【PwCコンサルティング】マネージャーによるプロジェクト事例のご紹介 テクノロジーアドバイザリーサービス Vol.2

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ゲストのご経歴

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PwCコンサルティング合同会社
テクノロジーアドバイザリーサービス
Manager

辻村 惇様

[ 経歴 ]
新卒で国内大手SIerに入社し、ノンバンク向けにITインフラを中心とした要件定義、設計、構築、運用、保守を経験。
その後、2016年にPwCコンサルティング合同会社に入社。入社後、現在に至るまでテクノロジーアドバイザリーサービスにて従事。

インタビュアー

consultant photo m shintaro nara - 【PwCコンサルティング】マネージャーによるプロジェクト事例のご紹介 テクノロジーアドバイザリーサービス Vol.2

株式会社コトラ
Partner

奈良 慎太郎 

[ 経歴 ]
青山学院大学卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。製造業企業に対して複数コンサルティング業務を経験。2018年に株式会社コトラへ入社。ヘッドハンターとしてコンサルティングファームや金融機関・ファイナンス企業を担当する一方で社内新規事業立案に従事。(2019・2020・2021年コトラNo1ヘッドハンター)2022年7月よりパートナー就任。 [ 担当業界 ]
戦略コンサルティングファーム、M&Aコンサルティングファーム、ITコンサルティングファーム、ファンド投資先若手ポジション、その他外資系企業

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ITインフラエンジニアからテクノロジーコンサルタントに転身

奈良:
これまでのご経歴についてお聞かせください。

辻村様:
新卒で国内大手SIerに入社し、ノンバンク向けにITインフラを中心とした要件定義、設計、構築、運用、保守を一通り経験しました。一次請けであったため子会社メンバーを含めたチームリーダー等も経験しました。大手SIerの特徴なのか担当するクライアントも固定的であり、専門領域も細分化するため、同じ領域、同じテーマを繰り返すことが多かったです。
経験を積みながら、IT案件に至る前段のビジネス、業務、組織課題に対しても強く興味を持ち、多種多様なクライアントとテーマに触れ、多角的な視点を持ちたい気持ちが高まり、転職活動をはじめました。また、私自身、個の力を成長させることに非常にフォーカスしており、挑戦および成長できる環境があるPwCコンサルティング合同会社(以降、PwCコンサルティング)に2016年に入社しました。
入社してから現在に至るまで一貫してテクノロジーアドバイザリーサービス(TAS)に所属しており、クライアントとして9社ほどを担当しました。

PwCコンサルティングでのプロジェクト事例

奈良:
具体的なプロジェクトについて教えていただけますか。

辻村様:
自動車製造業のクライアントに対するコネクティッドサービスの品質向上に携わりました。
「Connected」「Automated/Autonomous」「Shared & Service」「Electrification」の頭文字を取った“CASE”という概念が広く浸透し始め、各社がコネクティッドカーに対してどのように取り組もうか真剣に考え、取り組んでいる時期でした。私たちは技術的な問題から発生した課題と、組織間の情報連携やプロセスからくる課題を解決するために支援をしました。

一例で申し上げますと、ソフトウェアのライフサイクルと車のライフサイクルではスパンやリリース後の運用方法やメンテナンスの頻度等が異なります。そのギャップをどのように埋めてサービスのアップデート情報や最新バージョンを配信および組み込んでいくかを検討しました。
本件で、自動車の設計部門、製造部門、調達部門、アフターサービス部門、営業部門の方たちにヒアリングを何度もさせていただき、団結して課題解決に向け取り組みました。サービス品質を向上させるべく全社および各部門で取り組む事柄や方針をご報告させていただき、クライアントの課題解決に向けた提案ができたことにやりがいを感じました。

奈良:
こちらのプロジェクトの期間や人数について教えていただけますか。
また、他の協力会社、ベンダー等もこのプロジェクトに入られていたのでしょうか。

辻村様:
期間は約9カ月間で、3名体制で取り組みました。最上流のテーマだったこともあり、PwCコンサルティングのみが本件に携わっていました。

奈良:
こちらの案件はどのように始まったのでしょうか。

辻村様:
PwCコンサルティングには自動車業界に精通したインダストリーラインのサービスチームがあり、そのチームからITに関わる部分も多分にあるということでTASに相談があったのがきっかけです。

