【Scrum Inc.Japan 特集インタビュー】
「アジャイル」「スクラム」のエバンジェリスト集団が描く、変貌する世界に対応する方法

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「アジャイル」「スクラム」をご存知だろうか?システム開発に関わっていればよく知られた開発のフレームワークである。ただそのフレームワークはシステム開発のためだけにとどまらず、組織そのものの変革に繋がっていることにお気づきだろうか。「アジャイル」「スクラム」の本質とは何なのか、スクラムの共同考案者ジェフ・サザーランド博士が設立したアメリカのスクラムインク社、その日本法人であるスクラムインクジャパンに方向性を聞いた。

スクラムインクジャパン概要

商号  :Scrum Inc. Japan株式会社
所在地 :東京都港区虎ノ門2丁目10番1号虎ノ門ツインビルディング 東棟11階
代表者 :代表取締役 スクラムトレーナー/スクラムコーチ 荒本 実
資本金 :7,500万円
従業員数:13名(2022年3月時点)
URL  :https://scruminc.jp/

インタビュー先

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スクラムトレーナー/スクラムコーチ  清水 麻由 様

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スクラムトレーナー/HR Scrum Master  庭屋 一浩 様

アジャイル・スクラムとは

言わずもがなであるが一般的に認識されていると思われるアジャイル、スクラムに軽く触れておこう。

 アジャイルとはソフトウェア開発時の考え方と一般的には認識されており、決められたものを、決められたとおり、決められた計画で開発するウォーターフォール型の考え方と異なり、顧客への価値提供を中心に考える中で計画が変動することを歓迎する考え方である。チームが「検証」と「学習」を通じて方向性を柔軟に変化させ、改善しながら素早く顧客に対して価値を提供する考え方と認識されている。

 またスクラムは、そのアジャイルという考え方の代表的なフレームワークで、アジャイルの原則を実践するためのものとして認知されている。

 ソフトウェア開発では現在、米国のエンジニアの90%程度がアジャイルの考え方による開発を行い、そのうち80%程度はスクラムを用いているという。

 スクラムインクジャパンはそのアジャイルという考え方とスクラムを世界に広めるための日本法人にあたり、スクラムコーチ、スクラムトレーナーと呼ばれる、アジャイル・スクラムのエバンジェリストが集まっている組織である。

 そのアジャイル・スクラムの考案者が設立したスクラムインクのスクラムトレーナー/スクラムコーチ清水氏からすると、一般的にソフトウェア開発の考え方・フレームワークと認識されているアジャイル・スクラムは、システム開発にとどまらない、より広い、組織運営方法の考え方・フレームワークと認識して欲しいと話す。

スクラムの概念の進化

現在、全世界で約3万人のアジャイルコーチ、スクラムマスターが存在し、資格制度も整備されている。スクラムインクは、アジャイルコーチ、スクラムマスターを育成し、アジャイル・スクラムでシステム開発を行おうとする多くのシステム開発会社にスクラムをレクチャーしている。

ただスクラムの適用はソフトウェア開発にとどまらない。スクラムは働き方のフレームワークであり、それはそのままアジャイルな組織においての仕事のやり方、組織運営としても取り入れられている。

スクラムは、米国ではAmazon、Facebook、Google、Spotifyなどで活用され、日本でもトヨタ、日本コカ・コーラやLIXIL、KDDIなどに取り入れられ、組織改革の有効的なフレームワークとして注目を集めている。アジャイル、スクラムがグローバルなビジネスシーンでは当たり前な開発、組織ロジックになっているが、遅れを取っていた日本にもとうとう、アジャイル・スクラムの波が押し寄せてきたという様相だ。これからの開発、組織運営ロジックはアジャイル、スクラムに塗り替わっていくといっても過言ではない。

もう従来型の縦型の組織では市場の変化の速度に対応できない。生き残っていくために組織を根本的に見直す時がきている。

アジャイルトランスフォーメーションのコンサルティング企業

アジャイル・スクラムの波が押し寄せてくる中、スクラムインクとはどのような立ち位置にいる企業なのか。

スクラムインクは企業のアジャイルトランスフォーメーションを先導するコンサルティング会社であり、清水氏はその中でスクラムのエバンジェリストとして活動している。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するコンサルティング会社は数多存在するが、企業組織のアジャイル・スクラム化を支援するコンサルティング会社はごくわずかである。スクラムチームの働き方は、個人で成果を上げるのではなくチームとしての成果を上げることに集中する。そのためにはこれまで個人の仕事を管理していたマネジメントは、チームにミッションと権限を与え、自律的なチームを組織の中で作っていくことに変わっていく必要がある。
そしてアジャイル型の組織に変革していくためには、従来の指示命令を効率よく行うためのピラミッド型の組織構造から、自己組織化されたチームが連携しあうネットワーク型の組織構造を構築していかなければならない。従来型の組織を維持しようとする企業には導入は難しいであろう。ただスクラムインクジャパンにはスクラムで組織を変えたいという企業からのコンサルティング依頼が殺到しているのだ。

スクラムインクジャパンの求める人材

スクラムで日本の企業組織運営を変えていきたい。そんな思いに真っ先に共感を得られるのはアジャイル・スクラムを現在、現場で実践している方だとスクラムインクジャパンは認識している。

スクラムトレーナー/スクラムコーチの清水氏も、前職ではスクラムでプロダクト開発を行ってきた。スクラムトレーナー/HR Scrum Masterの庭屋氏も前職では人材採用の面でスクラムを用いて組織運営を行っていた実績を持つ。

自社内でスクラムやアジャイルを推進してきたが、より本質的に概念、フレームワークを理解し、もっと多くの方に知ってもらいたい、広めたいと感じている方、スクラムインクジャパンに参加してはいかがだろう。

本気で組織改革を行いたいクライアントと、スクラムでクライアントの本当のニーズを叶えようというコンサルタントが集まって、日々小さな価値を積み重ねている。その積み重ねが最短の成功へと導く、それがスクラムインクジャパンである。

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■求人:
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・スクラムチームにスクラムマスター、プロダクトオーナーとして参加経験のある方
・アジャイルコーチの経験がある方
・チェンジマネジメントの経験がある方
【求める人物像】
・これから拡大をする組織での能動的な業務を楽しめる方
・業務に制限をかけず、幅広く面白みを持って取り組むことのできる方
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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)