【Tagetik Japan 株式会社】イタリアに本社を置く、経営管理ソリューションを提供するグローバルカンパニー

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ゲストのご経歴

Tagetik Japan 株式会社
代表取締役社長

箕輪 久美子 様

[ 経歴 ]
2017年にWolters KluwerグループのTagetik日本法人代表に就任。
前職では、Hyperion Solutions（現日本オラクル）にて、20年に渡り経営管理、BI（ビジネス・インテリジェンス）、およびERP分野に携わり、EPM/BIビジネスにて本部長を歴任。
自動車製造業などのグローバル戦略アカウントマネージャとしてTop Sales of the YearおよびTop Services of the Yearを受賞。

Tagetik Japan 株式会社
Consulting Services Director

金田 早央里 様

[ 経歴 ]
2016年、Tagetik 日本法人立ち上げ時に入社後、日本、APACの複数のグローバルプロジェクトに参画。
2021年よりコンサルティング部門のディレクタに就任。

インタビュアー

株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント

梅田 哲正

[ 経歴 ]
学習院大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。7年間システム開発業務に従事。 その後、アクセンチュアに転職。アクセンチュアでは採用部門に所属、年間100名以上のITおよびコンサルタント人材の採用を長年経験。その後、大手不動産ファンドのプロロジス、大手人材紹介会社、大手ITコンサルティング会社で人事採用関連の幅広い業務に携わる。 [ 担当業界 ]
コンサルティングファーム、IT業界、人事/総務など管理部門全般

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ゲストのご経歴について

梅田：
これまでのご経歴について、お話頂けますでしょうか。

箕輪様：
経営管理領域のソリューションの営業からキャリアをスタートして、自動車業界を中心にグローバルで担当しておりました。
そこからオラクルに移り、EPM、EPI領域の製品管理やビジネス責任者を務め、5年前にTagetik Japanの代表として着任いたしました。

金田様：
Tagetik入社前は、日系Slerで同じくCPM製品の導入コンサルタント業務に6年程従事いたしました。
2016年にTagetik Japan1人目の社員で、立ち上げメンバーとして入社しました。

梅田：
貴社へのご転職の経緯、決め手を教えて頂けますか。

箕輪様：
私自身はこの領域に20年以上従事していますが、Tagetik Japanのソリューションは日系企業に非常に合っており、製品力があると思い、入社を決意しました。

金田様：
Tagetik Japan立ち上げ時期に、パートナーとして製品を扱うことになり、Tagetik製品の調査を担当しました。
そこで製品のポテンシャルが非常に高いことを知り、Tagetik製品に興味を持ちました。

また、会社の立ち上げに際し、様々な経験ができること、海外案件にも携われることにも魅力を感じ、2016年にTagetik Japanに転職しました。

梅田：
ご入社してみての印象はいかがでしょうか。

箕輪様：
イタリアの会社ですので、米系とはまた違い、ファミリー的な雰囲気です。

金田様：
入社前は外資系＝実力主義というイメージがありました。

しかし実際に入ってみると、当時APACには既にメンバーがおりましたし、イタリア本社の協力も手厚く、技術のキャッチアップもしっかりサポートしてもらえたので、非常に協力的だと感じました。
最近も、イタリア本社からコンサルタントが2週間程、私達のスキルアップの為に来日してくれました。

Tagetik Japanの魅力と今後の展望

梅田：
Tagetik Japanの魅力と今後の展望についてお話いただけますか。

箕輪様：
Tagetikグローバルの中でもTagitek Japanが一番伸びていますし、会社として非常に良い形で成長中です。パートナー企業も毎月増加傾向にあり、現在では40社以上となっています。
今後は日本のCPM、EPMのマーケットでトップを目指したいと考えています。

すでにトヨタ自動車様やホンダ技研様に大規模に展開して頂いておりますし、更なる広がりを見せておりますので、将来的にはトップシェアを獲得したいです。

梅田：
成長率が日本がトップというお話がありましたが、グローバルからもマーケットとして日本はかなり期待されていますか。

箕輪様：
日本が最もパートナーモデルが構築できていると評価されています。
パートナーを合わせると600人以上の方々にTagetikビジネスに従事頂いており、その数も右肩上がりで増えていることが評価され、本社から一番の投資対象としていただいています。

