【デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 フォレンジック&クライシスマネジメント】~業界・業種を問わず多様な不正・危機対応に臨むプロフェッショナルチーム~

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ゲストのご経歴

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デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
フォレンジック & クライシスマネジメントサービス
マネージングディレクター


清水 亮様

[ 経歴 ]
■大手電機メーカーにて全社戦略の策定、グローバルBPRのプロジェクトマネジメントを推進。その後、知財ファンド運用会社にてマネージャーとして全社戦略の策定、財務などを担当。
■2016年より、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーに入社。新規事業開発ならびにデータマネジメントサービスに従事。
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デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
フォレンジック & クライシスマネジメントサービス
マネージングディレクター


吉峰 知宏様

[ 経歴 ]
■メガバンクを経て、2022年6月デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー入社。
■銀行時代は、部門企画部や中国現法人事総務部など、主に本部部署で企画・管理業務を経験。2013年より、AML/CFT・経済制裁対応業務に従事。犯罪収益移転防止法改正やFATF第4次対日相互審査を見据えた全行的なAML態勢高度化プロジェクトをリードした。2020年からは本邦におけるAML事案調査、疑わしい取引届出、経済制裁フィルタリングなどのAML実務およびリスクアセスメント、品質評価を担う部署のヘッドとして業務を統括。
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デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
フォレンジック & クライシスマネジメントサービス
シニアアナリスト


李 彦江様

[ 経歴 ]
■中国出身、東京の日本語学校を経て、日本の大学、大学院へ進学
■大学院を修了後、事業会社の専門コンサルティングサービスにて、主に観光庁や観光関連企業向け、訪日外国人観光関連の提案、サービス提供
■2014年、米国公認会計士試験合格後、大手監査法人にて、金融業を中心とした会計監査、アドバイザリー業務に従事
■2018年12月から2021年年3月までは北米に在住し、現地の大手監査法人にて会計監査等の業務に従事
■2021年4月からはデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社し、フォレンジック関連業務に従事

インタビュアー

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株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント

渡邉 裕介

[ 経歴 ]
大学卒業後、損害保険会社のコーポレート部門、営業部門、グループ会社出向を経験。コトラ転職後はリスクマネジメント、ESG領域を中心に担当 [ 担当業界 ]
リスクマネジメント、コンプライアンス、ESG/サステナビリティ、金融ミドルバック
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ご経歴の概要

コトラ 渡邉:
まず初めに、皆様のご経歴の概要、現在取り組まれている業務についてお伺いできますでしょうか。

吉峰様:
私は、2022年6月にDTFAに入社いたしました。
それまではメガバンクに29年勤めておりまして、主に、AMLやCFT、経済制裁対応業務に従事しておりました。犯罪収益移転防止法の改正対応、それからFATFの第4次対日相互審査を見据えた全行的なAMLの体制高度化プロジェクトをリードしておりました。

DTFA入社後は銀行での経験を活かし、リスクマネジメントチームの統括として、主に金融機関のクライアントに向け、AML体制の整備・強化に関わるアドバイザリーサービスを提供しております。

清水様:
私は元々、出版社にて記者をやっており、その後メーカーにてコーポレートプランニングの業務に従事しておりました。それからファンドでの経験を経て、現在はDTFAのフォレンジック&クライシスマネジメントサービス(以下、フォレンジック部門)、不正調査や危機管理業務に携わるユニットに所属しております。

現在従事している業務についてですが、元々従事していた危機管理の分野を担当しています。
危機管理はクライアントで何か事件や事故が発生した際、問題解決のために必要な支援をするという業務になります。必要な支援と言っても幅広く、経営者のサポートから現場のオペレーションまで、問題解決のために必要なあらゆる支援をしています。

李様:
私は新卒で、日本の国際会議や学会などのイベントを企画・運営する企業の専門コンサルティングチームにて、主に官公庁向けの企画・提案業務に従事しておりました。
当時の主な仕事は、コンペなどの企画提案のためのリサーチ業務や、官公庁の方々へのニーズヒアリング、その他外部ベンダーと連携をしてプロジェクトに携わったりもしていました。

