【デロイトトーマツコンサルティング】パートナーによるプロジェクト事例のご紹介 Insurance

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ゲストのご紹介

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Insurance
パートナー

春野 玄臣 様

保険業界に対して、事業戦略立案、営業改革、ガバナンス設計、業務効率化、システム導入支援、データ活用などのプロジェクトを数多く手掛けている。また、経営統合においても多くの支援の実績を有する。
戦略構想から実行まで確実に変革を実現する改革マネジメントを得意としている。

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Insurance
ディレクター

平出 敦士 様

銀行や保険会社リスク管理部門を経験後、外資系コンサルティングファーム勤務を経て、DTCに参画。国内外金融機関に対する業務システム改革、事業戦略立案、DX推進、経営統合等のコンサルティングを経験。主にオペレーション領域の業務システム改革・DX推進やプロジェクトマネジメントに強みを持つ。

インタビュアー

株式会社コトラ
Partner

奈良 慎太郎 

[ 経歴 ]
青山学院大学卒業後、外資系コンサルティング会社に入社。製造業企業に対して複数コンサルティング業務を経験。2018年に株式会社コトラへ入社。ヘッドハンターとしてコンサルティングファームや金融機関・ファイナンス企業を担当する一方で社内新規事業立案に従事。（2019・2020・2021年コトラNo1ヘッドハンター）2022年7月よりパートナー就任。 [ 担当業界 ]
戦略コンサルティングファーム、M&Aコンサルティングファーム、ITコンサルティングファーム、ファンド投資先若手ポジション、その他外資系企業

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春野様のご経歴とプロジェクト事例のご紹介

奈良：
これまでのご経歴について教えてください

春野様：
保険会社や米国系コンサルティング会社を経て、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)に入社してもうすぐ16年になります。DTCでは業務効率化支援、システム導入支援、マーケティング戦略の策定支援、経営統合支援などを数多く手掛けており、最近は、新規事業の立ち上げなどの成長戦略やデジタル戦略などの策定・実現のご支援をすることが増えています。

2018年から保険業界の変革を支援する保険ユニットをリードしており、保険会社がお客さまにより良いサービスをご提供するために、人材を結集して取り組んでいます。

奈良：
これまでの具体的なプロジェクト事例について教えていだだけますか

春野様：
カルチャーが異なる保険会社の統合の支援や経営陣が変わったタイミングでの新たな戦略の策定と実行の支援、大規模システム障害や保険金の不払いなど金融庁の関心が高い事案の原因調査と管理態勢の構築支援など、これまで良い機会に恵まれて数多くのプロジェクトに関わらせていただきました。

ネット専業の保険会社の立ち上げ支援は、準備段階から営業開始まで、クライアントと一緒に議論しながら作り上げたため、印象に残っています。私は、コンサルタントは伴走者であるべきと考えており、クライアントと一緒に汗をかきながら、会社を一つ一つ作り上げるために伴走した思い出深いプロジェクトです。

奈良：
このようなプロジェクトの場合、期間やプロジェクトの人数としてはどのくらいになるイメージでしょうか？

春野様：
期間は、計画策定や調査のプロジェクトは3ヵ月、その後の実行も支援すると1年くらいになることが多いです。

プロジェクトは3-5名でチームを組成して進めるイメージです。経営統合や新会社の設立などの支援の際は、会社の機能ごとに支援するチームを組成するため、数十名の大所帯となることもあります。

プロジェクトチームは、支援するテーマに合わせてデロイト トーマツの中から最適な人材をアサインします。そのため、プロジェクトに占める保険ユニットメンバーは3-4割で、残りはオファリングや他のインダストリーとの混成チームとなります。多様な専門家とプロジェクトを通じて切磋琢磨できる環境がある点もDTCの魅力かと思います。

