり、折れたりすることを防ぐことができます。また、クリアファイル内で書類を整理しておくと、受け取る側も確認がしやすくなります。さらに、透明なクリアファイルを使用することで、第一印象にも清潔感を与えることができます。履歴書や職務経歴書など大切な書類を丁寧に扱うという心遣いが伝わり、応募者としての細やかさが評価されやすくなるメリットもあります。

封筒ののり付けと「〆」の書き方

応募書類を送付する封筒を封じる際には、のり付けを丁寧に行いましょう。テープではなく、のりを使用することで清潔感が保てます。封をした後は、必ず封筒の継ぎ目部分に「〆」という文字を手書きで記載してください。この「〆」の記載は、封筒がしっかりと封じられていることを証明するビジネスマナーの一つです。のり付けが不十分だと封筒が開いてしまう可能性があり、書類が紛失する恐れもありますので、強めにのり付けすることを心がけましょう。

入れ間違いを防ぐ最終確認方法

応募書類の送付時には、書類の入れ間違いや記載ミスを防ぐために最終確認を徹底しましょう。まず、送付状や履歴書、職務経歴書などの順番が正しいことを確認します。次に、それぞれの内容に抜けがないか、また誤字脱字がないかを再確認してください。さらに、応募先企業名や宛名に誤りがないことも重要です。また、封筒自体にも目を向け、「履歴書在中」との記載が赤字で明確に書かれているか、封筒の裏面に自分の住所や氏名が記載されているかを念入りにチェックします。最後に、重さを測り、適切な切手を貼ることを忘れないよう注意しましょう。

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4. 正しい郵送方法と費用の目安

郵便局での正しい送付手順

履歴書を送付する際は、まず郵便局を利用して確実に届けられる方法を選びましょう。封筒は必ず封が閉じてあることを確認し、郵便局の窓口で相手先住所や切手料金が問題ないか確認してもらうと安心です。履歴書在中と明記された封筒であれば、担当者も内容物を迅速に把握しやすくなります。また、控えが残る簡易書留や重要書類を送る際に便利な特定記録郵便を利用する方法もあります。特に締切が近い場合は速達を活用するとよいでしょう。

郵送料を事前に把握する方法

履歴書を送る際には封筒サイズや総重量に応じて郵送料が異なるため、事前の確認が重要です。角形2号封筒にA4サイズの履歴書や職務経歴書を折らずに入れる場合、重量は50g程度になることが一般的であり、120円切手を貼る形が多くなります。しかし、同封書類の枚数が多い場合やクリアファイルを使用した場合、その分重量が増加するため、郵便局で計量してもらうことをおすすめします。郵便局の公式ウェブサイトや切手の料金表を活用することで、事前に郵送料を把握することも可能です。

速達や簡易書留の利用時の注意点

履歴書を確実に送付したい場合、速達や簡易書留を利用するとよいでしょう。速達は書類が必要書類到着期限に間に合いそうにないときに便利です。一方で簡易書留は、相手に確実に届けるための追跡記録があり、届いた日時を確認することができます。これらを利用する際は、追加料金が発生するため事前に確認しておきましょう。また、速達の場合でも、時間帯や地域によっては翌日配達が保証されない場合があるため、郵便局で納期を確認することが重要です。

少額切手の貼りすぎを避ける理由

封筒に切手を貼る際、少額切手を大量に使用するのは避けましょう。理由としては、見た目の印象が悪くなり、ビジネスマナーとして適切でないとされることが挙げられます。履歴書送付時には、受け取る企業側も封筒の見た目で第一印象を感じるため、切手を貼る際はシンプルに整理された形にすることが求められます。また、小さな切手が多すぎると貼り間違いや不必要な切手の貼付が発生しやすく、過剰な料金を支払ってしまう可能性があります。重量に応じた料金の切手を購入し、適切な位置に貼ることを心掛けましょう。

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5. 履歴書送付時のよくある失敗例とその対策

封筒が破ける原因と予防策

応募書類の送付時に封筒が破けてしまうことは、企業に対して悪い印象を与えかねません。主な原因としては、封筒のサイズが書類の量に対して小さすぎることや、封筒の材質が薄いことが挙げられます。このような失敗を防ぐためには、厚手の封筒を使用し、書類が折れずに余裕を持って収まる角形2号サイズを選ぶことが重要です。また、複数の書類を送る際には、それらをクリアファイルにまとめたうえで封筒に入れることで、途中で破損する可能性を減らせます。