プロジェクトの予算管理に従事した経験から、会計の分野に対する興味が高まりました。
USCPA(米国公認会計士)の資格を取得した後に、監査法人に転職をし、金融部にて、銀行や証券を中心とした監査業務に携わりました。
監査以外に、金融機関のGAAPコンバージェンス、連結決算効率化などのアドバイザリー業務にも従事しました。
私はその後、4年間ほど勤めた後に北米に行き、現地で監査業務などに2年間従事しました。そして、2021年に日本に帰国し、その際にデロイト トーマツのフォレンジック部門に入社いたしました。

現在は、AML関連の業務の他に、不正調査や内部統制の評価・改善などの業務にも携わっています。

コトラ 渡邉:
DTFAのフォレンジック部門へのご入社の決め手をお伺いしてもよろしいでしょうか。

清水様:
これまで経験した会社と比較してフラットな組織であると感じたためです。上下関係ではなく、各々に役割があり、それを協力してこなすという印象があり、今まで経験した企業と異なると感じました。

私は前職ではデロイト トーマツのクライアントとして、コンサルティングやアドバイザリーの方々と関わる機会があったのですが、他のコンサルティングファームと比較しても、よりクライアントの目線に立って仕事をしているという印象を受けていました。

李様:
前職は他の4大監査法人であったため、業界として最大手のデロイトに憧れを抱いていました。
フォレンジック部門に興味を持ったきっかけは、それまで自身が培ってきたスキルや経験と親和性があると感じたためです。
フォレンジック部門は不正調査を扱っているため、監査業務における会計不正との接点を見出しました。加えて、会計知識を活かすことができるという点が自分のキャリアの方向性に合致しているとも思いました。

さらに、DTFAのフォレンジック部門は前職より幅広い業務に取り組むことができるという印象を受けたため、入社の決め手のひとつになりました。

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ご入社をされて

コトラ 渡邉:
実際にご入社をされてから、雰囲気や業務内容などにギャップはありましたか。

李様:
ギャップは特にありませんでした。
ネームバリューだけでなく、最大手だからこそニュースや新聞で目にするような大きな企業の案件に関わることもでき、その経験を通じて自分自身も成長していると実感することができます。

吉峰様:
私は金融機関でしか勤めたことがないため、コンサルティング業界が初めてでしたが、周りは多様なバックグラウンドをもったプロフェッショナルの方が多く、会話をしていると知らないことや新しい発見ばかりであるため、非常に刺激を受ける毎日であるという印象があります。

コトラ 渡邉:
コンサル未経験でご入社されたとのことですが、銀行でのご経験との共通点や、ギャップを感じる点はありましたか。

吉峰様:
今までは与えられたリソースの中で、自分たちの組織のことだけを考えていれば良いというケースが多かったのですが、フォレンジック部門での業務は、様々なクライアントがいて、それぞれ状況や条件、制約状況も異なる中で、クライアントに最も適切なものは何かということを考えていく必要があるため、この点は今までの経験と大きく異なると感じています。

コトラ 渡邉:
入社後のキャッチアップにつきまして、特にコンサル未経験の方はどういった形でキャッチアップされるのでしょうか。

清水様:
不正調査などの資格を全て取得していただくための支援制度が設けられております。

プロジェクトによって求められる専門性が異なりますが、様々なバックグラウンドの方がいるため会社として支援する体制が整っています。

また、プロジェクトのアサインについても、特に入社初期においては、本人の経験や意向が考慮されるため、突然全く知識がないプロジェクトに割り当てられるということはありません。

コトラ 渡邉:
吉峰様がキャッチアップに向けて工夫されたことなどはありますでしょうか。

吉峰様:
クライアントの方々もAMLやCFTといったことに関して知識や経験があるため、私の場合はキャッチアップをしていくというより、今までの経験を少しでも役立てるために銀行で従事していたとき以上に情報収集ということについて敏感になったと思います。

コトラ 渡邉:
実際、吉峰様のようにコンサルティング業界未経験でご入社をされる方は多いのでしょうか。

清水様:
そうですね。一方で事業会社の中で社内向けのコンサルティング業務のようなご経験をされていた方もいます。
業界としては未経験のため、プロフェッショナルファームでの働き方と事業会社での働き方のギャップを埋めていく必要はありますが、それまで培ってきた知見を活かしてご活躍される方も多くいるため、極端に差が生じるようなことはありません。

