転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説

転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説
heart - 転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説loading - 転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説お気に入りに追加

近年、従来の雇用制度に捉われない働き方を意識するビジネスパーソンの増加に伴い、“転職”を意識する人も増えてきています。初めての転職活動で何から手を付ければいいか不安な方におすすめしたいのが転職エージェントの利用です。

転職エージェントは求人を出す企業と転職をしたい個人とで、双方にメリットのある最適なマッチングさせる役割を持っており、転職希望者は利用料無料で以下を始めとした幅広いサポートを受けられます。

転職エージェントから受けることができるサービス例

・自分の希望に合った求人を紹介してもらえる
・選考に直結するアドバイスを行ってくれる
・企業との連絡を代行してくれる
・企業体制や組織の雰囲気といった生の情報を教えてくれる

この記事では、転職エージェントを利用するメリットやデメリットや、転職エージェントの利用をおすすめできる人などについてお伝えします。

1 - 転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説

転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントは不安を感じやすい転職活動のサポートを全面的に行ってくれますので、上手く活用することで次のようなメリットを受けられます。

非公開求人に応募できる

転職エージェントは自分の希望に合った求人を紹介してくれますが、通常の転職サイトでも応募できる公開求人のほか、転職エージェント経由でなければ応募できない“非公開求人”も紹介してもらえます。

非公開求人とは、より優秀な人材を採用したいと考える企業が用いる採用手法の一つのことで、応募を転職エージェントの求人紹介経由に絞り、ピンポイントで少数枠を採用するのに用いられることがあります。
そのため、転職サイトなどで誰でも応募できる求人に比べ、待遇が良かったり役職付きであったりと、好条件のものが多いという特徴があります。

ファンド投資先の経営幹部求人や

転職エージェントの利用により、このような非公開求人に応募できるようになるといったメリットがあります。

選考の通過率が上がりやすい

転職エージェントは求人紹介をしてくれるだけではありません。
履歴書や職務経歴書といった応募書類の添削や、応募先企業に合わせた模擬面接といったサポートも無料で行ってくれますので、選考通過率が上がりやすいといったメリットもあります。

転職で最初に躓くのが“書類選考の通過”です。
マイナビ転職の調査によると、書類選考の通過率は30〜50%となりますので、10社応募してもその半分以上は見送りになってしまうと考えられます。

このように多くの人が苦戦する書類選考の対策を、転職支援のプロ目線から添削してもらうことで、書類選考通過率が大幅に上がります。
合わせて応募求人に合った面接対策を受けることで、結果として選考全体の通過率が上がり、希望の転職が叶いやすくなります。

転職活動を効率的に進めることができる

現職のある方であれば、転職活動の時間が中々割けないというケースもあります。
自分一人で転職活動をする場合特に時間が取られる“面接日時の調整”は、転職エージェントが代行してくれますので、効率的に転職活動が進められるというメリットがあります。

企業と直接やりとりをしなくて済みますので、ストレスフリーになる他、企業への返信漏れで見送りになってしまうリスクを無くせるのもメリットです。

最新の企業情報を教えてもらえる

ネットの口コミサイトや求人票では知ることのできない、最新の企業情報を教えてもらえますので、本当の意味で転職を成功させられるのも転職エージェントのメリットです。

転職エージェントは企業の人事担当者と日頃からコミュニケーションを取っており、「各企業の魅力的な部分」や「どういった人が活躍するか」といった情報を蓄積しています。
これらの情報をしっかりとインプットして企業研究することで、選考において大きなアピールができます。

また、企業のことをよく知らないまま転職すると入社後にギャップを感じ、最悪の場合短期離職に繋がってしまいますので、転職後の自分のためにも、正しい企業研究が行える転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを利用するデメリット

転職エージェントは良くも悪くも“多くの転職決定サポートを行うこと”が仕事のため、以下のようなデメリットがあることも理解し、上手く活用していく必要があります。

選考のスピードがやや遅くなる

転職エージェントを利用して転職活動を行うと、常に自分と企業の間に転職エージェントが介在しますので、自分一人で転職活動を行う時と比較して選考のスピードが遅くなります。
「どうしてもすぐに転職したい」、「連絡が遅いと不安に感じる」という人にはデメリットに感じるかもしれません。

チャレンジングな応募は難しい

転職エージェントはその仕事柄、内定が期待できる求人を紹介する傾向にあります。

また、非公開求人は経験者募集がほとんどですので、未経験職種へのキャリアチェンジや、現職よりも高いスキルが求められる求人といった、チャレンジングな応募は難しいのが現実です。

もちろん担当者に「チャレンジングな求人を紹介してほしい」と伝えることは可能ですが、自由に応募できる転職サイトと比較すると、応募先は限られてしまいます。

転職を強いられる可能性がある

転職エージェント側から見ると、早く転職を成功させることが企業としての利益に繋がりますので、転職に踏み切れない転職希望者を急かすような動きをしてくるケースもあります。
悪意があって急かしている訳ではありませんので、自分の今後のキャリアプランを見据え、正しい判断ができるように心がけておく必要があります。