宛名や内容の記入ミス防止法

宛名や住所の誤りは、応募書類が届かない要因となり、企業側に対する信頼性も低下させます。ミスを減らすためには、送付先の住所や担当者名を公式な募集要項や企業のウェブサイトから正確に転記することが大切です。また、手書きの場合は事前に下書きしてから清書し、印刷の場合は印字内容をしっかり見直してから印刷するようにしましょう。さらに、記入後には必ず改めて確認を行い、郵便番号が正しいか、敬称や部署名が抜けていないかをチェックすることを習慣づけることが防止策となります。

企業に悪印象を与えるNG事例

履歴書送付におけるNG事例として最も避けるべきなのは、封筒の見た目に配慮が足りない場合です。たとえば、茶封筒や汚れた封筒を使用する、封筒にシワがついている、あるいは「履歴書在中」の記載がないといった点は悪印象の原因になります。また、適切でない使い回しの封筒や、切手を貼り間違えるといった失敗も評価を下げる要因です。そのため、白色の新品の封筒を使用し、左下に赤字で「履歴書在中」と記載するなど、基本のマナーを守ることが重要です。また、書類の送付が期限に間に合わないことも印象を損ねるため、期限を逆算して余裕を持ったスケジュールで送付準備を行いましょう。

封筒選びや書類発送後の確認方法

封筒を選ぶ際は、厚さや質感にも配慮し、書類をしっかり保護できるものを選びましょう。また、クリアファイルを併用することで更なる保護が可能です。一方で、書類発送後の確認も忘れてはなりません。特に大切な書類の場合は、郵便局で簡易書留や追跡サービスを利用することで、書類が企業に正しく届いたことを確認できます。また、送付した日時や相手先住所の記録を手元に残しておくと安心です。このような注意を払うことで、万が一のトラブルにも冷静に対応することができます。

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6. 手渡しの場合の封筒マナー

持参時の封筒マナーと注意点

履歴書を企業に直接持参する場合、郵送とは異なるマナーが求められます。一番大切なポイントは、封筒の清潔さを保ち、面接官に良い印象を与えることです。封筒は事前に綺麗な状態を確認し、汚れや折れがないかをチェックしてください。また、封筒は立てて持つのではなく、横向きに持ち運ぶことで、書類に折り目がつきにくくなります。そして、封筒が書類の重要性を表すものだという意識を持ち、取り扱いには丁寧な配慮を心がけましょう。

持参用と郵送用の違い

持参用と郵送用の封筒では、いくつか異なる点があります。郵送用の場合は履歴書を折らずに封入することが前提となるため「角形2号」の封筒が一般的に使用されます。一方、持参用では、A4サイズの書類を少しコンパクトに見せるために「角形A4号」など、若干サイズが小さい封筒を用いる場合もあります。また、郵送用には「履歴書在中」と赤字で記載が必要ですが、持参の場合、外見から履歴書とわかる記載は不要です。ただし、書類が乱れないようクリアファイルなどで保護することも推奨されます。

封筒がしわにならない持ち運び方法

封筒がしわにならないよう持ち運ぶ際には、バッグの中に書類専用のスペースを確保することが重要です。例えば、専用の書類ホルダーや薄型のクリアファイルに封筒ごと入れると、外部からの圧力によるしわや破損を防げます。また、バッグの中に無秩序に物を詰め込むと、封筒が他の荷物に押され、形が崩れやすくなりますので注意しましょう。さらに、公共交通機関を利用する場合は、封筒を重ねられる心配がないよう常に手元で管理してください。

面接官に好印象を与える手渡し術

封筒を手渡しする際には、渡すタイミングと言葉遣いが重要です。面接が始まる冒頭や、担当者に挨拶を済ませたタイミングで「本日お持ちしました、応募書類でございます」と丁寧に伝えましょう。この際、渡し方にも注意が必要です。封筒を横向きにし、相手から表書きが読める向きで両手を使って渡します。また、封筒に折れや汚れがないか事前にチェックし、清潔感を意識してください。細かな気配りが、ビジネスマナーの意識を示すポイントとなり、好印象につながるでしょう。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)

金融、コンサルのハイクラス層、経営幹部・エグゼクティブ転職支援のコトラ。簡単無料登録で、各業界を熟知したキャリアコンサルタントが非公開求人など多数のハイクラス求人からあなたの最新のポジションを紹介します。