コトラ（広報チーム） 
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M&Aは企業の合併や買収、事業承継、成長戦略などさまざまな目的で行われています。M&Aの成功に向けてはM&A仲介会社が重要な役割を担っており、仲介会社の存在感が増しています。
本記事では、M&A仲介について概要と代表的なM&A仲介会社をご紹介、今後の業界トレンドについて解説をします。
M&A仲介会社とは
M&A仲介会社とは、M&Aにおいて売り手と買い手の間に立って取引を成功に導くためのサポートを行う会社です。双方に対して中立的な立場で交渉や助言をし、M&Aを円滑に進める役割を果たします。
なおM&A仲介と似ている業務形態として、FA（ファイナンシャル・アドバイザー）があります。違いとしてはM&A仲介は中立的な立場で双方と契約するのに対して、FAは売り手または買い手どちらか一方と契約し、それぞれの立場からM&Aの円滑な交渉やサポートをし、利益の最大化に努めます。
M&A仲介の種類
M&A仲介の種類は、業界特化型と業界非特化型があります。業界特化型はITや製造業、不動産、医療など特定の業界のM&Aに強く、非特化型は業界を絞らない幅広いM&A案件に対応します。
業界特化型の特徴は、特定の業界の専門知識やノウハウ、ニーズを理解してより質の高いM&A支援をすることができたり、業界ネットワークを活かして多くの案件情報や候補先を見つけたりすることができます。それに対して非特化型は、幅広い業界・業種に対応できネットワークが広く、業界をまたいだマッチングが可能でM&Aの選択肢が広いことが特徴です。
その他にも、大手や小規模ファームなどの企業規模やM&Aの案件規模、グループ内のM&A専業会社や独立系の仲介会社等、多様な形で多くのM&A仲介会社があります。
M&A仲介会社一覧
こちらでは、大手～中堅企業を中心に代表的なM&A仲介会社をご紹介します。
日本M&Aセンター
日本M&Aセンターは、東証プライム市場に上場している最大手の独立系M&A仲介会社です。中堅・中小企業を中心に数多くのM&Aを支援しており、国内は7拠点、海外は東南アジアに進出しています。ほぼ全ての業種におけるM&Aに対応することが可能で、各業界に精通したプロフェッショナルが在籍しています。
| 会社名 | 株式会社日本M&Aセンター |
| 事業内容 | M&A仲介、PMI・MBO支援、企業評価、上場支援、企業再生・再編支援、コーポレートアドバイザリー、資本政策・経営計画コンサルティング |
| 特徴 | ・M&A、事業承継の成約実績トップクラス ・全国の地方銀行、信用金庫、会計事務所と提携 ・テクノロジーやAIを活用した支援も行う |
| 公式サイト | https://www.nihon-ma.co.jp/ |
M&Aキャピタルパートナーズ
M&Aキャピタルパートナーズは、東証プライムに上場しておりM&Aアドバイザリーサービスを中心に提供する大手の独立系M&A仲介会社です。中堅・中小企業を中心に事業承継案件を得意としています。レコフ社の買収や業績の右肩上がりを続けており、大手でありながらも成長中の企業のひとつです。
| 会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
| 事業内容 | M&Aアドバイザリーサービス、ファインディングサービス、企業評価、マッチングサービス |
| 特徴 | ・業界最低水準のM&A報酬体系 ・コンサルタントの士業資格保有率が高い ・比較的、大型案件の割合が多い |
| 公式サイト | https://www.ma-cp.com/ |
ストライク
ストライクは、東証プライムに上場しているM&A仲介・アドバイザリーファームで全国に8拠点展開しています。公認会計士出身のコンサルタントが多い点や、情報発信サイト「M&A Online」を運営、業界に先がけてM&A譲渡・買収マッチング情報サイト「SMART」を運営しており、全国の数多くの案件を取り扱っているのが特徴です。
| 会社名 | 株式会社ストライク |