奈良：
他のプロジェクトについても教えていだだけますか

春野様：
デロイト トーマツは地方創生の実現に向けた「産官民連携」に積極的に取り組んでおり、保険会社においてもそのような取り組みが増えてきております。

当社HPにもリリースしておりますが、千葉市で実証実験を実施した医療と地域移動の課題解決を目指す取り組みをDTCが支援しています。多くの企業の皆様と知恵を出し合い、協力することで新しい価値を生み出した好事例となりますので、ぜひご一読いただければと思います。

東京海上日動火災保険が進める医療MaaS 千葉市での実証実験から医療と地域移動の課題解決を目指す｜D-nnovation｜Deloitte Japan

地域で暮らす高齢者にとって、移動手段の確保は大きな課題となっている。中でも慢性疾患などで定期的な通院が必要な人にとって移動の足の確保は切実だ。千葉市を舞台に、…

www2.deloitte.com

平出様のご経歴とプロジェクト事例のご紹介

奈良：
これまでのご経歴について教えてください

平出様：
銀行や保険会社のリスク管理部門を経験後、コンサルティングファーム勤務を経て、約5年前にDTCに参画し現在に至ります。

奈良：
これまでの具体的なプロジェクト事例について教えていだだけますか

平出様：
保険会社の10年先を見据えた成長戦略支援のプロジェクトにおいて、異業種アライアンス戦略や営業戦略策定を支援しました。また、戦略策定のみならず、実際のビジネス展開に移行するまでの実行フェーズもデロイト トーマツがサポートしています。

本プロジェクトは、クライアント内部でも非常に重要な位置づけかつ大規模な取り組みであり、オールデロイト トーマツで全面的にバックアップしている点も特徴です。デロイト トーマツの支援領域としては、成長戦略の柱である新規事業における、営業戦略領域やデジタル戦略、ITオペレーション、体制構築、およびガバナンス整備など多岐にわたっており、DTC内のM＆Aやストラテジー、IT・オペレーション系ユニットとの協業をはじめ、DTFA（デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー）との連携や、ガバナンスやGRCなどの領域についてはDTRA（デロイト トーマツ リスクアドバイザリー）との協業など、クロスユニット・クロスエンティティでのデリバリーを推進しています。あらゆるクライアントニーズに対応できるサービスラインを有したデロイト トーマツならではの躍動感を感じられる、やりがいのあるプロジェクトでもありました。

奈良：
他のプロジェクトについても教えていだだけますか

平出様：
外資系生命保険会社の新契約部門におけるデジタル化推進や、オペレーション改革をご支援しました。

私自身のバックグラウンドとしても、オペレーション改革やデジタル化推進などの領域に強みを持っており、このプロジェクトでは、新契約申込手続の電子化、引受査定自動化・高度化およびデータ利活用などのテーマを、BPRの視点も交えながら計画から実行まで一気通貫で支援したことが醍醐味でした。

新契約引受査定自動化のプロジェクトでは、保険引受にあたってクライアントが長らく用いていた紙ベースの告知書を電子化し、ドリルダウン式の告知スタイルを導入したのですが、その過程で告知項目自体も見直す流れとなりました。元々は十数項目の複雑な告知書の建て付けでしたが、クライアントとも議論を重ね、告知項目を簡素化・平明化したうえで無事に査定自動化の仕組みを導入できました。支援後のクライアントからの感謝のお言葉とともにとても印象に残っている案件です。

保険ユニットの特徴について

奈良：
保険ユニットでは、インダストリーナレッジを武器にしつつ、様々な部門との連携機会もあるということでしょうか？ユニットの特徴も含めご教示ください

平出様：
先にお伝えしたプロジェクト事例にも通じますが、保険ユニットでは、クライアントへの価値提供にあたり、部門の垣根を意識することは基本的にありません。例えば、ITやデジタル知見が特に問われる案件では、関連するオファリング系ユニットとの連携を積極的に行いチームが組成されます。ファーム内の多様な専門性を結集し、より高い価値提供を行うべきという考えのもと、コラボレーションが積極的に奨励されるカルチャーです。オファリング系ユニットとの連携や協業によるデリバリー推進によって、保険の知見のみならず、副次的に自身も広い知識やスキルを身につけられ、様々なキャリア展開も考えられると思います。

