
不動産業界で「宅地建物取引士(宅建)」を取得した後、さらに専門性を高めて周囲と差別化を図りたいと考えたとき、筆頭候補に挙がるのが「公認 不動産コンサルティングマスター」です。
今回は、不動産コンサルティングマスターの概要から、取得のメリット、必要な勉強時間、そして転職市場での需要までを分かりやすく解説します。
① 不動産コンサルティングマスターとは?
公認 不動産コンサルティングマスターとは、公益財団法人不動産流通推進センターが認定する、不動産の総合的なコンサルティング能力を証明する上位資格です。
一般的な不動産取引(売買や賃貸の仲介など)の知識を超えて、「不動産の有効活用」「投資相談」「相続・事業承継」といった、顧客の資産に関する深い課題を解決するための高度な知識(経済・金融、法律、税務、建築など)が求められます。
なお、誰でも受験できるわけではなく、「宅建」「不動産鑑定士」「一級建築士」のいずれかの資格を保有し、かつ5年の実務経験(登録時)が必要となる、まさにプロのための実務派資格です。
また、この資格は国土交通大臣の登録証明事業であり、取得することで「不動産特定共同事業法」における業務管理者としての要件を満たすこともできます。
② 取得するとどんなメリットがあるのか
不動産コンサルティングマスターを取得することで、キャリアにおいて以下のようなメリットが得られます。
◎「宅建+α」の明確な差別化・信頼の獲得
宅建保有者が多い不動産業界において、その上位資格である本資格を持つことで、顧客や社内から「資産運用の提案までできる方」としてプラスアルファの信頼を得られます。
◎国が認めた「特定の業務要件」を満たせる
取得すると、法律に基づき「不動産特定共同事業法」における業務管理者や、「不動産投資顧問業」の登録要件などを満たすことができます。これは組織にとっても非常に価値のあるメリットです。
◎相続や税務を含めた総合的な提案力が身に付く
単なる物件の紹介にとどまらず、「親から相続した土地の有効活用」や「法人の資産組み換え」など、高単価・富裕層向けのコンサルティング案件を扱えるようになります。
③ 勉強に必要な時間は?
不動産コンサルティングマスターは、記述式試験が含まれるため、しっかりとした対策が必要です。一般的な目安は以下の通りです。
- 実務経験が豊富で知識の土台がある方:約50 〜 80時間(1ヶ月 〜 2ヶ月)
- 記述式(計算や税務)に苦手意識がある方:100時間 〜(2ヶ月 〜 3ヶ月)
効率よく合格するためのポイント:
試験は「択一式」と「記述式」に分かれています。特に記述式は、事業割損(DCF法)の計算や、税務・法律を実際の事例に当てはめる応用力が問われます。公式の過去問題集を繰り返し解き、記述の「解答パターン」を体に染み込ませるのが合格への王道です。
④ 不動産コンサルティングマスターが活きる求人
転職市場において、不動産コンサルティングマスターは「実践的な知識を持つ即戦力」として、以下のような求人で高く評価されます。
- 不動産営業部(不動産ソリューション営業)/大手銀行
- 【東京・大阪】超富裕層向け資産承継推進/大手銀行/年収:~1400万円/東京都
- 大手日系信託銀行での不動産 CREコンサルティング業務/年収:~1400万円/東京都
- 財務不動産コンサルタント(不動産投資)/経営コンサルティング会社
⑤ 不動産コンサルタントとしてのキャリアアップ・ご相談はコトラまで
不動産コンサルティングマスターの資格と、これまでの実務経験を活かして、より高年収・ハイクラスなフィールドへ挑戦しませんか?
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