サポートの質はエージェントによって異なる

転職支援実績が豊富な転職エージェントでも、担当者ごとにサポートの濃淡が生じてしまいます。
業界知識の深い担当者であれば、より詳細な情報をアドバイスしてもらえますが、逆に業界知見の浅い担当者だと、汎用的なアドバイスしかされないこともあります。
他にも、スタンスや連絡頻度など担当者によってサポートの質は変わりますので、どうしても自分とは合わないと感じたら、担当変更を伝えることでこうしたデメリットは解消されます。

転職エージェントの規模ごとのメリット・デメリット

転職エージェントは国内に数多く存在していますが、規模によってそれぞれメリットとデメリットが異なります。

大手総合型転職エージェントの場合

大手総合型の転職エージェントは会員数が数百万単位になりますので、メリットになるのは「保有求人数が多い」ことや、「転職支援のノウハウが多数ある」ことになります。
応募したい求人のイメージができたとしても、転職エージェントが該当する求人を保有していなければ紹介すらできませんので、保有求人数が多いことはそれだけ転職の可能性が増えることに繋がります。

一方、求人数が多いことで、担当者が一件一件の求人に対する理解度が乏しくなりやすいといったデメリットもあります。
求人票に記載されている内容以上の情報が分からない場合もありますので、担当者の能力はしっかりと見定める必要があるでしょう。

中堅特化型転職エージェントの場合

中堅の転職エージェントの場合、ハイクラス層や職種特化型として運営されているケースが多く、自分の転職したいニーズと合致していれば、大手総合型よりも遥かに質の高いアドバイスやサポートが期待できるメリットがあります。
同時に、大手総合型にはないピンポイントの求人を保有していることもありますので、状況によっては中堅特化型転職エージェントの方がおすすめです。

しかし、保有している求人数で比較すると、どうしても大手総合型よりも劣ってしまいますので、具体的な希望条件が決まっていない場合はやや使いづらく感じるかもしれません。

小規模・個人運営の転職エージェントの場合

小規模以下の転職エージェントの場合、サポートの質が高くなりやすいのがメリットです。
保有している求人数が少ない分、一社一社とのパイプが強く、内定確率が高まる傾向にあります。
また、中堅特化型よりも更にピンポイントの業界・職種知見に専門性があるため、特定の企業に行きたいと考えている人におすすめです。

デメリットとして、中堅特化型よりも保有している求人数が更に減りますので、自分の希望する企業の求人が全く無いケースが増えてしまいます。

転職エージェントの利用がおすすめな人

転職手段には、転職エージェントの他に転職サイトやハローワーク、企業ホームページからの直接応募など様々あります。
中でも、転職エージェントの利用が特におすすめできるのは次のような人です。

初めて転職活動を始めようとしている人

初めての転職活動では分からないことが沢山出てきます。
自己分析や応募書類の作成、自分の希望に合った求人探しなど、自分一人では苦戦してしまうことも全て転職エージェントがサポートしてくれます。
また、キャリアカウンセリングを通じて、自身のキャリアを見直すきっかけにもなりますので、本当に自分がやりたい仕事を見つけやすくなります。

少しでも転職成功率を高めたい人

転職エージェントでは応募書類の添削や模擬面接といったサポートだけでなく、場合によっては面接のフィードバックを伝えてくれますので、転職成功率が高まります。
転職活動が初めてという人はもちろんですが、1回目の転職を自分一人で行って苦戦したという人にもおすすめです。

働きながら転職活動を進めたい人

面接日時調整やリスケジュールの依頼、入社時期の相談から年収交渉まで全て転職エージェントが代行してくれますので、働きながら転職活動をする人には特におすすめです。
調整作業の負担が減り、その分選考対策に時間を割けますので、時間の少ない現職中の人でも効率的な転職活動が実現できます。

まとめ

転職エージェントの利用は多くのメリットがありますので、上手に活用することで希望のキャリアアップが狙いやすくなります。

特に初めての転職を検討している方におすすめの転職手法になりますので、しっかりとメリットデメリットを比較しながら、利用する転職エージェントを探してみてください。

ハイクラス人材の転職ならコトラ

ハイクラス人材の転職ならコトラにお任せください。

コトラは転職支援を行うコンサルタント自身が、各業界出身者であることが特徴です。メガバンク・大手証券・コンサルティングファーム・ベンチャーキャピタリスト・公務員・人事など、各業界出身者が在籍しております。

▼コトラのコンサルタント一覧はこちら

そのためあなたの志向・経歴を深く理解したうえで、適切な求人を紹介することができます。人材紹介会社を枠を超え「業界の一員」として、キャリアアドバイスをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

1 - 転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説

この記事を書いた人

KOTORA JOURNAL | 転職エージェントとは?利用するメリットと規模別の特徴を解説

コトラ(広報チーム)