品質管理・品質保証経験者にオススメの転職先とは?転職を考えるタイミングも解説

今回の記事では、現在品質管理・品質保証業務に従事している方に向けて、品質管理・品質保証からのキャリアパスや事例などについて解説します。

本記事のポイント

・品質管理・品質保証からの転職理由

・品質管理・品質保証からの転職先

・転職活動を考えるタイミング

ぜひこの記事を読んでいただき、転職活動の参考にしてみてください!

品質管理・品質保証経験者の
キャリアを相談してみる

品質管理・品質保証経験者の主な転職理由

弊社では、品質管理・品質保証経験者の転職支援やヒアリングを通じて、以下のような理由から転職に関心を持っていると理解しています。

主な転職理由

・社内外からのプレッシャーが大きすぎる。

・達成感を得られる機会が少ない。

・汎用的なスキルが身につかない。

品質管理・品質保証は常にプレッシャーのかかるポジションです。

お客様にとって欠陥の無い商品が届くのは当たり前ですし、もし商品に欠陥があれば即クレームに繋がります。クレームとなった際には、直接工場に足を運ぶなどして顧客折衝をしなくてはなりません。

さらに調整は社外だけでなく、社内でも行わなければなりません。生産管理部門や設備部門など社内のあらゆる部門間で調整を行い、決められた予算や納期を守りつつ、一定の品質が保てるように生産ラインをコントロールすることが求められます。社内外からのプレッシャーから逃れるため転職の相談に来る方を多く見てきました。

また、品質管理・品質保証はメーカーにとって大事な部分ではありますが、新製品の開発や売上などの目に見えた成果が上げづらいポジションです。そのため、達成感を得られる機会が少ないためモチベーションを保ちづらく、転職を考えるきっかけとなるようです。

他社の品質管理・品質保証ポジションへの転職について

品質管理・品質保証は社内風土・社内政治と深く関わるため、他社から品質管理・品質保証として転職すると快く受け入れらない可能性があります。

また、待遇面でも他社の品質管理・品質保証への転職はあまりおすすめできません。自動車メーカーから他の自動車メーカへの転職などスキル・経験がぴったり合致している場合を除くと、他社に転職したとしても給料は今と変わらないか、少し下がる可能性さえあります。

メーカーの他ポジションへの応募も難しい

品質管理・品質保証は、メーカーの中でも独特な立場にあります。なぜかというと付加価値を生み出しづらいポジションだからです。

技術職や開発者であれば新しい製品などを作ることなど、付加価値を生み出すことが求められます。しかし、品質管理・品質保証は商品の品質を保つことが求められるポジションなので、新しいものを作ろうというマインドではなく、いかに不良品を出さないかという保守的な考えになります。

品質管理・品質保証は幅広い業務知識が求められることから、技術職から異動してきた方も多くいるポジションです。しかし、一度品質管理・品質保証を経験してしまうと「新しいものを生み出そう!」というマインドから「いかに一定の品質を保ち続けるか」という保守的なマインドに変わってしまうため、もとの技術職に転職する事例はあまりありません。

品質管理・品質保証からオススメの転職先

では、品質管理・品質保証経験者はどのようなポジションに応募すべきなのでしょうか。今回は品質管理・品質保証経験者にオススメのポジションを2つ紹介します。

リスクマネジメントコンサルタント

1つ目は、リスクマネジメントコンサルタントです。

リスクマネジメントコンサルタントの業務は、事業継続計画(BCP)と呼ばれる災害や事故、重大障害時でも、企業活動が円滑に行われるような施策の策定や、個人情報の流出や不正会計・データ改ざんのリスクに対しての管理体制の構築、コンプライアンス対応の支援などが挙げられます。

その業務内容と品質管理・品質保証出身者のマインドがあっていることからオススメの転職先です。

企業群としては、リスク管理を専門で行っているコンサルティングファームや、監査法人のリスクコンサルティングサービスを提供しているアドバイザリー部門などが挙げられます。

キャリアチェンジと待遇アップを考えるなら「製造業コンサルタント」がオススメ

キャリアチェンジを考えつつ、現職からの待遇アップを狙うのであれば「製造業コンサルタント」への転職をオススメします。

製造業コンサルタントがオススメな理由

1.メーカーでの業務経験を活かすことができる

2.年収面の充実

3.経営側の視点を身につけることができる

4.コンサル経験後のキャリアパスが広がる

企業が抱える問題・課題を解決するのがコンサル企業のお仕事です。製造業向けのコンサルプロジェクトだと、下記のような事例が挙げられます。

製造業向けコンサルプロジェクトの事例

・モノづくりの開発リードタイムの短期化

・品質検査工程のデジタル化(DX推進)

