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IASB(国際会計基準審議会)

IASB(国際会計基準審議会)

英語:IASB (International Accounting Standards Board)

IASBとは、国際会計基準IFRSsの取りまとめを行う民間機関である国際会計基準審議会(International Accounting Standards Board)のことです。

前身となるIASC(International Accounting Standards Committee、国際会計基準委員会)は1973年6月に国際会計基準IAS(International Accounting Standards)の作成と公表を目的に9カ国(オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、日本、メキシコ、オランダ、英国、米国)の会計士団体として創設されました。IASCは1983年までに22の国際会計基準を公表しますが、法的強制力は持ちませんでした。しかし、証券監督者国際機構(IOSCO)が1987年にIASCの諮問グループに参加し、後の1995年にはクロスボーダーの公募や上場のための会計基準としてIASを支持することを表明しました。これによって、IASは各国政府機関から支持を受け、グローバルスタンダードとなってゆきます。また、各国の基準設定機関との共同作業を行う必要性から2001年に現在のIASBの組織形態となり、作成される基準をIFRSといいます。

IASBの上部組織としてIASCF(国際会計基準委員会財団)があり、22名の評議員会からなります。下部に「IASB」、「基準諮問会議(SAC:Standards Advisory Council)」、「国際財務報告解釈指針委員会(IFRIC:International Financial Reporting Interpretations Committee)」の3つの主要組織を持ち、評議員会はIASBの人事と予算権を持って監視を行います。22人の評議員のうち6人はアジア・オセアニア地域から、6人はヨーロッパから、6人は北米からと、特定の地域に偏らないように選任されます。IASCFは各機関からの寄付により資金を受けており、中でも米国財務会計基準審議会FASBと米証券取引委員会SECは金銭的にも技術的にも寄与が大きいです。

IASB審議会の理事は常勤12名と非常勤2名、計14名で構成され、毎月の審議会で様々な分野の会計基準について議論してIFRSを作成し、IFRICからの解釈指針を承認しています。また、理事14名中の7名は各国の基準設定機関と直接連携する責任を持ちます。出身は監査法人、民間企業、学者、各国基準設定機関など様々です。

米国のFASBとIASBは2002年9月に相互の会計基準の共通化を目指す「ノーウォーク合意」に達し、2006年2月には両者間で覚書(Memorandum of Understanding、MOU)が取り交わされコンバージェンスの継続が確認され、ゴールが設定されました。また、日本の企業会計基準委員会(Accounting Standards Board of Japan、ASBJ)とIASBは2007年8月、会計基準の全面共通化を合意し、2011年6月末までに国際財務報告基準との違いを解消する「東京合意」を正式発表しました。

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