待った無しのデジタルシフト
現在、業界を限定しないデジタルシフトが各社の優先課題となっています。具体的な取り組みとしては、デジタル化による効率化や、顧客との接点との見直し等多岐に渡っています。
その様な世相の中、金融機関のデジタル化は、システムの堅牢性の担保や業法の縛りから他業界と比較して進捗は遅れていると言われていました。また、デジタル化により金融領域での新サービスを展開するfintech企業の存在も、旧来の金融機関に変革を迫る圧力となっています。
動き出した金融機関
こうした環境の中ここ2〜3年、本気でデジタル化をすすめる金融機関が増加しています。下記は各社の取り組み例の一部ですが、カテゴリーに限らず変革を推進する動きが見て取れます。
某メガバンク:
中期経営計画の中心に「デジタル化」を掲げて構造改革の柱として推進している。
−某損害保険会社:
デジタルイノベーションを目的とした新組織を立ち上げ、グローバルレベルでのスタートアップ連携を含む新規事業推進を実施。
−某外資系生保:
顧客接点を中心にデジタルイノベーションの推進を目的とした施設・組織を立ち上げ従来と異なる顧客設定を模索している。
−某有力地方銀行:
オンラインでの従来の延長にない新チャネルを立ち上げを推進中
−某大手銀行:
有力インターネットグループとの共同設立会社を通じてAPIを活用した新規事業形態を推進
−某大手証券:
社内及びグループ会社に散在していたデジタル推進の機能を統合した新組織を立ち上げ、顧客接点の根本的な見直しを図る。
「金融」業界を熟知、数多くのご紹介実績のあるコンサルタントに転職相談する(無料)>
デジタル化の重要テーマ、「デジタルマーケティング」
金融商品は一般消費材と比較すると「購入頻度が低く、商品点数が多く、わかりづらい」という特徴があります。
その様な特性を持っている為、従来は物理的なチャネルによるマンパワーに頼った対面営業を主軸していました。しかしながら、デジタル化による効率化の社会的養成や情報収集のオンライン化により、金融業界にもマーケティングのデジタル化の必要性が高まっています。
「データ活用」、「UXデザイン」、「AI」
金融各社がデジタルマーケティングを実施する上で重要視するキーワードが「データ活用」、「UXデザイン」、「AI」です。前述した金融商品の特徴からユーザーにより適切なタイミングでのオファー等を行う顧客接点の構築が必要となります。テクノロジーの進化により自社データと外部データの連携による効果的なマーケティング活用が可能になりましたが、他方データ活用が前提となります。
従来は新卒で入社したプロパー社員が企画を行い、コンサルティングファームやSIerに外注するケース多かったですが、それでは変化に対応仕切れない為、直接雇用をするケースが増加しております。
金融機関のデジタルマーケティングの魅力
会社や業界にもよりますが、日本でも有数の顧客基盤を誇る企業が多く、今までのご経験を大規模な環境で存分に発揮する事が可能です。
また、変革の課題意識がありつつも企業体力は相当高い企業が多く、提案の余地や規模が多い点も魅力的なところです。
各社のポジション例
・大手メガバンク:
デジタルマーケティング、UI/UXデザイナー、データマーケティング
・大手保険会社:
デジタルマーケティング、データサイエンティスト
・外資系生命保険:
UXディレクター
・大手証券会社:
デジタルマーケティング、UX、プロダクトマネージャー
・大手信託銀行:
UXデザイナー、プロダクトマネージャー等
金融機関のデジタルマーケティングへの転職ならコトラ
金融機関のデジタルマーケティングのハイクラスポジションを、コトラのコンサルタントがご紹介します。上記求人はあくまでも一例ですので、詳細は是非お気軽にお問い合わせください。求人票にはないリアルな情報もお伝えします。
また、コトラでは関連ポジションを多数取り揃えております。企業様から個別にいただいた非公開求人も多数ございますので、ジョブマーケットの最新の動向、個別企業の状況をぜひお問い合わせください。まずは、弊社の転職支援サービス(無料)にご登録を。