<後編>【アリックスパートナーズ】短期間での抜本的な企業改革を実現するプロフェッショナル

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会社の雰囲気

コトラ 原田:
社内の雰囲気を教えていただけますか。

木村様 - <後編>【アリックスパートナーズ】短期間での抜本的な企業改革を実現するプロフェッショナル

木村様:
植地がお伝えしたように、非常にファミリー感があります。
毎月、一緒にご飯を食べながらオフィスアップデートしたり、毎月誕生日をお祝いしたり、先日も、year endパーティーといって、ご家族と一緒に食事会をしました。
良い意味で、あまり上下関係がなく、仕事か仕事外かを問わず、社内のコミュニケーションはとてもスムーズであると感じています。

コトラ 原田:
現在、日本のオフィスには何名程いらっしゃるのでしょうか。

植地様:
40名くらいで、まだお互いの顔が分かる規模です。

鈴木様:
日本人だけではなく、プロジェクトで日本に来ている海外のメンバーがオフィスにいる環境ですので、非常にグローバル感も感じていただけますし、フラットな風通しのいい会社だと思います。

コトラ 原田:
オフィス内では日本語でコミュニケーションをとられるのでしょうか。

植地様:
日本オフィスの中では日本語ですが、外国籍の方がプロジェクトに入ってくると、英語での会議になります。
英語に関するバックアップは、入社後に手厚くやっています。選考時に、英語能力でスクリーニングしてしまうと、ポテンシャルのある方が応募してくださらないこともあります。
英語力は基本的に不問で、入社してから頑張っていただくことになります。

また、弊社には、必要があることだけを絞り込んでやっていくという雰囲気が各所にあります。そのため上下関係も厳しくないです。様々な問題について、すぐに集まって話し合い、解決し、すぐ次の論点に移ります。フットワークがとても軽く、ビジネスに集中して時間を使っていける環境です。

働き方について

コトラ 原田:
働き方についてはいかがでしょうか。

鈴木様:
ハイブリッドワークを実施しており、現在会社としては、週3日はオフィスに出社、それ以外はリモートで問題ないという指針です。
プロジェクトで常駐するケースが多いのですが、行った方が効率が良いプロジェクトの場合はメンバーが常駐してやっていますが、ケースバイケースでリモートとオンサイトを組み合わせながらプロジェクトを進めていますので、非常に柔軟な働き方が可能です。

コトラ 原田:
首都圏外の案件もあるのでしょうか。

鈴木様:
首都圏外の案件も結構多く、常に複数名のコンサルタントが常駐しています。

木村様:
それでも、金曜日は東京のオフィスに集まります。

植地様:
月1回、金曜日のオフィスアップデートは、皆でビュッフェスタイルの昼食を食べながら行います。
そこで誕生日を迎えた人を祝うこともあります。

鈴木様:
以前は、月〜金で常駐だったのですが、それでは人と人とのコミュニケーションができなくなることを反省し、月〜木が常駐で、金曜日は東京オフィスで集まってコミュニケーションをとります。
その一環でミーティングを金曜日にやっています。バラバラで働いているため、金曜日に接点を持つ工夫をし始めています。
女性のメンバーで、小さいお子さんがいる場合もあるため、プロジェクトの中でうまく家族の時間が持てるように差配をし、女性の活躍についてもフォローする体制を敷いています。

コトラ 原田:
女性はどのくらい在籍しているのですか。

植地様:
4名ですので、全体の10%です。
ダイバーシティを高めると、より多くのアイディアが出やすい面もあるため、もっと女性比率を高めたいと思っています。

コトラ 原田:
男性が育休を取るケースもあるのでしょうか。

鈴木様:
はい、あります。お子さんが生まれて、1ヵ月半くらいの育休を取ったケースもあります。
会社としても、そのような家族のイベントは全面的にバックアップしています。

キャリアステップ

コトラ 原田:
社内でのキャリアステップについて教えてください。

植地様:
例えば、コンサルタントやVPのレベルの方は、一つのワークプロダクトを作れるようになりましょう、というものがあり、SVPくらいからはプロジェクトのマネージャー役を担っていただくようになります。
その上のディレクターになると、プロジェクトデリバリーのリーダーシップを発揮しながら、徐々にビジネスディベロップメントの方にも時間を使い始めていただきます。
パートナーになると、ファームの経営陣の位置付けとなるため、スーパーバイザー的にデリバリーを統括し、ビジネスディベロップメントの割合が増えてきます。
MDはビジネスディベロップメントが主ですが、30%~50%は引き続きデリバリーに時間を使います。
そこが我々の差別化の源泉だと思っています。職位と期待役割は、以上のような感じですが、それぞれの職位ごとに決められた担当期間は特にありません。

鈴木様:
アメリカでも、ビジネスディベロップメントよりデリバリーをしたい、クライアントとのプロジェクトにずっと携わりたいという方もかなりいて、ずっとディレクターに留まっている方もいます。

