NECの知見を集結させた価値提供モデル デリバリーチームリーダーが語る「デジタルビジネスオファリング事業部」の魅力

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NEC デジタルビジネスオファリング事業部
特集インタビュー

JAPAN TECH最大手である日本電気株式会社(以下NEC)。NECはお客様のDX化を推進するため社外や社内からコンサルタントを募り、「デジタルビジネスオファリング事業部」を新設しました。

今回はデジタルビジネスオファリング事業部の坂井様にNECの魅力や組織風土、求める人材像などを伺ってきました。

ゲスト

坂井 忠司様

製造業(経費精算/知財/入札プロセス), 広告業(経費精算), 貸金業(基幹システム), 官公庁(3局合同システム/基幹システム), 保険業(営業報酬計算), 教育(模擬試験)
基盤: Unix(AIX/Linux), Windows, ネットワーク, DB(DB2, Oracle)
設計/開発: Java, Webアプリ全般, アーキテクチャ設計, パフォーマンスチューニング, AI(IBM Watson)

ゲストの経歴ご紹介

奈良:
本日はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。はじめに自己紹介をお願いいたします。

坂井様:
日本IBMへ新卒入社後、UNIX系の基盤を数年、その後アプリケーション開発を経て、徐々にリーダーロールを任せられるようになり、ここ10年ほどはPMとして活動しています。私は元々ITアーキテクトを志向していたのですが、PMとしての役割を求められることが多かったことと、PMは裁量が大きく自分でプロジェクトをコントロール出来ることに魅力を感じ、PMに転向し今日に至ります。
様々な業界の様々なシステムに触れてきましたが、一貫してずっとデリバリーに従事しております。

今は、NECのデジタルビジネスプラットフォームユニットのデジタルビジネスオファリング事業部に所属し、デリバリーの責任者をしています。

奈良:
NECに入社された背景を教えていただけますか。

坂井様:
IBM時代の後輩に誘われたことがきっかけです。当時アクセンチュアへ転職しており、もう少しアクセンチュアで経験を積んでから転職しようと考えていたのですが、新しいDXのデリバリー組織の立ち上げに携われること、大きな裁量をもらえそうだということで、NECへの入社を決意しました。

デジタルビジネスオファリング事業部の特徴

奈良:
現在坂井様はチームを持ってらっしゃるのでしょうか。

坂井様:
はい。ビジネスデジタルオファリング事業部のDXテクニカルセールス&アーキテクチャという組織で、デリバリーを担う15名を統括しています。

奈良:
御社の求人票を拝見させていただいたのですが、募集要項がざっくりしているなと感じました。
そこで、坂井様のチームがどのようなお客様に対してどのようなプロジェクトをやってきたのか、また今後やっていくのかというのをお聞きしたいです。

坂井様:
まず、私達の組織は、今までのNECの保守的なやり方では取ることができなかった、新しい案件をリードし、リスクを含めて積極的に取りに行くという方針を掲げています。
一例として、私が今参加しているプロジェクトは、某官公庁のプロジェクトですが、今までのNECでは絶対に取ることが出来なかった案件であり、非常に画期的な出来事でした。
このようなアプローチを今後もっと増やしていかなければ、という気づきをNEC各組織に与えられたと思います。実際、このプロジェクトでとったアプローチを他でも適用したいと、引き合いがあります。
既存の組織は、新しいことに対して慎重な印象ですが、我々のチームは前例のないプロジェクトであっても、積極的に取っていくスタンスです。もちろんリスクはありますが、変革のためにはリスクを取らないといけません。
ただし、積極的にプロジェクトに取り組んでいきたいという意欲がある一方で、案件を回す人材のリソースが不足しており、採用を積極化しているという状況です。

奈良:
今までのNECがそのような案件に取り組んでこなかった最大の理由は、組織として案件に踏み込むカルチャーがなかったということですね。

坂井様:
そうですね。リスクがあるならやめようとなってしまい、このような付加価値があるからやろうという前向きなアプローチで攻めるということが今まではできていなかったと思います。

奈良:
案件はどなたがとってこられるのですか。

坂井様:
デジタルビジネスオファリング事業部の営業部隊です。先程ご紹介したプロジェクトについても営業部隊がとってきました。
我々の営業部隊は案件を取ってくる高い能力を持っているのですが、今はデリバリー部隊の要員が不足しており、営業活動にブレーキを掛けてしまっている状態です。大変もったいないなと感じており、組織としてデリバリー人材を採用して、案件を拾いきれるようにしていきたいです。

奈良:
このデジタルビジネスオファリング事業部の名で案件をとってきてデリバリーまで完結させるのが理想ということで、デジタルビジネスオファリング事業部は1つの会社のようなイメージでしょうか。

坂井様:
そうですね。まだこれからですが超上流から下流まで、一気通貫でビジネスを完結できることを目指しています。

奈良:
ここまで、NECの足りていない部分とかこうしていきたい部分を中心に聞いてしまいましたが、NECの優位性はどのような点になりますか。

坂井様:
NECに入社して感じるのは、1つは研究に関して積極的に投資を行っていることです。外部に誇れる成果をいくつも出しているのですが、外部へのアピールが十分ではなくもったいないと感じます。研究の成果もビジネスに繋がっており、NECの強みだと思います。
また、私がいたような外資系の企業と比較しての一番の違いは日本に本社があることです。外資系コンサルティングファームは海外の本社にお伺いを立てるようなケースがありますが、NECは日本本社で意思決定ができるため、逆にNECの意思決定のほうが早いケースもあります。国内企業だからこその意思決定の早さというポテンシャルはあると思います。

