システムを分析し、課題解決・改善を行う!システムアナリスト

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加速するIT化の中で、高度な技術や知識、豊富な経験を生かし、効率的なシステム利用のサポートを行う職種として、需要が高まっている「システムアナリスト」について詳しく解説します!

システムアナリストとは

システムアナリストとは、ITシステムの分析や評価を行う専門家です。既存のシステムはもちろん、新規導入するシステムの分析や評価なども担当します。 
経営戦略や事業課題、システムアーキテクチャ、業務の流れなどの状況をヒアリングした上で、情報戦略の立案、システム導入計画の策定から、システム導入後の評価・改善まで行います。

システムアナリストとITストラテジストとの違い

システムアナリストとよく混同される職業として、ITストラテジストがあります。
ITストラテジストも、システムアナリストと同じく、情報を利用して企業の経営をサポートする職種です。しかし、システムアナリストは「分析」に特化してる一方で、ITストラテジストは「戦略」に特化している、という違いがあります。
それぞれの役割と業務フローについて詳しく見ていきましょう。

システムアナリストの役割と業務フロー

システムアナリストの主な業務は、システム関連の分析や調査です。

まず、クライアントにヒアリングを行い、現状把握・課題抽出・経営目標の確認などを行います。その後、ヒアリングの内容を踏まえて、情報システムの立案や企画書の作成を行います。
その後、企画への同意を得るために、クライアントに説明する際には、プレゼンテーション能力も必要になります。また、システムの導入後には、評価・改善を行うため、論理的思考ができることも重要です。
さらに、現場を統括する役割も担っているため、システムエンジニアなど多くの社員と円滑にコミュニケーションを取りながら、一連の業務を推進していくことも求められます。
システムアナリストは、システムの分析や調査から、クライアントの課題解決や改善を行う重要なポジションです。

ITストラテジストの役割と業務フロー

ITストラテジストとの主な業務は、ITに関する経営戦略のサポートです。

企業の中で、デジタル化できる作業を見つけて、効果的な方法を提案し、改革を行っていきます。
業務改革の際は、まず戦略を立案し、大まかなスケジュールを立てた上で、エンジニアに指示を出し、システムの構築と運用を行います。

ITストラテジストになるとまず戦略を立てて、スケジュールの大枠を決めていきます。
そしてエンジニアに指示を出し、新しいシステムの構築と運用をおこなっていきます。
業務遂行にあたっては、経営層から現場社員まで幅広いポジションの人たちと、円滑にコミュニケーションを取る必要があります。
また、常に新しい情報を取り入れ、業務に生かしていくことも求められます。
このように、ITストラテジストは専門知識を生かし、ITを活用することで、企業の様々なビジョン実現や社内改革のサポートを行う、重要な役割を担っています。

システムアナリストの仕事内容

システムアナリストは、企業のシステム開発のリーダーとして幅広い業務を担当しますが、その主な仕事内容は、次のとおりです。

企業の現状や課題を明確にする

クライアントにヒアリングを行い、情報システムの現状や要求を把握し、効率化や利益拡大を実現する上での、課題や改善すべき点を洗い出します。
その後、検討・調査すべき項目について設計を行った上で、業務観察や調査を行うことで、ネットワークやデータベースなどの情報基盤、システムの利用状況などについて詳細に把握します。

効率的なシステムを提案

ヒアリングで、現状・課題・ニーズを把握したあとは、既存の情報システムの分析と評価を行い、課題を抽出します。そしてその課題に対して、システム設計や導入計画などの解決策を立案し、プレゼンテーションを行います。
導入するシステムの種類や業務フローの方向性、経営戦略にシステムを活かす方法などを提案することで、クライアントの経営拡大をコンサルティングする役割も担っています。

プロジェクトを管理・統括する

システムアナリストにはプロジェクトを管理したり、社内のシステムエンジニアを統括する役割もあります。現場を統括していくためには、情報システム関連の知識のみならず実務経験が必要となります。またシステム開発での最上流工程を担当するので、各部署の責任者と協働するために、コミュニケーションスキルや、ロジカルシンキングのスキルも重要です。

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システムアナリストに求められるスキル

専門的な業務を担当するシステムアナリストには、多様なスキルが求められます。
ここでは、必要とされる主なスキルを紹介していきます!