メーカーに勤めている人は実際のモノづくりを行う「職人」だとするならば、製造業コンサルタントは「職人がよりものづくりに集中できる環境を整えることがミッションだと言えます。

品質管理・品質保証経験者はコンサルタントと業務の相性が良く、企業から重宝される傾向にあります。実際に私が転職支援をさせていただいた例でも、品質管理・品質保証経験者はコンサルティングファームへの転職成功率が高いです。

社内の部署全てと関わりがあり、製品を作るということの全体感を持っているからです。また品質管理・品質保証の業務の中で専門性を高められているので業界の専門性も活かす事ができます。

▼製造業コンサルタントについては下記の記事で詳細に解説しています

メーカーでの業務経験を活かすことができる

多くの製造業コンサルファームは、現場を知っているメーカー出身を求める傾向にあります。

コンサルタントの中には絵に書いた餅のような、現場を全く理解していない資料を渡すだけで、なんの解決にもならない提案をするだけの方もいます。そのようなことをなくすため、クライアントであるメーカーは、同じくメーカー出身者で構成された製造業コンサルにプロジェクトを依頼するのです。

例えば、中小の製造業コンサルファームに、誰もが知っている超一流メーカーからコンサルティングの依頼がくるということも少なくありません。現場の流れを理解し、課題について肌感を持って認識している方にお願いしたほうが、効果的な打ち手につながることが多いのです。

特に品質管理・品質保証経験者は自社のほぼすべての部署と関わりを持っていることから、生産における一連の業務の流れを理解しており、製造業コンサルタントとして転職したあとでも活躍している方が多いです。

そういった意味で、製造業コンサルタントはキャリアチェンジでありながら、前職の経験を活かすことができる唯一の職業といっても過言ではありません。

年収面の充実

製造業向けに限らず、コンサルティング業界は給与が非常に高いです。コンサル未経験者であっても、メーカーからコンサルに転職することで待遇が下がるどころか、むしろ上がる可能性も十分にあります。

「企業四季報 業界地図 2019年度版」によると、コンサルティング業界の平均年収はなんと1316万円。メーカーの中でもトヨタ自動車の平均年収が約800万円であることを考えると、コンサルティング業界の高給さがよく分かるでしょう。

中小の製造業コンサルファームであっても、日本を代表する超一流メーカー並みの給与水準です。そのため、給与面は一つの魅力だと言えそうです。

経営側の視点を身につけることができる

メーカーからコンサルに転職するということは、オペレーション側から企画サイドに移るということです。

一現場社員ではなく、会社の意思決定を行う方々と仕事をこなすことで、経営幹部が何を考えながら仕事をしているのかを肌で感じることができます。

コンサル経験後のキャリアパスが広がる

コンサルタント経験者は「ポストコンサル」と呼ばれています。「ポストコンサル」は、20〜30代の若いうちから経営者視点で問題を解決してきた「問題解決能力」、組織を巻き込む「リーダーシップ」を買われ、業界内外のハイクラスポジションに転職することができます。

メーカーに戻る場合も、経営企画・開発部長等の上流工程のポジションで転職することができます。

コンサルティングファームでしっかりと成果をだすことができれば、一気に市場価値を高めることができキャリアの幅に広がりが出るのです。

転職をするならいつまでに?

品質管理・品質保証に限らずですが、年齢を重ねてしまうと転職の難易度は上がってしまいます。もし、キャリアチェンジを考えるのであれば若いうちから転職を視野に入れておくことが良いでしょう。

一方で、若ければ若い方が良いかといわれるとそうではありません。新卒2年~3年程度の第二新卒人材だと、企業からは専門性は身についていないとみなされ、即戦力が求められるような求人では採用されない場合があります。

そのため、品質管理・品質保証の強みをしっかり育ててより良い転職を実現するためには最低でも5年は続けられたほうが良いです。また、未経験での転職の場合、35歳が一つの区切りとされており、それ以上年齢を重ねると転職は厳しいとされています。

転職を考えるタイミング

・専門性が身につく5年目以降

・未経験は35歳までが一つの区切り

まとめ

今回は品質管理・品質保証から転職する方向けのキャリアパスについて解説しました。現在品質管理・品質保証業務に従事している皆様は、ご自身の経験やスキル・ご指向を照らし合わせながらキャリアの参考にしていただけると幸いです。

今回の記事を参考に転職活動を成功させましょう。

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この記事を書いた人

野村光穂

日系と外資のメーカーで品質保証・品質管理・QAエンジニアを主体とした技術職を経て、商社における技術営業や商社直轄製造工場の統括管理・責任者兼営業マネージャー職に従事。その後上場企業での技術職を経て、現職。

[ 担当業界 ]
メーカー、製造業、技術系商社、技術営業、コンサルティングファーム