株式会社ココペリが2021年3月期決算資料を開示 オンライン商談の広がりで黒字転換へ

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株式会社ココペリは5月14日、2021年3月期決算説明資料を公開しました。

同社はコロナ禍でも業績好調、昨年末に無事東証マザーズに上場を果たした企業です。本記事では、同社の企業概要・特徴と今回の決算の内容について解説します。

▼参考:株式会社ココペリ 2021年 3月期決算説明資料(参照 2021-05-17)

ココペリの企業概要

株式会社ココペリは地域金融機関向けに、オンラインで取引企業同士を仲介できるソフトウエアを手掛けるフィンテック企業です。2007年6月設立、2020年12月に東証マザーズに上場したばかりで、新型コロナウイルス禍の中、中小企業でオンライン商談が広がったのが追い風となり、業績好調の企業です。

ココペリの事業内容

同社は、中小企業向けの経営支援プラットフォーム「Big Advance(ビッグアドバンス)」を用いて、日本全国の地域金融機関と連携し、各金融機関の取引先の中小企業に対して、課題解決や成長支援につながるソリューションを提供しています。

ご契約いただいた法人や個人事業主は月額3300円を払えば、オンライン上で遠方の金融機関やその顧客企業と商談ができます。中小企業と大手企業の連携にも使え、新技術やサービスの創出に活用いただいています。

また、商談のほかにも、ホームページの作成支援や、法律や経営の課題を専門家に相談できます。

ココペリの特徴

当社が提供する経営支援プラットフォーム「Big Advance」は、新型コロナウイルス感染症の影響により企業のDX化の推進が加速される中、以下の点などにおいて優位性を発揮しています。

・地域を超えて全国の企業とオンラインでビジネスマッチングが可能な点
・取引金融機関とチャットでのコミュニケーションが可能な点
・社内チャットとして社内のコミュニケーションツールとして活用できる点
・全国の補助金・助成金の情報を検索できる点

2021年3月期決算のサマリー

売上⾼、利益ともに好調な成⻑を実現、売上高1,024,249千円(前年同期比147.6%増)、当期純利益は253,974千円(前年同期は△21,753千円)となり、黒字転換を果たしております。

「Big Advance」を導入する金融機関数及びその顧客である中小企業会員数を順調に増加させており、2021年3月末時点の導入金融機関数60社(1年間で2.3倍の増加)、会員企業数49,783社となりました。

今回の業績に至るまでには、新型コロナの影響で金融機関での営業活動が抑制される中、金融機関と連携しオンラインを活用した中小企業向けのセミナーや、より効率的に営業活動を行うための組織体制の構築なども行い、売上向上に努めてきたことがあります。

さらに、同社では、金融機関や中小企業会員からの機能改善要望を随時収集することや、データに基づくPDCAを行うことで、細かな改善を継続的に実施し、チャーンレートの低下に努めてきました。

今後の見通し

昨今、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として経済活動の制約が続き、先行きは不透明な状態が継続するものと思われます。そのような状況下、企業のDX推進がさらに加速するものと想定し、引き続き「Big Advance」の新規導入金融機関及びその取引先である中小企業会員数は増加するものと予想されます。

また、同社では金融機関や中小企業会員の利便性をさらに向上させるため、UI/UXの改善など「Big Advance」の機能改善に向けたさらなる開発基盤の強化を図っていく模様です。

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この記事を書いた人

KOTORA JOURNAL | 株式会社ココペリが2021年3月期決算資料を開示 オンライン商談の広がりで黒字転換へ

加賀達也

一橋大学商学部を卒業後、大手生命保険会社に入社。投資用不動産におけるリスク管理の業務に従事。その後、現職に至る。
[ 担当業界 ]
投資銀行、投資ファンド、財務アドバイザリー(FAS)、保険業界、不動産業界