情報システム関連の知識・経験

企業の業務フローやシステム利用状況を把握したうえで、分析や評価などの業務を担当するには、情報システム関連の実務経験や、高度で幅広い知識やスキルを持っていることが非常に重要です。システムアナリストになる以前に、要件定義や企画などの上流工程を担当するシステムエンジニア(SE)として、数多くのプロジェクトを経験することによって深い知見を身に付けておく必要があります。さらに、プロジェクトマネージャーなど管理職の経験もあれば、経営層の視点も身に付き、経営層とスムーズにコミュニケーションを取れるなど、有利に働くでしょう。

情報戦略立案・計画策定スキル

システムアナリストには、経営層のニーズを踏まえた情報戦略を立案し、さらにそれに基づいたシステム開発の計画を策定する必要があります。このため、システム導入や開発といった専門知識だけでなく、経営的な視点から課題を抽出したり、企業の経営戦略や業務の流れを詳細に把握した上で、情報システムでどのように解決・支援できるのか考えられるスキルが求められます。さらに予算の調整など、事業部と協働するためにも、専門知識に加えて、経営に関する知識が必要とされます。

プレゼンテーションスキル

企画や計画が採用されるためには、クライアントに正確に、効果的に伝えることが重要です。そのため、専門的な内容でもクライアントが理解し、納得してもらいやすいように、プロジェクト体制やシステム概要、業務フロー、計画などを図やグラフなども利用し、分かりやすくドキュメントにまとめ、説明する能力も求められます。

論理的思考力

論理的思考力も、システムアナリストにとって、欠かすことのできないスキルです。クライアントからのヒアリングを通して抽出した課題や問題点から、適切な解決策を立案するには、問題点の原因を探ったり、システム導入前後に起こりうるトラブルを考察したりする、論理的思考力が必要です。
システムアナリストは業務の特性上、コンサルティングや問題解決が必要となる場面が多いので、ロジカルシンキングは必要不可欠なスキルと言えます。

システムアナリストが取得しておくと有利な資格

システムアナリストになるために、必ず取得しておかなければいけない資格はありません。しかし実績や実力を説明するためにも取得しておくと有利な資格としてITストラテジスト試験がありますので、紹介します!

ITストラテジスト試験は、情報処理技術者試験のレベルとして、最上位にあたるレベル4に分類され、IT技術の知識だけでなく、それを使った経営戦略を考えるスキルも必要な試験となっています。

ITにまつわる知識はもちろん経営戦略分野についての出題もあります。合格率は例年、15%程で非常に難易度の高い試験です。実務経験が豊富な人の場合は、過去問を解くなど1ヶ月ほど独学で合格する場合もあります。費用はかかりますが、通信講座などを利用して効率的に勉強することも可能です。

試験の難易度は高く、簡単に取得できる資格ではありませんが、情報処理の国家試験の最上位とも言われる「ITストラテジスト」資格の取得は、転職など、システムアナリストとしてのキャリアアップにも非常に有利に働くことでしょう。

システムアナリストの就職先

システムアナリストの主な就職先は、大手システム開発会社やITコンサルティング会社などSI関連の会社です。

ITコンサルティング会社に就職した場合は、情報システムやITソリューションの導入によって、経営課題の解決を任されることになるでしょう。ITコンサルティング会社は外資系企業も多いので、語学力を身に着けておくと、有利に働いたり、役に立つこともあります。

また、金融業界や製造業などの事業会社でも、情報システム部門などで、システムアナリストのキャリア採用をしているケースもあります。

システムアナリストのキャリアパス

システムアナリストは、システム開発会社をはじめとして、コンサルティング関連会社、金融機関、製造業といった幅広い選択肢の中から、自分に合った企業に就職できるチャンスがあります。さらに、入社後も、配属された部署によってさまざまな経験を積むことができます。システムアナリストとして、他の業種も経験してみたいということで、他業種の企業に転職される方もいます。

システムアナリストのキャリアパスとして、就職した企業で出世したり、豊富な実務経験を生かして、転職によるキャリアチェンジをしたり、フリーランスとして活躍する道もあります。独立してフリーランスとして活躍するには、また新たなスキルも求められますが、その分、高い収入を得るチャンスがあったり、自由度が高いなどのメリットもあります。

今後もIT業界のニーズは、さらに高まっていくと予想されるので、経験豊富で多様なスキルを持ち併せたシステムアナリストであれば、フリーランスとして成功することができるでしょう。

まとめ

現代社会はすでに、IT化とは言っても切れない関係になっており、多くの企業が日々、様々な情報システムを導入しています。効果的なシステムを導入し、そのシステムを最大限経営に活かすためには、システムアナリストの存在が必要不可欠です。

このような中で、高度な知識や技術、豊富な経験を持つシステムアナリストはまだまだ少ないのが現状です。今後IT化が更に加速していく中で、システムアナリストの需要はますます増加していくものと思われるので、システムアナリストは非常に将来性の高い職業と言えます。現在SEとして活躍中の方々にも、経験を積んでさらなるキャリアアップとして、システムアナリストを目指してみる価値は、大いにあるといえるでしょう。

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この記事を書いた人

KOTORA JOURNAL | システムを分析し、課題解決・改善を行う!システムアナリスト

吉田宗平

[ 経歴 ]
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、外資系IT企業に入社。SEとして貿易システムプロジェクト等に従事した後、コトラに入社。

[ 担当業界 ]
IT業界、コンサルティングファーム等