フォレンジック & クライシスマネジメントサービス部門について

コトラ 渡邉:
フォレンジック部門の特徴をお聞きしてもよろしいでしょうか。

清水様:
様々なバックグラウンドの方が、各々の知見を活かしてプロジェクトに参画できるという点が挙げられます。

業界・業種を問わず、様々なクライアントの不正調査や危機対応といった業務に取り組んでおり、その中で、例えば会計不正であれば会計士、品質不正であれば製造に詳しい方など、それぞれの事案に対して専門性が求められるため、部門にいる方々のバックグラウンドは多様です。会計監査の経験をお持ちの方はもちろんのこと、SE、メーカーでの経営企画の経験、中には元検事という方もいらっしゃいます。各々の専門知識を活かして多様なプロジェクトに携わっています。

コトラ 渡邉:
様々なスキル・経験が活かされる環境ということでしょうか。

清水様:
他のチームと異なりインダストリーカットしていないことや、クライアントが直面する危機が多様化していることから、プロジェクトによって必要な専門性が異なります。

危機への対処と再発防止といったプロセス自体は大きく変わらないのですが、リスクを正確に把握するために求められる知見が幅広いというイメージです。

李様:
他部門や海外のメンバーファームと連携したプロジェクトを経験できるのも特徴の1つとして挙げられると思います。

私の場合、中国やメキシコなどのデロイトと連携してプロジェクトに携わった経験があります。その他、M&Aやリスクアドバイザリーの部門と連携して取り組んでいるプロジェクトも多いと聞いています。

コトラ 渡邉:
フォレンジック部門は具体的にどのようなプロジェクトに取り組んでいるのでしょうか。

吉峰様:

フォレンジック部門は主に危機対応に関するプロジェクトに取り組んでいます。

具体的には、何か事象が起きた際の対処に加え、予防のための体制構築に向けたアドバイザリー業務に取り組んでいます。例えば、クライアントでマネーロンダリング事案や不正な取引が発生した際に、過去の取引の調査という業務も稀にありますが、全体としては体制強化の支援をするプロジェクトが多いです。

コトラ 渡邉:
先程、李様よりお話のあった、他部門や海外ファームと連携したプロジェクトは多くあるのでしょうか。

吉峰様:
海外ファームとの連携については、数として多い訳ではないですが、グローバル展開されているクライアントの場合、海外の子会社や海外支店あるいは現地法人から、日本のフォレンジック部門へ要請がかかり、海外ファームやメンバーファームと連携しながら対応することがあります。

清水様:
フォレンジック部門は現在100人以上いるのですが、当然専門性はそこで全部完結はしないため、他部門に協力要請することや、あるいは逆に要請をいただくことがあります。

コトラ 渡邉:
どのような部門との連携が多いのでしょうか。

清水様:
対応するフェーズによって異なります。

レディネス、レスポンス、リカバリーという流れがあり、レディネスというのはいわゆるリスク管理に近いもので、例えば規程類をどう定めておくか、リスクをどう評価していくかといったように、危機が発生する前の対応のことを指します。このフェーズでは基本的には監査法人トーマツのリスクアドバイザリー部門やフォレンジック部門が中心として動くことが多いです。

実際に事が起きた際の対応(レスポンス)は、不正調査やステークホルダー対応などフォレンジック部門が中心ですが、サイバー攻撃の場合はデロイト トーマツ サイバー合同会社と密に連携し、内部統制の知見が求められる場面では監査法人トーマツのリスクアドバイザリー部門が参入します。

リカバリーは、再発防止策の立案・実行、企業再生のフェーズになります。そこでも法務関連はストラテジーの法務チーム、企業再生はリストラクチャリングチームに引き渡すといったように、危機管理のサイクルの中で専門性に応じて対応していきます。

コトラ 渡邉:
部門の強みや他社との違いについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

清水様:
先ほど説明したレディネス・レスポンス・リカバリーの話にあった、不正調査や企業再生などを、ピンポイントでサービス提供しているところは他社にもありますが、それらをトータルマネジメントして、どのような場面であっても支援できる体制を構築しているのは、当部門独自の強みであると感じています。

また、この業界で先んじて不正調査などを始めていたという点も、非常に魅力があると思います。

吉峰様:
クライアント基盤が非常に強固であると思います。

国内の大手企業やメガバンクを含めた金融機関など、非常に幅広く顧客基盤を展開しており、クライアントとのリレーションを長く構築して保っている、そういう点が強みであると思います。

