IT業務に役立つ資格を丸ごとご紹介!
~その5:ベンダー系資格(ERP/CRM/BIツール等)~

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今回は、ベンダー系資格(ERP/CRM/BIツール等)をご紹介いたします。

ベンダー資格は、製品を製造・リリースしているメーカー各自が実施している資格のことです。
ベンダー資格を有していることで、該当する製品(ソフトウェア等)に精通したエンジニアであることを証明することができます。

中でも今回ご紹介するベンダー資格のもととなっている製品は、ある特定の目的に基づいて開発されているため、メーカーの目的や意図を理解して扱うことが求められます。
資格を取得することは、単に含有する知識やノウハウを有していることの証明になるだけでなく、こうした製品個々の理解の深化にも繋がるため、さらなるスキルアップが見込めます。

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ERP関連資格 

ERPは、企業の持つ資源(ヒト・モノ・カネ・情報等)を一元的に管理し有効活用するという考え方です。
ERPに則った資源管理を行うことで、効率的な生産管理が可能となり、企業の競争力を飛躍させることができます。

SAP 認定試験

ドイツの大手ソフトウェア企業SAP社が認定するベンダー資格です。
SAPシステムの開発、保守及び運用等に携わる上で、必要不可欠な知識やノウハウを有していることが認定されます。

SAPのERPパッケージは世界で屈指のシェアを誇っており、その影響力は「ERPといえばSAP」と称されるほどです。
日本の企業にも多く導入されている上、今後ますます生産性の向上が企業経営におけるトレンドになってくることを考えると、その伸びしろははかり知れません。

尚、当該サービスのベンダー試験である本認定資格については、求人サイトでも「SAP人材」なる言葉が散見される等、転職市場でもかなり強い需要があります。

試験概要

SAP認定資格は実に140種類超にのぼり、凄まじい数のラインアップを誇ります。そのため、ご自身がイメージするキャリアパスに則って、適切に受験すべき資格を選択することが必要不可欠となります。

SAP認定試験には大枠として「Application」「Technology」「Development」の三種類があります。
会計やサプライチェーン等の最適化を図りたい方はApplication、プログラマーの方はTechnology、インフラエンジニアの方はDevelopmentのように、職務やSAPとの関わり方に応じて認定試験を選ぶといいと思います。

試験ではSAPシステム特有の製品機能や仕組みを中心に問われるため、SAPを日常的に使いこなしている人でないとかなりハードルが高いです。
逆に言えば、内容がSAP製品自体に直結するため、試験勉強を経ることで段階的にSAP特有のノウハウや知見を得ることができるでしょう。

転職での注目度★★★★☆
合格率非公表
勉強時間(目安)レベルによる
更新の有無あり(※)
公式サイトSAP Certification | SAP Learning
※ソフトウェアがアップデートされるたびに資格もアップデートする必要がある

CRM関連資格

CRMは、顧客情報(顧客の属性、接触履歴等)の管理を行うことで、顧客に応じて最適な手段でアプローチを行うという考え方です。
CRMに則ったシステムを導入することで、顧客満足度の向上や取引関係の継続に繋げることができます。

Salesforce

CRMソリューション提供企業として世界トップクラスの知名度と実績を誇るSalesforce社の認定試験です。

まずSalesforce社は、CRM部門で世界シェア1位、ソフトウェア企業全体で世界4位を誇る等、名実ともに世界のCRM部門をけん引する企業です。
SalesforceのCRMサービスの強みは、何と言っても多機能でカスタマイズ性が高いことが挙げられます。
反面、機能が多すぎて十分に生かせないという声も多く、企業の中にはSalesforceに精通する専任の担当者をもうける場合もあります。

試験概要

Salesforce 認定資格は基本資格と上位資格で構成されています。
上位資格を受験するためには下位の基本資格を取得する必要があります。
最初から上位資格を狙いに行けないものの、段階的に知見を組立てられるという意味では大きなメリットと言えるでしょう。

資格試験は、対象者によっても細かく区分されています。
「管理者/CRMコンサルタント」「アプリケーション構築者」「開発者」「アーキテクト」「CRM ANALYTICS(アナリスト)」「SALES PROFESSIONAL(営業職)」「MARKETING CLOUD(マーケティング)」です。
具体的な資格のラインナップを参照したい方は、ぜひ公式HPをご参照ください。