| 事業内容 | M&A仲介、市場SMARTの運営、企業評価、企業価値向上・財務コンサルティング、プレマーケティングサービス |
| 特徴 | ・日本初のM&Aマッチングプラットフォームを運営「SMART」 ・検討しやすいM&A報酬体系 ・全国の金融機関、会計士、税理士と提携 |
| 公式サイト | https://www.strike.co.jp/ |
M&A総合研究所
M&A総合研究所は、設立からわずか数年で東証グロース市場に上場しているM&A仲介会社です。AI関連企業との提携や、営業管理システムを導入し業務効率化や成約期間の短縮など、M&A業務にテクノロジーの活用を推し進めているリーディングカンパニーです。また各新聞社や情報サイトなど様々なメディアにも多数取り上げられています。
| 会社名 | 株式会社M&A総合研究所 |
| 事業内容 | M&A仲介、企業価値算定、セカンドオピニオンサービス、M&Aプラットフォーム、M&Aメディア運営 |
| 特徴 | ・M&Aのスピード成約 ・AIマッチングシステムを活用 ・上場企業唯一の成功報酬体系 |
| 公式サイト | https://masouken.com/ |
山田コンサルティンググループ
山田コンサルティンググループは、M&Aをはじめ持続的成長、事業承継、事業再生、海外ビジネス、組織人事、不動産などのコンサルティング事業や、投資事業を展開している東証プライムの上場企業です。国内とアジア圏で25拠点、欧州や欧米にも各拠点や提携先ネットワークを構築しています。
| 会社名 | 山田コンサルティンググループ株式会社 |
| 事業内容 | 経営コンサルティング、投資事業 |
| 特徴 | ・経営コンサルティングの大手企業、M&A事業にも注力 ・幅広い専門分野におけるコンサルティング実績が豊富 ・財務分析力を活かした業務支援 |
| 公式サイト | https://www.yamada-cg.co.jp/ |
オンデック
オンデックは、M&Aの概念が登場し始めた頃から事業を開始している老舗の企業で、東証グロースに上場しています。リーマンショックでM&A市場が停滞期に入ってからも着実に業績を伸ばし、M&A仲介会社のパイオニアとして創業以来培ってきたプロジェクトマネジメント力・総合支援力に定評があります。
| 会社名 | 株式会社オンデック |
| 事業内容 | M&A仲介・斡旋・アドバイザリー、企業及び事業の再生・再構築に関するアドバイザリー、デューデリジェンス業務 |
| 特徴 | ・M&A仲介会社のパイオニア ・M&A支援の総合力、サポート品質に強み ・リーズナブルな報酬体系で差別化 |
| 公式サイト | https://www.ondeck.jp/ |
fundbook
fundbookは、業界内で近年急成長を遂げているM&A仲介会社のひとつです。アドバイザーの知見や、セールス力とテクノロジーを掛け合わせた独自のマッチング手法で業績を伸ばしてきました。業界特化型の専門チームを組織し、また士業や投資銀行の出身者によるバックアップを強みとしています。
| 会社名 | 株式会社fundbook |
| 事業内容 | M&A仲介、M&Aプラットフォーム「fundbook platform」 |
| 特徴 | ・アドバイザー、プラットフォーム、ビッグデータによるハイブリッド型のマッチング ・スピード成約、成功報酬体系 ・中小企業庁M&A支援機関登録制度に登録 |
| 公式サイト | https://fundbook.co.jp/ |
M&Aベストパートナーズ
M&Aベストパートナーズは、業界特化型のM&A仲介会社で製造、建設、不動産、医療系、物流業界でトップクラスの実績があります。8拠点展開しており、全国に向けて中堅・中小企業のM&Aと事業承継を支援しています。またテレビCMなどメディアPRも積極的に行っています。
| 会社名 | 株式会社M&Aベストパートナーズ |
| 事業内容 | 中堅・中小企業のM&A仲介 |
| 特徴 | ・業界特化型 ・M&Aキャピタルパートナーズ出身の経営陣 ・各業界専任のコンサルタントが一気通貫でサポート |