李様:
様々なバックグラウンドの方がいるため、非常に多様性に富んだ部門であると感じています。
専門分野の多様性だけでなく、国籍や言語なども様々です。そのため多様なサービスの提供ができ、複雑な案件に対応できるという強みがあります。

コトラ 渡邉:
外国籍の方の割合や男女比をお伺いしてもよろしいでしょうか。

清水様:
外国籍の方は2~3割いらっしゃいます。

男女比は7:3程度ですが、特にVP以下の若手層で女性比率が高くなってきています。
育休・産休の制度を利用する方が増えており、それに伴い女性の比率や定着率も非常に高まってきています。産休や育休の制度を利用しても、復職することを前提として扱うため、復職がしづらいということはありません。
本人の働き方の意向は当然確認しますが、産休前後でプロジェクトアサインや評価に差をつけることなく、復職直後に昇格した方もいらっしゃいます。

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働き方について

コトラ 渡邉:
リモートワークの制度はあるのでしょうか。

吉峰様:
私は週の半分は出社で、半分はリモートワークをしております。

清水様:
私は最近は2~3割くらいリモートワークをしております。
基本的に取り組んでいるプロジェクトの状況に応じて、一番働きやすい方法を選ぶことができます。

李様:
会社のルールとして、週1日以上は出社することになっています。私もプロジェクトに応じて出社とリモートワークの割合は変わります。今週はクライアントとの打ち合わせが多かったため、クライアント先へ出社する割合が高いのですが、普段はリモートワークが中心です。

コトラ 渡邉:
残業はどのくらいあるのでしょうか。

清水様:
プロジェクトの状況に応じて、残業時間にも差があります。

例えば、危機や不正事案が発生した際に集中的に働き、収束した後にゆっくり休むといったように、メリハリをつけて働くことができます。そのため、扱う事案によっては残業時間が増えることはありますが、年間を通してワークライフバランスがとれるようになっています。

コトラ 渡邉:
コンサル未経験の方は特に、漠然と「コンサルの働き方はハード」というイメージを抱いている方が多いですが、実際はいかがでしょうか。

吉峰様:
私も正直、DTFAに入社する前までは、残業も多く大変な業務であると考えていたのですが、実際に入社してみるとイメージとは異なりました。裁量を与えられ自分でコントロールすることができるため、自身の働き方のバランスをとりながら仕事に取り組むことができます。

目標にコミットしていくことにやりがいを感じる方はとても向いていると思います。

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部門の組織構成

コトラ 渡邉:
部門としては100名程度の方がいらっしゃるとお話しいただいたのですが、どのようなバックグラウンドの方がどのような形で活躍されているのでしょうか。

吉峰様:
金融犯罪系の業務に従事するメンバーは銀行、証券、保険などの金融機関出身の方がほとんどです。あとはコンサルティングファームでの経験を持った方が多いです。

例えば、私が従事しているマネーロンダリングの領域はお金やモノの流れを理解することから始まるため、金融機関出身の方は元々の業務で携わっているケースが多く、比較的キャッチアップがしやすいと感じています。

清水様:
その他の事業会社系のプロジェクトに従事するメンバーは非常に多様です。会計士が3割程いるほか、その他、危機管理広報は元記者、サイバーアタック対応はSE経験者といったように、テーマに沿った形で専門性を持っているため、それぞれの方が蓄積した知見や経験を活かせるようになっていると思います。

コトラ 渡邉:
コンサル出身の方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

清水様:
いわゆるリスクマネジメントや業務コンサルティングを経験された方は3割程いらっしゃいます。

コトラ 渡邉:
中途でご入社される方の割合や年齢構成を教えていただけますか。

清水様:
約9割が中途入社の方になります。
残りの1割は新卒で入社される方の他に、監査法人等のグループ会社から転籍する方もいます。
年齢については、30代がボリュームゾーンとなっていると思います。

部門の雰囲気について

コトラ 渡邉:
部門の雰囲気についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

清水様:
みんな専門性がバラバラであるからこそ、お互いの専門性を尊重し合うことが多く、プロフェッショナルとして活躍できる環境であると思います。

また、役職を問わずお互いをさん付けで呼び合うため、そういった点も仕事に集中しやすいと感じます。

吉峰様:
言いたいことを言い合える環境であると感じています。

リモートワークが浸透しているため、直接顔を合わせて話す機会は多くはないですが、部門全体で集まる会議や懇親会の様子を見ていると、明るい雰囲気で、お互い遠慮なく意見を言い合う場面が多くみられ、非常に風通しの良い環境であると思います。