コンサルティング・サービス部について

梅田：
コンサルティング・サービス部について、部の特徴を教えて頂けますでしょうか。

金田様：
コンサルティング・サービス部としては、大きく2つのサービスを提供しております。
1つがコンサルティングサービスで、もう1つが製品トレーニングです。

コンサルティングサービスでは、当社はパートナービジネスがメインですので、我々がプライムの案件をするのではなくて、パートナー企業の案件に参画し技術支援やデザインのレビューを行っています。
1つの案件だけに長く入るのではなく、パートナー企業の様々なプロジェクトを複数同時にサポートし、時にはバックグラウンドで製品Q&Aのやりとりをしています。
案件によっては少し厚めに入り、要件定義からデザインまでお客様と直接やり取りするようなサポートもしています。

製品トレーニングは、本社で作られたトレーニングプログラムをローカライズして日本のパートナー企業、またお客様に製品のトレーニングを提供するものになります。
Tagetikは機能が豊富なので、10種類程のトレーニングをコンサルティングのメンバーが講師となって提供しています。

梅田：
貴社の強み、競合他社との違い（業界内におけるポジション）についてお話いただけますか。

金田様：
パートナー企業のサポートをすることがメインとなっているところが特徴であると思います。
当社は新機能が四半期に一度リリースされてきますので、キャッチアップしてパートナー企業にスキルトランスファーしていくことが非常に重要です。

日本の新機能のローンチにも関わるところですので、パートナー企業をしっかりサポートすることに重きを置いています。

通常IT企業のコンサルティング部門は自分たちがメインで導入をおこないますが、我々コンサルティング・サービス部はパートナー企業の立ち上げやサポートがメインになってくるというところが違いかと思います。

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イタリア本社との協業体制

梅田：
イタリア本社との協業体制はどうですか。

金田様：
コロナ禍以降中止していたイタリア現地でのトレーニングを、今まさに再開しようとしているところです。

この秋、当社のメンバーがパートナー企業の方と一緒にイタリアの本社に行き、トレーニング受講や最上位の資格試験の受講、本社エキスパートとの技術Q＆A会などの実施を企画しています。
来年も定期的に同様の機会を設ける予定ですし、新しく入社していただいた方には、イタリア本社で新入社員向けのトレーニングが開催予定ですので、積極的に参加していただきたいと思っています。

また、グローバルメンバーが集まるキックオフも毎年イタリアで開催されており、次回は2月にナポリで開催予定です。私もコロナ禍以前は毎年参加していました。

組織の現状、カルチャーについて

梅田：
どのようなバックグラウンドの方が、どういった形で活躍しているのでしょうか。

金田様：
年齢層は40代、50代が3名、30代が3名、20代が3名でバランスのとれた構成となっています。
バックグラウンドは40代、50代のメンバーは元々この領域の経験者の方で、特にそのうち2人は20年以上製品導入に関わってきた方です。
もう1名はCPMの領域ではないですが、パッケージ製品の導入で長年PMを経験してきたメンバーです。
30代のメンバーはERPやCPM製品の導入を行っていたメンバーで、20代は一通りの導入のフェーズを経験している、開発経験のあるメンバーです。

また、9名の内2名がインドネシア、1名が中国のメンバーと多国籍な環境ですが、3名とも日本語が堪能なので、通常のコミュニケーションはすべて日本語で行われています。
外国籍メンバー3名は英語も堪能ですので、本社とやり取りする際は間に入って活躍してくれています。

コンサルティングチームはほとんどが日系企業出身の方ですね。

梅田：
組織の状況についてお聞かせ下さい。

金田様：
コンサルティング・サービス部は私を含めて9人のメンバーで構成されています。
チームの中も2つのサブチームに分かれており、1つは戦略的プロジェクトをサポートするチームです。
これは日本のTOP100に位置する企業への導入や、当社としても戦略的なカスタマーの案件のサポートを徹底的に行う、主に導入のサポートをするチームです。
もう1つはパートナーレディネスと呼ばれるチームで、こちらはパートナーの案件を広く支援していくチームです。