転職での注目度★★★★☆
合格率試験による
勉強時間(目安)試験による
後進の有無あり(年一回)
公式サイトSalesforce 認定資格 – Salesforce

Microsoft Certified: Dynamics 365 Fundamentals (CRM)

Microsoft社が開発した業務用アプリケーション「Microsoft Dynamics」に関するベンダー資格です。

Microsoft Dynamicsは、CRMとERPの両面からビジネスの生産性とパフォーマンスの向上を促進させます。Microsoft Dynamicsの特徴は、Microsoft社が有する数々のアプリケーションやサービスと連携することができる点です。
SharePoint、Office 365、Azure、Outlook等は世界中の企業が利活用しているため、今後もますます同製品のCRM(ERP)ツールの引き合いは強くなると考えられます。

資格概要

Microsoft Dynamics はCRMとERPの両方を兼ね備えていることは前述しましたが、認定試験においては「CRM」と「ERP」に分かれています。

Dynamics 365 Fundamentals(CRM)試験では、Microsoft Dynamics のCRM機能における知識・ノウハウはもちろんのこと、事業運営や顧客エンゲージメントといったCRM自体の理解度も問われます。試験に合格すると、FUNDAMENTALS 認定資格が交付されます。

転職での注目度★★★☆☆
合格率非公表
勉強時間(目安)10時間
更新の有無なし
公式サイトMicrosoft Certified: Dynamics 365 Fundamentals (CRM) – Certifications | Microsoft Learn

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BIツール関連資格

BIは「Business Intelligence」の略。BIツールは、企業が収集した玉石混合の情報群から必要なデータを収集し視覚化させることで、ビジネス的な知見を得ようとするツールのことです。

近年ではビッグデータの利活用に多くの企業が取り組んでおり、データを基にして迅速な意思決定が求められています。
その影響としてBIツールを導入する企業もやはり増加しており、BIツールを使いこなせる人材の調達が急務となっています。

Tableau

米企業のTableau Softwareが開発したBIツール「Tableau」に関するベンダー資格です。

Tableauはグローバルでシェアを拡大する有力なBIツールで、日本でも2014年に「Tableau Japan株式会社」が上陸して以降は年々存在感が増しています。
親会社であるTableau Software社自体は2019年にSalesforceに買収されたものの、今でもNPO法人から世界を代表するグローバル企業まで多くの団体に求められています。

Tableauの魅力は「使いやすさ」にあります。
BIツールには一般的に「使うのが難しい」という共通認識がありますが、Tableauは感覚的に使えるため扱いやすく、さらにはプログラミングの知識が無くても十分使えるという汎用性の高さが人気の要因となっています。
他には、様々なツールと連携可能な点も忘れてはいけない強みの一つです。

試験概要

Tableau資格試験には、全部で5つのラインナップがあります。

【Associateレベル】
Tableau Desktop Specialist    :基本的なスキルと製品知識を認定する

【Professionalレベル】
Tableau Certified Data Analyst  :データアナリスト向け
Tableau Server Certified Associate:システム管理者向け
※パートナー向け資格
Tableau Consultant        :コンサルタント向け
Tableau Architect         :アーキテクト向け

Associateレベルは「Tableau Desktop の基本的なスキルと知識があり、3 か月以上の使用経験がある方」、Professionalレベルは「Tableau Server の機能を幅広く理解しており、実際に製品を使用した経験が 4 ~ 6 か月ある方」が対象となっています。

転職での注目度★★★★☆
合格率
勉強時間(目安)150時間前後(Professionalレベル)
更新の有無あり(2年)
公式サイト認定資格 (tableau.com)

その他

ServiceNow

主にクラウドサービスを提供しているServiceNow社のベンダー資格です。
同社は急成長しているグローバル企業で、2018年にはFortune誌が発表する「今後成長する米国企業」で1位に選出されるなど、市場内外から注目を浴びている企業です。