| 公式サイト | https://mabp.co.jp/ |
インテグループ
インテグループは、独立系のM&A仲介会社で2007年の設立以来、手数料など幅広い案件サイズに対応、自社の案件獲得スキームを確立し一人当たりの年間成約数が業界トップクラスの企業です。M&A Pressや介護M&A専門サイトなどのメディア・サイト運営もしています。思想として社名の由来にもなっている「誠実さ」を大切にしています。
| 会社名 | インテグループ株式会社 |
| 事業内容 | M&A仲介・アドバイザリー、MBO支援 |
| 特徴 | ・中小規模向け、成功報酬体系のM&A専門会社 ・幅広い案件サイズに対応 ・平均の年間成約数が業界トップクラス |
| 公式サイト | https://www.integroup.jp/ |
インクグロウ
インクグロウは、株式投資事業等を行っている株式会社C&I Holdingsから独立した、M&A支援・経営コンサルティング事業を行う企業です。後継者不足による日本経済の後退を重要課題として捉え、中小企業の活性化を理念に掲げています。事業引継ぎのニーズに応じて、M&A仲介、マッチングサイト、各種ビジネスクラブといった総合的なサービスを展開しています。
| 会社名 | インクグロウ株式会社 |
| 事業内容 | 地域⾦融機関との業務提携による中⼩企業⽀援、中小企業向けM&A・経営コンサルティング、会員制サービスの企画・運営 |
| 特徴 | ・全国140の金融機関と連携 ・30年以上にわたる幅広い中小企業ネットワーク ・早稲田大学との中小企業M&Aに関する共同研究 |
| 公式サイト | https://incgrow.co.jp/ |
M&A仲介の業界トレンド
M&A仲介業界は近年成長を続けています。その背景には経営者の高齢化に伴う事業承継問題や、公的機関やM&A仲介会社による支援、デジタル化・テクノロジーの活用、海外展開を見据えた企業の成長戦略などが挙げられます。
事業承継問題によるM&Aが活発化
近年、中小企業の事業承継問題が深刻化しています。中小企業経営者の平均年齢は65歳を超え後継者不足が顕著になってきており、事業承継の手段としてM&Aを検討する経営者も年々増えています。M&Aは後継者不在問題を解消することができるとともに、経営者の意志を継承できる、経営基盤を強化できるなどといったメリットもあるため、事業承継M&Aが今後活発化すると予想されます。
公的機関やM&A仲介会社による支援が拡大傾向
経済産業省・中小企業庁や事業承継・引継ぎ支援センターといった公的機関がM&A支援を推進し、またM&A仲介各社でプラットフォームを提供するなど、中小企業や小規模事業者にとって、近年M&Aを利用する環境が整ってきています。また金融機関や信用金庫なども企業情報や提携先が多いため、そのネットワークを利用してM&A支援をする動きも考えられます。
仲介会社においては、マッチングサイトをはじめとしたM&Aプラットフォームを中心にデジタル技術を活用した仲介業務が盛んになってきていますが、以前として人が介在する価値が大きいM&A仲介においてコンサルタントの需要は高い傾向が続くでしょう。
クロスボーダーM&Aのニーズ
近年は、海外企業と国内企業で行われる「クロスボーダーM&A」が注目されています。国内の市場縮小や新規マーケットによる事業拡大を目指し、海外展開を検討する企業は増えています。しかし海外進出のハードルはとても高いため、国際間のクロスボーダーM&Aの必要性が認知され始めてきています。
まとめ
M&A仲介会社の紹介を中心に、業界のトレンドについても触れてきました。M&A業界は今後も成長が続くと予想されるため、仲介会社・コンサルタントの存在意義は高いものとなるでしょう。M&A仲介会社で活躍したい人にとって将来性の高い業界といえます。
M&A業界について関心がある方やM&A仲介会社の転職を考えている方は、弊社サイトを一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
www.kotora.jp