再生可能エネルギーとは

再生可能エネルギーとは、無限に繰り返し利用できる、太陽光や風力、地熱などのエネルギーのことです。
地球環境の保全の観点から、CO2を排出しないため、石油や石炭といった化石燃料エネルギーから再生可能エネルギーへの切り替えが必要とされています。

2021年9月に資源エネルギー庁がまとめた資料によると、2030年度までに再生可能エネルギーによる発電を、全体の36〜38%にまで高めることを目指しています(2019年度の一次エネルギー供給構成は、水力含めた再生可能エネルギーが全体の12.3%)。

日本では2010年度に、化石燃料(石油・石炭・LNG)依存度が81.2%にまで低下しましたが、東日本大震災以降、依存度は高まり、2019年度時点では84.8%になっています。原油は9割が中東からの輸入であり、石炭やLNGはオーストラリア、インドネシア、マレーシア、ブルネイなどから輸入しています。海上の紛争など、なんらかの原因で輸入が阻害されれば、エネルギー危機に陥ります。
地球温暖化の防止だけではなく、エネルギー安全保障の観点からも、化石燃料への依存度を引き下げることが重要なのです。

無限の資源であり、エネルギー自給率の向上にも資する再生可能エネルギーですが、有効利用に向けた課題もあります。
太陽光発電・風力発電は、発電量が天候などに左右され、需要量に合わせてコントロールできないため、発電した電気を貯蔵し、需要が増えたときに使う仕組みが必要です。

需給バランスに合わせた供給のため、現在は総供給コストでは割高になってしまう再生可能エネルギーですが、蓄電や送電の技術革新によりコスト低減が見込まれます。2050年のカーボンニュートラル(*)実現のため、再生可能エネルギーの利用促進が急務です。

*カーボンニュートラルとは・・・排出した温室効果ガスと同量の温室効果ガスを吸収、または除去することで、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること。

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コトラ(広報チーム)