植地様:
また、定年はありません。そのため、60歳を過ぎたディレクターもたくさんいますし、75歳が1名、重鎮として残っています。GMの再生をやった方です。

コトラ 原田:
評価の形態はどういうものですか。次のレベルに昇進するのはどういう基準なのでしょうか。

植地様:
次のレベルの準備ができたかどうかというのが昇格の要件になってきます。
MD全員で集まって、アジアパシフィック全員のメンバーを評価できるくらいの規模であるため、3日くらいかけて、会議室に集まって評価します。
評価というより、ディベロップメント目的の議論が大半ですが、議論の中で、この方は次のレベルに昇格する準備が整っているかが評価されます。
それはデリバリーの面においてだけでなく、我々の期待する価値観に従って仕事ができているか、若手の育成も含めて包括的に評価されます。

鈴木様 - <後編>【アリックスパートナーズ】短期間での抜本的な企業改革を実現するプロフェッショナル

鈴木様:
一人一人の成長を、かなり時間をかけて議論をしています。
客観性を担保するために、パフォーマンスパートナーと呼ばれる役割の人が、この1年間どうだったのかを客観的に様々な人から意見を聞き、発表し、それをベースにMDチームで議論していきます。
また、いわゆるアップ・オア・アウトのようなことは、我々は一切やっていません。
基本的に、1人のプロフェッショナルがどのように成長し、弊社の中で成果をあげていけるかという観点で、長期のキャリア目線で人を育てていきます。

コトラ 馬場:
パフォーマンスパートナーは、直属の上司とは別の方なのでしょうか。

鈴木様:
別の人間です。

今後の展望

コトラ 原田:
今後のアリックスパートナーズ様の展望をお聞かせください。

植地様:
環境がかなり上げ潮というか、流れが来ているように感じています。
現在はガバナンスの重要性に関する認識が、政府や東証でも高まっており、PEにとどまらず、エンゲージメントファンドやコングロマリットの親会社を起点とした改革が増えています。
直近のおよそ1年は案件数が増加し、我々も逼迫した状況が続いており、我々が力を発揮できる現場が増えているという感覚があります。それはクライアント企業がgood to greatを目指す場合もですが、業績が低迷している企業の再生や事業の切り出しも増えています。

新たな成長を目指し、事業を買収して統合する、会社の形を変えていくような変革が今後さらに増えると考えています。その流れはおそらく止まらず、当面、5年程度は、デマンドが高いと見込んでおり、弊社のグローバルのリーダーシップも同様に考えています。

それに伴い、それに応えるための体制を早急に固める必要があり、規模的には、あと2年〜3年以内には、現在の倍ぐらいの人員数にしたいと考えています。
現在の雇用環境ではなかなか難しいかもしれませんが、毎年キャパシティは50%程増加させていくことを目指しています。

鈴木様:
早い段階で、100名体制を作っていきたいと考えています。

植地様:
一方で、デリバリーの品質を犠牲にするつもりはありません。
質の高い仕事をして、それが次の仕事やご紹介に繋がり、また声がかかるという具合に好循環が保たれていますので、デリバリーの品質は最大優先事項です。
そこは決してぶれることなく、我々のやり方に共鳴していただける方に幅広くアピールして、入社していただければと思います。

アリックスパートナーズについて

タグライン

■目に見える成果(企業価値の向上)にコミットし、「難局」に挑むお客様の構造改革・ターンアラウンドをハンズオンで支援するコンサルティングファーム

■英語ではwhen it really mattersがタグライン

歴史

■1981年にJay Alixがデトロイトで創業。現在の本社はニューヨーク

■企業再生・リストラクチャリング分野の先駆者として、「CRO(Chief Restructuring Officer:最高リストラクチャリング責任者)」「再生チーム」「成功報酬」といった新しいコンセプト、プラクティスを次々に導入

■2000年ころまでは、米国、リストラクチャリング(チャプター11関連サービス)、が主業務

■2000年以降、欧州、アジアに進出、健全企業向けサービスを拡大

■現在は、健全企業向けサービスが事業収入全体の7割を占める

サービス

■元々の強みであるターンアラウンド&リストラクチャリングのほか、業績改善、リスクアドバイザリー(エコノミックコンサルティング、不正調査、移転価格など)、デジタル(Cyber DD、リスク評価、デジタル戦略など)、コーポレートストラテジー&トランスフォーメーション(リーダーシップ開発、組織改革など)までに拡大

■少数精鋭のシニアチームを組成し、戦略的ビジョンと実際の業界経験を組み合わせ、平時ではなく有事、つまり「転機」や「難局」に直面した企業に対して「目に見える成果」を実現するための支援に特化している点で他のコンサルティング会社と一線を画す

規模/グローバルカバレッジ

■世界各国に27の拠点(Americas, EMEA, Asia)、2,800名のプロフェッショナルが在籍

■「One-firm」としてグローバルでCollaboration (協働)を促進するカルチャー

アリックスパートナーズの6つのコアバリュー ~共通の価値観~

下記コアバリューをグローバルで共通の認識として持つことが徹底されています。
そのため、真の「One-Firm Firm」として機能することができています。
例えば、困ったときには社内グローバルネットワークに相談すると、関連する知識や経験を持つメンバーが24時間以内にレスポンスしてくれる、などがその一例です。

