WebディレクターからITコンサルタントに転職するためのステップ【志望動機、職務経歴書】

Webディレクターとしてのキャリアを活かし、より上流のIT戦略やシステム構築支援に関わりたいと考える方にとって、ITコンサルタントへの転職は魅力的な選択肢です。ディレクション業務で培った要件定義、進行管理、UX/UI設計の経験は、ITコンサルタントの業務に多くの場面で役立ちます。本記事では、WebディレクターからITコンサルタントへの転職ステップを解説し、志望動機と職務経歴書のサンプルも紹介します。

ステップ1：ITコンサルタントの業務理解

ITコンサルタントの主な業務は以下の通りです：

• クライアントのIT戦略立案支援
• 業務要件定義およびシステム要件整理
• RFP作成やベンダー選定支援
• システム導入プロジェクトのPMO支援
• DX推進における課題抽出とソリューション提案

ステップ2：Webディレクター経験の転用ポイント

• 要件ヒアリング → IT要件定義、課題整理スキルに活用可能
• 進行管理 → システム導入時のタスク管理、PMO業務に通用
• UX/UI設計 → ユーザー視点での業務改善提案に直結

Webディレクションでの顧客折衝や課題解決経験は、ITコンサルタントに必要なコミュニケーション能力・論理的思考にもつながります。

https://www.kotora.jp/c/42093

転職のご相談（無料）はこちら＞

ステップ3：補完すべきスキルと知識

• 業務フロー分析（As-Is／To-Be）
• システム開発ライフサイクル（ウォーターフォール、アジャイル）
• 基礎的なITインフラ知識（ネットワーク、DB、クラウド）
• 資格：ITストラテジスト、基本情報技術者、PMPなど

ステップ4：志望動機に“上流からの課題解決”を織り込む

ITコンサルタントでは、ITの専門性に加え、経営・業務課題を本質から捉える視座が求められます。「システムの上流工程に関わりたい」「ITを使って事業成長に貢献したい」という思いを志望動機に込めましょう。

知らなかったでは済まされない！ITコンサル転職での失敗談の実例

第1章: ITコンサル転職に潜むリスクと後悔の実例 1-1. 事前リサーチの怠りが招く悲劇 ITコンサルへの転…

www.kotora.jp

転職のご相談（無料）はこちら＞

志望動機（例文）

私はWeb制作会社にてディレクターとして、サイト構築やシステム開発案件の進行管理、要件整理、UX設計などを担当してきました。顧客と伴走しながら課題を可視化し、解決策を形にしていく中で、ITを通じた業務変革や企業の成長により深く関与したいという思いが強まり、ITコンサルタントを志望するに至りました。貴社のように戦略から実行まで一気通貫で支援されている環境にて、私の現場経験と論理的思考力を活かし、クライアントの価値創出に貢献したいと考えております。

職務経歴書（サンプル）

氏名：佐藤 翔太
連絡先：shota.sato@example.com｜080-1234-5678
【職務要約】
Web制作会社にて5年間、Webディレクターとして多数のWebサイト・システム構築案件に従事。要件整理から設計、進行管理、UI/UXディレクションまでを一貫して担当。今後はITコンサルタントとして、システム導入や業務改革の上流工程に関与し、企業課題の解決に貢献したいと考えている。
【職務経歴】
株式会社〇〇クリエイト（2019年4月〜現在）
Webソリューション部 Webディレクター
主な業務：
- BtoBサービスサイトの要件定義、設計、ディレクション
- 顧客業務をヒアリングし、CMSや業務アプリと連携したWebシステム提案
- UI設計（Figma、XD使用）、情報設計（IA）
- エンジニアとの仕様調整、納品・運用支援
実績：
- SaaS系サービスサイトでのCV率改善（構成見直し・ABテスト設計）
- 自治体向けポータルサイトのCMS再構築プロジェクトでPM補佐を担当
【スキル・資格】
- 要件定義、情報設計、UI/UX設計
- HTML/CSS、WordPress、Google Analytics
- ITパスポート、基本情報技術者試験 合格
- TOEIC 800点
【学歴】
早稲田大学 商学部 卒業（2019年3月）

Webディレクターとして培った「顧客課題を形にする力」「プロジェクトを前に進める力」は、ITコンサルタントにとっても大きな武器です。ITという手段を通じて、より本質的な経営・業務課題にアプローチしていきましょう。

関連動画(Youtubeチャンネル)

戦略コンサルタント、ITコンサルタントの最新求人情報