奈良:
他のプロジェクトについてもいくつか教えていただけますか。

辻村様:
本社IT部門を分離してグループ会社を横断的にカバーするIT子会社を組成するプロジェクトに参画したこともあります。
最初は、組織分割と会社設立の論点整理から始めました。例えば、商流、会計、人事・労務、ならびにシステムの分離をどうするか等をクライアントの各管理部門の方々と一緒に子会社を立ち上げるにあたって検討させていただきました。
私は、当初はテーマ全般的に取り組んでおり、検討がある程度進んだ後にはシステムカーブアウトについて主に従事しました。
また、人事部の方々と人事・労務制度や人事システムについて検討するとともに、IT子会社に所属予定の社員に対して、理解促進、ロイヤリティやエンゲージメントの維持・向上を目的としたさまざまな施策を検討・実行を支援しました。

別件で、ITDD(デューデリジェンス)とIT PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)の業務も行ったことがあります。私は買収される企業のIT資産精査およびディールブレイクとなる要素の検出に取り組みました。契約成立後、今後どのようにシステム統合していくのかについて戦略と計画を立て、シナジー効果試算を行いました。ハイレベルでのIT PMI戦略で、実際のシステム・インテグレーションが開始される直前までご支援させていただきました。

奈良:
これらのプロジェクトに関して、他のチームとの協業やPwCアドバイザリー合同会社との関わりについて教えていただけますか。

辻村様:
P&O(人事コンサルチーム)の方々にも組織設計やエンゲージメント施策、社内広報に関するノウハウをいただきました。TASだけで閉じずに他のサービスラインとの協業は大いにあります。
また、ITDDにおいては、PwCアドバイザリー合同会社やPMI専門チーム等がビジネスDD、財務DD、税務DD、人事DD等を担当しており、プロジェクト推進にあたって連携してプロジェクトに関わります。私たちTASはITの専門性を駆使して担当部分の調査・報告を担うことが多いです。

奈良:
このような戦略の要素がある上流のプロジェクトに若手がアサインされる可能性はあるのでしょうか。

また、突然このようなプロジェクトにアサインされても対応できるのでしょうか。

辻村様:
若手がこのようなプロジェクトにアサインされる可能性は大いにあります。チャンスがあった際に積極的に手を挙げることが大切です。
キャッチアップできるかどうかについてですが、やはり最初は非常に苦労します。しかし、仕事柄、未知の領域に遭遇する場面は少なくありません。そのような際、私は基礎知識に加えて論点となり得る情報を考えたうえで、書籍やPwCコンサルティングの過去事例の資料を読み込みました。また、パートナーやマネージャーにも教えを請うことが多かったです。
なお、PwC Japanグループにはそれぞれ専門性を持つメンバーファームが独立して存在します。各方面の専門家も多数在籍していますので、質問や相談したりすることもできます。

奈良:
例えば、PMI周りをやりたいという希望があれば今後も続けていくことはできるのでしょうか。

辻村様:
そういう方は複数いらっしゃいます。ITDDやITPMIに高い関心を持って担当し、専門性を磨いてキャリアを積んでいる方もいらっしゃいます。

奈良:
逆に開発の要件定義やPMOといった案件もあるのでしょうか。

辻村様:
もちろんあります。
アプリケーションやITインフラの開発・構築案件のPMOや要件定義やサービス設計等の案件もあり、アサインされる機会は十分にあります。

私が経験した一例ですが、製造業がクライアントのプロジェクトです。
当時、クライアントのシステム環境はレガシーシステム環境が多数存在しつつ、システム間のつながりが複雑かつ不明瞭であり、サイロ化している状況でした。

一方で、クライアントとしてはフロントビジネスの立ち上げやDX推進をニーズとして強く持たれていたため、システム環境の課題解決が必要とされていました。
私たちは、システムの疎結合化およびデータの整流化に向けて、より柔軟なシステム間連携を実現し、ビジネスのアジリティ向上に貢献しようとしました。
本件では、事業の将来像をイメージするところを起点にITアーキテクチャ像に落とし込み、その導入企画、導入計画、およびサービス設計を進めました。このように、アーキテクチャを描きクライアントと共創することもTASで強く求められる1つであり、私たちTASはテクノロジーコンサル部門全体をリードする組織の1つであるとも認識しています。