コミットメント

どんなにつらい局面でも、仕事をやり遂げる意思です。我々の仕事は目に見える結果を出すことがほとんどで、大きな困難を伴うことが一般的です。
その困難に正面から立ち向かい、完遂させる強い意思の力が必要となります。

プロフェッショナリズム

アリックスパートナーズの一人ひとりが一人前のプロフェッショナルとしての矜持をもって仕事に臨んで欲しいということです。
プロフェッショナリズムの本質は、高度な専門知識、能力、誠実さ、知的正直さ、そして守秘義務に根ざすと考えています。

チームワーク

アリックスパートナーズでは個人がいくら優秀であっても、チームの力には敵わないと考えています。
1+1が3にも4にも5にもなることを信じ、それを実現させるためのチームワークスピリットを重視しています。

コモンセンス(常識)

日本の常識のみならずグローバルの常識もきちんと持ち、それに基づき素早く適切な決断を行うことが私たちの仕事ではポイントとなります。

パーソナルリスペクト

お互いを尊重しあうということです。アリックスパートナーズでは、アソシエイトなどの若手も一人前のプロとして扱います。その代わりプロとしての仕事を要求します。
そしてそのような信頼関係の上にお互いをカバーし合っています。

コミュニケーション

チームワークを成立させるためにも必要ですし、クライアントに対しても言うべきことはきちんと言うということです。
特に企業が直面する緊急事態を克服するためには、遠慮している時間はありません。
直裁な物言いで正しいことを言わざるを得ない場面も数多く起こります。

アリックスパートナーズにご興味がある方へ

今回特集しましたアリックスパートナーズ様の求人をご紹介します。
ご興味がある方は、下記ボタンよりぜひご応募ください。

■募集ポジション
コンサルタント、バイスプレジデント、シニアバイスプレジデント、ディレクター、パートナー

■役割概要
企業再生
 ・再建計画の立案/実行とステークホルダー間の合意形成
 ・キャッシュ創出・管理強化
 ・暫定経営陣の派遣

【包括的収益性改善
 ・コスト削減(調達費、拠点再編、人員削減など)
 ・売上成長(プライシング、営業効率化、製品導入など)
 ・バランスシートの改善

【事業/業界再編】
 ・カーブアウトによるノンコア事業の切出し・売却
 ・企業買収による成長の加速・統合シナジーの創出
 ・合従連衡・垂直統合

上記のアリックスパートナーズの強みであるターンアラウンド&リストラクチャリング、業績改善の主要サービスのほか、リスクアドバイザリー(エコノミックコンサルティング、不正調査、移転価格など)、デジタル(Cyber DD、リスク評価、デジタル戦略など)、コーポレートストラテジー&トランスフォーメーション(リーダーシップ開発、組織改革など)の領域まで提供サービスは拡充している。

コンサルタント、バイスプレジデント、シニアバイスプレジデントの要件
・論理的思考と分析能力
・現場で困難な改革をリードする実行能力
・学士号以上の学位
・ビジネスレベルの日本語力
・ビジネスレベル以上の英語力尚可
・コンサルティングファームにおけるプロジェクトマネジメント、クライアントマネジメントの経験尚可
・一定の業界あるいは機能領域の専門性尚可

ディレクター、パートナーの要件
・コンサルティングファームにおけるプロジェクトマネジメント、クライアントマネジメントの経験
・一定の業界あるいは機能領域の専門性
・論理的思考能力と分析能力
・リーダーシップとチームマネジメント能力
・現場で困難な改革をリードする実行能力
・学士号以上の学位
・ビジネスレベルの日本語力
・ビジネスレベルの英語力尚可

コトラでは業界動向や今後のキャリアについて無料キャリア相談会を開催しております。
最新の採用動向や非公開求人情報などの情報提供をさせていただきます。
また、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、理想のキャリアを歩むためのアドバイスをさせていただきます。 お気軽にご相談ください。

登壇者紹介

ゲスト

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アリックスパートナーズ 日本代表
パートナー&マネージングディレクター

植地 卓郎 様

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アリックスパートナーズ
パートナー&マネージングディレクター

鈴木 智之 様

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アリックスパートナーズ
パートナー

木村 哲哉 様

インタビュアー

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株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント

 原田 崇史

[ 経歴 ]
大学卒業後、生命保険会社の不動産部、営業所長・営業部長、営業管理、事務管理等を経験後、ハウスメーカーで人材育成関連業務に従事。コトラ転職後はESG領域、監査領域、人事・経理部門を中心に担当。

[ 担当業界 ]
ESG/サステナビリティ、監査関係、金融機関全般、コーポレート部門、マーケティング
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株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント

馬場 大地

[ 経歴 ]
九州大学農学部卒業後、株式会社三井住友銀行にて法人融資業務を経験。金融教育事業でのマネジメント経験を経て、現職。

[ 担当業界 ]
PEファンド、不動産ファンド、総合商社、投資銀行、財務アドバイザリー(FAS)、戦略コンサル、大手銀行

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)