また、案件だけではなくパートナーの立ち上げに繋がるようなツールの構築やドキュメントの作成も行います。

梅田：
メンバー同士のコミュニケーションで大事にしていることを教えて下さい。

金田様：
コンサルティングのメンバーはこの1年で倍になったので、半分のメンバーが入社1年以内ですが、ここ3年はコロナ禍でほぼリモート勤務でした。
新入社員の立ち上げをリモートで支援しなくてはならなかったので、私達もチームの中でどうすれば円滑にコミュニケーションを取れるのかということを、日々話し合いながら進めてきました。

まず、Teamsをどう活用して、コミュニケーションだけでなくキャッチアップもサポートしていくかということを考えてきました。
Teamsに連動するようなナレッジチームツールを作り、技術的な質問等があった時に、チケットを作るとメンバーみんなに展開され、すぐに返事が得られるような仕組みを作りました。
これにより、新入社員や若手メンバーが困ったときに誰に聞けばいいかわからないという問題を解決しました。

これまで少人数で仕事をしており、知識の集積が弱かったところもあったのですが、これをきっかけに改善することができたと思います。

また、実際にコミュニケーションが取れる場として、週1回は出社してメンバーが集まる場を設けています。

コンサルティング・サービス部の今後の展望

梅田：
部の今後の展望、ご自身として実現していきたいことについてお話いただけますか。

金田様：
1つは入社1年未満のメンバーがどう技術力を付けていくか、パートナーをサポートする製品知識を付けていくかというところですので、やはり部内の教育も充実させていきたいと考えています。

そのためにイタリア本社から詳しいコンサルタントを招いて、スキルトランスファーをしてもらうようにしたり、また日本から本社へ行き、製品のトレーニングを受けたり、資格を取得したりと、本社と直接コミュニケーションを取ることも必要となってきます。

本社のサポートメンバーと直接顔を合わせ、良い関係が構築できるように、今後チームの強化を行っていきたいと思います。

梅田：
ワークライフバランスはいかがでしょうか。

金田様：
案件単位にはなるので、案件がピークの時には残業が多くなります。

しかし弊社の製品は導入期間が長期間に及ぶものはあまりなく、導入もフェーズを切って行うので、落ち着いた時には積極的に休暇を取得してもらうようにコントロールをしています。

転職希望者へのメッセージ

梅田：
現在の採用募集状況や、どのような方にジョインしてもらいたいとお考えでしょうか。

金田様：
現在、パートナー企業も増え、案件も拡大していますので、コンサルティングサービスとしてマンパワーがまだまだ足りていません。倍増を目標としています。

メンバーは、ジュニア層に関しては、会計知識やCPMの知識があるに越したことはないですが、必須ではありません。
実際に一通りの開発フェーズに関わった経験がある、また実際に自分も手を動かして開発をしたことがある（具体的にはSQLが書けたり、パッケージで入力画面を開発したなど）方を求めています。
語学力も英語必須ではありませんが、抵抗感がない方が良いですね。

当社製品のドキュメント、マニュアル類は基本英語ですし、本社のサポートメンバーとやり取りする際も、コミュニケーションは英語になりますので、現時点で堪能である必要はありませんが、勉強して英語力を磨いていきたいという気概のある方を求めています。

梅田：
転職希望者へのメッセージをお預かりできますでしょうか。

金田様：
弊社のシニアメンバーはコンサルティングチームだけでなく、協業することが多いプリセールスにも非常に経験豊富なメンバーが集まっています。

ですので、尊敬できるプロフェッショナルなメンバーと一緒に働くことができるところに魅力を感じて入社していただければと思います。

日本のTOP10に入るような企業のプロジェクトで導入経験ができ、また多くのパートナー企業、お客様とネットワークが築けますので、自分のキャリアにとって財産になるような仕事を、是非一緒にしていきましょう。

箕輪様：
当社は多種多様な経験を持つ人が集まっているため、マルチカルチャーですし、ワークライフバランスを保つことができる環境があります。

また、多くの大手企業を中心にTagetik製品を採用頂いていておりますので、日本を代表する大手企業の経営管理の基盤を構築に関わることができるのは非常に魅力的な経験です。
是非ご応募をお待ちしております。

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