求める人物像について

奈良:
どんな方に来てほしいと思われますか。

辻村様:
個人的には、自走する気概があること、クライアントに対して誠実であること、他者の意見や視点を受容できる柔軟性があること、この3つを持ち合わせる人材、もしくは身に付けたいと思われている方に来ていただきたいと思います。スキルは後からでも身に付きますので、マインドや姿勢の部分が大きいのではないかと思っていす。

奈良:
コンサルタントはどんな状況でも学ぶことが重要なため、マインドの部分が大事だということですね。

辻村様:
おっしゃる通りです。未知の領域に対峙することはやはり怖いことが多いです。しかしその反面、未知の領域に飛び込むことが面白いと思えないとコンサルタントは楽しめないと思います。キャッチアップするために必死に勉強するのは当然で、それも含めて楽しめることが一番重要だと思います。

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PwCコンサルティング合同会社
TASにご興味がある方へ

今回特集しましたPwCコンサルティング様の求人をご紹介します。
ご興味がある方は、下記ボタンよりぜひご応募ください。

■求人:
コンサルティングファームでのCIOアドバイザリーコンサルタント【東京/名古屋/大阪/福岡】

■仕事内容:
テクノロジーアドバイザリーサービスコンサルタント(TAS)については、下記7つの職務内容から構成されております。最もあてはまる職種を軸に多様なPJを経験することで複数軸を持ったコンサルタントとしてキャリアを広げていただくことができるチームとなります。
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1. デジタル・ITガバナンス・コンサルタント
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企業のテクノロジー活用を担うIT組織やDX推進組織の変革、ポテンシャルの最大化を支援。
テクノロジー戦略の立案支援にとどまらず、CIOやCDOなどの変革リーダーと共に、その後の組織変革の実現を目指します。
▼募集要件
ITやDX推進に必要な戦略立案支援やその後の組織変革の実現に向けて、CIOやCDOなどの変革リーダーを担うクライアントを導くことがミッションです。

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2. IT&データ・モダナイゼーション・コンサルタント
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企業のDXを阻害している大きな課題を解決するために、ITとデータの最新化(Modernization)によるトランスフォーメーションの計画立案とその実行を支援します。
 - ITが様々に変化するビジネスニーズに即応できるようになるための、あるべきITの全体像とは
 - データドリブン経営を実現するための、データ利活用を活性化させる総合的な解決策とは
▼募集要件
システムやデータのみならず、ITガバナンス、ビジネス・業務、組織・人材など幅広の目線で企業の変革をリードしていく人材を求めています。

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3. ニューテクノロジー・アーキテクチャ・コンサルタント
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インダストリービジネスと様々な先端テクノロジーを俯瞰・網羅した「アーキテクチャ」をデザインし、クライアントビジネスの変革を支援。
テクノロジードリブンで事業戦略策定から先端技術の実装までを一気通貫で支援することにより、クライアントビジネスの成長と俊敏性獲得に貢献します。
▼募集要件
アーキテクチャの観点からビジネス、アプリケーション、データ、テクノロジーのあるべき望ましい未来像を描きクライアントを導くことがミッションです。

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4. ビジネス・アジリティ・コンサルタント
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クライアントの新規ビジネスの実現や社会課題の解決をするための戦略・計画策定を支援。
デジタルやテクノロジーを活用したトップラインの成長および事業買収のテクノロジー観点でのアドバイスを担います。
▼募集要件
戦略、プロセス、人材・組織、テクノロジーを統合的に見直し、 成長のための将来像(Xaasビジネス等)を描き、クライアントを導くことがミッションです。

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5. クラウドアーキテクト・コンサルタント
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システム基盤に関する高度な技術・知識をベースに、クライアントのシステム基盤全体のアーキテクチャ、パブリッククラウドが提供する各種サービスに関するアドバイスの実施、導入に関する計画から実行までを支援します。
▼募集要件
クラウドシフトの効果を最大化するために、サーバー、ワークプレース、ネットワーク、セキュリティなどの垣根を超え、複雑に絡み合ったITインフラの刷新を計画から実行まで支援し、成功に導くことがミッションです。

