今回はトレーダー及びトレーディング業界についてお話していきます。トレーダーってどんなコトをしているのか、トレーダーってどんなキャリアが歩めるのかななど、皆さんの転職の参考になれば幸いです。

▼外資系金融機関全般についてこちらの記事で解説しています。

トレーダーとは?

トレーダーとは一言でいうなら、、、チャートの売り買いをすることです。

具体的にいうと、マーケットの値動きをニュースや世界情勢などあらゆる観点から予想して、投資家の売買をサポートする仕事です。主に利益を取るためのトレードと資産を守るためのリスクヘッジ型のトレードが存在します。

世の中で起きていることを鵜呑みにするのではなく、常に値動きの因果関係をWhyを繰り返すロジカルな仕事です。

トレーダーとその周辺のしごとの全体像

トレーダーに関する業務は、主に3つのパートに分かれています。

フロンド  :トレーダー、ストラクチャー、セールス(←花形)
ミドルバック:リスク、トレーダーの監視
バック   :決済関連、ITのシステム、システムのサポート

トレーディング業界の動き・今後の展望

トレーディング業界の先行きですが、正直厳しいと言わざるを得ません。何故厳しいと言われているのかといいますと、AI技術によって自動売買に置き換わりつつある業界であるためです。

トレーダーはスポット取引(3日を目安にトレードすること)が主流です。なぜならあまり長い期間のトレードだと利益が継続的に会社に入って来ないからです。近年、スポット取引ではアルゴリズムトレードという、金融工学を用いた自動売買システムが主流となっています。すなわち、人がやるのとAIでやるのとであまり差がつかなくなっているのです。

そのため、これまで業界で長く活躍していた方でも、活躍することが難しくなっています。逆に言えば、金融工学やアルゴリズムトレードに精通している人材なら、今後トレーディング業界でも市場価値が高い人材といえます。

また日本時刻に近い外資トレードの場合、外資系金融機関は香港やシンガポールに拠点を構えることが多いため、日本で外資トレーダーの採用需要が少ないです。仮に日本でトレーダーをするなら日本株と社債はあるが、規模感やポジションどちらにおいてもパイは少ないです。

日系金融機関ではトレーダーの採用ニーズがある

日系のトレーダーポジションなら、採用枠がある企業もございます。外資系金融機関のような給与水準ではないですが、日系企業の中では比べるとかなり水準は高いです。加えて、日系企業ならではの福利厚生・年功序列等の働きやすさも兼ね備えています。

実際はたらいてみるとギャップを感じる方が多くいるため、就職をする際はしっかりとした業界研究を行い、理解した上で企業を選択する必要があります

トレーダーのやりがいについて

トレーダーのやりがい

いろんな切り口でプライスをだすことができ、また常に決断を求められるため、思考を止めることなく刺激的なお仕事です。

毎日チャートを取引する中で、利益が出たときの高揚感があることからもとても刺激的な日常になるそうです。特にディーリングはとても活気があり、チャートを見ている人達が雄叫びを上げてたりして場が湧くなど、独特の高揚感があります。

外資トレーダーの給与事情

リーマンショック前であれば、トレーダーの給与は一流プロ野球選手の年俸並みに貰えることもありました。しかし、リーマンショックを境目に現在はかなり減少しているそうです。

とはいえ、新卒で年収が1000万円を超すこともあり、依然として高給な仕事であるのは変わりないですね。

トレーダーのつらい部分

好待遇である一方、トレーダーとして働くにはつらい部分もあります。大きく下記2点がつらいこととして挙げられます

①業務時間が長く、精神的につらい
②成績に関わらず景気の影響を受けやすい

業務時間が長く、精神衛生上よろしくないという話はよく耳にします。というのもトレードの市場はほぼ24時間開いているため、一日中数値を見続けなければならない仕事です。日本の市場が閉まっている時であっても、ロンドンやニューヨークの市場は開いています。家に帰っても数字を見続けるので、公私を切り分けにくい仕事です。

景気が悪化にお金周りが悪くなるとたとえ成績が良い人でも、トレーダーの規模が縮小するため雇用が切られてしまう場合があります。リーマンショックなどの大不況の場合は部門全員が解雇になるなど、突然クビを切られることもあります。

トレーダーの転職前後のキャリアパス

実際にあった転職のケース

トレーダーからの転職では、金融業界の他業種に転職するケースがほとんどです。

実際にあった転職ケースとして、3つほどご紹介します。

①外資トレーダー⇒外資トレーダー(かなり稀)
②外資トレーダー⇒外資金融(GS、JPなどTier1企業)
③日系トレーダー⇒金融系営業

トレーダー経験者の強みは、マーケット感覚に強く、規模感の理解もある上に情報も持っていることです。そのため営業職としての価値が高く、③のように金融機関の営業ポジションに転職することができます。

一方で、営業とトレーダーでは求められる能力が違うことは理解しておく必要があります。今までは利益が出ることを売り物にしていたが、営業職ではモノがある世界でのやりとりになるため、商品の良さを理解しないとなかなか成果を出すことは難しいです。

トレーダー出身者の転職課題

トレーダー出身の方は携わる業務が独特なため、転職活動において潰しが効きにくいです。特にセールストレーダー・エグゼクティブトレーダーは一番転職が難しいポジションです。なぜなら、数値の動きを追うことが仕事なため、営業スキル・経験が浅いことが多いためです。

トレーダー出身者に有利な職種としては、ファンドマネージャーのアナリスト等が挙げられます。

トレーダーの転職市場動向

トレーディング業界、特に外資系は厳しい採用状況です。

アジア圏でトレーダーとしての拠点は香港かシンガポールがメインになります。そのため外資系金融機関が、日本でトレーダーを採用するケースが少なくそもそもポジションが少ないのです。一方日系の金融機関では積極的に採用をしている企業もございますので、個別にご相談ください。

求める人物像・スキル

①情熱(トレーダーになりたい)←最も重要!
②数字に強い
③ロジカルシンキング
④データ分析
⑤金融工学(統計学)

トレーディング業界は長く務めることができる業界ではないため、「トレーダーとして活躍したい!」という情熱を持ち、「リスクを負っても高収入を得たい」と考える若手が求められます。

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この記事を書いた人

原田亮

京都大学理学部卒、東海銀行、UFJ銀行にてデリバティブトレーダーに従事後、大手外資系金融機関にて通貨オプショントレーダー、為替ストラクチャラー、外国為替営業に従事。リスクソリューション部長や営業部長を歴任する。
[ 担当業界 ]
投資銀行、アセットマネジメント、商業銀行の市場部門、ミドルオフィス、バックオフィス、証券会社