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【銀行デジタルポジション特集】 デジタル化が銀行にもたらすビジネス革命

最後に銀行の窓口を訪れたのはいつのことだっただろうか。かつては給料日に多くの人が店舗に並んでいた時代もあった。しかし、AIをはじめテクノロジーを活用したデータ解析技術の進歩により、公共料金はネットで払うことができ、ネットでもあらゆる決済を行うことができる。ネットバンキングも普及し、銀行まで足を運ぶ機会が明らかに減っている。銀行では従来からの業務はもはや存在していないと言っても過言ではない。

新しいテクノロジー、業界への新規参入、および複数世代の顧客により、激変している銀行業界。しかし金融機関にとっては課題だけではなく大きなビジネス機会の両方が作り出されている。業界という枠の中で各社が差別化を行ってきたこれまでとは、競争のロジック自体が変わる中で、銀行も従来にないやり方でビジネスモデルを変化させることが求められている。それに付随し、これまでSIerに丸投げしていた銀行のシステム部門をインハウス化する流れが加速しており、規模を縮小が予想される銀行業界であってもITデジタルに関するポジションだけは積極的に採用を続けるというところも多くある。

史上最大の変革に対応すべく、デジタル技術の活用による銀行業務の高度化が日本のみならず、世界中で注目を集めている。

PART1 「銀行におけるデジタル化の盛り上がり」

■ そもそもデジタル化とは?

「デジタル化」という言葉だが、人や企業によって違う使い方をしてはいないだろうか。新聞やテレビ、インターネット上のコンテンツなどで日常的に使われ、社内で「うちもデジタルを活用しないと」という議論をしていることも全く珍しくない昨今。しかし、一口に「デジタル化」といっても「企業内のペーパーレス推進」と「デジタルを用いた新規ビジネスを立ち上げ、社会的な変革をもたらすこと」では全く意味が違う。わかりやすく説明するため、ユーザーエクスペリエンス(UX)の観点でデジタル化を三段階に分けて紹介したい。

1.デジタイゼーション

デジタル化の第一段階は「アナログデータをデジタルデータに変換すること」だ。例えば、音声などのアナログ信号をデジタル信号に変調すること、アナログ時計からデジタル時計への進化、FAXで送っていた注文書をメールで受信するといったことが挙げられる。扱うデータ自体はデジタル形式に変わっているが、人が行うプロセスは根本的に変わっていない。
 

2.デジタライゼーション

第二のデジタル化は「ビジネスをデジタルデータに基づいて変革し、新しい価値を生み出すこと」である。スマホアプリが収集した購買データを用いて店舗のマーケティングに利用したり、物販でCDを購入して音楽を聞いていたものをストリーミング(サブスクリプションサービス)の導入をする、などビジネス・モデルを変革しデジタル化によって新たな価値や利益を生み出すことを指す。

3.デジタルトランスフォーメーション(DX)

デジタルトランスフォーメーション(DX)は
「デジタルによる変革」を意味する。ITの進化にともなって新たなサービスやビジネスモデルを展開することでコストを削減し、働き方改革や社会そのものの変革につなげる施策を総称したものを指す。「デジタイゼーション」の先に「デジタライゼーション」があり、さらにその先に

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