奈良:
先程、研究開発費についてのお話がありましたが、坂井様が思うこれは大きい成果なのではないかという研究はありますでしょうか。

坂井様:
NECといえば、やはり顔認証ですね。長い期間をかけて根気強く投資し続けたからこそ世界1位の認識率とスピードを誇っているのだと感じます。
後は、NECでは提供できるソリューションの幅の広さを感じます。よく海底から宇宙までと言いますが、実際海底ケーブルのシェアも持っていますし、小惑星探査機の「はやぶさ」もNECが関わっています。そういう社会インフラを支えるNECとしての価値は大きいと思います。

奈良:
DXも結局はパッケージ導入になるのでは?という質問をよくいただくのですが、今後パッケージ導入への注力は考えていますか。

坂井様:
パッケージは手段の一つであって、特別パッケージへの注力をすることは考えておりません。
お客様に対して最適なものであれば、製品、パッケージ、サービス、組み合わせも含めて提案していきます。

NECが求める人物像について

奈良:
坂井様のチームの採用方針を教えてください。

坂井様:
私の組織は当初経験者優先で構成されていたため、年齢層が高く、かつ男性に偏っている傾向にありましたが、今後は多様性に富んだバランスの良い組織をつくり、DXビジネスを推進していきたいと思っています。

奈良:
やはり坂井様が一番欲しいと考えているのが20代30代と思うのですが、今回の話を聞いていく中で要件整理など上流からの経験がある方でないと書類や面接の通過は難しいと感じました。

坂井様:
上流の経験がある方が望ましいのは確かですが、下流の仕事も多くあり、下流を経験しながら上流の経験をしていただくということも可能です。経験のみに依存せず、ポテンシャルも重視して採用活動をしています。また、私達の組織はオファリングをベースとしたビジネス展開をしており、これも今までのNECにはなかった形です。オファリングを用いて付加価値をつけデリバリーしていくことを考えると、上流から入って一気通貫で後ろまで見られるような人、上流下流にこだわらず、End to Endの動きができる方が望ましいです。

奈良:
今後一年間でどれくらいの採用を見込んでいますか。

坂井様:
上司からはいい人が居たら積極的に採用してくれと言われており、当初見込みでは5人くらいを想定していますが、ビジネス状況によってはさらなる増員も考えています。

奈良:
候補者に求めるスキル・経験を教えてください。

坂井様:
プロジェクトの大きさは問わず、実デリバリーのPM経験は欲しいです。営業やコンサルを交えて全体をコントロールする立場になることが多いためです。ただし、管理作業のみのPMでは不十分です。技術的な方面にも明るくないとDXの案件を回すことは難しいと思います。多方面に興味を持ち、色々な経験を積まれている方が良いと思います。

奈良:
そうするとベストはITコンサルタントになるかなと思うのですが、その他だと上流下流どちらも経験している人が合いますね。

坂井様:
ITコンサルタントなどの職種にこだわってはおりません。受け身ではなく能動的に動くことができる方がフィットすると思います。

奈良:
坂井様は誘われなかったらNECに入社しなかったとのことですが、ご自身が20代30代の方を誘うとしたらどのように誘いますか?

坂井様:
正直に申し上げて、我々が欲している人材から見ると、NECはなかなか転職先の候補になりにくいと思っています。やはり堅苦しい会社のイメージがあって敬遠されることが多いのではないかと思います。ただし、NECは多くの技術を持っておりますし、間違いなく変わろうとしています。現在その変革のスタート地点でもあり、変革に立ち会えるということも魅力の一つかと思っています。私自身そこに興味を持って入社を決めたこともあります。
実際に入社してみると、確かに堅苦しいところはありますが、組織が変わろうとしていることは肌で感じられます。私達の組織はその最前線に居ます。デジタルビジネスオファリング事業部に入ってこれから変わろうとするNECを牽引する立場でやっていかないか?と誘うと思います。

奈良:
NECが今後どう変わっていくのか、その世界観など補足をお願いします。

坂井様:
これまでのNECは「石橋を叩いて渡る」タイプの会社でしたが、これからはある程度リスクを取れるようになっていくべきだし、そうなっていくと考えています。
今までのNECでは取り組むことができなかった案件にチャレンジし、より付加価値をつけられるよう攻めの姿勢を強化したいです。

奈良:
坂井様にとってNECは非常に居心地の良い環境だとお見受けいたしました。NECという大きな組織でかなり裁量をもって自由に働くことができていると思うのですが、実態はどうでしょうか。

坂井様:
NECに転職する際に裁量はいただけると聞いてはおりましたが、想像以上に裁量をもって仕事に取り組むことができています。また、居心地の良さという面では、NECの社員は人柄の良い人が多く、ギスギスせずプロジェクトに前向きに参加してくださる方が多い印象です。

NECへの転職を希望する方へのメッセージ

奈良:
最後に、御社を志望される方へメッセージをお願いします。

坂井様:
NECの外からは見えにくいと思いますが、NECは創業120年の歴史の中で一番変わろうとしている時期にあります。だからこそ「デジタルビジネスプラットフォームユニット」というこれまでのNECにはなかった組織が立ち上がりました。「NECの大改革」と「コンサル部隊の立ち上げ」という、2つの大きな波に乗ることができるのは今しかありません。組織が出来上がってからではなく、変革に携わることができる今このタイミングで、ぜひ多くの方にNECへ入社していただきたいと思っています。

奈良:
坂井様、本日はありがとうございました。

※インタビュー内容、企業情報等はすべて取材当時のものです。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)