李様:
フラットな雰囲気の部門であると感じています。

役職が上の方であっても気軽にコミュニケーションをとることができるため、自分の意見を積極的に言うことができます。このような円滑なコミュニケーションが日常的に行える環境にいることから、効率的に業務を進めることができると感じています。

今後の展望

コトラ 渡邉:
今後の展望や実現していきたいことをお聞きしてもよろしいでしょうか。

清水様:
まずは第一に、サービスを拡大していきたいと思います。

テーマとしてこれまで危機管理広報を中心に取り組んできましたが、今後はIR分野も拡大していくために現在取り組みを始めています。

サービスの拡大に伴い、部門の拡大もしていきたいと考えています。現状、マーケットにコンペティターがいるという訳ではなく、自分たちが頑張った分だけマーケットも拡大していくという状況であるため、伸ばしていきたいと感じています。

人材ニーズについて

コトラ 渡邉:
どのようなスキルを持っている方にジョインしていただきたいとお考えですか。

清水様:
危機管理の分野では、IRのコンサル経験をお持ちの方や臨床心理士などのメンタルヘルスケア領域の有資格者の方にジョインしていただきたいです。

危機管理をやっていると、クライアントの中には精神的に追い詰められてしまっているケースがあるため、そういった点も踏まえ適切にアドバイスをできる方へのニーズが高まっています。

その他にも、不正調査の分野は門戸が開かれているため、例えばメーカーで不正事案を扱った経験をお持ちの方などは親和性が高いと思います。

コンサル経験者は危機管理、調査、再発防止を問わず、その問題解決能力を生かして、様々な領域で活躍いただけます。

コトラ 渡邉:
人物面につきまして、具体的に面接時に見ている点などありましたらお聞きしてもよろしいでしょうか。

清水様:
私は面接で、「課題意識を持っているとき、その課題を克服するために具体的に何をやっているか」ということをお聞きしています。

課題意識というものは誰でも持ち得るのですが、そこから解決するために自主的に行動に移すことができる人は是非ジョインしていただきたいと考えています。

吉峰様:
先ほど、色々な意見を言い合える環境であると言いましたが、言うタイミングを待つだけでは良くないと考えています。問題意識に対して自ら考え、行動を起こすことができる人というのは第一にあります。

次に、好奇心のある方です。自分の専門領域に対して好奇心をもって情報収集をして、それを自分の中で咀嚼してクライアントに提供することは素養として求められると思います。

それぞれの専門領域の知見や経験は、入社してから深めることができるため、まずはそれまでの業務経験を活かし、且つ素養として自ら行動すること、好奇心をもって様々なことに挑戦することが大事であると感じます。

李様:
私も二人と同じ意見ですが、もう一点挙げますと、取り組む分野が広がると情報収集や資料作成という作業が求められるため、そういったことを自律的に取り組める方は重宝されると思います。

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候補者様へ向けて

コトラ 渡邉:
最後に候補者様へ向けて一言メッセージをお願いいたします。

清水様:
デロイト トーマツで働くことで、確実に今まで経験したことのないことを知ったり見たりできると思います。

コンサルティングやアドバイザリーはキャリアの最終形態と考えている方が意外と多いですが、そこで学んだうえで新たなキャリアを考えていくこともできます。
また、コンサル未経験であっても知見を活かして活躍できる環境が整っているため、身構える必要もないと思います。

吉峰様:
部門のメンバーや会社の方針、クライアントの多様性など幅広い領域の専門性を身に付けることができる環境が整っているため、プロフェッショナルとしてキャリアを積みたいと考えている方へ非常におすすめです。

また、ピンポイントにはなりますが、AMLの領域に強い関心をお持ちの方や、金融機関におけるAMLの体制構築・強化というところに貢献したいとお考えの方は、ぜひ一緒に働きたいと思います。

李様:
転職をする際は、まずは自身の価値観とキャリアを整理することが大事であると考えています。
どのようにキャリア形成をしたいのか、どういうような仕事に携わってみたいのか、どのような価値観をもって働きたいのか、どのようなカルチャーをもった会社に入りたいかといった点を整理していただいた上で、このインタビュー記事などを通して部門の雰囲気や業務内容、価値観が合っているのであれば、最高の職場であると感じていただけると思います。

また、私の前職が監査法人であった経験から見ると、この部門の業務は監査法人出身の方にとってはなじみやすいと思います。

デロイト トーマツ ファイナンシャル
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大手FAS フォレンジック&クライシスマネジメント(コンサルタント人材)

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■業務内容
◆フォレンジックとは?
フォレンジックという言葉をご存知でしょうか?