ServiceNowの特徴は、PaaS(開発環境の提供)とSaaS(アプリケーションの提供)の両方を単一のプラットフォームで実現している点です。
情報が集約されるため、全社横断的に業務プロセスを効率化することができます。

日本国内でも既に多くの企業がServiceNowの導入を果たしており、製造業、小売・流通業、金融業、情報・通信業など、業界を問わずさまざまな導入事例があります。

試験概要

ServiceNowの認定プログラムには、「Accreditation」「メインライン資格」「マイクロ資格」「エキスパートプログラム」の4種類があります。
ここでは「メインライン資格」「マイクロ資格」についてご紹介いたします。

【メインライン資格】
ServiceNowに関する技術的な知識やスキルを認定する資格試験です。
レベル別に3段階に分けられているため、ご各自のスキルレベルに応じた受験が可能です。

①Administrator:入門レベル。
②Implementer :ServiceNowアプリケーションを構成、実装及び保守を行う際に必要な知識とスキルを認定する。ServiceNowには20前後ものプロダクトが存在しており、プロダクト個々に試験が用意されている
Developer  :開発者向けの認定資格。

【マイクロ資格】
ServiceNowの専門製品に関する技術的なスキルの熟練度を認定する資格試験。
メインライン資格よりもより専門的かつ実務的な内容を扱っており、取得することで当該分野に深く精通していることを証明することができる。

※製品パッケージに基づいて「メインライン資格」「マイクロ資格」両方を組み合わせたスイート資格というものもあります。
それぞれ必要な認定を全て取得することで認定される資格となっています。詳細は公式HPよりご参照ください。

転職での注目度★★★★★
合格率非公表
勉強時間(目安)試験による
更新の有無あり(※)
公式サイトServiceNow認定資格 – Credentialing Program Guide – Overview
※新バージョンに移行時は更新が必要。旧バージョンの資格保有者は無償の更新試験 (Delta 試験) に合格することで資格が新バージョンにアップグレードされる

インフォマティカ IT 認定

エンタープライズクラウドデータ管理をリードするInformatica社が認定するベンダー資格です。

同社の主力製品であるInformaticaは、企業内に分散している情報を集約し、より高速かつ高度な意思決定を支援するデータ統合ソリューションです。
「各種システムのデータ連携」「統合マスターデータ管理」「セルフデータ抽出・加工」等のデータ統合に特化した機能をそろえており、今や100カ国以上5,000超の企業に活用されています。

試験概要

Informaticaの認定プログラムは6分野用意されています。
「PowerCenter データ統合認定」「Data Quality認定」「マスターデータ管理認定」「Informatica Data Engineering Quality」「Axon Data Governance認定」「クラウド(iPaaS)認定」です。
それぞれInformaticaの有する機能ごとに特化した認定試験となっています。

また、分野内でも幾つか試験が分かれている場合があります。
レベル別に分かれているものもあれば、分野内でさらに扱う内容が細分化されている場合もあります。
ご自身のご志向に則った分野を選びつつ、その中でもどの試験に挑戦するべきか内容を見ていく必要があります。

合格率の情報はありませんが、公式HPによると試験の難易度は高いとのことです。

転職での注目度★★★★☆
合格率情報なし
勉強時間(目安)試験による
更新の有無
公式サイトIT: インフォマティカ テクノジー認定 | Informatica Japan

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コンサルタント紹介

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コンサルタント 吉田 宗平
[ 経歴 ]
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、外資系IT企業に入社。
SEとして貿易システムプロジェクト等に従事した後、コトラに入社。
[ 担当業界 ]
IT業界、コンサルティングファーム等

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エグゼクティブコンサルタント 林 正人
[ 経歴 ]
立教大学社会学部を卒業後、アフラックに入社。社内SEとして、代理店向けシステム、基幹システム(チャネル管理、手数料、経理、共同GW、保険金領域)、社内システム刷新プロジェクト等幅広く開発、管理に従事し、現職に転職。
[ 担当業界 ]
IT業界、金融機関

この記事を書いた人

吉田宗平

[ 経歴 ]
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、外資系IT企業に入社。SEとして貿易システムプロジェクト等に従事した後、コトラに入社。

[ 担当業界 ]
IT業界、コンサルティングファーム等