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6. アプリケーション・モダナイゼーション・コンサルタント
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DX & Application Modernization)
企業のレガシーアプリケーションのモダナイゼーションとUX最適化を支援します。
▼募集要件
経営課題の解決を支援する最新テクノロジーの活用とUXの最適化を目的としてDX化診断、モダナイズ化構想策定、モダナイズ化実行支援を提供し、クライアントのDXを成功に導くことがミッションです。
フロントビジネスDX(EX、CX)ソリューションの推進役となり、ソリューションアーキテクチャデザイン、ビジネス推進からデリバリマネジメントまで担当いただきます。

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7. デジタルワークプレース・コンサルタント
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クライアントの新しいワークスタイルへのシフトを業務・テクノロジー両面から支援。
構想・計画策定にとどまらず、実行および定着化までを一気通貫で支援し、クライアントのワークスタイル変革およびパフォーマンスの最大化に貢献します。
▼募集要件
業務、制度、テクノロジーの観点からクライアントの新しい働き方の未来像を描き、クライアントを導くことがミッションです。

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8. xIndustryコンサルタント
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社内外の広範なステークホルダーと連携し、業界共通 / 業界横断でのIT/Digitalテーマを探索、課題の設定から解決策策定・実行支援までを実施。
一企業の課題解決にとどまらず、業界全体や業界横断での波及効果を見据えたソリューションの提供により、産業構造変化への対応とイノベーション促進に貢献します。
▼募集要件
各業界共通の課題や業界横断で解決が必要な課題に精通し、PwC内外の組織・企業と連携してソリューションの実装や課題解決施策を推進できる人材を求めています。

■必要スキル:
◆ Associate/Senior Associateは、以下のいずれかの経験が必須
・ コンサルティングファームで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・ SIerで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・ HW/SWベンダーで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・事業会社のDX、IT部門で、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験

◆ Manager以上は、以下の経験が必須
・ コンサルティングファーム、或いはSIer、或いはHW/SWベンダーでの実務経験
・ SIプロジェクト(要件定義~運用等)に、プロジェクト管理者として参画した経験
・ 大規模プロジェクトの経験
・ クライアントリレーション、ベンダー管理の経験
・ 課題解決/提案能力

◆ どのTitleでも、以下のいずれかにあてはまる方は優遇
・ グローバルプロジェクト、ITアウトソーシング提案、IT運用保守(ApplicationOutsourcing、InfraOutsourcing)のチームリーダー
・ ITインフラの構想/計画立案推進のリーダー、及び、大規模または基幹系のインフラ構築/更改プロジェクトの経験者
・ データセンター要件定義/選定/利用計画立案の経験者 (同時複数DCや国内外DCの経験があれば、更によい)
・ 企業全体の業務アプリケーション・アーキテクチャ策定支援の実務経験者 (特にクラウド)
・ 企業全体のIT戦略策定の実務経験者
・ システム開発方法論に関するコンサルティング経験者
・ ITシステム構築における構築・運用に加えて、上流工程の経験者
・ 技術だけではなく、クライアントコミュニケーションに関する経験・スキルを持つ方
・ 大卒以上、第二新卒(社会人3年目以上)、英語力(TOEIC800点以上)
・ CISA/PMP/ITIL/CBCI/CISSP いずれかの資格保有者

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 求める資質
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▼ ビジネス拡大に貢献する意識が高い方 (Manager以上に該当)
M&A(ITDD)から各種サービス(例: IT運用保守)の実行支援までの幅広いエリアをカバーし、多種多様なプロジェクトを経験することができます。
このテクノロジー分野のすそ野の広さに興味を持ち、既存メンバーと共に、ビジネスの展開に積極的に貢献する意識が高い方を歓迎します。
▼ コミュニケーション能力の高い方
相手を理解し、伝えたいことを伝える。実はとても難しく、コンサルタントに求められる重要なスキルです。
自らが話したいことを一方的に伝えるだけでなく、相手の話、身振り手振り、雰囲気をくみ取って、会話のキャッチボールができる方はコンサルタントに向いていると言えます。
また、チームワークで実施するプロジェクトが大半であるため、チームワーカーであることも重要です。
▼ 物事を、真剣に深く考えることができる方
クライアントの抱える課題は、簡単に解決できるものではなく、複雑な背景を抱えているものばかりです。
課題の背景をただしく理解し、クライアントとともに真剣に深く考え抜く力が求められます。

コトラでは業界動向や今後のキャリアについて無料キャリア相談会を開催しております。
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また、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、理想のキャリアを歩むためのアドバイスをさせていただきます。 お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)