もともとは、犯罪捜査における鑑識から、証拠保全を目的としたデジタルデータの収集・分析に意味が転じた言葉ですが、近時の不正・不祥事の増大を受けて、不正調査全般及びその周辺に意味する範囲が広がってきています。不幸にして不正・不祥事が発覚してしまった企業は、失墜した信用を回復するため、様々な障害を乗り越えねばなりません。不正調査によって実態を解明し、再発防止策を策定・実行する。顧客、取引先、投資家等のステークホルダーの理解を得るために、適切なタイミングで適切な内容の情報発信をするとともに、監督官庁や監査人と調整・連携して事態の収拾を図る。並行して実行者の処分や損害賠償等の法的対応を検討することも必要となります。

経営者・企業担当者は、これらが短期間につぎつぎと継起する困難に対峙しなければなりません。それをサポートするのが、われわれの役割になります。単に調査で不正を暴くことではなく、信頼を回復するまで、危機に陥った企業に伴走し続けることこそが、われわれのミッションです。危機のありようは事案ごとに異なり、われわれがサポートする内容や難易度もその度に変わります。

フォレンジックは、不正・不祥事の実態解明を起点に、それを乗り越えるための危機対応への広がりを見せているのです。

◆コンサルタントのキャリアとの関係
広義の危機対応といって差し支えないフォレンジックサービスは、コンサルタントの新たなキャリアを切り開く可能性を秘めています。

不正・不祥事の発覚直後は、極めて混乱した状態に陥ります。殺到する顧客・取引先のクレーム、縦割りになった関係省庁それぞれからの指導、揚げ足をとりに来るマスコミ、不安を募らせる従業員、迫りくる開示書類の提出期限・・・。問題が同時多発する無秩序な状態で必要となるのは、先を見据えた客観的な立場から、タスクを切り分け、優先順位をつけてスケジュールに落とし込み、解決への道筋をつけることです。危機対応では、一定の専門知識は必要ですが、事案ごとの個別性が非常に高く、アドバイザーにとっても未経験の事象に直面することがしばしばです。過去の経験が単純に適用できない場合が多いため、むしろ、短い時間、少ない情報で状況を把握できる能力、論理的思考でものごとを整理できる能力、そして厳しい状況に耐えうる胆力などのメタ能力が問われることになります。そういった能力は、クライアントの厳しい要求に応えてきたコンサルティング業務でこそ培われる場合が多いと感じています。

また、危機対応にはオペレーショナルな側面もあります。例えば、データ改ざんを伴う商品出荷や貸し付けなどのケースでは、数百、数千の顧客・取引先に対して極めて短期間で事実関係を確認しなければならない場合があります。そのような場合には、大人数のチームを組んだうえで、手戻りのない質問設計、漏れのない回答回収、例外事項への対応手順などのプロトコルを短期間で設定し、チーム全体が迷いなく整合的に動けるように運営していく必要があります。あるいは、再発防止策を効果的に実施するため、不正・不祥事の発生原因とそれぞれに対応する対応策を洗い出した上で、波及効果とコスト・リソースを両睨みして対応策を選択し、実施のタイミングを含めて全体設計を行うことが求められます。このように、危機対応には、業務改善やオペレーション設計・運営に長けたコンサルタントの経験が直接的に生きる場面が多く存在します。

不正・不祥事は、一歩間違えると企業の存亡にかかわります。対策本部はCXOクラスが陣頭指揮をとることが通常で、経営課題が一気に噴出する舞台でもあります。不正・不祥事対応、危機対応は、トップマネジメントと切り結ぶことで、より高次の、広い視野をもったコンサルタントに成長する機会ともいうことができます。

当社のフォレンジック&クライシスマネジメントサービスでは、そのような挑戦意欲に満ちたコンサルタントの方をお待ちしています。

■スキルご参考
・コンサルティング業務経験3年以上(戦略系、業務系、IT系、リスクマネジメント系、データ分析系、FAS系等)
・英語力は問わない
・事業会社経験があれば、なお可

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)