奈良：
グローバルや海外関連のプロジェクトはございますか？

春野様：
DTCの保険ユニットは、保険のビジネスコンサルティングにおいて国内最大手であり、特定のアカウントをフォーカスする戦略ではなく、大手生損保、中堅・外資など、保険業界全体をカバーしております。そのため、グローバルという観点だと、外資系の保険会社のグローバルのイニシアチブを多く支援しており、クライアント側のカウンターパートはほぼ外国人であるようなプロジェクトも多数あるのが特長です。また、日本の保険会社、特に損害保険会社はグローバルでビジネスを伸ばすことが命題となっており、必然的に海外関連のプロジェクトの割合が増えています。

また、保険ユニットには外国籍のパートナーを中心としたグローバルアカウントチームがあり、グローバル人材が活躍・成長する環境を整備しています。

入社後の立ち上がりについて

奈良：
入社後どんなプロジェクトにアサインされるのでしょうか？

春野様：
ファーストプロジェクトはこれまでの経験と親和性が高いプロジェクトに入っていただき、知見があるテーマをベースに先ずはコンサルタントの働き方に慣れていただきたいと考えています。

一方、DTCやINS Unitはメンバーのみなさんの自己実現のフィールドでありたいと考えています。現職で実現出来なかったことを、DTCのコンサルタントとして叶えられるようなアサインをしたいと思います。

求める人材像について

奈良：
このような方にぜひ応募してほしいなど、求める人物像はありますか？

春野様：
成長意欲が高く、好奇心がある方に応募いただきたいと考えております。また、DTCはチームで活動するため、巻き込み力があるとコンサルタントしての立ち上がりも早く、またクライアントと協業するにあたり、真摯であり素直さがないと信頼されません。

保険業界への課題意識を持っていただいていれば、業界知識は問いません。むしろ、業界の常識にとらわれていない方が、前例にとらわれず自由な発想で変革をリード頂けるのではないかと考えております。隣接業界、他業界からの応募もお待ちしております。

平出様：
もちろん従前と同様、保険業界の変革に熱意のあるコンサルティング経験者はウェルカムですし、保険×IT（開発を含む）、保険×デジタルなどのご経験者で熱意のある方々のご応募も大歓迎です。

奈良：
保険会社のコンプライアンスやリスク周りのご経験がある方も御部門にマッチするのでしょうか？

春野様：
キャリアの志向性によって変わります。デロイト トーマツ グループでは、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー（以下、DTRA）が当該領域の専門家としてクライアントにサービス提供をしています。専門性を極める場合はDTRAで、ご経験を起点としながらビジネス全体に貢献したい場合はDTCとなります。

保険会社が抱えている課題は、DTRAが専門性を持つレギュレーションの課題も内在していることが多く、DTCとDTRAは協力しながら保険会社にサービス提供をしています。デロイト トーマツ グループの専門家同士が近い距離で協業する文化があるのもDTCの魅力かと思います。

奈良：
女性採用についてはいかがでしょうか。

春野様：
保険ユニットでは女性のパートナーをリーダーとして女性活躍タスクフォースを立ち上げて、子供がいるメンバーなどが安心して活躍できるような環境を整備しています。ぜひ女性の方々もご応募いただきたいと思います。

平出様：
昨今では、保険会社やITご出身の女性コンサルタントも多くご入社いただいています。女性の候補者のかたが、当社の女性コンサルタントとカジュアルに面談をしてイメージを掴んでいただいたうえで、実際に入社に至るようなケースもあります。興味がありながらも躊躇されている方や、ご興味がおありの方、より詳しくお知りになりたい方は、ぜひお気軽にカジュアル面談をご利用いただけたらと思います。

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